マイクロスコープで根管の先の歯肉は見えますか?

相談者: 歯のことならさん (36歳:男性)
投稿日時:2017-10-22 17:57:46
左上大臼歯根管治療中です。
多分、過拡大されています。

毎回顕微鏡を使って治療してもらい、その様子も録画してみせてもらっています。
三根管あり、いつも三つとも根管の先の歯肉まで見えています。


ふと疑問に思ったのですが、奥歯の根ってだいたいカーブしていますよね?
いくら顕微鏡でもカーブした先の歯肉なんて普通は見えないですよね?

とすると、カーブした根管をまっすぐけずって、バーフォレーションした先の歯肉を見ているのでしょうか?


先日、過去にいれたガッタパーチャの残骸が出てきました。
既に何回も洗浄していて、根管の先の歯肉まで見えているのにどこに隠れていたのでしょうか?
カーブの根の先ですよね?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-10-22 20:29:05
まず歯根の先に歯肉はないことが普通です。
奥歯は湾曲していることが多いのですが、全ての歯根で根尖孔が観察できないわけではないと思います。
つまり根尖孔がみえることもあります。


根管が途中で膨らんでいてブラインドになっていると顕微鏡下でも発言できないことはあります。
またガッタパーチャは根管壁にへばりつく事があるので、みえてなかったガッタパーチャが途中で出てきてもおかしくはないと思います。



EMRを併用して根尖孔付近と思われるところでファイルを位置付けて再度レントゲンを撮ると、パーフォレーションしているか判断できることがあると思います。

またファイルを入れずにレントゲンを撮るとガッタパーチャの取り残しが写ることがあると思います。
ただしレントゲンの特性上ガッタパーチャが残っていてもレントゲン上で判別できないことはあります。

つまりレントゲン上何も写っていなくても、ガッタパーチャが残っていることはあります。


ただし愛知県では1本の根管治療で撮影できるレントゲンの枚数に制限がありますので、前記のような目的のレントゲン撮影を主治医がするかどうかはわかりません。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 歯のことならさん
返信日時:2017-10-22 21:09:57
柴田先生

回答ありがとうございます。
根尖孔が破壊されたら、根管が比較的まっすぐの場合、その下の歯根膜は見えますでしょうか?

なるほど、根管壁にへばりついていたのかもしれませんね。
マイクロスコープでも見えない、カーブしている根管の先の壁にへばりついていたのかなと思います。

レントゲン撮影枚数に制限があるんですね。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-10-22 21:22:11
歯根膜かどうかはともかく根管外の軟組織はみえると思います。

もっともみえるようだと、かなり根尖孔のサイズが大きくなっている状態だと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  



タイトル マイクロスコープで根管の先の歯肉は見えますか?
質問者 歯のことならさん
地域 神奈川
年齢 36歳
性別 男性
職業 会社員(事務系)
カテゴリ 根管治療の治療法
マイクロスコープ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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