インレー素材選びでガルバニック電流が気になって仕方ない

相談者: 虫歯撲滅さん (42歳:女性)
投稿日時:2017-08-20 11:27:41
こんにちは。

こちらの掲示板で、ガルバニック電流について、記載があり読ませて頂いたのですが自身の歯でも発生する可能性があり、不安があるためご相談させて下さい。



昨日型どりをし、右上5番に白金加金のインレーを入れる予定となっております。

現状の私の歯の状態ですが・・

・右上下4〜7番→大きな銀インレー
※右下5番のみメタルボンドクラウン
※今回、右上5番は白金加金インレー(装着予定))

右上5番は噛み合わせた時に、右下5番と6番の間にあたります。


ガルバニック電流について、担当医に確認したところ、

@もしかしたらビリってくるかもしれない。

Aその場合はどうしたら?
取って銀にしたら大丈夫ですか?
とお尋ねしたら、 「慣れてくるんじゃない?」とのこと。

B先生自身なら銀と白金加金どちらを お入れになりますか?と、お聞きしたら 白金加金かな〜と言われた。

C実際に先生の口にインレーで 「7番アマルガム、6番白金加金」で左右 の歯にいれている。
→特に問題がないらしい。
※でも上歯が何か聞けてないので、そもそもガルバニックにならないのかもしれない・・


上記に追記として、左も上下4〜7番大きな銀インレー、クラウンが入っているので白金加金を入れることで銀が腐食、セメントが流出等するのであれば隙間が空いたり虫歯ができやすくなったりするのではと考えたら、ほとんどの歯にその影響が出るのではないかと
不安だらけです。

虫歯になりにくい素材を選んでも、他の歯を虫歯になりやすい環境にするのもどうなのか・・

虫歯になりやすい環境になるならNGですが、ビリっとくるかこないかだけなら、白金加金で仮止めし、様子見・・?
(どのくらいの期間がよいのでしょう?)でダメなら銀に変更。

それともそもそも銀にしておいた方が無難なのでしょうか・・?



夜な夜なネットで調べていたのですが素人の私では判断できず。

担当の先生の言われることで問題ないのか・・
現役の先生方にお聞きするのが番信頼できるかと思い、ご相談させていただきました。

話が長く本当に申し訳ございません。

もし変更するなら明日朝一で、歯科医院にお電話しようと思います。

どうかご教授お願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-08-20 11:45:35
こんにちは。

基本的に修復物が多いお口の中は異常な状態ですから、何もないというのを期待しないほうがよいと思います。

ガルバニー電流について嫌だな〜〜と思われるならば、金属を電流を通さないセラミックや樹脂に順次変えていく治療の方向性を持っておくべきでしょう。


健康で虫歯も修復物もない健康な御口の中の人と比べて異種金属だらけで、接着にはセメントが使われていて段差もたくさんあるというのでは、やっぱり問題が多いので将来的にまた悪くなっていくリスクをゼロには出来にくいと思います。

ですから駄目になっていないかどうかを定期的にみてもらい、異常を発見してもらったら随時治療を受けておくというメンテナンスが大切になってくると思います。



>実際に先生の口にインレーで「7番アマルガム、6番白金加金」で左右の歯にいれている。
>→特に問題がないらしい。

アマルガムが口腔内に入っている段階でその先生はあまりそういうことに興味や関心がないと考えてよいと思いますので、患者さんとのミスマッチを感じます。

(出来れば気にしないようにされてメンテナンスで早期発見早期治療介入を行ってもらうのがよいのではないかと思いますが)

ネットには様々な考えが存在しますが、すべてを気にする必要があるかどうかは不明です。



>虫歯になりにくい素材を選んでも、他の歯を虫歯になりやすい環境にするのもどうなのか・・

生体親和性が高い素材はジルコニアなどのセラミックでしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 虫歯撲滅さん
返信日時:2017-08-20 13:38:33
船橋先生

ご回答ありがとうございます。

先生の言われている通り、リスクだらけのお口の中のため既にあちこち二次カリエスが発生し随時、治療してる最中です。

もちろんセラミックも考えたのですがインレーの場合の適合は難しく金属の方が合わせやすいと何かで見た気が致します。

また、セラミックは金属よりも歯の削る量が多いとも聞きました。
歯軋りも結構します。。


実は、担当医に他の歯でセラミックインレーを作ってもらった際に、出来が結構ひどかったので躊躇してしまい、今回は自費金属にしようと思ってましたが

ガルバニック電流のことを学び今、1番のベストは、銀なのか白金加金属なのか・・
それとも削り直して、セラミックなのか。。


どの素材についても一長一短ありますしなかなか決め手にかけてしまい決められない状態です。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 虫歯撲滅さん
返信日時:2017-08-27 13:48:44
ガルバニー電流について、色んな先生方の回答が、こちらの掲示板にありますが、かなり前に回答されてるものだったりするため現在のリアルな状況を教えて頂けないでしょうか?

あまり気にすることはないようなコメントも以前はございましたが最近はこういう危険性が発見された、増えたからやはり状況が変わったとか、やっぱり気にしなくていいとか。

セラミックインレーだと削る量が増えるといわれたので金属で白金か金銀パラジウムどちらかと考えています。

ご相談にのって頂けないでしょうか。


金銀パラジウムで揃えるか白金加金に揃えるか。
ガルバニーが問題なければ揃える必要もないのですが・・

歯の治療が今後も何度となくやり直しがあるとふまえると経済的にもなかなか難しいなと頭を悩ませています。

よろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2017-08-28 10:17:51
ガルバニー電流についての心配もあり別にご質問させていただいています。

ガルバニー電流に関しては理論的なものであり、金銀パラジウム合金と白金加金が同じ口腔内に入っているからと言って問題になる事はまずありません。

実際私の口腔内にはアマルガムとゴールドが入っていますが問題になった事は有りません。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-08-28 10:56:17
ガルバニー電流口腔内に金属を使用するならば逃れることは困難だと思います。

もしも気になられるということでしたら実際に実験系を作って電流を測定されたらよいでしょう。
簡単な実験系としてはジャガイモに金属を差し込んで発生する微量電位を測定するということがされています。

視覚的にわかりやすいのでポテト&クロックという理科の実験が紹介されていたりします。(英語)

一般の方は気にされることはないです。


金属の組成ですが様々なメーカーから製品が販売されていています。
ですから歯科用修復材料として金属やセメントを使用しなければならない口腔状態で、金銭状態であれば代用品によるデメリットはある程度は甘受しなければいけませんから(穴を開けたまま象牙質が口腔内に露出しているデメリットのほうが高いわけですから)僅かなデメリットには目をつむって使用されているのが現実です。


金属使用が嫌であればCRでの修復も可能な場合もあるでしょう(このところCRの進化は早いです)し、セラミックを使用することも可能でしょう。

異種金属が嫌ならば金パラで統一されておくことが保険適用製品ですから最も自己負担が少ないということになります。


一人ひとり条件が異なるでしょうから、一々電位を調べて金属組成の確認をしてくれる医院は数少ないでしょう。

微弱電流を口腔内で測る意味がどの程度あるのかについて歯科では重要視されることはないですが、O-リングテストのような説明が出来ずらい検査法を使って金属を選択してくれる医院もあるでしょうし、実際にある点で測定してくれる医院もないわけではないでしょう。


どうしてもガルバニー電流にこだわりたいとお考えでしたら、そういう医院を探して受診されご自身が理解できて納得できたと思える検査法で検査を行ってもらい選択されるのがよいかもしれません。

一般的にはそういうことを気にして治療を行うよりも、金パラでよいのでちゃんと技術力の高い歯科医院で治療を受けることが歯を保存することにつながると考えられていますから、気にされないのが普通だと思いますが、色々な方がおられ様々なこだわりをお持ちになり様々な需要があるのは理解できますので、そういうことに一生懸命になっている歯科医院をご自身で探してみてください。

(特殊なことを売りにしているのですからネット上にたくさん情報を流していると思います)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 虫歯撲滅さん
返信日時:2017-09-03 16:43:17
細見先生

ご回答ありがとうございます。
お返事遅くなり申し訳ございません。

ゴールドとアマルガムがお口にあるとのこと。

@その歯は、隣接or対向歯だったりしますか?
ゴールドとアマルガムが直接触れることはありますか?

A腐食したりは全くないのでしょうか?

B ゴールドVSアマルガム、ゴールドVS金パラで、あればアマルガムの方が可能性としてガルバニー電流発生、腐食率が高いのでしょうか?


先生のお口の中のことまで色々質問してしまい申し訳ございません。

失礼だとは思いますが、問題ない範囲で教えて頂けないでしょうか。

どうぞよろしくお願い致します。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 虫歯撲滅さん
返信日時:2017-09-03 17:13:04
船橋先生

ご回答ありがとうございます。
考えすぎて体調不良になり、お返事遅くなり申し訳ございません。

先生のご回答を読んで確かにそうだな〜と思うところが多々ありました。


実は最初、電流のことが気になるので、最初はセラミックでとも考えてましたが、削る量が増えると聞いて選択肢からなくなりました。

では、金属でとなり白金加金にしようとなり、そこでガルバニー電流のことで今回つまづきました。

あくまで発生はするが、問題となる確率が人によって高いか低いか、たまに問題が発生する人がいますよということですよね。。

その可能性は人それぞれなので正直わからないということなのかなと。。


どれも一長一短でインレーをはめてしまえば、やり直しもそうそうできるものでもないのででも最終的に自分で決めないといけないのですが踏ん切りがつかず・・

明確な何か、確実に正しい答えがあって後ろからポンと押してもらえるようなことを期待してる私は甘いのかもしれません。

堂々巡りになってしまい抜け出せそうにありません。。。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-07 10:21:26
>明確な何か、確実に正しい答えがあって後ろからポンと押してもらえるようなことを期待してる私は甘いのかもしれません。


ガルバニ電流が嫌ならば金属は使用しないのがよいのではないでしょうか?

自費であれば強化型ハイブリッドセラミックというセラミックに出来るだけ類似させた樹脂があります。

インレーならばすべてをハイブリッドコンポジットレジンで自費で丁寧におこなってもらうということも出来るでしょうし、金属をどうしても御口に入れて機能させ続けなければいけない虫歯跡なのかどうかを自費CR治療しているところでご相談されるのがよいのではないでしょうか?


強度的に無理な設計をせず歯を削る必要があるところはちゃんと削ってもらい、セラミック治療を受けておくというのが一番理想的な治療になってきているような気がしますよ。


それか、昔ながらの金でしょうか。。強度の問題で純金ではないですから素材の安定性でいえばやはりセラミックに勝るものはないように思えますが。

神経を温存するように上手く裏層したりビルドアップしてもらい強度的に必要であれば、健康な部位でも歯を削ってもらい上手く接着技術を駆使してインレーをしてもらうというのがベストではないでしょうか?


つまり、単純に素材を変えるということではなく下準備や技術によるのですが、一般の方に技術を評価できる下地がないので選択基準がどうしてもわかりやすい材料でということになるんでしょうね。

本来はよりよい治療を受けたいならばそれ相応の技術料を払う必要があるのですが、それがわかりにくくなっているのでしょう。


本当の職人に仕事を依頼された経験が他のことでもどんどん少なくなってきてしまっている世代ですよね。

技術を買おうと思えば相当な目利きでなければ無理ですが、わかりにくいですよね。

ですからどこかは諦めて早めに修復してもらうことが大切でしょう。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 虫歯撲滅さん
返信日時:2017-09-09 21:25:46
船橋先生

ご回答ありがとうございます。

確かにセラミック、CR等にするのが良いような気がします。

ガルバニー電流や腐食について気になるなら、やっぱりそうですよね。。


ただ、今通っている歯医者さん保険診療がほとんどの歯科医院なのでセラミックもあまり慣れてらっしゃらない感じもあり、CRについては、2番目の歯を以前に同じ先生に治療したもらいましたが取り敢えず埋めてるだけで盛り上がっていてガタガタで隣のメタルボンドのセラミックを欠けさせられたりで。

なので、正直歯医者さんを信用できなくて心配でお願いができないです。

かといって、他院を探す時間もありませんし今回は慣れてらっしゃる金パラか白金加金で決めるしかなく。。。

セラミックにしとけば良かったなと今さら後悔しています。。



タイトル インレー素材選びでガルバニック電流が気になって仕方ない
質問者 虫歯撲滅さん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ お勧めの詰め物・インレー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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