特に強く噛んでいる部位があると指摘、削られてから咬合が不調

相談者: gatsさん (63歳:男性)
投稿日時:2017-02-07 13:04:06
以前から食いしばりが強かったです。

昨年末関東へ旅行中、ホテルで就寝中にひどく頬を噛んでしまい、出血し、痛かったので近くにあった歯科医院で処置をお願いしました。

そこまではよかったのですが、一か所、特別に強く噛んでいる場所があると指摘され、削ってあげようと言われました。
右下7番です。

たくさん削ってはいけないという記事を目にしていたので、いったん拒否をしたのですが、寝不足でぼんやりしていたうえ、

「このままにしていたら7番が破折してしまう」

という一言でうなずいてしまいました。

それから40日余り、だんだん右側の7番の噛み合せが悪くなってきて非常につらい思いをしております。

削るということは後戻りできないこと、木野先生のTCH関連の本を読んでいたのに、非常にバカなことをしてしまいました。

それでもこのままではしんどいので対応策をお教えいただければ幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-02-07 13:18:14
対応としては、TCH是正で良いと思うのですが。。

>だんだん右側の7番の噛み合せが悪くなってきて非常につらい思いをしております。

の、状況がよくわかりませんが、TCHを是正して、基本歯を離している様に習慣がつけられれば、噛み合わせが少々おかしくても、極論数本ぐらいの歯があってもなくても何も変わらないはずです。

現在の症状にもよりますが、噛み合わせの問題だけだとしたら木野先生の本をよく読んで、リマインダー法など実践されるのが良いかと思いますよ。

お大事にしてください。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-02-07 13:26:29
TCHの是正について、本を読んで独学で取り組むのも良いですが、例えば、自費での受診になるかとは思いますが、TCHの是正に造詣が深い医療機関で相談なさるのも一法です。

ただし、通院範囲を隣都府県あたりまで広げる必要があるかもしれません。

⇒参考:TCH・歯列接触癖

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-07 13:43:06
早速の回答をありがとうござます。

症状は食事のとき右上下7番がガリガリ、ギイギイと音を立て、ひっかるような嫌な感じです。
それから右の前歯の当たりが強くなりました。
それから口を閉じて横になっていると右上下の歯の間に少し頬が入り込んでくる(白い線のようなもの)ので困っております。

仰せのようにTCHを意識し、しばらくはできるだけ歯の接触を防ぐつもりでおります。
ただ、このガリガリ音がずっと続くのは、窮屈で食事の楽しみがなくなっていくようでしんどいです。

近くにTCHに造詣が深い医療機関はないようでして、かかりつけ医の予約が月末になりましたので、そのときに尋ねてみようと思います。

やっぱり食いしばりなどがある間は、歯はできるだけ治療などをしないほうがよいのですね。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-08 10:39:28
渡辺先生

ご回答ありがとうございました。
噛み合せの不快感は上記のとおりなのですが、削られた右下7番の修復方法は皆無なのでしょうか? 非常に食事をするのが窮屈で困っております。

小林先生

TCHを厳守しようとするとけっこう疲れます。軽く唇をあけているのも意識下でないと難しいです。
神戸市近辺でご存知のところはありませんか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-02-08 16:17:37
食事の際のガリガリ、ギイギイについてはもう少し削るとか、磨くとかでも解決するかも知れませんね。 
先生によって対応も少し変わるかと思いますのでかかりつけの先生にご相談ください。

>それから右の前歯の当たりが強くなりました。
>それから口を閉じて横になっていると右上下の歯の間に少し頬が入り込んでくる(白い線のようなもの)ので困っております。

については・・今回の処置との関連性について、ちょっとよく分からないです。
かかりつけの先生にご相談ください。



TCHを厳守しようとするとけっこう疲れます。
>軽く唇をあけているのも意識下でないと難しいです。
神戸市近辺でご存知のところはありませんか?

あまりよろしくなさそうな状況ですね・・
(唇は閉じていてくださいね)

本来無意識下の習慣を変容していく必要があるので、意識しすぎて疲れてしまっている様では本末転倒と言えます。
TCH是正指導というのも心理学を応用した認知行動療法になるので、どこの歯科医院でもうまく出来る訳でもありませんし、理想的には小林先生のアドバイス通り、造詣が深い医療機関での指導というのを受けた方が良いです。
患者さんによっても効果が出やすい方とそうでない方がいらっしゃると思います。

ただそれがどうしても叶わない場合・・やや宣伝めいてしまうのでここに書くのは気がひけるのですが、当院も加盟している「ホワイトエッセンス」というフランチャイズ(約170医院あります)で、オーラルリフレクソロジーという口腔周囲筋のマッサージメニューがあります。
現在は力を抜くことが出来なくて筋肉が凝り固まってしまっている様な状態だと推察されます。
それを歯科衛生士が口の中にも指を入れて口腔周囲筋を揉みほぐしていって、脱力状態を身体に覚えさせることができれば、うまく行けば「自然と力を抜く」ということができる様になるのでは? と思います。
身体がそれを覚えるのに個人差があると思いますが、まず1回体験してみて(今月ならちょうどキャンペーンしてます)、「力が抜ける様になった」などの手応えを感じられる様でしたら例えば週1ぐらいで1ヶ月ぐらいとか、繰り返してみてはどうかな・・と思います。
その後は手応え次第で継続するか中断するかの判断をすればいいと思います。

まだ個人的に実績がある方法という訳でもないので、どうしてもTCH是正指導が受けられない場合のご参考までに。。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-02-08 17:44:46
お二人の先生方と同意見です。

TCHを厳守しようとするとけっこう疲れます。
>軽く唇をあけているのも意識下でないと難しいです。

という事は渡辺先生も書かれているように口腔周囲筋の緊張が取れない状態になっていると思います。
(いわゆるコリ固まっている状態)

なので、口腔周囲筋のマッサージやOMT(マニピュレーション)と言って咀嚼筋のストレッチを受けられるのは有効かと思います。

そこで「脱力状態を身体に覚えさせる」必要があるように思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-10 10:32:53
渡辺先生ありがとうございました。
「ホワイトエッセンス」のFCのこと調べてみました。
なんだか女性専用のようなところですね。

自分の指で口腔内をマッサージしてみました。
それから舌の先を上の前歯の根元のところに持っていくように心掛けました。
でれでまあ、TCH対策になってきたようです。
なかなか前途は多難ですが頑張ってみます。
右頬の白い線が膨らんでいて上下の歯の間に入り込んでくるのが困りものなのですが…
噛み合せの不具合は我慢しようと思います。
削れば削るほどおかしくなるような気がして、もう削ることは恐怖になりました。


櫻井先生ありがとうございました。

他の人たちと夢中になっていることがあれば緊張は減っているようなのですが、一人でテレビを見ている時間などがひどいようです。
あいうべ体操などを挟むようにして、もうちょっと頑張ってみます。
車で遠方へ通うとなると、その間の疲労などでいろいろなケアも相殺されてしまいそうなのです。

ちょっとした不具合での歯科治療は、さらに不具合を助長させてしまうということがよくわかりました。
真っ直ぐに生えていた右下8番の親知らずを抜歯したために、噛み合せが変わり、それによって食いしばりが起こり、この1年間心身ともに非常につらい思いをしました。

いろいろ歯科医療の本を読み、歯というものが健康に大事なものであるかよくわかりました。
今回の苦痛を乗り越えられるように何とか頑張っていこうと思います。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-13 17:38:07
たびたびすみません。
再度質問をさせてください。

削られた右下7番とその上の歯との噛み合せのことです。

昨日あたりから食事の際、歯ぎしりのようにそこだけ強くこすりあうような噛み合せになってきました。音もひどいです。
このままだと一気に摩耗してしまうような気がします。
また噛み合せが低くなったのか、前歯の右側が強く当たって、タイミングが悪いと折れるのではないか感じます。

右下7番をレジンか何かで元のような形、高さに修復することは不可能なことなのでしょうか?
そうできればこの不具合は治るでしょうか?
右下7番しか削られていないので、可能な対応策をお教えいただければ幸いです。
右上下、6番7番ともに虫歯のない健康な歯です。

TCHのほうは少し改善してきています。
回答 回答5
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-13 21:42:39
以前その歯の奥の親知らずを抜歯した後で、不調が生じたわけですから、親知らず咬み合わせを多少なりとも支えていた可能性はあるのではなかろうかといえそうです。
咬合高径支持の効果は、奥歯の方が高いのです。

加わるに、長い間の咬耗により、下6・7番の咬合低下をきたしているのは、ほぼ確実ですから、親知らず抜歯をきっかけに、症状が出てしまったと、思考できるでしょう。
前方の歯のあたりが強くなったことは、下顎偏移がきたしたことなのですが、なかなか理解を得られないことではあります。


”右下7番をレジンか何かで元のような形、高さに修復することは不可能なことなのでしょうか?”

このような方法で一時的に咬み合わせを、6番とともに高くし下顎変位を正していくのですが、最終的には金属などで置き換える
必要があります。
ただし反対側との兼ね合いもありますから、総合的に判定する必要はあります。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-14 13:40:27
松山先生ありがとうございました。
納得いくご返事でした。

去年の今頃親知らずを抜歯し、途端に噛み合せがおかしくなり、メンタル面を含めて体調が悪くなりました。
それでも3か月余り苦労しましたが何とか慣れてきていて、どうにかこうにか楽しみながら生きてきたわけですが、今回の東京での削る処置の予後には参りました。

松山先生のHPを読ませていただきました。
咬合挙上のところはじっくりと。

そこで個々人の指摘がありましたが、私は神経質で体力のある方ではありません。
我慢強くなく、ストレスをためやすいほうです。
ちょっとした口腔内の変化に反応してしまいます。
これまで歯については丈夫で歯科医にかかることが20年ほどなかったもので、これほどに不具合がストレスにつながるとは思いもしませんでした。
こんな私でもその治療は可能なのでしょうか?

また右下7番だけちょいと修繕、誤魔化していく方法はないのでしょうか? 
そのうち全体がおかしいなりに慣れていくように仕向ける方法です。

思い切って不快な右上7番を抜歯してしまうということは極端で危険なのでしょうか?

いろいろ質問ばかりしてすみません。
回答 回答6
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-14 13:59:56
"ちょっとした口腔内の変化に反応してしまいます"

そのようなタイプは、ご本人にしてみれば、わかっているつもりでしょうが、からだも、感覚的なことも、難しい方になりがちです。

”また右下7番だけちょいと修繕、誤魔化していく方法はないのでしょうか? 
そのうち全体がおかしいなりに慣れていくように仕向ける方法です。”

それが一番良い方法といえるかもしれません。
それなりの我慢ができればの話になります。
そしてそれが、日常生活に支障をきたさなければということでしょうか。


”思い切って不快な右上7番を抜歯してしまうということは極端で危険なのでしょうか?”

親知らずを抜いて、おかしくなったのですから、続けての抜歯は悪化のほうに、向かうかもしれません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-14 14:32:50
早速のご返事ありがとうございました。
痛痒と違って、感覚的なものは、おおらかな人だとどうってことないことが、神経質な者にはひどくストレスになるということでしょうか。


去年、抜歯後の強烈なストレスも時間とともにまし(以前のような快適さには戻りませんでした)になりましたので、今回も経過をみていくとましにはなるのでしょうか? 
煩わしいですが、まあ食事はとれますし、痛いところはありません。

多くの先生方に、TCHを是正することが問題の多くを解決する、というようなニュアンスを見るのですが、主治医はそんなことを絶えず気にするよりもっと気楽にしたほうがいい、と指摘されます。

毎週のゴルフのラウンドのときだけマウスピースをしているのですが、それも癖になるからしないほうがよいとも。

わかりました。
抜歯は問題外ですね。
愚問をすみませんでした。

最後に今後のアドバイスをいただければ幸いです。
回答 回答7
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-14 15:46:12
"今後のアドバイス"

は、人それぞれですから、書けません。


TCHの是正で、下顎偏移がなおればよいのですが、実際には不可能です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-14 19:40:58
>このような方法で一時的に咬み合わせを、6番とともに高くし下顎変位を正していくのですが、最終的には金属などで置き換える必要があります。
>ただし反対側との兼ね合いもありますから、総合的に判定する必要はあります。

私のようなものがこの治療を受けるとするなら、どれくらいの経緯と時間がかかるでしょうか? 
努力すれば目の前が明るくなるような結果が得られるでしょうか?

何度も質問をしてすみません。
回答 回答8
  • 回答者
歯科医師の松山です。
回答日時:2017-02-14 20:44:43
咬合の不調を、正していくには、半年から、長いものでは、三年位かかってしまいます。

そうですね、ご自身の努力は必要です。
与えられるものではなく、獲得するものですよと説明しています。
そのような治療をしてもらえる、先生がご近所で、見つけられるかどうかでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: gatsさん
返信日時:2017-02-15 09:11:21
松山先生
いろいろとありがとうございました。



タイトル 特に強く噛んでいる部位があると指摘、削られてから咬合が不調
質問者 gatsさん
地域 非公開
年齢 63歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 噛み合わせ(咬合)治療
噛み合わせに関するトラブル
回答者




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