保険のハイブリッドセラミックと保険外のセラミックの違いについて

相談者: surf45さん (43歳:男性)
投稿日時:2017-07-20 00:04:35
現在5番の歯をセラミックにしようと考えております。

調べたところすべての歯医者ではありませんが、現在4番、5番の歯はCAD/CAM装置での形成によるハイブリッドセラミック保険内で治療できるとありました。

また保険外で行っている医院ですと、セレックというシステムで形成で4万〜8万ぐらいとありました。


1.保険内で行っている歯科に導入されているCAD/CAM装置と、保険外の医院でのセレックの装置は同じものでしょうか?


2.保険内で使用するハイブリッドセラミックのCAD/CAM冠と保険外のセレックで使用するCAD/CAM冠は材質等同じでしょうか?違うのでしょうか?

また、エネミックセラミックというハイブリッドセラミックは保険内でも対応可能な材質なのでしょうか?


3、もし同等なら保険内で治療できる医院に行くべきだと思うのですが、保険外での治療のメリットや違いはなんでしょうか?


4、治療や土台だけかかりつけの医院にお願いして、セラミックのかぶせだけ保険内の医院にお願いすることなんて可能なのでしょうか?


お教えいただけると大変助かります
よろしくお願いいたします


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-07-20 08:43:21
surf45 さんこんにちは

>1、

あまり詳しくないのですが、同じシステムのものであれば同じ機械で削ります。
それぞれの技工所さんの事情もありますからなんとも。

ただ、言えるのは、削る機械が同じでもその前の形成や型取りの時点で問題があれば良いものはできません。
残念ですが、歯科治療はドクターや技工士さんの技量に頼るぶんがまだまだ大きいです。


>2.

材質は全く違います。
保険のものはレジンと考えられた方が良いです。自費のものはセラミックになります。


>エネミックセラミックというハイブリッドセラミックは保険内でも対応可能な材質なのでしょうか?

保険適用になりますので対応可能ですが、技工所が対応していなければ無理かと思います


>3、

全くの別物と考えた方が良いです。
また、医院によってまちまちになってしまいますが、私の医院では、自費の治療では治療時間も2倍から3倍かけますし、型取りの材料も全く変わりますし、セメントも、全ての工程や内容が変わってきます。


>4、

可能か可能でないかはと言われれば可能ですが、あまりオススメできません。
あまり良い結果は得られないと思います。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-07-20 10:37:07
surf45さん、こんにちは

少し勘違いがあるようですげ、「ハイブリットセラミック」は、「レジン」の強度をますために、セラミックの粉をレジンで固めたもので、分類では「レジン」になります。
最近の冠やインレー用「レジン」はほとんどが「ハイブリットセラミック」という名前の「レジン」です。


一般的に「セラミック」はセラミック焼成して作られたものです。

保険での「ハイブリットセラミック」は「セラミック」とは全く別物です。

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回答 回答3
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2017-07-20 10:37:50
保険内で行っている歯科に導入されているCAD/CAM装置と、保険外の医院でのセレックの装置は同じものでしょうか?

セレックはCAD/CAMの3Dスキャナーや削る装置などを合わせてシステムの総称です、ある意味商品名です。

他にもシステムは色々あります。



>保険内で使用するハイブリッドセラミックのCAD/CAM冠と保険外のセレックで使用するCAD/CAM冠は材質等同じでしょうか?違うのでしょうか?

CAD/CAMで何を削るかです、保険給付の材料を削れば保険になりますし給付外の材料を削れば自費になります。

基本的には材料の差だと思って下さい。

エネミックセラミックは給付外だったと思います。


>もし同等なら保険内で治療できる医院に行くべきだと思うのですが、保険外での治療のメリットや違いはなんでしょうか?

印象する材料など精度の良い物を使ったり、時間的な要素も大きいと思います(ゆっくり時間を掛けれる)


>治療や土台だけかかりつけの医院にお願いして、セラミックのかぶせだけ保険内の医院にお願いすることなんて可能なのでしょうか?

可能だとは思いますが責任の所在等が不明瞭になるのでお勧めできません。


あと一つ、CAD/CAMは届け出制になっているので、届け出がなされていない医院では保険では出来ません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: surf45さん
返信日時:2017-07-20 11:55:43
皆さま、丁寧なご対応ありがとうございました

こちらの理解として、

セレックとはひとつの固有名詞で保険内も保険外も形成するCAD/CAM装置機械は同じであるということ。

同じハイブリッドセラミックでも保険内と保険外では材質が異なる。
保険内での材質は保険外より質が落ちる。

医院のはしごは極力やめべきである。


ちなみに保険内も保険外も同じ装置を使用してCAD/CAM冠を削りだすと解釈してよろしいのでしょうか?

違いはそのCAD/CAM冠の強度や材質が違う。


上記の違いだけでしたら強度等の程度はありますが、保険内での診療のほうが患者にメリットが大きいと思うのですがいかがでしょうか?

よろしくお願いいたします
回答 回答4
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2017-07-20 12:11:33
>同じハイブリッドセラミックでも保険内と保険外では材質が異なる
保険内での材質は保険外より質が落ちる

ハイブリットセラミックならほぼ変わりません。

CAD/CAMではセラミックも削ります、ハイブリットセラミック(コンポジットレジンと同じです)とセラミック(陶材です)では違うと言う事です。



>保険内も保険外も同じ装置を使用してCAD/CAM冠を削りだすと解釈してよろしいのでしょうか?

高額な装置なので保険用自費用と分けているところは少ないと思います。

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回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-07-20 13:01:15
保険で使えるブロックは単色だと思います。
自費用だと多色のものがあったりあとから色をつけたりするステップが追加できることがあると思います。

またジルコニア系のブロックの上にセラミックを焼き付ける方法ができることがあると思います。

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回答 回答6
  • 回答者
回答日時:2017-07-20 13:02:16
ハイブリッドセラミックについて誤解があるといけないので書きます。

作り方ですが、まず、ガラスやジルコニアの粉末をプラスチックに混ぜてコンポジットレジンを作ります。
それを固めてから粉砕します。
粉砕したものをコンポジットレジンに混ぜます。

そうやって出来上がったのがハイブリッドセラミックです。


セラミックは定義として粉を固めて焼き上げたものなので加熱重合させればセラミックになります。

昨今の保険用セラミックは数年前まで自費で行われていたものが保険になってきたものです。
数年前に2〜3万円くらいで行われていましたが、それと同等です。
で、保険適用になっちゃったので ”プチ自費”の領域が狭まってしまいました。


ものとしては保険のものも自費のものも似たようなものです。
そりゃ多少強度が違ったりしますが、ちゃんと手間暇かけて治療を行えば保険のCADCAMでもいい結果は出せているようです

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回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-07-24 09:49:25
>ものとしては保険のものも自費のものも似たようなものです。
>そりゃ多少強度が違ったりしますが、ちゃんと手間暇かけて治療を行えば保険のCADCAMでもいい結果は出せているようです

ちゃんと手間暇かけて治療しているかが問題でしょうね。
医療は知識と技術を時間売りしているようなものですから。

保険と自費で手間暇を分けている先生もいれば、どちらにも同じように扱って見える先生もいます。
でも、どちらも同じように扱って見える先生の中にも、どちらにも手間暇をかけている先生もいれば、どちらもかなり省略して時間を節約している先生もいます。


CAD/CAM冠作成のための装置も、機種によって性能に大きな差がありますし、技術の進歩が早いため、同じなブランドの機械でも、作られた年代で性能にかなり大きな差があります。

この差は、術者の知識と技術との差と同じぐらい重要ではないかと思います。

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タイトル 保険のハイブリッドセラミックと保険外のセラミックの違いについて
質問者 surf45さん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ ハイブリッドセラミッククラウン
オールセラミック(陶器の被せ物)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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