[写真あり] 奥歯をまとめて保険外治療し開咬を治すことは可能か?

相談者: buttercupさん (52歳:女性)
投稿日時:2017-09-06 13:10:32
こんにちは。

数年前、奥歯クラウンの治療(4箇所)によりかみ合わせが変化し、その時に大学病院にもお世話になり矯正をすすめられました。

矯正を勧められた理由は、歯のかみ合わせの変化でオープンバイトになってしまったからです。
それまでは切端交互合気味で、前歯が噛み合って摩擦していたあともあります。


私の55という年齢からして、今から矯正してもという考えもあり矯正には踏み切れないでいます。

 
虫歯の治療がたくさんあり上下左右とも5番以降は銀歯のクラウン(4本)とインレー2本です。
この奥歯のクラウンやインレーをメタルボンドセラミックのかぶせものに作り替えてもらった場合、オープンバイトは、治る可能性があるのでしょうか?

奥歯のクラウンやインレーを作るにあたって、オープンバイトが治る調整をしてもらえるのでしょうか?


教えて頂ければ幸いです。

画像1画像1


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-09-06 16:06:15
もともとは反対咬合、あるいは切端咬合であったわけですね。
この治療のためかそうではないかは分かりませんが、臼歯部に高いクラウンを入れたということになりますね。

普通に考えれば、クラウンの高さを元に戻せば、元の状態の咬合に戻るということにはなります。
新しいものにかえなくとも、咬合面を削っていけば元の高さまで戻るはずでもあります。


ただ、臼歯部を削れば、前歯部はかみあわせが深くなってくるわけですが、かみあわせが深くなれば、前歯部が当たるようになるということです。
また、今より下顎が前方に出てくるということにもなるでしょう。

高いクラウンを低いものにしたからといって、現在の肩こりなどの症状が改善できるかといわれると、そういう保証はありません。
それはまた、矯正治療を行って、全ての歯がしっかりかんでいるという状態を作っても、解消できるとは限らないということでもあります。


臼歯に入れるクラウンは、保険治療自費治療によって高さが違うというものではありません。
保険治療のクラウンでも低くしようと思えばできるでしょうし、自費治療でも高いクラウンが入ることがあるかもしれません。



そもそも、クラウンが高いのであれば、咬合調整が行われるはずですが、これがご希望になっているほどなされていないのは、臼歯を削っても前歯部が当たっているからではないかと推察します。

そうだとすれば、低いクラウンを入れても、「かまないクラウン」を入れただけということになるかもしれません。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-06 17:16:32
今村先生
ありがとうございます。


肩こり等に関しては完治とまではいきませんが、今も整形外科にはかよってはいますが、TCHを意識した生活とリハビリでかなり楽になっています。
おかげさまです。


問題のクラウンのいくつかに関しては、1度作りかえてくれたりしたのですが、うまくいかず他の歯を削ったりして、その先生自身がお手上げ状態になり、大学病院への紹介状となりました。


「クラウンが高いのであれば、咬合調整が行われるはずですが、これがご希望になっているほどなされていないのは、臼歯を削っても前歯部が当たっているからではないかと推察します。」

ということですが、素人ですので少々理解ができません。
恐縮でございます。

臼歯を削っても前歯が当たらないという意味でしょうか?
臼歯を削る前から前歯部が当たっていないという意味でしょうか。

前歯に関しては、以前、噛み合って摩滅したあともありますが、今は開咬になってしまいました。


お忙しい中、お返事ありがとうございます。
もう少々、ご教授いただければ幸いです。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-09-06 17:51:33
分かりにくい表現だったでしょうか。

患者さんが「クラウンが高い」というクレームを発したとすれば、とりあえず削って低くしようとするはずです。それをしない、あるいは、したのに足りなかったということだったとすれば、すでに前歯部があたっていたからではないかと考えるわけです。

犬歯も含めて前歯部が当たっているのであればいくら臼歯を削っても、それ以上かみ合わせは深くならないからです。


写真を拝見する限りでは、左の犬歯がすでに当たっているように見えます。

そうだとすれば、臼歯を削っても犬歯ばかりが当たるようになるでしょう。
それではご飯が食べられなくなりますので、下顎を前方に出さざるを得なくなり、受け口がひどくなったようになる恐れがあります。


お口の中を拝見したわけではありませんので、あくまで想像で書かせていただきました。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-06 18:50:10
今村先生
お返事ありがとうございます。

奥歯クラウンをつくりかえることはあまり有効ではないという事でしょうか。

50代半ばの矯正を先生はどのようにお考えですか。
矯正が終了したら、加齢ですぐ歯が抜けたのではとてももったえないような気がします。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-09-06 23:50:30
現在のクラウンが高いのだとすれば、削ればいい話ですので、作り替える必要があるのかと思うところです。


矯正治療に関しては、50代60代でも積極的な方は増えてきております。
ですので、できないということは申しません。

ただ、矯正治療に求めるものが別のところにあるのであれば、必ずしも目的を達成できるかどうだわからないということで、そのための治療は私としてはお勧めしません。
それは、前にも書きましたように、治るという保証がないからです。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-07 11:58:47
ありがとうございます。

確かに左犬歯が強くあたるようになり1・2番で噛めなくなりました。
私的には下あごが前に出たように思います。
正面のものも添付します。


クラウンの調整をすることを考えるにあたっては、奥歯の治療をたくさんした歯医者に行くべきなのでしょうか?
大学病院に紹介状を書いた時点でその先生は無理と思います。

その歯医者の前に診てもらった先生のところ(私の転居前にお世話になったので少々遠方)に行き、かみ合わせの話しをしたところ右犬歯が噛み合っていないことの方が問題だし、複数の歯を削ったあとの治療は、どんどん歯の高さが低くなる可能性があり勧めないとのことでした。


たびたびお返事いただき感謝しております。
もう少々ご助言頂ければ幸いでございます。

お手数ですが宜しくお願い致します

画像1画像1
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-09-11 00:28:36
>下あごが前に出たように思います。

左の犬歯が当たっているのだとすれば、そこを起点として下顎は前方に出るように動きます。

より深く噛み込もうをすれば、下顎は前か後ろに逃げるしかありませんが、可動域の広い前方に出ることがほとんどです。
誰でもアントニオ猪木のまねができるのはこのためです。


大学病院への紹介状ということで、もう行かれたでしょうか。
その道の権威といわれるような先生たちが診るわけですから、そういった先生たちの意見をまず聞くというところからではないでしょうか。
少なくとも、一人で考え込んでいるよりはずっといいはずです。

そこで新しい提案があれば、ぜひそちらをやってみていただきたいと思うところです。

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回答 回答5
  • 回答者
伊藤矯正歯科クリニック(名古屋市中区)の伊藤です。



※2013年9月14日までは伊藤和明先生、それ以降は伊藤雅大先生がご回答されています。
回答日時:2017-09-11 08:52:32
添付の写真を見る限りでは、奥歯だけでの対応では難しいと思います。

上下左右のどれくらいの歯を削れば、開咬が治るのかは想像ができません。

(奥歯を削ればその前の歯が当たり、その前の歯を削ればさらに前の歯が当たる気がします)


個人的には、矯正治療の方が良いような気がします…。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-11 11:42:51
今村先生・伊藤先生
ありがとうございます。


大学病院矯正を勧められましたが踏み切れずの相談でした。

その後電話にて矯正を勧めた大学病院の義歯科の先生と、転居前に通っていた先生に、保険外クラウンで高さ調整をする件を相談したところ「それなら可能かも」というニュアンスだったので、このサイトへの質問となりました。

矯正は痛いそうですし期間もかかると聞きます。
2年近く痛い思いをしての矯正で、矯正が完了するころは60代近いと思うとなかなか踏み切れません。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-11 12:09:29
こんにちは。

画像を拝見しての回答ですが(これは禁止事項だったようにも思いますが)、現状の咬合では(たぶん、開咬になられて以降力の掛かり方も変わって顎位も変わったため歯が動いたのではないかとも思いますが)臼歯のバイトを落としても片側犬歯と両側切歯にも修復が必要になるような気がします。

第2小臼歯もでしょうか?それこそ様々な資料を取って確認してみないと治療計画を誤りそうです。



また、臼歯は金属冠だから割れたり欠けることなく機能できている可能性があるかも知れません。

これを咬合を落としてメタルボンドセラミックに変更することを希望されるともしかしたら、神経の処置が必要になるかもしれません(すでに終了していればまた違う回答になります)


元々切端咬合または反対咬合気味で臼歯よりも前歯がガンガン当たることが不快で顎位変位を誘発していたのか?わかりませんが、咬合を変える目的で高めの金属冠で前歯を当たらないようにしてもらったのでしょうか?
(人為的開咬状態を作られた?)

これは最初の段階で矯正治療を選択されておけばかなり違う結果になっていたかもしれません。



50代で矯正治療を選択される方は増えてきています。
骨の代謝を抑制するような薬理作用のあるもの(例えば骨そしょう症の薬など)を飲まれていなければ矯正治療は可能でしょう。

どの程度の矯正治療で治療計画を立てるのか?等総合的に考えてもらい一度説明を受けられて各種メリットデメリット、リスクについて説明を受けられるほうがよいかもしれませんね。

大学の総合科というところがちゃんと機能していればいいのですが。
なかなかよい診断を受けにくいかもしれませんが、術前矯正を併用した歯冠修復のやり直しでどういうリスク回避が可能にあるのか?について具体的な説明をお聞きになったほうがよいでしょう。

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回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2017-09-11 14:36:32
奥歯の治療後にオープンバイトになってしまッたとのことですが、これをセラミックメタルボンドクラウンに変えてもそれだけでは改善しないと思います。

歯を修復するときには上下の歯がただ当たるのではなく、機能的に咬むようにしなければなりません。

開咬になってしまったからといって、高さを低くすればよいということではありませんし、また、自費治療を選択されても保険治療の修復物とは素材が違うだけで、機能的にかみ合うように作らなければ、良い結果は得られないと思います。
かぶせ物の、咬む面の溝は彫刻ではなく意味があるのです。


顎の位置のずれの検査も含めて診査診断し、治療計画を立てる必要があるかもしれません。
私はcadiaxシステムという顎の機能検査を用いていますが、その他さまざまな検査方法があり、それに基づいてかみ合わせの治療を行っている歯科も多いと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-11 22:02:40
船橋先生・畠山先生
ありがとうございます。、


>咬合を変える目的で高めの金属冠で前歯を当たらないようにしてもらったのでしょうか

最初に治療した左上7番が低い気がしてそれを先生にずっと申し上げていたのですが間に受けてもらえませんでした。
仮歯もつくらず、全体の型もとりませんでした。)

そのあと予防のためにということで勧められて作った左下7番6番のクラウンが高かったのだと思います。
作り直したりしたのですが、犬歯は強く当たるのに前歯で噛めなくなりました。
大学病院の先生がいうには高めに作る医師もいるとのことでした。


大学病院の顎関節治療部にも見て頂き顎には何の問題もないそうです。
レントゲンはとって頂きましたがcadiaxはしていないと思います。

顎関節とは関係なくcadiaxはした方がよいのでしょうか?
顎関節治療部の先生も、開咬に関しては矯正をということでした。

皆様のお話を総合するとやはり保険外のクラウン等での調整は考えず矯正という選択肢なのかと思います。



首や肩のこりが和らいだとはいえ、まだすっきりしないのはもしかして更年期とも思い先日婦人科に行きました。
更年期が理由ではないことがはっきりしたのですが、ただ骨粗鬆症がみつかりました。

これから骨粗鬆症の治療なのですが、先生に相談し矯正ができるような骨粗鬆症の治療方法があるのか聞いてみます。


この返信でも何点かの質問はさせて頂きましたし、まだまだご助言をいただきたい気持ちではおりますがお仕事の合間の先生方のレスポンス感謝しております。

ありがとうございます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-16 13:14:27
Dr.ふなちゃん先生


「術前矯正を併用した歯冠修復のやり直しでどういうリスク回避が可能にあるのか?」というのはどういう意味でしょうか。
少々、理解できておりません。
回答 回答8
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2017-09-16 13:22:53
抜髄が不要になったり歯冠形態をより自然に近づけることが可能になるということです。

術前矯正をおこなうことで、歯冠修復に伴う様々な治療リスクを回避することが可能になるのです。

歯冠修復だけでは治療に限界がある割りにリスクもあるので、矯正と併用して歯冠修復の治療計画を立てることが望ましいと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: buttercupさん
返信日時:2017-09-16 13:47:07
Dr.ふなちゃん先生
ありがとうございました。
他の先生方もたくさんのご助言ありがとうございます。


矯正歯科にはすでに行ってみたのですが、ふなちゃん先生のご助言も考慮に入れようと思います。

今後ここに質問しなくてもすむよう実際の先生方ときちんとコミュニケーションを取っていこうと思いますが、不安を感じたときはまた質問するかもしれません。
宜しくお願い致します。



タイトル [写真あり] 奥歯をまとめて保険外治療し開咬を治すことは可能か?
質問者 buttercupさん
地域 非公開
年齢 52歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(写真あり)
開咬・オープンバイト(前歯が噛まない)
回答者




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