顎関節症で歯茎がひきつれるような痛み
相談者:
りんごさんさん (67歳:女性)
投稿日時:2018-07-12 09:50:59
お世話になります。
顎関節症で下の歯茎にひきつれるような痛みがあります。
5年以上続いています。
マウスピースなどを試してきましたが、下顎がずれて来ているような感じで使用を中断しています。
正中線がずれています。
「奥歯のかみ合わせがあっていないのが原因、下の歯の被せたものを直しただけでは治らないから、上の歯のアーチを広げるために矯正が必要」
というだと言われています。
もうすぐ67歳になります。できれば、矯正は避けたいと思っています。
一年前に、東京医科歯科大でTCHの訓練は受けました。
痛みに変化はありません。
ぐっすり眠れた翌日、午前中はとても楽です。
昼食後から2時くらいに下の歯左右とも奥から4番目の歯茎に違和感でてきます。
そのあとは寝るまで、歯茎が押さえつけられるような痛み(左から右の方向に)が続きます。
激痛になるときもあります。
午前中の正中線の位置は左によっているのですが、午後になると右に少しずれてきます。
試しに、ガムを噛んで正中線の位置をみてみました。
右で噛むと正中線は上下あっています。
左で噛むと、大きく左側にずれます。
こうしたズレは問題ないのでしょうか?
顎関節症で下の歯茎にひきつれるような痛みがあります。
5年以上続いています。
マウスピースなどを試してきましたが、下顎がずれて来ているような感じで使用を中断しています。
正中線がずれています。
「奥歯のかみ合わせがあっていないのが原因、下の歯の被せたものを直しただけでは治らないから、上の歯のアーチを広げるために矯正が必要」
というだと言われています。
もうすぐ67歳になります。できれば、矯正は避けたいと思っています。
一年前に、東京医科歯科大でTCHの訓練は受けました。
痛みに変化はありません。
ぐっすり眠れた翌日、午前中はとても楽です。
昼食後から2時くらいに下の歯左右とも奥から4番目の歯茎に違和感でてきます。
そのあとは寝るまで、歯茎が押さえつけられるような痛み(左から右の方向に)が続きます。
激痛になるときもあります。
午前中の正中線の位置は左によっているのですが、午後になると右に少しずれてきます。
試しに、ガムを噛んで正中線の位置をみてみました。
右で噛むと正中線は上下あっています。
左で噛むと、大きく左側にずれます。
こうしたズレは問題ないのでしょうか?
回答1
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-07-12 10:39:33
日中、特に午前中はどのように過ごされてらっしゃいますか?
(その間の姿勢等々)
(その間の姿勢等々)
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-07-12 11:34:25
こんにちは。
67歳でいらっしゃるのであれば長年働いてくれてきた歯にお疲れ様という感じですね。
条件が整っていないところで頑張って毎日毎日働き続けてきている歯ですから、痛むところが出てきてしまったのは長年の積み重ねの結果ということになるのでしょう。
歯に問題が生じて抜歯を行うことを励行していた時代とは違い、現在は歯を出来るだけ保存していこうという時代ですから、条件が悪すぎて悲鳴を上げているならば条件を変える治療をしませんか?というのが矯正治療を薦められた理由のように思います。
歯列の条件が悪いのでしょう。
もしかしたら片側にクロスバイトがあるのかもしれませんね。
歯列が非対称的なアーチフィオームであったり、歯の位置に不整があれば左右対称になりませんから、顎関節もずれ身体も歪み顔も歪み上下の正中もずれてしまいます。
矯正治療とはそういう不良な状態を修正する大工事で、しかも歯の根を動かすことで支えている骨も動かしますから、歯の寿命を長持ちさせつつ可能になる治療ということになっています。
ただ、歯槽骨の動きは少しですからご年齢的な問題からたいていは歯の傾斜を変える程度になることが多いでしょう。
それで足りなければ足りない部位に歯冠修復で補うということがされるのかもしれません。
大工事になりますね。
歯槽骨にまっすぐ力(咬む力)が加われば負担できる圧が増え咬合が安定すると考えられることも出来るでしょう。
もっとも骨粗鬆症のお薬などを飲まれていれば歯は動かせませんから、その場合最初から矯正治療は選択できないということになります。
スプリント療法は歯に加わる圧や顎に加わる力をご自身の歯ではよい方向になっていないので緩和するための装置になります。
軽度の場合は筋肉の異常なストレスを軽減することで症状をなくすことが出来るでしょうが、元の状態によってはそれさえ難しいということも考えられます。
TCHもしっかり勉強される機会があったということですから、認知行動療法の歯を当てないということも効果が期待出来ないということのようです。
十分に睡眠できた時には症状が軽減しているということのようですが、睡眠時の姿勢はどのようになっていますか?
仰向けで熟睡は困難でしょうか?
TPCという舌のポジションを改善する装置がありますので(他にも色々な装置がありますが一例として)舌のポジションの低下を修正することで、睡眠時の熟睡の手助けをすることが出来る場合があります。
また無呼吸症候群の疑いがあればそれらに睡眠をよくするための上下一体型のマウスピースというものもあります。
主治医とよく相談してみてください。
日中の姿勢、特に飲み込む時の歯の位置のズレというのはありませんか?
舌の機能が高い人は舌と口蓋を動かすだけで嚥下が出来ますがそうでない方が割りと多くおられます。
不良嚥下癖があれば顎関節に負担をきたすということが言われていますので、どこにどのような問題があるのか?について主治医にもっとよく観察してもらうとよいでしょう。
様々な機能評価法が保険適用され指導法も周知されてきていますので、よい結果につながっていくとよいですね。
大学病院をすでに受診されておられるようですから、顎関節のMRI検査やレントゲン検査はすでに受けられておられるでしょうから、どこに問題があるのかはなんとなく理解されているのではないかと思います。
不快症状を消失するための手段が矯正治療と提案されていても行いたくないという思いがおありになるのですから、なかなか難しいのかもしれません。
筋機能療法などで機能の改善を目指すことになるのでしょうか・・
67歳でいらっしゃるのであれば長年働いてくれてきた歯にお疲れ様という感じですね。
条件が整っていないところで頑張って毎日毎日働き続けてきている歯ですから、痛むところが出てきてしまったのは長年の積み重ねの結果ということになるのでしょう。
歯に問題が生じて抜歯を行うことを励行していた時代とは違い、現在は歯を出来るだけ保存していこうという時代ですから、条件が悪すぎて悲鳴を上げているならば条件を変える治療をしませんか?というのが矯正治療を薦められた理由のように思います。
歯列の条件が悪いのでしょう。
もしかしたら片側にクロスバイトがあるのかもしれませんね。
歯列が非対称的なアーチフィオームであったり、歯の位置に不整があれば左右対称になりませんから、顎関節もずれ身体も歪み顔も歪み上下の正中もずれてしまいます。
矯正治療とはそういう不良な状態を修正する大工事で、しかも歯の根を動かすことで支えている骨も動かしますから、歯の寿命を長持ちさせつつ可能になる治療ということになっています。
ただ、歯槽骨の動きは少しですからご年齢的な問題からたいていは歯の傾斜を変える程度になることが多いでしょう。
それで足りなければ足りない部位に歯冠修復で補うということがされるのかもしれません。
大工事になりますね。
歯槽骨にまっすぐ力(咬む力)が加われば負担できる圧が増え咬合が安定すると考えられることも出来るでしょう。
もっとも骨粗鬆症のお薬などを飲まれていれば歯は動かせませんから、その場合最初から矯正治療は選択できないということになります。
スプリント療法は歯に加わる圧や顎に加わる力をご自身の歯ではよい方向になっていないので緩和するための装置になります。
軽度の場合は筋肉の異常なストレスを軽減することで症状をなくすことが出来るでしょうが、元の状態によってはそれさえ難しいということも考えられます。
TCHもしっかり勉強される機会があったということですから、認知行動療法の歯を当てないということも効果が期待出来ないということのようです。
十分に睡眠できた時には症状が軽減しているということのようですが、睡眠時の姿勢はどのようになっていますか?
仰向けで熟睡は困難でしょうか?
TPCという舌のポジションを改善する装置がありますので(他にも色々な装置がありますが一例として)舌のポジションの低下を修正することで、睡眠時の熟睡の手助けをすることが出来る場合があります。
また無呼吸症候群の疑いがあればそれらに睡眠をよくするための上下一体型のマウスピースというものもあります。
主治医とよく相談してみてください。
日中の姿勢、特に飲み込む時の歯の位置のズレというのはありませんか?
舌の機能が高い人は舌と口蓋を動かすだけで嚥下が出来ますがそうでない方が割りと多くおられます。
不良嚥下癖があれば顎関節に負担をきたすということが言われていますので、どこにどのような問題があるのか?について主治医にもっとよく観察してもらうとよいでしょう。
様々な機能評価法が保険適用され指導法も周知されてきていますので、よい結果につながっていくとよいですね。
大学病院をすでに受診されておられるようですから、顎関節のMRI検査やレントゲン検査はすでに受けられておられるでしょうから、どこに問題があるのかはなんとなく理解されているのではないかと思います。
不快症状を消失するための手段が矯正治療と提案されていても行いたくないという思いがおありになるのですから、なかなか難しいのかもしれません。
筋機能療法などで機能の改善を目指すことになるのでしょうか・・
相談者からの返信
相談者:
りんごさんさん
返信日時:2018-07-12 12:57:27
藤森先生、Dr. フナちゃん先生、早速の返信ありがとうございます。
顎関節症に悪いと言われるような姿勢はとらない。
パソコンを使用する仕事も疲れすぎないようにしています。
スマホなどは使用しないことにしています。
医師の診断は次のようなものです。
レントゲン、左の顎関節が左後方にずれている。
左側が低く、噛んでない。ということです。
舌の位置が低いと感じでいるので、あいうべ体操、舌回しなどやっています。
TCHの指導を受けたときに、ラジオ体操、walkingを勧められたので実践しています。
肩こりは改善してきましたが、耳の下から肩に至る首の筋肉は午後になるにつれて、ひどくなります。
首のどこを触っても、歯茎がひきつれる、ひどいときにはキュとひきつれる音(?)さえします。
痛みは就寝時がひどいです。
入眠剤を使うこともあります。
仰向けに寝ると、左右奥から4番目の所から、まるで分銅でもぶら下がっているかのように下に引っ張っれる又は歯茎を押さえつけられるような痛みがあります。
左を下にすると、比較的楽です。
”様々な機能評価法が保険適用され指導法”
””筋機能療法”などは、今お世話になっている医師には期待できそうもありません。
もう一度大学病院にいくべきか?迷ってしまいます。
矯正のことも考えると、どの科を受診すべきなのでしょう?
アドバイスをお願いします。
顎関節症に悪いと言われるような姿勢はとらない。
パソコンを使用する仕事も疲れすぎないようにしています。
スマホなどは使用しないことにしています。
医師の診断は次のようなものです。
レントゲン、左の顎関節が左後方にずれている。
左側が低く、噛んでない。ということです。
舌の位置が低いと感じでいるので、あいうべ体操、舌回しなどやっています。
TCHの指導を受けたときに、ラジオ体操、walkingを勧められたので実践しています。
肩こりは改善してきましたが、耳の下から肩に至る首の筋肉は午後になるにつれて、ひどくなります。
首のどこを触っても、歯茎がひきつれる、ひどいときにはキュとひきつれる音(?)さえします。
痛みは就寝時がひどいです。
入眠剤を使うこともあります。
仰向けに寝ると、左右奥から4番目の所から、まるで分銅でもぶら下がっているかのように下に引っ張っれる又は歯茎を押さえつけられるような痛みがあります。
左を下にすると、比較的楽です。
”様々な機能評価法が保険適用され指導法”
””筋機能療法”などは、今お世話になっている医師には期待できそうもありません。
もう一度大学病院にいくべきか?迷ってしまいます。
矯正のことも考えると、どの科を受診すべきなのでしょう?
アドバイスをお願いします。
回答3
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-07-12 13:57:55
例えば、立ち仕事などされてるのでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
りんごさんさん
返信日時:2018-07-12 15:16:27
藤森先生、返信ありがとうございます。
毎日ではないですが、立っている時が多いです。
ただ、長期休暇中で家にいるときは椅子で過ごす時間が多いです。
午後の症状は同じようです。
初めての投稿の時も、藤森先生から回答をいただきました。
その時、「中心の線がずれたのかもしれないですね」というコメントがありました。
まさにそのような感じです。
顎が体の中心線から右側に引っ張られるような感じです。
毎日ではないですが、立っている時が多いです。
ただ、長期休暇中で家にいるときは椅子で過ごす時間が多いです。
午後の症状は同じようです。
初めての投稿の時も、藤森先生から回答をいただきました。
その時、「中心の線がずれたのかもしれないですね」というコメントがありました。
まさにそのような感じです。
顎が体の中心線から右側に引っ張られるような感じです。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-07-12 18:05:49
相談者からの返信
相談者:
りんごさんさん
返信日時:2018-07-18 10:23:29
タイトル | 顎関節症で歯茎がひきつれるような痛み |
---|---|
質問者 | りんごさんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 67歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
歯茎(歯ぐき)の痛み 噛み合わせに関するトラブル 顎関節症 その他(歯科治療関連) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。