ブリッジをするために健康な歯を削り過ぎたのでは?

相談者: いっきょさん (45歳:女性)
投稿日時:2016-06-23 08:54:07
この前、左奥歯ブリッジにする為に手前の健康な歯を削り、銀歯にしてからしみる様になった事で質問させて頂きましたが、歯の削り方について再度教えて下さい。

再度先生に、生活に支障が出る様にしみるなら、神経を抜かなくてはいけませんと再度言われました。


私は、「悪い歯の?為に、健康だった歯の神経をぬきたくありません」みたいな感じでは言いましたが、ここの先生方に教えて頂いた、先生の腕が悪いと聞こえる様な?、「隙間があるかもしれないのでやり直ししてくだい」とか、「初めの検査・診断で痛みは予防できたみたいですから、補綴学的な治療手順をたどって戻れば回復する可能性もあると教えて頂きましたのでやり直しして下さい」とは言えませんでした。

神経を抜くのは一回の手間だけど、やり直しの場合、やり直ししてまだしみていいれば二回の手間なので、神経を抜きましょうなのでしょうか?
隙間があるかも?とは、言わなければ思わないものなのでしょうか?


虫歯の為に大きく削る理由があってしみるのであれば神経を抜く事も仕方ないとも素直に思えますが、元々健康だった歯だけに、一周削るにしても神経を抜くまで削られたのがどうしても自分の気持ちに踏ん切りをつける事ができないです。

その時先生が、歯の神経の太さ位置等は人それそれだから、同じように削っても、人によってしみる人もいればしみない人もいると教えられました。
私も、神経の太さ位置等は人それぞれだろうと、それはその通りだろうと思いました。


しかし、そこの歯医者では普通のレントゲンより、より詳しいCT?を取っているのだし、肉眼でも個々の歯の太さ等見て削るのだから或る程度予測を付けて削るのだろうと思っていましたが、先生の言い方ですと、歯医者では皆どの人も同じように削るのだと思いました。

歯ではなく、体の血管等内臓の位置等も人それぞれですが、外科手術をする時にはそんな事もふまえて手術をすると思いますが、歯は違うのでしょうか?


また、下の歯をブリッジにした為に、上の歯茎が大きく腫れあがり、痛みが大きくなって今度は上までしみる様になれば、歯周病で歯茎が大きく下っているからしみる様になった。と言われたのも、少ししみていたのが、徐々にしみるのが大きくなってきたのであれば分かるのですが、ブリッジにした後腫れが大きくなってから急にしみだしたのに、患者の歯茎が悪いからみたいに言われた事もショックでした。

が、下の歯をブリッジにした事によって上の歯茎がを短期間の内に大きくしみるまで歯茎が下る事もあるのものかなとも思い、実際あるのでしょうか?


この前、先生に上下の強度の差で上の歯茎が腫れたと説明して頂きましたが、今回はかみ合わせが良くなったので、上の歯茎が腫れたと再度教えて頂きました。

文章力がない為に長文で、申し訳ございません。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2016-06-23 10:10:27
こんにちは。

健康な歯でも状況が人によって異なるのですが、保険適用の金パラ素材でブリッジにするためには欠損に隣接した歯の軸を平行にしなければ出来ませんから、通常心棒のように大きく削られることになります。

また心棒にテーパーがなければブリッジが入りませんから富士山のような(そこまで過剰なテーパーは必要ありませんが)形に削る必要があり切削具にも必要なテーパーがついています。


健康な歯は元は丈夫なエナメル質がしっかりあり外部刺激から守ってくれていたのに、いきなり大きく削られてエナメル質だけでなく象牙質まで大きく削られてその上に熱伝導性のよい金属を被せられるのですから、歯からしたら急に大変なことになったぞというようなもので外部刺激を受容できず歯髄が軽く炎症を起こすことがあり、しみるということにつながります。

通常は数ヶ月もすれば内部で歯髄象牙質複合体の生体反応が起きて第3象牙質が出来てきて神経までの刺激伝達路を少しづつ遮断してくれるように変化しますから、徐々にしみにくくなってくるものです。

稀に歯がしみる頻度がどんどん多くなって歯髄が非可逆的なダメージを受ける場合があります。
また日常生活でご本人が支障を訴えられる場合は神経は生きていて反応をしているのですが、その反応に耐え難いのでQOLが低下するのではいけないという話になれば抜髄して神経を殺してしまう必要が生じます。


いっきょさんの今の状態はどの程度なのでしょうか?


不快症状がある場合は熱刺激をあまり与えすぎないように過ごされてみるとよいかもしれません。


また、もちろん、冠のマージン設定がかなり歯茎よりでしたらその部位のエナメル質が残されていない可能性が高くなります(これは部位や歯の長さや傾きによってブリッジが機能時に脱リしないように支台歯の長さが必要な場合があります)から、冠が削ったところをちゃんと覆っていなければ刺激として歯に伝わるものが多くなって素材が金属という以外の問題になる場合があります。



>歯ではなく、体の血管等内臓の位置等も人それぞれですが、外科手術をする時にはそんな事もふまえて手術をすると思いますが、歯は違うのでしょうか?

歯は軟組織ではないのでブリッジを機能させるために回避できない場合があります。
術中に術後の問題回避のために様々な工夫を施すこともできますが、一律診療が基本の保険治療ではそのようなものは残念ながらたいていの場合望めないものです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-06-23 11:19:58
あまりこのサイトの回答ばかり鵜呑みにしない方がいいですよ。

気をつかって削っても歯髄炎はたまに起こってしまうものです。

また保険治療において多少適合が悪いかもという理由でブリッジのやり代えはこのサイトの先生も含めまず行わないと思います。
(特に保険治療では1回やり直せばブリッジは大赤字ですから)


このサイトに質問してくる方は問題であろう選択肢を聞いて、それを信じ込んでしまいますが・・・

適合が悪い場合も沁みますし、適合が素晴らしくても冷たいものが酷く沁みることもあります。

* http://eedental.jp/ee_diary/2014/01/post-895.html

この患者さんも銀歯のブリッジを入れてから沁みて殆ど食べれませんでしたが、ブリッジの適合は「マーベラス!」といぐらい素晴らしいものでした。

あなたの口の中を見てもいない歯科医師の意見はあまり信じない方がいいかと思いますよ。

見てもいないネットの意見で「やり直せ」とか、はっきり言って迷惑です。



>初めの検査・診断で痛みは予防できたみたいですから

今の普通の歯科医学では無理でしょうね。

スーパードクターならそんなことが出来るのでしょうかね?

少なくとも生活歯を削る前に普通の歯科医師は全く予検できません。


>再度先生に、生活に支障が出る様にしみるなら、神経を抜かなくてはいけませんと再度言われました。

私もこう説明しますね。

生活に支障が出ていれば多くの場合で不可逆性の元に戻らないところまで来ていると判断して次のステップの治療(根管治療)を行います。



>一周削るにしても神経を抜くまで削られたのがどうしても自分の気持ちに踏ん切りをつける事ができないです。

どうやって神経付近まで削ったと分かるのでしょうか?
わざと神経付近まで削るなど普通考えられません。

全く虫歯のない生活歯を削る際のリスクとしてはどの歯も歯髄炎になることはあります。

また被せ物の種類でも形成量はことなりますが、メタル系のクラウンであればセラミック系のクラウンに比べ削る量は若干少なくてすみます。


>しかし、そこの歯医者では普通のレントゲンより、より詳しいCT?を取っているのだし、

無駄な被曝にも思います。



>肉眼でも個々の歯の太さ等見て削るのだから或る程度予測を付けて削るのだろうと思っていましたが、先生の言い方ですと、歯医者では皆どの人も同じように削るのだと思いました。

肉眼で神経の位置や太さ大きさなどは分かりませんよ。

クラウン、ブリッジを入れるのであれば、必要なだけは一律に削ります。

また今の年齢ですと、18歳の人に比べれば歯髄は下にさがっているので、普通の形成量であれば露髄はすることは無いでしょう。

ただし、象牙質が露出した時点で神経を守るエナメル質を全て剥がれているので、半分神経が露出した状態なので歯髄炎を起こしてしまうことはたまにあります。



>また、下の歯をブリッジにした為に、上の歯茎が大きく腫れあがり、痛みが大きくなって今度は上までしみる様になれば、

下の歯と上の歯は支配神経が違うのでまず別で考えるべきでしょう。


ネットでの意見よりは実際にセカンドオピニオンなど見てもらって意見を頂いた方がいいように思います。


おだいじに

6人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-06-24 09:23:45
ふなちゃん先生 

回答して頂き、大変にありがとうございます!

保険適用の場合大きく削る必要があったのですね。

以前この質問の中で保険ではないブリッジにした時、見栄えを良くする為大きく削ったという内容があり、逆に私は保険なので見栄えは関係ないし、以前通っていた歯医者でブリッジにした時に、ぐるっと大きく削られてなかったので、今回大きく削られたと思ってしまいました。


健康な歯ほど削った時に、大きくしみるとこがあるのですね。

私の場合金属を被せた直後は、しみるというより痛みに近いものでした。
今は、冷たいもの等を飲んだ時にしみるに変わってきました。
冷たいもの等だけなので、これが生活に支障があるかといえば、?になってきますがこれからの季節冷たいものを口にする機会が増えますし毎回だと地味に応えてくるので、神経を取らずにしみない方法があればと思っていました。


ふなちゃん先生の仰るように、熱刺激をあまり与えないようにして、もう少し様子をみてみる事にします。

やはり、保険内の治療ではお金等の制限があり限られた中での治療になるのですね。




井野先生

お時間を頂き、大変ありがとうございます!

ブリッジのやり代えは、ほとんどの先生がされないんですね。
そんなに大赤字になるのですね。

以前通っていたところでブリッジを2〜3年前にした時に、食事中にものすごい激痛が出たのでやり直ししてもらったのですが、大赤字だったのですね。申し訳ない事をしました。

(その時の先生は、そのブリッジの方法では最初から食事中に歯が痛くなると分かっていたみたいですが、私には説明がなく、家に帰り食事をすると激痛だったので、次の検診で激痛を伝えると、このブリッジだと今後も食事中は痛いよと聞かされたので、私が、それは困ると言う事でやり直しして貰いました。)



>適合が素晴らしくても冷たいものが酷く沁みることもあります。

そうなんですね。
適合が悪い時だけしみるのかと思っていました。


>生活に支障が出ていれば多くの場合で不可逆性の元に戻らないところまで来ていると判断して次のステップの治療(根管治療)を行います。

根管治療と同時に神経を抜くって事でしょうか?

わざと神経近くまで削ったとは全く思っていませんが、たまたま近くまで削られたのかな?と思ってしまいました。

より詳しいCT?は、無駄な被曝かもしれないって事なんですね。普通の?レントゲンで十分なんですね?


肉眼で神経の位置や太さ大きさなどは分からないけれど、歯の太さ等からおおよその予測が出来るのかと思っていました。
全く分からないのですね。
だから、皆同じように削る必要があるのですね。



ここの先生方の意見だけではなく、仮歯の時に、食事中、食事後、就寝中、起床時と、激痛が続き、高さ調整しましょうと言ってくれた時に、それ位でこの激痛は治らないだろうと思っていたのが、激痛が嘘のようになくなりビックリしました。

ですが、今度はしみだし、高さ調整の時に隙間があいたのだろうと直してくれると、これも治まりました。
再度金属の型どりをする時に仮歯を外し入れた時に、痛みが出たのですが、また入れ直してもらうとこれも治まったので、今回もやり直しすれば治まるのではないかという気持ちが強かったのです。


また、下の歯に金属を被せると同時に真上の歯茎が最初は腫れ、激痛が発生し、痛みの次にはしみだし、タイミングが重なり過ぎ?上の歯茎にまで影響を与えるのだから、やり直せば上の歯茎も同時に治るかなと思いました。



>下の歯と上の歯は支配神経が違うのでまず別で考えるべきでしょう。

私もそうだと思いますし、先生も、かみ合わせが良くなって歯と歯があたるから上の歯茎が腫れるのだろうと言っています。
実際、食事した後、就寝後の様に歯と歯があたった後?に腫れが出てくる状態です。
今は、前ほど大きく腫れはしていませんが、あたった直後?腫れて、しみる状態です。


今診て頂いている先生は前の先生より詳しく説明して頂き、一所懸命治療もして頂き感謝していますし、ここの歯医者を選ぶ時に、3ケ所位回って歯医者を選んだのですが、再度セカンドオピニオンをした方が良いのかもしれないのですね。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2016-06-24 17:46:35
根管治療と同時に神経を抜くって事でしょうか?

根管治療は「神経の治療」のことです。


治療に疑問があれば担当医に質問して、それでも納得できなければセカンドオピニオンなどを求められた方がいいでしょうね。

ただ、実際の所は治療している先生が最も情報量が多いので担当の先生にしか分からない部分もあります。


後、痛みに関しても同じ治療をしてもAさんは痛みが出ず、Bさんは大きな痛みが出ることもあり、同じ処置であれば一律に同じ痛みが出る訳ではありませんのでね。

「10」のうち9まで刺激を与えても痛みが出ない人もいますし、慎重にやって4まで刺激を与えたことにより後で痛みが出る人もいます。

極端な話、神経の治療をしても全く痛みが出ないひともおられます。

痛みというのは個々の患者さんの感受性による違いもありますし、痛みを抱えやすい方は治療後に痛みや大きな違和感が出てしまうことがあります。
*違和感に関しては経験則として神経質な方ほど違和感を感じます。


痛みを与えようとして我々は治療はしていませんし、運悪く痛みが出てしまえば更に必要な治療が出てきてしまいます。
 

患者さんとしては結果が全てですから結果に納得できなければ転院するしかないと思います。
ただ、担当の先生のおっしゃることに納得ができ、多少でも信頼できるのであれば今後も治療を続けられた方がいいと思います。
(転院したからといって今の先生より上手という保証はどこにもありませんからね)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-06-25 08:35:42
井野先生

貴重なお時間を頂き、本当にありがとうございます!

根管治療は、神経の治療なので神経は抜かないんですね。
神経を抜かずに根管治療ですむ場合もあるなら、それでお願いしたいです。


>極端な話、神経の治療をしても全く痛みが出ないひともおられます。

そうなんですか、本当に人それぞれなんですね。


>痛みというのは個々の患者さんの感受性による違いもありますし違和感に関しては経験則として神経質な方ほど違和感を感じます。

感受性、性格?が、痛みの度合いにまで関係する事にビックリしました。
また、神経質な人ほど、違和感を感じる事に2度びっくりしました。
それもあって、治療をやってみないと、どんな結果になるか分からない部分もあるのですね。



>転院したからといって今の先生より上手という保証はどこにもありませんからね

最近本当にそう思います。
どこの歯医者が良いのか本当に分からないので、どこも大差はないのではないかなと。
ですが、今が一番ベストなお医者様に診て頂いていると信じてはいます。
(今2度目の先生ですが、長期間診て頂いた、1度目の先生の時もその時はそう思って診てもらっていました。)


どんな結果が出ようとも患者側の責任でもあるので、或る程度は受け入れていくしかないのでしょうね。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2016-06-25 09:06:51
「根管治療」

すみません、専門用語を使用してしまっていますが、分からない単語はサイト内で単語検索すればでてきますので、

* 根管治療


単語検索を活用していてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: いっきょさん
返信日時:2016-06-27 19:48:34
井野先生

お礼が遅くなり、申し訳ございません!

わざわざ、詳しいサイトを教えて頂き大変有難うございます。
自分でも、分からないなりに勉強させて頂きます!



タイトル ブリッジをするために健康な歯を削り過ぎたのでは?
質問者 いっきょさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ クラウン(差し歯・被せ)のトラブル
ブリッジ治療法
歯医者への不満・グチ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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