小学5年、前歯をレジンで治療したが化学物質流出が心配
相談者:
まほろばさん (44歳:女性)
投稿日時:2016-03-14 02:13:59
先日シーラントのフッ化物徐放性について投稿させていただいた者です。
堀先生・柴田先生ご返答いただきましてありがとうございました。
今日は2点ほど先生方にご意見をうかがいたく投稿いたしました。
実は今年一月に、息子(小5)が前歯をぶつけて右前歯に真ん中から真横にヒビが入ってしまいました。
(なので某歯科大病院まで通っているわけです)
レントゲンを撮り、神経は今のところ大丈夫とのことで経過観察となっています。
ただ矯正中(着脱式)ということもあり、なんとかその歯をもたせなければ…と相談したところ、レジンでコーティングしておきましょうとのことで、ヒビの入った歯全体表裏に塗っていただきました。
家に戻ってレジンのことを調べるとこれまた心配なことが…(シーラントの時と同じですあとの祭り的な)
ビスフェノールAなどの化学物質が溶け出さないのか?
これについては一時問題視されたこともあるようですが…心配です。
@一度レジンでコーティングしたものを歯の表面を削るなどしてとることは可能でしょうか?
Aもしとることができたとして、その後歯の表面を審美目的ではなく保護目的とした安全素材のセラミックなどを貼りつける(ラミネートベニアのような?)ことはできないでしょうか?
歯科材料に100パーセント安全なものを求めても無理なのかもしれません…が、成長過程の子供には少しでもリスクの少ない安全なものを使用したい。
シーラントの件にしても今回の件にしても、もっと慎重に調べてからお願いするべきだったと自分を責めるばかりです(涙)
どうか先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
堀先生・柴田先生ご返答いただきましてありがとうございました。
今日は2点ほど先生方にご意見をうかがいたく投稿いたしました。
実は今年一月に、息子(小5)が前歯をぶつけて右前歯に真ん中から真横にヒビが入ってしまいました。
(なので某歯科大病院まで通っているわけです)
レントゲンを撮り、神経は今のところ大丈夫とのことで経過観察となっています。
ただ矯正中(着脱式)ということもあり、なんとかその歯をもたせなければ…と相談したところ、レジンでコーティングしておきましょうとのことで、ヒビの入った歯全体表裏に塗っていただきました。
家に戻ってレジンのことを調べるとこれまた心配なことが…(シーラントの時と同じですあとの祭り的な)
ビスフェノールAなどの化学物質が溶け出さないのか?
これについては一時問題視されたこともあるようですが…心配です。
@一度レジンでコーティングしたものを歯の表面を削るなどしてとることは可能でしょうか?
Aもしとることができたとして、その後歯の表面を審美目的ではなく保護目的とした安全素材のセラミックなどを貼りつける(ラミネートベニアのような?)ことはできないでしょうか?
歯科材料に100パーセント安全なものを求めても無理なのかもしれません…が、成長過程の子供には少しでもリスクの少ない安全なものを使用したい。
シーラントの件にしても今回の件にしても、もっと慎重に調べてからお願いするべきだったと自分を責めるばかりです(涙)
どうか先生方のご意見をお聞かせください。
よろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-03-14 11:42:22
こんにちは。
お子さんのお口の中にレジンやシーラントをされた後何か神経症状や変わったことがありましたか?
特にないのであれば気にされる必要はないと思います。
日本の薬事の認可をとろうと思えば大変厳しいので世界中にあふれる歯科材料のほとんどが日本に入ってきていないのが現状です。
それほど安全な検査義務がついている国ですから保険適応のものならば気にされることはないはずです。
ネット上でまほろばさんがたどり着いた害についての狭い情報だけで順次怖がっておられる印象がありますが、すでにお子さんのお口の中には別の害のある素材が入っている可能性もあります。
ですけれど、治療上必要であれば無視できる範囲のリスクについていちいち過敏になられる必要はないでしょう。
>@一度レジンでコーティングしたものを歯の表面を削るなどしてとることは可能でしょうか?
弱った歯なので補強のためや刺激遮断のためにされているのですから削ってとるほうが歯にとって負担が大きいような気がします。
>Aもしとることができたとして、その後歯の表面を審美目的ではなく保護目的とした安全素材のセラミックなどを貼りつける(ラミネートベニアのような?)ことはできないでしょうか?
セラミックは素材の安全性は非常に高いです。ただ、セラミックと歯をくっつけるためには樹脂が必要です。
つまり歯前面に樹脂がある状態か?そうでないか?だけの違いになります。
またセラミックをつけるためには樹脂(流動性が高いので厚みがゼロに近くできる。また非常に軽量)をつけるのとは異なり歯を大きく削る必要が生じるのが通常のベニアです(歯の表面に飛び出ないように削る量通常0.5mmは必要。最近は極薄のものも出来るのでその場合は0.2mm程度でよい)。
弱ったお子さんの歯の神経を温存するためにはどちらがよいか?もうお分かりですよね?
>歯科材料に100パーセント安全なものを求めても無理なのかもしれません…が、成長過程の子供には少しでもリスクの少ない安全なものを使用したい。
100パーセント安全な人工物はありません。
また100パーセント安全な天然物もありません。
現代の日本で生活しているのであれば他の人と同程度のものを使用してもらっていれば長生きできるでしょう。
ただし、お子さんが特異体質であれば別です。
その際は問診にそのように明記されておく必要があるでしょう。
過度なご心配は不要だと思いますよ。
お子さんのお口の中にレジンやシーラントをされた後何か神経症状や変わったことがありましたか?
特にないのであれば気にされる必要はないと思います。
日本の薬事の認可をとろうと思えば大変厳しいので世界中にあふれる歯科材料のほとんどが日本に入ってきていないのが現状です。
それほど安全な検査義務がついている国ですから保険適応のものならば気にされることはないはずです。
ネット上でまほろばさんがたどり着いた害についての狭い情報だけで順次怖がっておられる印象がありますが、すでにお子さんのお口の中には別の害のある素材が入っている可能性もあります。
ですけれど、治療上必要であれば無視できる範囲のリスクについていちいち過敏になられる必要はないでしょう。
>@一度レジンでコーティングしたものを歯の表面を削るなどしてとることは可能でしょうか?
弱った歯なので補強のためや刺激遮断のためにされているのですから削ってとるほうが歯にとって負担が大きいような気がします。
>Aもしとることができたとして、その後歯の表面を審美目的ではなく保護目的とした安全素材のセラミックなどを貼りつける(ラミネートベニアのような?)ことはできないでしょうか?
セラミックは素材の安全性は非常に高いです。ただ、セラミックと歯をくっつけるためには樹脂が必要です。
つまり歯前面に樹脂がある状態か?そうでないか?だけの違いになります。
またセラミックをつけるためには樹脂(流動性が高いので厚みがゼロに近くできる。また非常に軽量)をつけるのとは異なり歯を大きく削る必要が生じるのが通常のベニアです(歯の表面に飛び出ないように削る量通常0.5mmは必要。最近は極薄のものも出来るのでその場合は0.2mm程度でよい)。
弱ったお子さんの歯の神経を温存するためにはどちらがよいか?もうお分かりですよね?
>歯科材料に100パーセント安全なものを求めても無理なのかもしれません…が、成長過程の子供には少しでもリスクの少ない安全なものを使用したい。
100パーセント安全な人工物はありません。
また100パーセント安全な天然物もありません。
現代の日本で生活しているのであれば他の人と同程度のものを使用してもらっていれば長生きできるでしょう。
ただし、お子さんが特異体質であれば別です。
その際は問診にそのように明記されておく必要があるでしょう。
過度なご心配は不要だと思いますよ。
相談者からの返信
相談者:
まほろばさん
返信日時:2016-03-14 13:30:37
タイトル | 小学5年、前歯をレジンで治療したが化学物質流出が心配 |
---|---|
質問者 | まほろばさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 44歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) 歯をぶつけた、歯が欠けた・抜けた 歯をぶつけた(歯の打撲・外傷) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。