抜歯・歯根嚢胞摘出手術後の疼きと経過観察について

相談者: てんてるさん (48歳:男性)
投稿日時:2016-12-08 14:08:59
抜歯および歯根嚢胞摘出手術後の痛みと経過観察についてお尋ねしたく、投稿させていただきました。

まずは経緯をかいつまんでお伝えします。

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◆9月下旬
かかりつけの歯科にてレントゲンを撮影したところ、「右下7番(10年以上前に抜髄済み)の根に嚢胞らしきものがあり、神経に近いため抜歯が必要」との診断を受け、大学病院を紹介される。

◆10月初旬
大学病院を受診し、デジタルレントゲンとCTを撮影。
「膿みの袋が神経の管に直接触れている可能性が高く、また顎の骨もかなり溶けている。やはり抜歯と嚢胞摘出が必要」との診断を受ける。

◆11月8日
大学病院にて抜歯および歯根嚢胞摘出手術を受ける。
(外来、局所麻酔下での日帰り手術)

◆11月15日
抜糸。
大学病院の担当の先生から
「病理検査の結果、歯根嚢胞であることが確定した。
あとはかかりつけ医に戻って治療を続けて下さい」と言われ、大学病院での治療は終了。

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以上の経緯を経て、その後に必要な経過観察と痛みについて教えていただけますでしょうか?

1. 痛みについて

いまでも一日に4〜5回ほど、右下7番あたりの内部がごく軽くなのですが疼きます。

疼きは数秒で消えてしまうことがほとんどですが、まれに数分つづくことや、キリキリした小さい痛みを感じることもあります。

すでに手術後一か月がたっていますが、このようなことはよくあることなのでしょうか?
このまま様子見をつづけても問題ありませんか?

手術後、担当医から、

「嚢胞が神経の管に直接触れていた。
顎の骨はしっかり掻把をしたが、神経管については傷つけてしまう恐れがあるため、掻把はしていない」

との説明を受けており、残った菌が増えて顎の内部の状態が悪化しているのではないかと心配です。

(もとはと言えば、以前から右下奥歯のあたりが疼くことがあったにも関わらず、「たいしたことはないだろう」と高をくくって放置した結果、抜歯という事態にまで至ってしまったため、歯の痛みに対して神経質になっています。。)

ちなみに、手術直後の経過は非常によく、腫れや痛みはまったくと言っていいほどありませんでした。
(処方された抗生物質は処方どおりすべて飲みました)

現在も、不定期に上記の疼きが起こる以外は、患部のあたりの顎の骨を指で強く押しても痛みや違和感はありません。



2. 手術後の経過観察について

大学病院での治療が終わり、かかりつけ医に戻ったところ、

■右下7番についてはとくに経過観察を行う必要はない。
補綴についてはインプラントを勧める。
■インプラントを希望するのであれば、骨が十分に再生する
一年後からの処置開始となるので、その頃にまた来てもらえればよい。

と言われました。

嚢胞摘出後は数か月おきにレントゲンを撮って内部の状態を確認するなど、なんらかの経過観察をしなくてもよいのでしょうか?

なお、かかりつけ医について、右下7番の嚢胞を見つけて下さったことにはとても感謝しているのですが、そのほかの点で信頼しきれない部分があるため、転院するつもりでおります。

素人のため、要領を得ない文章になってしまっているかもしれません。
何卒ご容赦ください。

どうぞよろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2016-12-08 17:48:53
>すでに手術後一か月がたっていますが、このようなことは よくあることなのでしょうか?
>このまま様子見をつづけても問題ありませんか?

ご心配であれば、担当の先生に相談されることをお勧めいたしますが、1か月くらいだと、何らかの違和感は残っているかもしれません。


>手術直後の経過は非常によく、腫れや痛みはまったくと言っていいほどありませんでした。

良かったのではないでしょうか。


嚢胞摘出後は数か月おきにレントゲンを撮って内部の状態を確認するなど、なんらかの経過観察をしなくてもよいのでしょうか?

一般的に、骨の状態の変化がレントゲンで観察できるのは半年から1年程度はかかりますので、頻繁にレントゲン撮影を行う必要はないように思います。

ただ、腫れたり、膿みを持ったりする場合には担当の先生に診てもらった方がよろしいかと思います。


>現在も、不定期に上記の疼きが起こる以外は、患部のあたりの顎の骨を指で強く押しても痛みや違和感はありません。

極力いじらず、安静にされるのがよろしいかと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: てんてるさん
返信日時:2016-12-08 22:03:02
櫻井先生、

お忙しい中ご回答をくださり、大変にありがとうございました。

術後1か月くらいであれば違和感が残っているケースもあるとお聞きし、とても気が楽になりました。

知識や経験の豊富な先生方から見れば、「今のところは問題ないだろう」とすぐに判断できることでも、素人の患者にしてみれば全てが初めての経験でわからないことだらけのため、些細なことでも不安に陥りがちです。

そんなとき、患者の不安に寄り添った言葉をかけて頂けると、患者としてはとても勇気づけられます。

櫻井先生はじめ、顔の見えない無数の相談者に対して真摯に向き合って下さる回答者の先生方、そしてこのような場を作り上げて下さった歯チャンネル運営者の田尾先生にこの場をお借りして深く御礼申し上げます。

櫻井先生のアドバイスに添って、できるだけ安静にし、このまましばらく様子を見ていきたいと思います。

ありがとうございました!



タイトル 抜歯・歯根嚢胞摘出手術後の疼きと経過観察について
質問者 てんてるさん
地域 東京23区
年齢 48歳
性別 男性
職業 派遣社員・契約社員・嘱託社員
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
抜歯:7番(第二大臼歯)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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