虫歯治療にう蝕検知液は必須ですか?

相談者: saitamaさん (45歳:女性)
投稿日時:2018-01-07 10:30:41
保険診療で虫歯治療を考えている歯科医院が、う蝕検知液を使わないそうなので、(虫歯の取り残しが起こらないか?)気になっています。

「う蝕検知液を使わない」事以外には、他に探した医院よりはるかに私の希望にマッチしていて(レジン充填が得意なこと、予防に力を入れていること、希望すれば質の高い自由診療が受けられること等々)それだけがネックに感じています。


う蝕検知液は「無いよりは有ったほうがいいもの」ですか?それとも「必須」であると考えられますか?
(もしくは熟練の腕をお持ちなど特定の歯科医を除いては、使用しないことは「論外」でしょうか?)

例えば、私の勝手な保険診療の基準ですが、マイクロスコープは「無いよりは有ったほうがいいもの」、ルーペは「必須」、肉眼は「論外」だと考えて歯科医院を選択しました。

「う蝕検知液を使わない」事は、その医院を選択しない(そこで治療を受けない)大きな理由になりますか?



以前のかかりつけ医は保険診療しかしておらず肉眼での治療でしたが、う蝕検知液は使用していました。
咬合面の何本かレジンで治療してもらいましたが、どの歯も5年以上二次虫歯は発生していません)

この掲示板を見ているとう蝕検知液を使うことは当たり前のように感じられるのですが、一般的には使っていなくてもそこまで気にする事ではないのでしょうか??
歯チャンネルを拝見するまではその存在すら知りませんでした)


過去にも類似の質問はありましたが、かなり古いものしか検索できなかったので、改めて教えていただけると幸いです。
よろしくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-01-07 12:03:44
今前回のご質問のところ「歯間のレジン充填、保険と自由診療で予後は大きく変わりますか?」でもこの件について少しお答えしましたが、必須かどうかというご質問については、必須ではないと思います。

むし歯を取り残さないことを命題とするなら、多めに削れば済む話ですので、必須とは言えないと思います。



また、う蝕の判断基準としてう蝕検知液も信頼性の高いものには違いありませんが、液の種類がいくつかあって染まりすぎるものもありますし、正確だと言われているものでも神経に近いところで一部、う蝕じゃないはずなのに僅かに染まるところがあったり、う蝕ではなくて変色をしている部分で染まっているかどうかの判断が難しかったり、染まってないところでも何か怪しいと感じてもう少しだけ削るとその下では明らかに染まったり・・ あとせっかく染まっても、マイクロやルーペでも見る角度によっては見落とすことも多々あり得ますので、実際の使用判断は案外複雑な気もします。

あと教科書的には「硬さ」が基準(硬さの定義が曖昧ですが)になっていますから、結局のところ検知液も必須とは言えないし、判断材料の一つに過ぎないと捉えるのが正解かなと思います。



ちなみに自分の場合は必ず使いますが、染めた状態をマイクロで撮影して、染まっていたところもきちんと削りましたよ、というのを患者さんに見せる目的の方が大きいですね。

患者さん自身に見せて納得して貰う、という意味では非常に効果的だと思っています。

4人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-01-07 12:55:56
海外ではう蝕検知液はポピュラーではないと聞いたことがあります。
日本人が開発したものだから欧米で受け入れられてないだけなのか、科学的な根拠に基づいて使わないのかは私にはわかりません。

ただ自分の診療の中でう蝕検知液は必須アイテムです。
当然マイクロも必須です。

歯科医は総合力ですから

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-01-07 23:34:28
こんにちは。

う蝕検知液には2種類あり、通常よく使用されているものは細菌感染していない再石灰化が可能な部位まで染めてしまうので、う蝕と勘違いしてしまい削りすぎの原因になるとされています。

分子量を大きくした後発のう蝕検知液の方がまだよいとされています。


使うと速く判断出来るので保険治療には向いていると思います。
絶対に使用しなければならないものではないとされていますがあると便利です。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-01-08 08:13:14
う蝕検知液を使う方がいいのか?使わなくてもいいのか?
なら、使う方がいいでしょうね。

使わなくてはいけないのか?
となると、そうは言えないです。
なぜなら、結局のところ、う蝕の部位を我々の肉眼や治療に用いる顕微鏡レベルの拡大率で見ることは不可能だからです。


ならどうやってう蝕の部位を特定して我々は削っているのでしょうか?

世界のほとんどの歯科医師は削る際の"硬さ"を基準として、柔らかいう蝕部位を削って、硬い健全な象牙質が触れたら削るのをやめるという方法を採用しています。

それが良いとか悪いではないです。


ただ、”硬さ”を基準とした場合、”科学的ではない”ということです。

科学的であるためには、普遍的であり、かつ、再現性が高い必要があります。
つまり、指先の感覚に頼る方法ではその歯科医師にしかできない技術となってしまいますが、検知液を使うことで一律に同じレベルのう蝕除去が可能になるということです。

そのメリットを享受できるという意味では検知液には一定の意味はあると考えます。

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-01-09 19:03:05
saitamaさん、今日は

世界的にみれば、固さで判断して、う蝕検知液は補助的に用います。

う蝕検知液にもいろいろありますが、う蝕検知液よりも固さで判断する方が正確であると言う研究が沢山あります、科学的な証明がなされています。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: saitamaさん
返信日時:2018-01-12 22:45:37
渡辺先生、柴田先生、船橋先生、タカタ先生、小牧先生

ご回答ありがとうございます。
返信が遅くなり申し訳ございません。

先生方のご意見、とても参考になりました。
う蝕検知液はどんな状況で必要なのか、どのような位置付けで使用されているのか、なるほど、目からウロコのお話ばかりで色々と納得ができました。
本当にありがとうございました。



タイトル 虫歯治療にう蝕検知液は必須ですか?
質問者 saitamaさん
地域 非公開
年齢 45歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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