二次カリエス治療終了、再び二次カリエスにならないための予防
相談者:
kio0216さん (28歳:女性)
投稿日時:2017-07-23 10:43:06
いつも歯科チャンネルにはお世話になっております。
8年ほど前に詰めた銀のインレーの隙間から幾つか二次カリエスが見つかり、歯科恐怖症の身ではありますがこの度勇気を出して保険外の治療法(静脈内鎮静)にて、7本のe-maxインレーと1本のe-maxクラウンにやり替える治療が先日全て終了しました。
もちろんこれから定期検診やクリーニングには通う予定でいますが、一つどうしても心配なのが今後更なる二次カリエスを作ってしまうことです。
元々心配性な性格で、歯のケアにもかなり気を使っていたので、まさか8年前の治療後にまた治療が必要になるとも思っておらず、二次カリエスが見つかった時は本当にショックでした。
今回治療していただいた歯科の先生はすごく丁寧な方で、治療そのものにもとても満足はしているのですが、今後もしその歯もまた二次カリエスになってしまったら自分の歯を失ってしまうのでは…と考えると心配でたまりません。
食事や歯磨きなどにも非常に気をつけていて、少し舌先に違和感があるような気がすると鏡でインレーの隙間がないか等を毎日のようにチェックしているのですが、最近あまりに心配しすぎて疲れてきてしまいました…。
二次カリエスへの不安、どうすれば気持ちが楽になるでしょうか…?
8年ほど前に詰めた銀のインレーの隙間から幾つか二次カリエスが見つかり、歯科恐怖症の身ではありますがこの度勇気を出して保険外の治療法(静脈内鎮静)にて、7本のe-maxインレーと1本のe-maxクラウンにやり替える治療が先日全て終了しました。
もちろんこれから定期検診やクリーニングには通う予定でいますが、一つどうしても心配なのが今後更なる二次カリエスを作ってしまうことです。
元々心配性な性格で、歯のケアにもかなり気を使っていたので、まさか8年前の治療後にまた治療が必要になるとも思っておらず、二次カリエスが見つかった時は本当にショックでした。
今回治療していただいた歯科の先生はすごく丁寧な方で、治療そのものにもとても満足はしているのですが、今後もしその歯もまた二次カリエスになってしまったら自分の歯を失ってしまうのでは…と考えると心配でたまりません。
食事や歯磨きなどにも非常に気をつけていて、少し舌先に違和感があるような気がすると鏡でインレーの隙間がないか等を毎日のようにチェックしているのですが、最近あまりに心配しすぎて疲れてきてしまいました…。
二次カリエスへの不安、どうすれば気持ちが楽になるでしょうか…?
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-07-23 12:14:40
こんにちは。
虫歯の治療が終われば今までの不摂生はすべて帳消しになって二度と虫歯にならないだろうと考える方がおられますが残念ながらそうではありません。
修復物と天然の歯の物性は異なりますし、構造体に必要な連続性はありませんし、修復物はたんなる修復物で天然歯質を取り戻したわけではありませんから将来的に問題を生じることとセットになっています。
たいていの歯科修復物は10年以上持てばよいほうで、8年問題なく機能してくれていたというならばまあまあよい治療だったと考えてよいと思います。
虫歯治療後も治療前と同じような食生活で生活習慣であったとしても修復物自体はCRやアマルガムなどを除いて劣化が激しく進行することがない素材ですし、それ自体が虫歯になることはないのですが、周囲の歯はご自身の歯ですから以前と同じような速度で虫歯が発生し大きくなってしまうのはいたし方ないでしょう。
(詳しく言えば虫歯の好発部位は修復されているので治療前の虫歯ほどの速さでは虫歯にはならないのがふつうですが)
2次虫歯の発生部位は結局はご自身の歯なのですから歯が溶けやすいような生活をされていればまたなります。
ですが、お手入れ自体は以前と比べ断然簡単になっているはずです。
(修復物そのものは虫歯になりませんから)
>今後もしその歯もまた二次カリエスになってしまったら自分の歯を失ってしまうのでは…と考えると心配でたまりません。
ご不安になられる必要はありません。
そのためのメンテナンスで予防治療です。早期発見早期治療を行ってもらえる環境にご自身がいることで歯を失う可能性を低めることが出来ます。
多くの方は虫歯治療を行った直後はとてもいやな思いをしたことを覚えていて生活を変えようと努力されたり、歯磨きに興味を持たれ励行さえれたりメンテナンスの予定を入れられますが、たいてい数ヶ月〜半年程度でいやな体験の記憶が薄れ定期的なチェックとメンテナンスに通院されなくなります。
予防して歯質を温存しておくことが最も望ましいはずなのに喉元過ぎれば忘れてしまうわけです。
そしてまた数年後にいやな思いをされることでまた反省されるということを繰り返しがちです。
そうならないために定期的に歯科でチェックとメンテナンスを受けられることを一生の習慣にされることが望ましいとされています。
(予防には保険が使えませんので日本の保険制度に問題があるわけです)
虫歯の治療が終われば今までの不摂生はすべて帳消しになって二度と虫歯にならないだろうと考える方がおられますが残念ながらそうではありません。
修復物と天然の歯の物性は異なりますし、構造体に必要な連続性はありませんし、修復物はたんなる修復物で天然歯質を取り戻したわけではありませんから将来的に問題を生じることとセットになっています。
たいていの歯科修復物は10年以上持てばよいほうで、8年問題なく機能してくれていたというならばまあまあよい治療だったと考えてよいと思います。
虫歯治療後も治療前と同じような食生活で生活習慣であったとしても修復物自体はCRやアマルガムなどを除いて劣化が激しく進行することがない素材ですし、それ自体が虫歯になることはないのですが、周囲の歯はご自身の歯ですから以前と同じような速度で虫歯が発生し大きくなってしまうのはいたし方ないでしょう。
(詳しく言えば虫歯の好発部位は修復されているので治療前の虫歯ほどの速さでは虫歯にはならないのがふつうですが)
2次虫歯の発生部位は結局はご自身の歯なのですから歯が溶けやすいような生活をされていればまたなります。
ですが、お手入れ自体は以前と比べ断然簡単になっているはずです。
(修復物そのものは虫歯になりませんから)
>今後もしその歯もまた二次カリエスになってしまったら自分の歯を失ってしまうのでは…と考えると心配でたまりません。
ご不安になられる必要はありません。
そのためのメンテナンスで予防治療です。早期発見早期治療を行ってもらえる環境にご自身がいることで歯を失う可能性を低めることが出来ます。
多くの方は虫歯治療を行った直後はとてもいやな思いをしたことを覚えていて生活を変えようと努力されたり、歯磨きに興味を持たれ励行さえれたりメンテナンスの予定を入れられますが、たいてい数ヶ月〜半年程度でいやな体験の記憶が薄れ定期的なチェックとメンテナンスに通院されなくなります。
予防して歯質を温存しておくことが最も望ましいはずなのに喉元過ぎれば忘れてしまうわけです。
そしてまた数年後にいやな思いをされることでまた反省されるということを繰り返しがちです。
そうならないために定期的に歯科でチェックとメンテナンスを受けられることを一生の習慣にされることが望ましいとされています。
(予防には保険が使えませんので日本の保険制度に問題があるわけです)
相談者からの返信
相談者:
kio0216さん
返信日時:2017-07-23 19:07:38
タイトル | 二次カリエス治療終了、再び二次カリエスにならないための予防 |
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質問者 | kio0216さん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
詰め物の下の虫歯(二次カリエス) クラウンの下の虫歯(二次カリエス) 二次カリエス(2次的な虫歯) |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。