顎関節症で虫歯治療中です

相談者: wanwan2さん (30歳:女性)
投稿日時:2016-07-19 02:34:35
歯医者さんの当たり前を教えて下さい。
質問いくつかあります。

症状

@左の上の7番クラウンに穴が空いてあて虫歯になっていた。
更にクラウンが外れました。

A右の上の5,6番の歯が虫歯です。
5.6番は膿や血がたまったり歯茎がひどい炎症を起こしていたことがありました。
さらに5番はクラウンがあったけど、虫歯になっていたことがあり脆くなっていてヒビが入ってます。

口腔外科顎関節症の治療中です。
開口25mmで、痛みがあり服薬、ロックされてます。

マウスピースは効果がないと思うので使わなくていい、筋肉の状態が良くなったら手術をしましょうと言われています。(手術は来年)
左右ともに変形性顎関節症、左右ともに非復位性前方転移。



質問1

歯科で口が開かないので@の虫歯治療ができないから、手術を早めるように口腔外科に伝えて下さいと言われました。

虫歯治療のために手術を早めるように患者に勧めるのは一般的ですか?


質問2

初診で歯を確認する時に虫歯以外にクラウンの状態(穴があるとか)や歯と歯の隙間の状態は確認しますか?

殆ど@が下の歯に当たってなくても2年で@に穴ががあくことはありますか?


質問3

初診以外で歯科衛生士さんが歯のチェックをした時、クラウンに穴を見つけました。

通常、カルテに記入されますか?
そのカルテを医師は確認されますか?

医師は穴は記憶にないと仰ってました。


質問4

口が開かないため器具が入らない場合、無理に一体型の土台は作ってほしくないので、患者から1年間仮歯でお願いしますと言っても良いでしょうか?


質問5

Aの治療をする場合、脆くなっている歯とその隣の歯と2本ともクラウンで繋げるのは一般的な治療方法でしょうか?
脆くなった歯の治療は他にもありますか?



不安で、セカンドオピニオンも考えてますが、いくつも受診する事に抵抗があります。

回答を頂けたら、今後どうするか決められそうです。
宜しくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-07-19 08:51:01
ご相談ありがとうございます。

>質問1
虫歯治療のために手術を早めるように患者に勧めるのは一般的ですか?

虫歯治療のためには、早くお口が開くようになったほうが良いと考えることはとてもふつうです。

しかし、治療方法として手術をとくに勧めることは、専門性やら連携道義上やら理論上やら、かなっているとは言いにくいかもしれません。


マウスピースは効果がないと思うので使わなくていい、

とても良い先生です。
むしろリスクの高い方法なので、よほど研究しているごく希少な歯科医師にしか使いこなせないからです。


>筋肉の状態が良くなったら手術をしましょうと言われています。(手術は来年)

とても良い先生です。
来年までに成功するかどうかお話して頂けるかもしれません。

なにしろ、外科は手術が専門であり、そのような手術は大昔から実施されていて、実績を上げたい先生であればすぐ手術したことでしょう。


>左右ともに変形性顎関節症、左右ともに非復位性前方転移。

健康でごくふつうの人の殆どは関節円板が前方転位と言われています。
それでも日常生活になんの支障もないと言われています。

また関節円板だけで考えるのではなく、関節円板は関節包の一部であり、重要な筋肉の付着部位です。
したがって、関節包全体とか関連咀嚼筋とか支配神経で総合的に考えるべきとも言われています。

したがって、顎関節症を関節円板の位置だけでの分類や診断は、現在、学会でも根拠が全く失われています。


それを考えると手術で、健康な人と同じ位置をどう変えようというのでしょうか。
顎関節内部はとてもきれいな無菌状態ですが、手術でそれを侵さないようにできるのでしょうか。

よく相談しましょう。


>質問2
>初診で歯を確認する時に虫歯以外にクラウンの状態(穴があるとか)や、歯と歯の隙間の状態は確認しますか?

ご希望次第です。


>殆ど@が下の歯に当たってなくても2年で@に穴ががあくことはありますか?

ありえます。

一般のかたが目で見て判断したことは、正確に現状を捉えているとはいえないからです。
とくに噛みあわせは目で見て判断するだけでは、歯科医師でさえ分からないからです。

検査が必要です。


>質問3
>初診以外で歯科衛生士さんが歯のチェックをした時、クラウンに穴を見つけました。
>通常、カルテに記入されますか?

診療行為は記録する義務があります。
歯科衛生士の仕事も業務記録が必要です。


>そのカルテを医師は確認されますか?

理想的には、歯科衛生士と歯科医師が共同で診療します。
歯科衛生士の検査記録は診断に欠かせませんし、診断には歯科医師が必要です。

理想的には歯科医院内に、検査結果記録に基づく、カンファレンス体制による診断が必要だからです。


>質問4
>口が開かないため器具が入らない場合、無理に一体型の土台は作ってほしくないので、患者から1年間仮歯でお願いしますと言っても良いでしょうか?

相談してみましょう。
理想的な治療は、患者さんと歯科医院との協力作業だからです。


>質問5
>Aの治療をする場合、脆くなっている歯とその隣の歯と2本ともクラウンで繋げるのは一般的な治療方法でしょうか?

健康な歯はつながって生えてくることは決してありません。
健康を目指すときには一般的とはいえません。


>脆くなった歯の治療は他にもありますか?

ありえます。
よく相談しましょう。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: wanwan2さん
返信日時:2016-07-19 23:26:51
さがら先生、わかりやすいお返事ありがとうございます。
それから、お礼が遅くなりすみません。

大変申し訳ありませんが、あといくつか教えて頂けないでしょうか?


現在の口腔外科の治療内容

筋肉も悪く数ヵ月前ボトックスを100単位打ちました。
側頭筋、咬筋、口角挙筋(右のみ)、首前、首後右のみ、合計8箇所くらいです。
顔のストレッチ?と開口訓練もしています。

ペインクリックでリリカ(元々口腔外科で処方)トラムセットを服用してます。
1日3錠。ロキソンニンも頓服であります。(事故の後遺症もブロック注射で治療中です。)

口がぎりぎり指2本分開く。
固いものは食べられない。
ロックされている。
痛みがある。(右の方が痛みが酷い。)
ボトックスをして、顔面の全体的な痛みは楽になり、表情が動くようになる。
食べるときや食べたあと、薬の効果が無くなったときは痛みます。

関節円板は石化し、空洞もなく、下顎頭は変形し、物を食べるとそれがささる?状態だそうです。(3年前MRIとCTで診断されました。また近いうちに撮り直すそうです。)
手術は、石化した円板を除去し、変形のある下顎頭を丸くなだらかにするそうです。



質問1

情報不足ですが、一般的にこの状態で手術をしなくてすむ方法はあると思いますか?

>>△殆ど@が下の歯に当たってなくても2年で@に穴ががあくことはありますか?
>ありえます。
>一般のかたが目で見て判断したことは、正確に現状を捉えているとはいえないからです。
>とくに噛みあわせは目で見て判断するだけでは、歯科医師でさえ分からないからです。

>検査が必要です。

私が目で見て判断したのではなく、その時の主治医(クラウンを被せた医師)が、殆ど噛めてないですが問題ないからねと仰ってました。



質問2

それでも穴は空くのでしょうか?(容量が大きく写真をupできないのですが、1mmくらいの長方形の形で何かで穴を開けたような鋭利な穴がありました。)
どんな検査をされるのでしょうか?

>>△脆くなった歯の治療は他にもありますか?
>ありえます。
>よく相談しましょう。

5,6番の神経のない歯どうしをつなげたクラウンを被せるそうです。
理由は、4番の歯にヒビが入ってるから単体のクラウンだと強度がないからつなげると仰いました。



質問3

一般的に、脆くなった歯の治療はどのような治療方法があるのか教えて下さい。

知識がないので医師の言われたことをそのまま受け入れている状態です。
でも、何度も歯の治療のやり直しは嫌なのです。

宜しくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2016-07-24 10:01:50
ご返信ありがとうございます。

>質問1
>情報不足ですが、一般的にこの状態で手術をしなくてすむ方法はあると思いますか?

ボトックス、処方、事故、後遺症、などの情報もあったようですね。
かなり複雑であり、普通とは言えませんから、もうそれだけの対応をしていただいているご担当の先生のご意見以上のことは、申し訳ありませんが私にはできそうもありません。


>質問2
>それでも穴は空くのでしょうか?
>どんな検査をされるのでしょうか?

ふつうの場合を説明いたします。

目で見て判断する場合は、開いたり噛んだり、あるいはカチカチしたり歯ぎしりしてみせたりと、意識して顎を動かします。
しかし、食事中や唾液を飲む時、あるいは日中夜間など、歯や顎が自然に働いているときは無意識です。

ふつう、食事するときに歯をどう噛み合わせようかと考えながら噛むことはありません。
正常な健康状態は無意識です。

又意識して動かせば、きちんと咀嚼や嚥下、そして美味しく味わうことはできません。
丸飲み、未消化、美味しくないままとなりえます。

検査はその無意識の時の動きを探り、あるいは意識した時の動きとのズレを探したりします。
赤い紙を噛んでカチカチしたり歯ぎしりしてみせたり、では決して分かりません。

したがって、今回事故やら顎を動かす筋肉にまで処置をしていますので、ふつうの状態とは異なるようですから、ふつうの自然な動きを再現させることができない可能性はあります。

特殊ですから、ご担当の先生に相談されることが一番だと思います。


>質問3
>一般的に、脆くなった歯の治療はどのような治療方法があるのか教えて下さい。

まず、もろくなった状態を検査して診断します。
原因がその歯に限定されればその歯だけを補強します。
他の要因があれば併せてその対策も立てます。

どうして脆くなったのか、それが検査・診断で解明されないままに、いきなり処置に移るという、行動だけすることは何の解決にもならないからです。

原因に対処しても決して元通りにはなりませんが、原因以外の健康状態にもまた検査・診断して、少なくともその歯の防御機構は最大限に発揮できるようにします。

もし隣とつなぐとすると、歯の防御機構はとても減ることになることは定説ですが、おまけに繋がれた隣の歯の防御機構も当然ながらとても減り脆くなります。

ただし、繋ぐことにもデメリットばかりではなくメリットと言えなくもないこともあります。

したがって、検査・診断で原因や健康状態を突き止めれること、守りたい歯はその歯だけでいいのか、隣の歯に迷惑な巻き添えをしても良いのかの方針は、患者さんのご希望を取り入れて治療計画をたてることとなるでしょう。


なお、今回は特殊なようですから、一般的な情報を集めてもあまり参考にならないかもしれません。
ご担当の先生にお時間をたくさん頂戴して、何度もなんでもよく相談しましょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: wanwan2さん
返信日時:2016-07-26 14:15:39
ありがとうございました。
担当の先生ともう少し相談してみます。



タイトル 顎関節症で虫歯治療中です
質問者 wanwan2さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
顎関節症
口腔外科関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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