神経の無い歯の外側の炎症は抜歯しかないですか
相談者:
父代理さん (53歳:女性)
投稿日時:2017-07-02 10:20:33
10日ほど前に、肩こりから急激に歯が痛くなったので、念のために虫歯の検診に行きました。
右下の奥から2番目の歯です。
10年以上前に神経を取った歯で、その時の前医に膜を突き破られた歯です。(現在の歯科医には言っていません)
その歯は、別の口腔外科で処置してもらいました。
現在の歯科医師が言うには、(レントゲンを見ながら)歯の外側に黒く映っている箇所が炎症を起こしています。
詰め物の先が折れている可能性もあります。
治療としては、抜歯を考えますとのことでした。
3日後に抜歯をすることに一旦了解したのですが、膿だけを取り除いて温存できないか電話で申し入れいたしました。
次の治療時、歯科医は、膿だけを取ることはできないので、とりあえず、仮歯を入れますということになりました。
膿だけを取ることはできないと言われたので、根管治療の図と比べてみました。
レントゲンでは、歯の根の形状の外側に袋状の中に黒く映っている箇所が数か所ありました。
健常な歯の形状とは違う大きく膨らんだ形状です。
炎症を起こしている場所が歯を覆っている膜なのか、別の幕ができているのかわかりません。
現在仮歯を入れる前です。
外側の被せているものを取り外して10日ほど経ちますが、歯の痛みは、ほとんど無いのですが、痛みがあった時よりも歯茎が膨らんできています。
触ると違和感はありますが、痛みというものではありません。
質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
右下の奥から2番目の歯です。
10年以上前に神経を取った歯で、その時の前医に膜を突き破られた歯です。(現在の歯科医には言っていません)
その歯は、別の口腔外科で処置してもらいました。
現在の歯科医師が言うには、(レントゲンを見ながら)歯の外側に黒く映っている箇所が炎症を起こしています。
詰め物の先が折れている可能性もあります。
治療としては、抜歯を考えますとのことでした。
3日後に抜歯をすることに一旦了解したのですが、膿だけを取り除いて温存できないか電話で申し入れいたしました。
次の治療時、歯科医は、膿だけを取ることはできないので、とりあえず、仮歯を入れますということになりました。
膿だけを取ることはできないと言われたので、根管治療の図と比べてみました。
レントゲンでは、歯の根の形状の外側に袋状の中に黒く映っている箇所が数か所ありました。
健常な歯の形状とは違う大きく膨らんだ形状です。
炎症を起こしている場所が歯を覆っている膜なのか、別の幕ができているのかわかりません。
現在仮歯を入れる前です。
外側の被せているものを取り外して10日ほど経ちますが、歯の痛みは、ほとんど無いのですが、痛みがあった時よりも歯茎が膨らんできています。
触ると違和感はありますが、痛みというものではありません。
質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
よろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-02 11:56:45
こんにちは。
下の奥歯ですから治療は根管からの治療が普通でしょう。
それで無理なようならば抜歯が妥当という判断は一般的だと思います。
>質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
炎症は治らないでしょう。
痛みがなくても慢性化して残りますから抗生物質が奏功して炎症が限局化すればフィステルという形で膿が粘膜を突き破って出て細菌と闘い終わって溶解した白血球の死骸や細菌の塊や死骸を排出してしばらくは慢性的な経過をたどるのではないかと想像します。
これはけっして治った状態ではないのですが、症状がなくなった状態ということになるでしょう。
身体の具合によってまた何度も再発を繰り返しつつ骨や歯を溶かしていくということが経過観察中確認されるのではないかと想像します。
が、抜歯の時期を先送り擦る手法として行われることもあります。血液検査ではよい結果が出にくくなります(常に慢性炎症がありますよという結果になるでしょう)。
>質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
主治医が抜歯が妥当というものをネットで覆すほどの根拠はありません。
下の奥歯ですから治療は根管からの治療が普通でしょう。
それで無理なようならば抜歯が妥当という判断は一般的だと思います。
>質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
炎症は治らないでしょう。
痛みがなくても慢性化して残りますから抗生物質が奏功して炎症が限局化すればフィステルという形で膿が粘膜を突き破って出て細菌と闘い終わって溶解した白血球の死骸や細菌の塊や死骸を排出してしばらくは慢性的な経過をたどるのではないかと想像します。
これはけっして治った状態ではないのですが、症状がなくなった状態ということになるでしょう。
身体の具合によってまた何度も再発を繰り返しつつ骨や歯を溶かしていくということが経過観察中確認されるのではないかと想像します。
が、抜歯の時期を先送り擦る手法として行われることもあります。血液検査ではよい結果が出にくくなります(常に慢性炎症がありますよという結果になるでしょう)。
>質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
主治医が抜歯が妥当というものをネットで覆すほどの根拠はありません。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2017-07-02 12:50:18
>10年以上前に神経を取った歯で、その時の前医に膜を突き破られた歯です。
膜の意味が少し不鮮明かと。
歯根に穴が開いているのか根尖孔が破壊されて根管充填材が飛び出しているのかなどがあると思います。
そういう根管系の異常が、あると再根管治療の成功率が下がるため抜歯に近づくことはあると思います。
Q1 感染の原因を全て抗生剤で死滅させることができないので急性炎症は無くなりますが慢性炎症の形で残ると思います。
Q2 最初に書いたように状況がはっきりしません。
穴が開いていれば塞ぐ方法や根尖孔が破壊されていれば歯根端切除術や歯牙再殖などの方法がありますがその適応症かどうかはさすがにネットではできません。
根管治療のエキスパートな先生ならば救えるかもしれないのでいろんな手を使って探してみてはいかがでしょうか?
膜の意味が少し不鮮明かと。
歯根に穴が開いているのか根尖孔が破壊されて根管充填材が飛び出しているのかなどがあると思います。
そういう根管系の異常が、あると再根管治療の成功率が下がるため抜歯に近づくことはあると思います。
Q1 感染の原因を全て抗生剤で死滅させることができないので急性炎症は無くなりますが慢性炎症の形で残ると思います。
Q2 最初に書いたように状況がはっきりしません。
穴が開いていれば塞ぐ方法や根尖孔が破壊されていれば歯根端切除術や歯牙再殖などの方法がありますがその適応症かどうかはさすがにネットではできません。
根管治療のエキスパートな先生ならば救えるかもしれないのでいろんな手を使って探してみてはいかがでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
父代理さん
返信日時:2017-07-18 08:29:47
手書きの図と下記4点を追加いたします。
1、図の点線位置に膜があったのかどうかは不明です。
同じ形状で膨らんでいました。
2、最初の回答をいただいた内容で思い出したのが、歯茎に小さなできものができて指で押したら膿みたいなものが出たことが3回ぐらいあります。(無痛)
3、膜を突き破った時の詳細は、神経を取るときに奥まで突っ込み過ぎて、「ブスっ」という音が聞こえました。
その後、唇が腫れました。
4、折れているかもと言われた箇所は、充填が先までできていなかったのではないかと思っています。
10日ほど前に、肩こりから急激に歯が痛くなったので、念のために虫歯の検診に行きました。
右下の奥から2番目の歯です。
10年以上前に神経を取った歯で、その時の前医に膜を突き破られた歯です。(現在の歯科医には言っていません)
その歯は、別の口腔外科で処置してもらいました。
現在の歯科医師が言うには、(レントゲンを見ながら)歯の外側に黒く映っている箇所が炎症を起こしています。
詰め物の先が折れている可能性もあります。
治療としては、抜歯を考えますとのことでした。
3日後に抜歯をすることに一旦了解したのですが、膿だけを取り除いて温存できないか電話で申し入れいたしました。
次の治療時、歯科医は、膿だけを取ることはできないので、とりあえず、仮歯を入れますということになりました。
膿だけを取ることはできないと言われたので、根管治療の図と比べてみました。
レントゲンでは、歯の根の形状の外側に袋状の中に黒く映っている箇所が数か所ありました。
健常な歯の形状とは違う大きく膨らんだ形状です。炎症を起こしている場所が歯を覆っている膜なのか、別の幕ができているのかわかりません。
現在仮歯を入れる前です。
外側の被せているものを取り外して10日ほど経ちますが、歯の痛みは、ほとんど無いのですが、痛みがあった時よりも歯茎が膨らんできています。
触ると違和感はありますが、痛みというものではありません。
再度質問をさせていただきます。
質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
画像1
1、図の点線位置に膜があったのかどうかは不明です。
同じ形状で膨らんでいました。
2、最初の回答をいただいた内容で思い出したのが、歯茎に小さなできものができて指で押したら膿みたいなものが出たことが3回ぐらいあります。(無痛)
3、膜を突き破った時の詳細は、神経を取るときに奥まで突っ込み過ぎて、「ブスっ」という音が聞こえました。
その後、唇が腫れました。
4、折れているかもと言われた箇所は、充填が先までできていなかったのではないかと思っています。
10日ほど前に、肩こりから急激に歯が痛くなったので、念のために虫歯の検診に行きました。
右下の奥から2番目の歯です。
10年以上前に神経を取った歯で、その時の前医に膜を突き破られた歯です。(現在の歯科医には言っていません)
その歯は、別の口腔外科で処置してもらいました。
現在の歯科医師が言うには、(レントゲンを見ながら)歯の外側に黒く映っている箇所が炎症を起こしています。
詰め物の先が折れている可能性もあります。
治療としては、抜歯を考えますとのことでした。
3日後に抜歯をすることに一旦了解したのですが、膿だけを取り除いて温存できないか電話で申し入れいたしました。
次の治療時、歯科医は、膿だけを取ることはできないので、とりあえず、仮歯を入れますということになりました。
膿だけを取ることはできないと言われたので、根管治療の図と比べてみました。
レントゲンでは、歯の根の形状の外側に袋状の中に黒く映っている箇所が数か所ありました。
健常な歯の形状とは違う大きく膨らんだ形状です。炎症を起こしている場所が歯を覆っている膜なのか、別の幕ができているのかわかりません。
現在仮歯を入れる前です。
外側の被せているものを取り外して10日ほど経ちますが、歯の痛みは、ほとんど無いのですが、痛みがあった時よりも歯茎が膨らんできています。
触ると違和感はありますが、痛みというものではありません。
再度質問をさせていただきます。
質問1
抗生物質を3日間服用していた時は、腫れが治まりましたので、抗生物質をもう少し服用すれば、炎症が治まってしまうことはないのでしょうか。
質問2
上記の状況なのですが、抜歯以外の治療はないのでしょうか。
画像1
回答3
東京国際歯科六本木(港区六本木)の宮下です。
回答日時:2017-07-18 08:38:29
父代理さん
こんにちは
ご質問ありがとうございます。
また画像うまいですね。
よく雰囲気がでてます。
このような状況というのは、臨床では良くあるのですが、治療する人ができるかどうか、イヤやる気があるかどうか、診断する気があるかで結果がかわります。
細かな治療計画はレントゲンや口腔内を診て診察しないと何とも言えないのですが、基本的には多くの細菌が歯の中に溜まっているのだろうと想像できます。
したがって、通常の根管治療を行ってくれる親切な歯科医院か、根管治療の専門医を探す必要があります。
根管治療の専門医でも通常の方法しかできない場合と、外科治療までやってくれる場合があります。
両方行うと一般的にはまず救えます。
治療費は高くなります。
しかし、歯の状況によっては両方を行ったとしても救えないような難しい状況になっている可能性(穴があいている)がありますので、まずはそこからはっきりと診断することが必要です。
実際に診ないとわからないですね。
宮下 裕志 (東京国際歯科 六本木)
こんにちは
ご質問ありがとうございます。
また画像うまいですね。
よく雰囲気がでてます。
このような状況というのは、臨床では良くあるのですが、治療する人ができるかどうか、イヤやる気があるかどうか、診断する気があるかで結果がかわります。
細かな治療計画はレントゲンや口腔内を診て診察しないと何とも言えないのですが、基本的には多くの細菌が歯の中に溜まっているのだろうと想像できます。
したがって、通常の根管治療を行ってくれる親切な歯科医院か、根管治療の専門医を探す必要があります。
根管治療の専門医でも通常の方法しかできない場合と、外科治療までやってくれる場合があります。
両方行うと一般的にはまず救えます。
治療費は高くなります。
しかし、歯の状況によっては両方を行ったとしても救えないような難しい状況になっている可能性(穴があいている)がありますので、まずはそこからはっきりと診断することが必要です。
実際に診ないとわからないですね。
宮下 裕志 (東京国際歯科 六本木)
相談者からの返信
相談者:
父代理さん
返信日時:2017-07-18 08:40:01
タイトル | 神経の無い歯の外側の炎症は抜歯しかないですか |
---|---|
質問者 | 父代理さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定 根管治療その他 根管治療関連 その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。