骨の状態とインプラント
相談者:
ゆきんこ33さん (40歳:女性)
投稿日時:2015-09-03 13:44:06
こんにちは。
1ヶ月程前に下の奥から二番目を抜歯しました。
根がわれていたためです。
その後インプラントを勧められているのですが、食いしばりがつよいためか、骨の状態が密で固くて中の血液が少ないようなので、定着しにくいかもといわれました。
(抜歯の後一部ドライソケットになりました。
骨が固くて密なので殆ど出血しなかったためと思われるとの事です。)
このような状態でインプラントをして大丈夫か不安で、相談させて頂きました。
定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
大学病院などに行った方がよいのでしょうか?
ご意見のほどよろしくお願い致します。
1ヶ月程前に下の奥から二番目を抜歯しました。
根がわれていたためです。
その後インプラントを勧められているのですが、食いしばりがつよいためか、骨の状態が密で固くて中の血液が少ないようなので、定着しにくいかもといわれました。
(抜歯の後一部ドライソケットになりました。
骨が固くて密なので殆ど出血しなかったためと思われるとの事です。)
このような状態でインプラントをして大丈夫か不安で、相談させて頂きました。
定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
大学病院などに行った方がよいのでしょうか?
ご意見のほどよろしくお願い致します。
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2015-09-03 15:20:51
左下6番の部位でしょうか。
骨の状態については、骨の量と、骨質が問題となります。
歯根破折を起こした場合には、その部の骨の吸収が進みますので、骨が固くても、量が問題です。
十分にあるのでしょうか。
骨が固いときには、ドリルの時の発熱に注意を払えば、あまり問題とはなりません。
「歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれない」ということは、骨のボリュームが足りないのでしょうか。
なんとなく不安を覚えるのは、私だけではないかもしれません。
食いしばりが強いときは、インプラントの径と長さが十分なものを埋入する必要があります。
そのうえで、食いしばらないように配慮していくことが、非常に重要になります。
骨の状態については、骨の量と、骨質が問題となります。
歯根破折を起こした場合には、その部の骨の吸収が進みますので、骨が固くても、量が問題です。
十分にあるのでしょうか。
骨が固いときには、ドリルの時の発熱に注意を払えば、あまり問題とはなりません。
「歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれない」ということは、骨のボリュームが足りないのでしょうか。
なんとなく不安を覚えるのは、私だけではないかもしれません。
食いしばりが強いときは、インプラントの径と長さが十分なものを埋入する必要があります。
そのうえで、食いしばらないように配慮していくことが、非常に重要になります。
回答2
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2015-09-03 23:32:14
>このような状態でインプラントをして大丈夫か不安で、相談させて頂きました。
>定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
そうですね、歯の接触癖がある場合は(TCH)是正指導をけると良いかもしれませんね。
>また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
>このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
>大学病院 などに行った方がよいのでしょうか?
歯茎の移植か骨の移植が必要かどうかは、CTなどの術前検査で診てもらって説明を受けると良いと思います。
必要であれば、どうして必要か聞かれると説明してくれると思います。
移植の技術があれる先生であれば良いと思います。
大学病院で勤務された先生などであれば、開業医院でも移植手術はされていると思います。
>定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
そうですね、歯の接触癖がある場合は(TCH)是正指導をけると良いかもしれませんね。
>また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
>このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
>大学病院 などに行った方がよいのでしょうか?
歯茎の移植か骨の移植が必要かどうかは、CTなどの術前検査で診てもらって説明を受けると良いと思います。
必要であれば、どうして必要か聞かれると説明してくれると思います。
移植の技術があれる先生であれば良いと思います。
大学病院で勤務された先生などであれば、開業医院でも移植手術はされていると思います。
回答3
国際ビル歯科(千代田区丸ノ内)のさがらです。
回答日時:2015-09-04 08:05:16
ご相談ありがとうございます。
>このような状態でインプラントをして大丈夫か
まずは抜歯後の経過を検査することが大事です。
松山先生が説明している通り、血液の循環が良くないと治りが良くないこともあるからです。
>不安で、相談させて頂きました。
見通しがはっきりイメージできるまでじっくり相談しましょう。
>定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
インプラントを埋める時に、火傷を予防すればむしろ良い結果が出るはずです。
抜歯後の状態、血液の循環の管理、口腔衛生状態などが大事です。
>また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
丁寧な計画だと思います。
>このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
慣れている歯科医師ならば良く行います。
どこでも受けられる訳ではありません。
>大学病院などに行った方がよいのでしょうか?
歯科治療とは手作業です。
結局は、歯科医師個人の腕前に依存します。
あなたのお口の中に手を入れて治療する歯科医師は、一度に一人だけです。
いくら専門家がたくさん参加してもらえても、多勢が一度にお一人の口の中に手を入れることはできません。
その歯科医師の入れ物が、開業歯科医院であろうと、大学病院であろうと、また一人だけの医院だろうが多勢いる医院だろうが、関係なく、そのたった一人の人物次第です。
ちなみに、大学病院は研究機関です。
これからの研究や臨床教育をする機関です。
ご自身のためというよりも、次世代の人たちに役立つために、ご自身の身体を献体するつもりで協力して頂けると、大学病院の目的にとても役立ち、他の皆が助かります。
>このような状態でインプラントをして大丈夫か
まずは抜歯後の経過を検査することが大事です。
松山先生が説明している通り、血液の循環が良くないと治りが良くないこともあるからです。
>不安で、相談させて頂きました。
見通しがはっきりイメージできるまでじっくり相談しましょう。
>定着がしずらく抜けたりする事もあるのでしょうか?
インプラントを埋める時に、火傷を予防すればむしろ良い結果が出るはずです。
抜歯後の状態、血液の循環の管理、口腔衛生状態などが大事です。
>また、場合によっては歯茎の肉を移植する必要があるかもとしれないと言われました。
丁寧な計画だと思います。
>このような処置は、開業医院でする事もあるのでしょうか?
慣れている歯科医師ならば良く行います。
どこでも受けられる訳ではありません。
>大学病院などに行った方がよいのでしょうか?
歯科治療とは手作業です。
結局は、歯科医師個人の腕前に依存します。
あなたのお口の中に手を入れて治療する歯科医師は、一度に一人だけです。
いくら専門家がたくさん参加してもらえても、多勢が一度にお一人の口の中に手を入れることはできません。
その歯科医師の入れ物が、開業歯科医院であろうと、大学病院であろうと、また一人だけの医院だろうが多勢いる医院だろうが、関係なく、そのたった一人の人物次第です。
ちなみに、大学病院は研究機関です。
これからの研究や臨床教育をする機関です。
ご自身のためというよりも、次世代の人たちに役立つために、ご自身の身体を献体するつもりで協力して頂けると、大学病院の目的にとても役立ち、他の皆が助かります。
相談者からの返信
相談者:
ゆきんこ33さん
返信日時:2015-09-04 16:45:04
回答4
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2015-09-04 18:06:16
>加藤先生、
>食いしばりに関しては、寝る時マウスピースをはめています。
>他にも何か出来ることはあるのでしょうか?
まずは、食い縛りと歯の接触癖は別物であると理解することが大切かもしれませんね。
参考:TCH、歯列接触癖
を参考によく読まれるとよいと思います。
そこで、TCHの是正指導が必要と感じたのであれば、是正指導を受けてはどうでしょうか?
>食いしばりに関しては、寝る時マウスピースをはめています。
>他にも何か出来ることはあるのでしょうか?
まずは、食い縛りと歯の接触癖は別物であると理解することが大切かもしれませんね。
参考:TCH、歯列接触癖
を参考によく読まれるとよいと思います。
そこで、TCHの是正指導が必要と感じたのであれば、是正指導を受けてはどうでしょうか?
タイトル | 骨の状態とインプラント |
---|---|
質問者 | ゆきんこ33さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 40歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
インプラント治療法 歯軋り(歯ぎしり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。