アマルガム除去の時期と着色について

相談者: rei3さん (30歳:女性)
投稿日時:2017-12-18 06:44:56
上の左右6番に20年以上前に治療したアマルガム充填があります。

最近虫歯ができたので治療をするのですが、治療する同じ歯にアマルガムが入っているので、担当医に

「症状がなければ触りたくないですが、いつかは詰め替えを検討しています。
今回の虫歯治療後、アマルガム除去の治療に何か影響が出たりしますか?
一緒に治療した方が良いなど、最善の治療の時期や方法があれば教えてください」

と質問しました。

すると

「いつか取るつもりなら症状が出る前に取り替えた方がいいので、今回の虫歯の治療時に一緒にしましょう」

との事。

また

「古いアマルガムの為、中に大きく黒い変色があると思います。
黒くなっている部分は、すべて削ります。」

と言われました。


担当医に質問した後に、こちらの歯チャンネルアマルガム除去は本当に必要?水銀の毒性は?」等を読んで、症状が出るまでは取り替えないでおこうと意見が変わりました。


今回の担当医の意見に関して、質問があります。

1. 20年症状の出ていないアマルガムなら、「現在虫歯の取り残しはない=着色は虫歯ではない」ので、着色は削らなくても良いように思います。

見える面ならまだしも、詰めてしまう内部、特に深部まで削り神経が露出したらと思うと怖いです。

黒くなっている部分をすべて削り取る必要はあるのでしょうか?
(着色部分を残して詰めてしまうことに、歯質の変化などなにか問題が起きるのでしょうか?)

2. おそらく、虫歯と黒い変色の判断が難しいので「取り切る」と言われたのだと思いますが、検知液などを使用しても判断は難しいですか?

3. 先生方が、審美的な依頼でアマルガムの詰め替えを行う場合、内部の着色はすべて取り切りますか?

4. 虫歯治療する歯と同じ歯の別の箇所にアマルガムがある場合、虫歯治療とアマルガムの詰め替えを同時にするメリット、デメリットはありますか?
(先生方は、同時の治療を勧めますか?)

具体的には、上6番の5番側の歯の間に虫歯ができました。
アマルガムがあるのは7番側の咬合面です。

5.今後、自身では予防に力を入れ、定期健診を続けて担当医の方から

「適合が悪くなっているので詰め替えましょう」

と言われなければ、極端に言えば、アマルガムは永久的にもつ、と考えられますか?

ちなみに、以前は下の左右6番にもアマルガム(同じく20年モノ)があったのですが、左下6番は3年前にフロスが挟まってとれなくなり、銀インレーに詰め替えました。

右下6番は2年前にチョコレートを食べて一時的に痛みが出たことがあり、原因の歯が特定できず怪しいとしたら治療済みのこの歯(少しだけ隙間もある)という事で、レジンに詰め替えました。

その時、治療後のレジン辺縁や溝に黒い線が多々残ったままになっていて、それが汚れに見えてショックを受け、クリーニングの際

「この黒い部分は取れませんか?」

と聞きましたが、

「機械が入れば取れますが、おそらく上にレジンがのっているので機械が入らず取れないです」

と言われました。

気になるならやり直しもできると言われましたが、再度の治療で歯質を減らしたくなかったので、やり直しはしませんでした。



長くなりましたが、同時期に治療したアマルガムは、どちらも隙間が出来ていた可能性はありますが、除去後「内部はうっすら黒くなっていたけど、虫歯らしい虫歯はなかった」と聞きました。

また、黒い着色が残ったままの部分がありますが、見た目以外に影響は出ていません。

先生方のご意見、どうぞよろしくお願いいたします。

回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2017-12-19 10:09:51
んんん…
難しいですね。

>1. 黒くなっている部分をすべて削り取る必要はあるのでしょうか?
(着色部分を残して詰めてしまうことに、歯質の変化などなにか問題が起きるのでしょうか?)

医学的には全てを削る必要はないと思います。


しかし…

裸眼(もしくは低倍率ルーペ程度)では、黒い部分が「虫歯なのか、着色なのか」の正確な判断は難しいように感じます。
また、患者さん自身も「黒いところが残っているが本当に大丈夫か?取り残しではないのか?」と不安になりませんか?
そうなると、いつまでたっても不安は解消されませんよね。

で、あれば、「黒い部分を全部削って詰めなおしをする」と言う方が歯科医師、患者さん双方にとってメリットの方が大きいように思いますが、いかがでしょうか?

もし「黒い部分を残して、少しでも健康な歯を削らないで欲しい」と言う事であればマイクロスコープで動画を撮影しながら治療を進め、処置後に「ここは黒いが削る必要の無い」と言うことを説明してもらい、患者さん自身が納得できるような治療を受ける必要があると思います。


>2. おそらく、虫歯と黒い変色の判断が難しいので「取り切る」と言われたのだと思いますが、検知液などを使用しても判断は難しいですか?

裸眼では難しいと思います。


>3. 先生方が、審美的な依頼でアマルガムの詰め替えを行う場合、内部の着色はすべて取り切りますか?

難しいところですね。

歯の表面から浅いところでの着色は削り取ります(黒いところが表面に透けて見えてしまっては「審美的」とは言えませんからね。

逆に歯の表面から深いところの着色であればオペーク(コンシーラーのようなもの)で着色をカバーすることができます。


>4. 虫歯治療する歯と同じ歯の別の箇所にアマルガムがある場合、虫歯治療とアマルガムの詰め替えを同時にするメリット、デメリットはありますか?
>(先生方は、同時の治療を勧めますか?)

離れ方(削るべき面積)にもよります。
これは歯科医の技量によっても異なると思うので、一概に同時に、別々に、とは言えません。

僕も別々にした方が良ければ別々にしますし、同時にやった方が良ければ同時に行います。


>5.今後、自身では予防に力を入れ、定期健診を続けて担当医の方から
>「適合が悪くなっているので詰め替えましょう」
>と言われなければ、極端に言えば、アマルガムは永久的にもつ、と考えられますか?

アマルガム自体は長く持つとは思いますが、ご自身の歯の変化(すり減りやチッピングなど)とマッチングするかどうかはわかりませんよね。

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回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2017-12-19 16:12:30
rei3 さん、こんにちは


1. 黒くなっている部分をすべて削り取る必要はあるのでしょうか?
(着色部分を残して詰めてしまうことに、歯質の変化などなにか問題が起きるのでしょうか?)

審美的な要求が無ければ、虫歯でない着色部分は削る必要は無いと思います。
着色しているから、歯の健康に問題を起こすということも無いと思います。


2. おそらく、虫歯と黒い変色の判断が難しいので「取り切る」と言われたのだと思いますが、検知液などを使用しても判断は難しいですか?

着色よりも硬さで見るほうが正確に判断できます。
う蝕検知液を用いればなお正確な判断が出来るでしょう。


3. 先生方が、審美的な依頼でアマルガムの詰め替えを行う場合、内部の着色はすべて取り切りますか?

審美的な依頼ならとりきります。


4. 虫歯治療する歯と同じ歯の別の箇所にアマルガムがある場合、虫歯治療とアマルガムの詰め替えを同時にするメリット、デメリットはありますか?
(先生方は、同時の治療を勧めますか?)

アマルガムの詰め物の個所に病気(虫歯)がなければ、わたしは同時にする事は有りません。
但し、審美的な要求があれば、いっしょにします。

病気や審美的要求がなければ、メリットは何もありません。
デメリットは、更に歯を削るということ、費用と時間。


5.今後、自身では予防に力を入れ、定期健診を続けて担当医の方から
「適合が悪くなっているので詰め替えましょう」
と言われなければ、極端に言えば、アマルガムは永久的にもつ、と考えられますか?

予防法が正しければ、永久にもつ可能性はかなり高いと思います。

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回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2017-12-19 17:21:43
rei3さん

こんばんは。

ご質問の件ですが、

1.黒くなっている部分をすべて削り取る必要はあるのでしょうか?

必要ないと思います。


2.おそらく、虫歯と黒い変色の判断が難しいので「取り切る」と言われたのだと思いますが、検知液などを使用しても判断は難しいですか?

う蝕検知液を用い、さらに直接歯質を触って軟化象牙質がないかを触診すれば難しくはないと思います。
さらに低速コントラで、念のために薄く一層削合すれば、まずむし歯は取り残すことなく治療できるかと思います。


3.先生方が、審美的な依頼でアマルガムの詰め替えを行う場合、内部の着色はすべて取り切りますか?

「審美的な依頼」という条件であれば、歯髄の位置を頭に入れたうえでできるだけ取ります。
どこまで取るかは治療部位、審美的要求の大きさ、歯髄への影響を説明したうえで患者さんと相談して決めます。


4.虫歯治療する歯と同じ歯の別の箇所にアマルガムがある場合、虫歯治療とアマルガムの詰め替えを同時にするメリット、デメリットはありますか?
(先生方は、同時の治療を勧めますか?)

そのむし歯の治療がCR充填等の充填物で治療する場合で、かつアマルガム充填してある部分にかからないのであればアマルガムは触りません。

インレーになるのであれば、インレーの窩洞(削る部分)の設計によります。
もしインレーとアマルガムが接してしまうくらいの形成量になるのであればアマルガムも除去してインレー一つにすると思います。
異なる充填物・修復物同士の接触はむし歯の再発のリスクが高くなるためです。


5.今後、自身では予防に力を入れ、定期健診を続けて担当医の方から
「適合が悪くなっているので詰め替えましょう」
と言われなければ、極端に言えば、アマルガムは永久的にもつ、と考えられますか?

むし歯のリスクという面で言えば半永久的にもつと思います。
あとは機械的な力によって咬耗したり破折したりして隙間ができなければ・・・ですかね。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rei3さん
返信日時:2017-12-24 22:22:55
櫻井先生、小牧先生、金田先生、お返事をありがとうございます。
遅くなってしまって申し訳ございません。


アマルガムの黒く変色している部分は、審美的な理由以外では削り取る必要はないのですね。
着色部分が気にならなければ、除去後にその部分が残ったままになっても歯の健康に問題を起こすことも無いということで、安心しました。

担当医には特に審美的な希望でとは伝えていないのですが、「除去するなら着色部分は取り切ってしまうことが当たり前」という風に感じられたので、こちらで違う意見を聞けて勉強になりました。ありがとうございました。

虫歯治療とアマルガム除去を同時にするかについては、治療部分とアマルガム部分が接触しない距離にあるなら、同時に治療するメリットはないという事ですね。


歯と歯の間の治療は、保険診療だとほとんどのケースで銀のインレーとなるのでしょうか?

銀は避けたいのでCR充填が無理だった場合は、保険外で白い材料(ハイブリッドセラミック等)を選択しようと思っています。
セラミック系は切削量がメタルインレーより大きくなるとよく聞きますが、何ミリ程度(私のような素人が目で見ても分かるくらいに?)大きくなるものでしょうか?

今回の場合だと、銀だと小さいインレーで済む(アマルガムと接触しない)のに、白い詰め物を希望することによりアマルガムと接触する可能性がでてくるのか気になりました。

金田先生がご回答くださったように、同時にアマルガムも除去して大きなインレーとなったり、クラウンになってしまう心の準備もしておかなければならないのかなと思いました。

また、櫻井先生の

>2.
>裸眼では難しいと思います。

というご回答について、最低でも何倍のルーペを使用している歯科が良いなどの基準がありましたら教えてください。

よろしくお願い致します。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2017-12-25 11:41:30
>歯と歯の間の治療は、保険診療だとほとんどのケースで銀のインレーとなるのでしょうか?

担当の歯科医の得意不得意にもよるとは思います。

レジン充填が得意な先生はレジンで治すでしょうし、そうでなければ銀の詰め物を作ることになると思います。
(多くは銀になるとは思いますが…)


>最低でも何倍のルーペを使用している歯科が良いなどの基準がありましたら教えてください。

4倍以上でしょうかね。
(個人的な感覚ですが)

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rei3さん
返信日時:2017-12-28 17:11:23
櫻井先生、お返事をありがとうございます。

レジン充填が得意であっても、保険診療だと銀のインレーにしなければいけない決まりがあるのかなと思いましたが、絶対そうという訳ではないのですね。



保険診療のレジン充填を希望して治療を開始し、レジンで治せなかったので銀インレー、のところを白いインレーを希望、とした場合、銀→白だと切削量は目に見えて大きくなりますか?(アマルガムに接触する可能性は高まりますか?)

先生方のご意見、どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2017-12-28 18:43:02
材料的なことを言えば、レジンが最も切削量が少なく、白いインレーは切削量が多くなります。

ですが、材料の問題以上に担当医の考え方の方が遥かに大きく影響しますので、治療を依頼される先生に直接ご確認頂くのが良いかと思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rei3さん
返信日時:2018-01-03 19:16:57
田尾先生、お礼が遅くなり申し訳ありません。

材料に関しては、担当医に確認してみます。
ご回答、ありがとうございました。




アマルガムに関して、もう少しだけ質問をさせてください。

アマルガム充填のある歯の表面が、うっすら黒くなっているので、虫歯かもしれないと指摘を受けました。

顕微鏡レベルの画像で隙間があるのも見せてもらいました(が、そこから虫歯にはなってませんでした。)。

担当医は治療した方がいいという姿勢でしたが、決定的な根拠はないようで、あくまで除去の判断はこちらに任されました。

自分では20年症状が出ていないので、内部での着色が広がっているだけではと思っていますが、指摘されると不安になりました。


歯の浅い部分ですが、削らずに虫歯か、着色か、調べる方法はあるのでしょうか?

また、今表面まで透けてしまうほど着色が進んでいるなら、除去しないままだといずれ表面まで到達してしまいますよね?

今除去するのと、その時になって着色部分をすべて削るように除去するのとでは、健康な歯質の切削量は今の方が少なく済むでしょうか?

「適合が悪いアマルガム」とはどのような状態を指すのでしょうか?
(先生の方から積極的に除去を勧めるのは、どのような状態ですか?
今回のようなケースは、該当するでしょうか?)


どうぞよろしくお願いいたします。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-08 13:44:22
こんにちは。

アマルガムですが、ご存知のように水銀が入っていますから歯科では、徐々に使用されなくなってきて、現在はすでに使用されない素材になってきています。(傷口にマキュロンや赤チンキが使用されなくなっているのと同じように)

水銀が常に気化しているのではないか?という健康上の理由から、丁寧に除去する必要があると言う歯科医も多くなっているように思います。

虫歯にはなりにくい素材でしょう。

アマルガムを除去するとたいてい歯質に着色は生じていますが、2次虫歯になっていないことを経験します。

上手く混和して圧を充分にかけておかなければ、合金として弱い部分が出てヘリから欠けてきているのをよく目にしますが、抗菌作用があるので2次虫歯にはなりにくいと思います。

健康のことを考えて早めに除去しておくほうが、よいという流れになってきているように感じています。

充填していたものは、穴も充填用に形成されているわけですからレジン充填が一番歯質温存に適していると思います。

充填が下手な先生もいますから、上手い先生に充填してもらえればよい結果を長期に保つことができるのではないでしょうか?

レジンは樹脂ですから、アマルガム以上にちゃんと日頃のお手入れをされたほうがよいと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: rei3さん
返信日時:2018-01-09 17:43:38
船橋先生、お返事をありがとうございます。

>上手く混和して圧を充分にかけておかなければ、合金として弱い部分が出てヘリから欠けてきているのをよく目にしますが、抗菌作用があるので2次虫歯にはなりにくいと思います。

現在そのような状態(ヘリから欠けてきている)かもしれないと思うのですが、欠けている場合「適合が悪いアマルガム」とみなして除去を勧めますか?

それとも「しかし2次虫歯にはなりにくい」との事で経過観察でいいのでしょうか?


返信3で書かせていただいた質問の船橋先生のご回答としては、

「アマルガムを除去するとたいてい2次虫歯になっていない、またアマルガムは2次虫歯になりにくい素材なので、そのままにしておくのが良い」

のか、

「適合が良い状態だったとしても早めに除去してレジン充填が上手い生に充填し直してもらった方が長期的に見れば歯にとって良い」

のか、分かりかねたのですが、どのような意味合いで回答いただいたのでしょうか?

理解力が低く申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
回答 回答7
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-09 22:27:00
かけて来ていてアマルガムであれば、口腔外バキュームで吸引しながら丁寧に除去してもらい、可能であればレジンで充填しなおすと思います。
除去時に気化するので、除去を自費でしか行ってくれない医院もあると思います。

保険治療で除去してくれるうちに、除去してもらっておくと後の憂いがなくてよいように思います。



タイトル アマルガム除去の時期と着色について
質問者 rei3さん
地域 非公開
年齢 30歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ アマルガム
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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