歯科助手が適当に衛生士業務をしていることが不快(歯科衛生士です)

相談者: 由梨香さん (24歳:女性)
投稿日時:2018-07-23 23:22:32
歯科衛生士です。
よろしくお願いします。

今までSRPの経験がなかったのですが、いまの勤務先になってからは「SRPをやって」といわれます。

「やったことがないのですが」

と伝えると

超音波スケーラーで少し深いところの縁下歯石をとればいいから」

とだけ言われました。

ずっとそんな感じでやっていたのですが、超音波だけだとなかなかとりきれなく、最近はキュレットを使用してとるようにしています。

キュレットでとったあとは探針などで粗造感を確認はしていますが、ちゃんととりきれてるのか分かりません。
デンタルなども撮影しないので歯石の有無が分かりにくいです。

先輩衛生士はキュレットを使用したことがない人ばかりで相談出来ません。
あと、助手さんもSRPをやらされていて、テキトーにやっている感じです。
確認してみると、助手さんも他の衛生士もですが縁下歯石はまったくとれていません。

先生は

「とりあえず超音波でやればいいから」

といったかんじのテキトーな人なので、相談出来ません。


セミナー などに参加してみようかなと考えていますが、最近になって先生が

「これからは超音波スケーリングをしたあと、ひと月後にエアーフローをしていくようなメンテにするからSRPはしなくていい」

と言っています。
縁下がついたらその都度チャチャっととってーと言われました。

患者さんには

「これからは縁下に歯石をつけないようなメンテをするから、SRPはしなくても大丈夫です」

と説明していました。

なんだか意味がわからないのでちょっと自分なりに考えてみたのですが 、セメント質を削る恐れがあるのでルートプレーニングは不要と言っている方の文献が見つかりました。

その方の歯医者では「ルートプレーニングはせずに、エアーフローを用いてポケット内のデブライトメントを行う」方針のようです。



ごちゃごちゃ分かりにくい相談ですみません。
要点をまとめると

歯科助手がテキトーに衛生士業務をしていることが不快ですが、転職したがいいのか?

・ルートプレーニングは本当に不要なのか?
だとするとキュレットは使用しないほうがいいのか?

の2点です。
よろしくお願いします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-07-24 00:09:46
こんにちは。

歯科助手衛生士業務をしなければならない理由は何でしょう?
衛生士の数が不十分なのかまたは、衛生士業務が遅いからでしょうか?

何かしらの原因があるでしょうから、スタッフミーティングで話し合ってみてはどうでしょうか?

職場を変わる事は簡単でしょうが、変わった先の職場が理想的な環境にある保証はないでしょう。

今の歯科界の現状はどこでも歯科衛生士不足の状態ですから、歯科衛生士さんは引く手数多ですが、患者数が多ければ多いほど歯科衛生士さんはかなりの仕事量をこなさなければ、患者さんの需要を満たせないばかりか治療が滞ってしまい、患者さんの健康を回復させることが困難になります。

しかたなく歯科助手が業務外の仕事まで行っているのかもしれません。

または、歯科助手でもできる業務内容まで歯科衛生士に回って来ているので、本来の歯科衛生士の業務が必要な時に機能できていないのかもしれませんね。

社会と歯科の構造上の問題は山積みなのですが、改革には手が回っていないので、別の職場でももしかしたら同じような事が致し方なく行われているかもしれません。

わかりませんが不快な事があったり問題を抱えているならば、一度はしっかり話し合ってみてはいかがでしょう?
何か改善できる点があるかもしれませんね。


ルートプレーニングに関しては少し昔は徹底的に除去の方向でしたが、今は少し変化していると思います。
お調べになった内容でよいのではないでしょうか。

エアーフローは歯周ポケット内に入れられる物は歯面用とは別の物になりますし、注意事項も異なってきますから、説明書をしっかり読まれたり業者に説明に来てもらい事故のないように行ってください。
先生にもしっかり説明してもらうとよいでしょう。


治療はチームワークが大切ですからよいチームを作って下さい。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-07-24 08:29:56
ご相談ありがとうございます。

>・歯科助手がテキトーに衛生士業務をしていることが不快ですが、転職したがいいのか?

それは違法行為であり、逮捕される前に改善を話し合うべきですし、それを黙って認めることはあなたは逮捕はされませんが加担していることになります。


>・ルートプレーニングは本当に不要なのか?

治療目的を考えましょう。
生涯にわたって歯を残し、患者さんの健康長寿のお手伝いをすることが歯科医院の仕事とすれば、そこは勉強しなければなりません。

つまりくりかえし、それをしたいのは術者側の都合であり、患者さんのためにならないと証明されているからです。


>だとするとキュレットは使用しないほうがいいのか?

それを理解することが専門家の仕事です。
歯頚部付近の口腔解剖、口腔組織、歯周病学、は最低限学びましょう。

特にセメント質だけではなく、セメント質とエナメル質の関係、象牙質、そして歯肉線維と歯根膜線維の解剖と生理学がとても大事です。

例えばたった一つだけヒントを言えば、セメント・エナメル・ジャンクションという場所で、セメント質がエナメル質の上に乗っていて、口腔内から探ると出っ張って感じる割合が、60〜65%である、これを手探りや見ただけで滑らかでないからとか、歯石と間違ってキュレットしたら大変なことになります。

しかも他に、両方がちょうどつき合わさっている場合と、少ないけれど離れていて、象牙質がむき出しの場合があるぐらいも知っておかなければなりません。

この部分は歯頚線といいますが、生涯歯を残すためには歯科医師クラウンなどを削るときには、これを頭に入れていなければならない重要な部分です。

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回答 回答3
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-07-24 13:14:13
SRPもどきな仕事を続けたいのでしたら、先生の指示通りにやってれば、それで良いのではないでしょうか。

本当のルートプレーニングをやろうと思ったら、職場を去るしかないと思いますよ。

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回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-07-24 16:22:15
由梨香さん、こんにちは

藤森先生の言われるとうりだと思いますが、ただ単に転職すれば解決するという問題ではなく、正しい歯周治療をしたければ、歯周病に対する正しい知識を持った先生を捜して、そこに勤務するしか無いでしょう。

さらに、由梨香さんご自身の相当な努力が必要です。
私のところでは、歯周病治療が一人前にできるようになるのに5年掛かります。
5年間に、休みの日に研修を受けたり、夜遅くの勉強会を重ねて行きます。

頑張ってみて下さい。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2018-07-25 11:59:07
由梨香 さんこんにちは

>これからは超音波スケーリングをしたあと、ひと月後にエアーフローをしていくようなメンテにするからSRPはしなくていい

どこで、誰が広めているのかわかりませんが、こうした適当な内容で、自費のメインテナンスをしている委員が増えているようです。

ただ、患者さんも気がついているようで、最近私の医院にメインテナンスに対しての不信感を覚えていらしゃる方が増えているように感じます。

共通して言えるのは、縁下歯石がべったり残っていて歯肉炎症などもにられることが多いです。

セメント質を削る恐れがある

もちろんそうです、盲目的にSRPを行えばそうなりますし、歯根も削ってしまいます。
そうしないために、私は、衛生士さんにマイクロスコープを見ながらSRPをそてもらうようにしています。

>転職した がいいのか?

今の状況に疑問があるのであれば転職されるのが良いと思います。

個人的には、これからは衛生士さんもマイクロスコープを使えるような医院さんが良いと思います。




タイトル 歯科助手が適当に衛生士業務をしていることが不快(歯科衛生士です)
質問者 由梨香さん
地域 非公開
年齢 24歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯医者への不満・グチ
衛生士関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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