[写真あり] 左下7・8番に病変、抜歯と言われたが歯を残せないか?
相談者:
トムドムトムドムさん (38歳:男性)
投稿日時:2018-03-05 21:33:39
はじめまして。
昨年の10月頃に歯根嚢胞と診断されました。
左下の8番と7番です。
診断して頂いた先生には、下顎の神経に嚢胞が少しかかっているまで大きくなっているので7番、8番共に抜歯と言われました。
しかし、色々調べていると根幹治療以外にも歯根端切除術というのがあると知りました。
奥歯でかつそこそこの大きさの嚢胞でも歯根端切除術をし7番の歯を残せる可能性(または残す意味)はあるのでしょうか?
みなみに抜歯がどうしても嫌なら、7番の根の1本を残し歯を半分だけ残す方法も考えれないことはないけど意味を感じないと言われました。
保険診療にこだわりはなく、歯を残せるのであれば保険診療以外も検討しています。
どうかご教授下さい。
宜しくお願い致します。
画像1
昨年の10月頃に歯根嚢胞と診断されました。
左下の8番と7番です。
診断して頂いた先生には、下顎の神経に嚢胞が少しかかっているまで大きくなっているので7番、8番共に抜歯と言われました。
しかし、色々調べていると根幹治療以外にも歯根端切除術というのがあると知りました。
奥歯でかつそこそこの大きさの嚢胞でも歯根端切除術をし7番の歯を残せる可能性(または残す意味)はあるのでしょうか?
みなみに抜歯がどうしても嫌なら、7番の根の1本を残し歯を半分だけ残す方法も考えれないことはないけど意味を感じないと言われました。
保険診療にこだわりはなく、歯を残せるのであれば保険診療以外も検討しています。
どうかご教授下さい。
宜しくお願い致します。
画像1
回答1
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2018-03-05 21:37:45
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-03-05 22:23:43
細見先生の回答と同じく歯根嚢胞でない可能性が高いと思います。
まず原因となる歯が無いと思います。
神経が生きている歯に歯根嚢胞はできないと思います。
なんらかの腫瘍性疾患の可能性もあるので口腔外科の早めの受診が望ましいと思います。
元々7番の歯根端切除術はする歯科医はまずいないと思います。
まず原因となる歯が無いと思います。
神経が生きている歯に歯根嚢胞はできないと思います。
なんらかの腫瘍性疾患の可能性もあるので口腔外科の早めの受診が望ましいと思います。
元々7番の歯根端切除術はする歯科医はまずいないと思います。
回答3
K DENTAL CLINIC(神戸市中央区)の金田です。
回答日時:2018-03-06 08:47:10
トムドムトムドムさん
おはようございます。
左下7,8番の嚢胞のため7番の歯根端切除術がどうかと思っているのですね。
残念ながら先にお二人の先生が述べられているように、歯根嚢胞ではないと思います。
親知らずの部分から発生した含歯性嚢胞、角化嚢胞性歯原性腫瘍、エナメル上皮腫などの可能性があります。
7番の根吸収があることから腫瘍性病変の可能性がありますので、7,8の抜歯が妥当な気がします。
いずれにしても、CTや生検で臨床診断をつけてから治療方針を立てるべきですので、口腔外科への受診をお勧めいたします。
おはようございます。
左下7,8番の嚢胞のため7番の歯根端切除術がどうかと思っているのですね。
残念ながら先にお二人の先生が述べられているように、歯根嚢胞ではないと思います。
親知らずの部分から発生した含歯性嚢胞、角化嚢胞性歯原性腫瘍、エナメル上皮腫などの可能性があります。
7番の根吸収があることから腫瘍性病変の可能性がありますので、7,8の抜歯が妥当な気がします。
いずれにしても、CTや生検で臨床診断をつけてから治療方針を立てるべきですので、口腔外科への受診をお勧めいたします。
相談者からの返信
相談者:
トムドムトムドムさん
返信日時:2018-03-06 09:51:51
回答4
細見歯科医院の細見です。
回答日時:2018-03-06 10:11:13
相談者からの返信
相談者:
トムドムトムドムさん
返信日時:2018-03-06 12:43:26
回答5
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2018-03-06 13:30:38
まず術式として再植が適当かどうかは口腔外科に詳しくないので分かりません。
しかしながら7番の歯根膜のうち保存できる量が限られてくるので再植は難しいと思います。
また口腔外科医は再植の経験は少ないだろうと思います。
しかしながら7番の歯根膜のうち保存できる量が限られてくるので再植は難しいと思います。
また口腔外科医は再植の経験は少ないだろうと思います。
回答6
はただデンタルクリニック(渋谷区本町)の畑田です。
回答日時:2018-03-06 15:01:01
トムドムトムドムさん、こんにちは
口腔外科の立場から回答させていただきます。
診断が「腫瘍」と「のう胞」では全く治療方針が異なってきます。
その診断を確実に行うためには生検(病理組織診)を行う必要があると思います。
いずれにせよ、再植というのはこの場合適応にはならないと思います。
詳細は口腔外科の担当医とよく相談してください。
参考になれば幸いです。
口腔外科の立場から回答させていただきます。
診断が「腫瘍」と「のう胞」では全く治療方針が異なってきます。
その診断を確実に行うためには生検(病理組織診)を行う必要があると思います。
いずれにせよ、再植というのはこの場合適応にはならないと思います。
詳細は口腔外科の担当医とよく相談してください。
参考になれば幸いです。
回答7
K DENTAL CLINIC(神戸市中央区)の金田です。
回答日時:2018-03-06 15:17:24
トムドムトムドムさん
こんにちは。
>診断名は下顎腫瘍という診断名でした(含歯性嚢胞の可能性が大ということです)
⇒この時点で矛盾があります。
含歯性嚢胞は「嚢胞性疾患」です。
昔で言う歯原性角化嚢胞という病気は含歯性嚢胞に類似した嚢胞性疾患でしたが、再発しやすいことや細胞の浸潤性の面から「腫瘍」に近い病態とされるようになり、病名が角化嚢胞性歯原性腫瘍という腫瘍性病変に分類されるようになりました。
さらに、臨在歯の歯根吸収という所見は「エナメル上皮腫」という腫瘍性病変に認められることが多いため、他の先生も心配されている腫瘍性病変である可能性が疑われます。
畑田先生のおっしゃられておりますように、診断は病理組織診断が必須で、正確な診断が出ないと治療方法は大きく変わりますので個人的には大学病院クラスの口腔外科へ受診される方が良いと考えます。
こんにちは。
>診断名は下顎腫瘍という診断名でした(含歯性嚢胞の可能性が大ということです)
⇒この時点で矛盾があります。
含歯性嚢胞は「嚢胞性疾患」です。
昔で言う歯原性角化嚢胞という病気は含歯性嚢胞に類似した嚢胞性疾患でしたが、再発しやすいことや細胞の浸潤性の面から「腫瘍」に近い病態とされるようになり、病名が角化嚢胞性歯原性腫瘍という腫瘍性病変に分類されるようになりました。
さらに、臨在歯の歯根吸収という所見は「エナメル上皮腫」という腫瘍性病変に認められることが多いため、他の先生も心配されている腫瘍性病変である可能性が疑われます。
畑田先生のおっしゃられておりますように、診断は病理組織診断が必須で、正確な診断が出ないと治療方法は大きく変わりますので個人的には大学病院クラスの口腔外科へ受診される方が良いと考えます。
回答8
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2018-03-06 15:34:39
まず、先生方がお書きのように腫瘍かのう胞かについて、組織を採取しての鑑別診断が第一でしょう。
その上で、仮にのう胞であれば、必ずしも2本とも抜歯する必要はないかもしれません。
7番の遠心根は若干の吸収をしておりますが、かなり歯根吸収をしても、しっかり残っている歯をしばしば見かけます。
将来的にだめになるにしても、今すぐ抜く必要はないのではないかと考えます。
ただ、仮にのう胞だとしても、更に吸収が進んでくるという可能性はありますので、8番の抜歯は避けられないところのように思います。
その上で、仮にのう胞であれば、必ずしも2本とも抜歯する必要はないかもしれません。
7番の遠心根は若干の吸収をしておりますが、かなり歯根吸収をしても、しっかり残っている歯をしばしば見かけます。
将来的にだめになるにしても、今すぐ抜く必要はないのではないかと考えます。
ただ、仮にのう胞だとしても、更に吸収が進んでくるという可能性はありますので、8番の抜歯は避けられないところのように思います。
タイトル | [写真あり] 左下7・8番に病変、抜歯と言われたが歯を残せないか? |
---|---|
質問者 | トムドムトムドムさん |
地域 | 大阪 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 会社員(事務系) |
カテゴリ |
口腔外科関連 その他(写真あり) 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。