歯科検診の保険適用について

相談者: す〜さんさん (55歳:男性)
投稿日時:2015-10-28 14:48:24
最近掲示板を拝見して、目につくようになりましたので投稿させていただきました。

健診保険のルールで、保険適応でやってはいけない

我々患者側からすれば、検診と健診を同じ解釈で書いている人が多いのだと思います。

歯石が付いているみたいで、歯周病が進行したかもしれない。」
虫歯になりやすいと言われているので、期間が開いたときに虫歯ができているかも知れない」

から「検診(健診)してもらおう」との考えで、歯科医院に行き口腔審査をしてもらうのは、保険適用されるものと思うのですがいかがでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2015-10-28 15:09:35
歯科医院に行き口腔審査をしてもらうのは、保険適用されるものと思うのですがいかがでしょうか。

基本保険給付外ですが、結果的に虫歯が有ったり、歯周病が有ったりすれば保険給付になります。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2015-10-28 16:33:24
細見先生のおっしゃる通りですね。

>「歯石が付いているみたいで、歯周病が進行したかもしれない。」
>「虫歯になりやすいと言われているので、期間が開いたときに虫歯ができているかも知れない」

・・が、何年かに一度なら社会通念上理解出来ると思いますし、当然保険適用になるかと思いますが、3ヵ月ごとにそのような受診があれば「??」となりますよね。

それがお一人ならまだしも、ひとつの医院で何十人もそういう方がいればまたおかしな話になってくるかと思います。


それと病気を早期に見つけたい、という希望であり内容なら上記の通りですが、病気にならないように予防をしたい。
そのために歯石を取ったりクリーニングをして欲しい、という話になってくるとこれは完全に病気ではない話ですので、保険適用外という解釈になるかと思います。

実際行う内容も、前者であれば検査が主でしょうし、後者ならクリーニング等が主な内容になってくるはずです。
(当然ながら定期的に検査だけ行っていても病気の予防効果はまったくありませんし、歯科の場合は早過ぎる治療介入はかえって歯の寿命を縮めることも指摘されています)



限られた予算で行う制度ですから、グレーゾンが出来ても仕方ないと思いますが、それでもどこかでの線引が必要でしょうね。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2015-10-28 16:54:31
お二人の先生方に同意見です。

最終的には担当医の判断になりますが、


個人的には

>「歯石が付いているみたいで、歯周病が進行したかもしれない。」

もし、歯石が付いていて歯肉からの出血があったりと自覚症状がある場合であれば「歯周病の検査」と言う事で検診保険適応)になる可能性は高いと思います。


> 「虫歯になりやすいと言われているので、期間が開いたときに虫歯ができているかも知れない」

凍みたり痛みがあるわけではなく、ただ「不安だから」と言う理由であれば、人間ドックと同じで健康診断(自費)となる可能性が高いと思います。
(それでも「虫歯の疑い」と言う病名を付けて保険にしてしまう歯科医院は多かもしれませんが)


同じような内容の相談で渡辺先生が回答されておりますが、

「病後のリハビリと健康な人が通うスポーツジムの様な関係で、治療は保険、予防は保険適用外というのが正しいルールなのですが、病気扱いするかは主治医のさじ加減だったりするので、いわゆるグレーゾーン扱いをされていて、保険で行っている医院は今でも少なくないと思います。」

「隣近所の歯科医院はルール違反承知でも、保険で安い患者自己負担で治療の終了した患者さんたちをつなぎとめる経営の仕方をしていて、自分の医院ではルールは守る代わりに患者自己負担が3.4倍ほどになるという比較になります。」

と言うのが現状だと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: す〜さんさん
返信日時:2015-10-28 17:54:17
先生方、お忙しい中早速のご回答をありがとうございました。

普段なにも気にならなくて

歯のクリーニングをお願いします。」

ということなら、間違いなくおっしゃることも理解できます。

ただその時に、病気が見つかれば保険で。
見つからなければ保険外で支払いになってしまうとしたら、仕組みとしてはどうでしょう。


>病気にならないように予防をしたい。
>そのために歯石を取ったり・・・

歯石が付いたということでは、治療の対象にならないということなのですね。
それは知りませんでした。

歯磨きで出血したりすることは少ないですが、フロスをすると血が付いてくることがよくあります。
これだけでは歯肉炎、もしくは歯周病という病名がつかないことが多いのでしょうか。


>何年かに一度なら社会通念上理解出来ると思いますし

私などしっかりとしたブラッシングが身に付かない?というか、限界があるのか?

歯石を取ってもらい、歯周治療をしていただき終了しても、ひと月ほどでまた歯石が付いてしまうのです。

特に歯並びが悪い、下顎前歯の舌側ですが。
これを3か月ごとなどで定期的に、歯石を取ってもらうことはいけないことなのですね。

何年かのスパンでいかないと、歯石を取ってもらうことは治療では無いということでしょうか。

他にも手が不自由とか子供で上手く磨けない、認知症その他の理由で歯磨きが上手くできない方々も多いと思うのです。

上手く表現できずに申し訳ありません。
なかなか難しい問題が、保険制度にはあるのですね。

医科の場合も、検査して後日「問題なかったよ」となれば、すべて自費の支払になってしまうということになるでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2015-10-28 18:20:17
>病気が見つかれば保険で。
>見つからなければ保険外で支払いになってしまうとしたら、仕組みとしてはどうでしょう。

逆ですね。

本来は自費で健康診断を行い、病気が見つかれば保険での治療に移行する。
と言う流れです。


>医科の場合も、検査して後日「問題なかったよ」となれば、すべて自費の支払になってしまうということになるでしょうか。

症状があって受診した場合には「○○病の疑い」での検査(検診)と言う事になりますので保険給付の対象になります。

症状が無い場合は健康診断(人間ドック)となりますので、最初から自費扱いです。

す〜さん さんは医科で人間ドック(自費)を受けた場合、「病気が見つからずに保険適応にならなかった」とがっかりされますでしょうか?

歯科でも同じ事が言えるはずなのですが…。


>これだけでは歯肉炎もしくは歯周病という病名がつかないことが多いのでしょうか。

ブラッシング時に出血があるのであれば「健康とは言えない」と思いますので、病名が付く可能性が高いと思います。


>私などしっかりとしたブラッシングが身に付かない?というか、限界があるのか?

これは実際に拝見しないと何とも言えません。
場合によっては「指導が上手く行っていない」と言う事も考えられますし。


>他にも手が不自由とか子供で上手く磨けない、認知症その他の理由で歯磨きが上手くできない方々も多いと思うのです。

これはその病気や状態に応じてのリハビリテーションの一環になるように思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2015-10-28 20:20:43
>なかなか難しい問題が、保険制度にはあるのですね。

医療も患者のニーズも単純だった時代の遺物ですから、現代にはマッチしません。


>他にも手が不自由とか子供で上手く磨けない、認知症その他の理由で歯磨きが上手くできない方々も多いと思うのです。

医療と福祉を混同するとさらにややこしくなります。


いずれにせよグレーゾーンが解消されることはありませんので、上手く付き合って行くしかありません。

もしくは政治家になって改善していただけると、我々も助かります。

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タイトル 歯科検診の保険適用について
質問者 す〜さんさん
地域 非公開
年齢 55歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ その他(保険と保険外)
その他(歯科検診・デンタルドック)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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