歯冠破折後、自費の残根上義歯を勧める歯科に疑問(第三者より)

相談者: kanako0000さん (35歳:女性)
投稿日時:2016-05-20 01:19:00
歯科助手として働いておりますが、知人からそのお母様の話を聞いて、全くどう答えたらよいのか、わからなかったので、ご質問させてください。

その方は87歳
インプラントもしておられる方で、ここ数年ご主人様の介護のため忙しく通院できないでいたら、どうも歯冠部が破折したようで、残根状態のようです。
あくまでお話を聞いただけなので、私にはわかりませんとお伝えしました、そもそも、ドクターではないとわからないので。。

ですが、残根extせずにそのまま残す、その上で、保険では入れ歯は残根のままではできないので自費の入れ歯しかない

という説明を受けたとのことでその点については、不思議です。
全身疾患との関連についても、かかりつけ医から抜歯は問題ないと回答が得られており、まだまだ元気で治療もされる気があるのに、残根は抜かなくても問題ない保険外義歯をその上に作る。
とはあることなんでしょうか?

抜歯か、残すなら根面板とかにして、保険の義歯、しか、今まで知らないものですから。
法律が変わったとかでしょうか。
口腔内の状態を見ずにどうこういうのは…ドクターでもないからなにもわからない、。
は、当然なのですが

残根歯の状態いかんでは、口腔内の環境や下手をしたら全身疾患に関係すると、今まで理解していたので

歯が折れました→なにもされずに帰ってきて次自費の入れ歯作る

という流れにセカンドオピニオンをすすめました。
このようなことはよくあることなのでしょうか?
法律改正とか、義歯の保険適用範囲について、半年は再製無理。
くらいの知識しかなく

残根歯は抜かなくてもいいのか
保険適用義歯は作れないのか

可能性の範囲で教えていただけないでしょうか。
すみません。。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-05-20 08:01:57
ご相談ありがとうございます。

>あることなんでしょうか?

そういう選択肢もあるのかもしれません。
しかし、それしかないことはないはずです。


抜歯か、残すなら根面板とかにして、保険義歯

ありえます。


残根歯は抜かなくてもいいのか

心身の状態が許せば、健康のためにも治療すべきです。
治療方法は、抜歯、根管治療等がありえます。

やむを得ない時は残根上の義歯もありえます。


>保険適用義歯は作れないのか

可能なはずです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kanako0000さん
返信日時:2016-05-20 10:56:23
さがら先生

早くにお返事くださり、本当にありがとうございます。
そのとおりだと思います。

それしかない、と、ドクターに言われたら、患者さんはそのとおりに受けとります。

歯を抜く→インプラントしかない
残根状態になった→保険では対応できないから保険外義歯しかない

と、毎回保険外治療しかない、との説明には納得がいかなくて。。

やはり、セカンドオピニオンをすすめてみます。

お返事ありがとうございました。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-05-20 11:28:21
>毎回保険外治療しかない、との説明には納得がいかなくて。。

「○○しかない」という部分には合点がいかない部分もありますが、kanako0000 さんは歯科医院に勤務しているのですよね。

健康保険には治療の限界があること、保険外の治療には制約無く色々な治療が可能だということ、そういったことを正しく説明してあげて欲しいと思います。


セカンドオピニオンをすすめてみます。

セカンドオピニオンは他の歯科医院を自主的に受診して相談するのとは異なり、元の医療機関での経過や現状についての資料を元に、紹介状を持って受診するのが原則です。

用語は正しく理解していますか。
 
勿論、他の歯科医院を自主的に受診すること自体は吝かではありません。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-05-20 11:49:54
全身疾患等で抜歯できない患者さんの場合、残根をそのままで保険義歯を作る事ができると思います。
しかし、抜歯可能な患者さんの場合は残根を抜くか根面板と言われる金属で覆うかコンポジットレジン充填をすれば抜歯しなくても根面上義歯として保険の義歯が作製できると思います。

今の主治医は残根をそのままでは保険の義歯ができないという説明は少し説明として足りないのではないかと思います。
保険のルールはとても複雑なので主治医が誤解している可能性もあると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kanako0000さん
返信日時:2016-05-20 12:37:03
小林先生、柴田先生

お返事ありがとうございます。
小林先生ご指摘のように、セカンドオピニオンをいただくという意味を間違っておりました。
すみません。

紹介状を持ち…ということであれば。。難しいかと…その方はあまり望まれていません。
ご高齢のお母様が通院できる範囲は狭く、その先生のお気持ちを害したらと心配されているので。。

私自身も以前にそのよう他院にお願いしたところ、気に入らないのなら他の医院に行けば?と、紹介をされなかったことがあり、一応念のためほかの医院も受診するということで、気を悪くされる先生がまだ、この時代もおられるのは事実だと思います。

柴田先生のおっしゃるよう、保険のルールは難しく、点数改正などの時は私たちも勉強必要になりますが

今回の先生はご自身が後期高齢者であられて、正直新しいことには取り組まれない姿勢が、見受けられるそうなので(患者さんの感想です、私が見たわけではありません)残根抜歯は自分にはできないので、大きな病院で入院してもらいます、それが嫌なら保険外という説明だったようです

内科医も、なぜ?と、思ったらしいです、

その、紹介すると言われた大きな病院は、下歯槽神経に近い智歯抜歯をとくにされていますが、予約がいっぱいで、そこで残根抜歯で入院?という話も、不思議でそれこそ分野も違いますし口腔内も見ていないので内科の先生も不思議だなとしか言えないところではありました

保険治療には確かに限界がありますが残根歯を抜けない理由が、きちんと説明されておらず、患者さんからすると、内科の先生は歯を抜くのに内科的にはなんの問題もないのに、なぜ抜くのにわざわざ入院なのか不思議であり、歯冠破折して(しかも二本)急いでいったのに、なにもされずに帰される、道は自費しかないですと言われる、それでなければ大きな病院に入院して抜歯というおおごとは嫌でしょう?

ここの医院で残根残したまま保険外義歯しかないと、言われたら普通の患者さんは驚かれると思います。
それで、私に質問をされました。

柴田先生が書いてくださったことに似通った説明をして、昨日は終えましたが、勤務先のドクターにも聞いてみます。

先生方、ありがとうございました。
どの先生もとても納得のいく説明をしてくださっているので、わかりやすかったです。
今後の歯科診療補助の際、頭にいれておきたいとおもいます。
ありがとうございました。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: kanako0000さん
返信日時:2016-05-20 13:52:49
追記

気になったので、その医院の衛生士さんに聞いてみたところ

うちの医院では残根は抜きません。
レジン充填をして形を整えるくらいはやりますけど。
根面板は作りません。
でもインプラント保険外義歯はしてるので。
とのこと。

えっ、じゃあ、抜いてよいか内科のドクターにわざわざ聞きに行って書類を書いていただく必要なかったのでは?
でもインプラントしている、の、意味も。。。


医院として、残根は抜かないという、謎の方針があるなら、あなたの体調では抜けないかもしれないという説明はおかしいです。
高齢の患者さんを治療せずに帰して、ほかの科に抜歯の可否を聞きに行かせ、結果はもう残根のままデンチャーと決まっているならなんでそんなことをするのか。

幸い、近くの先生が、状況を話したら、見てくださるそうです。
その先生もさがら先生、柴田先生のおっしゃるように言われていましたし、小林先生の言われるように保険外のメリットも踏まえて、話してくださいました。
三人の先生方、本当にありがとうございました。

そこの医院の方に聞くまでするかなぁと思ったのですが、あまりにも高齢者にたいして、優しくない治療だなぁと思ったので。。

先生方のとても参考になる意見を聞いて、やはり、おかしいと思って直接聞いてみて良かったです。
ありがとうございました。



タイトル 歯冠破折後、自費の残根上義歯を勧める歯科に疑問(第三者より)
質問者 kanako0000さん
地域 非公開
年齢 35歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯が割れた・折れた・欠けた
部分入れ歯 その他
補綴関連
その他(保険と保険外)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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