八重歯・乱杭歯で悩む。2番が差し歯でもセラミック矯正は出来るか

相談者: こーちさん (33歳:女性)
投稿日時:2018-08-28 16:27:41
はじめまして。
30代女です。

昔から八重歯と乱杭歯に悩んでいます。
上の2番がどちらも奥に生えており、3番はどちらも八重歯です。
矯正前のイモトさんのような感じです)

5年ほど前に、2番の見えている部分を全て削り、差し歯のような形で、歯列がそろって見えるように歯を作ってもらいました。

見た目はそろった歯並びですが、土台は元の位置なので、口を開けると上あごに銀色の部分が少し見えます。

2番がもうない状態なのですが、歯列矯正は可能なのでしょうか?


@仮に八重歯を治すとして、八重歯と2番の2本でセラミックは可能ですか?
2番には土台を埋め込むといった治療が必要ですか?
1番は健康なのでできれば削りたくありません。

A仮に前歯6本をセラミック矯正する場合、2番のところに歯がないのですが可能なのでしょうか?

ややこしくて申し訳ありません。
ご回答いただければ嬉しいです。宜しくお願い致します。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-08-28 16:40:20
>2番がもうない状態なのですが、歯列矯正は可能なのでしょうか?

どのような治療が可能かについては、矯正専門の先生にご相談いただいた上で検討するということになると思います。
2番に土台を立てて移動するか、むしろ抜歯してスペースを閉じるかなどが考えられるでしょう。

セラミック矯正というものを、最近ではテレビなどでも宣伝しておりますが、矯正とはまったく異なるものであり、健全な歯を失うだけのものですので、歯を大切にされるのであれば、このようなものには引っかからないで戴きたいと思います。

回答 回答2
  • 回答者
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2018-08-28 16:50:25
詳しい状況はわからないですが、例えば、2番の歯根が健全な状態であればセラミック冠で再建できますから、左右4番を抜歯して前歯6本をきれいに並べることなども考えられます。

もしも、2番歯根の予後に不安があれば、2番を抜歯して左右の1番と3番との合計4本をきれいに並べる案などもあります。

回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-08-28 16:56:41
こんにちは。

小学生の頃前歯が生え変わっていますからその頃からのお悩みということになりますね。
歯並びが悪いと歯磨きが難しいので虫歯のリスクや歯周病のリスクが上がります。

矯正歯科が行った研究によれば80歳で20本の歯を健全に機能させている重度の叢生の人は非常に稀という結果になっています。
受け口や開口に至ってはゼロです。

ですから歯並びが悪いのをそのまま修復を繰り返すとどんどん歯を失うことにつながっていっているという現状がわかると思います。

まだ30歳であれば骨粗しょう症やリウマチのお薬をお飲みになっていないでしょうから(そのうち必要になるのかもしれませんが)十分矯正治療が可能ということになります。

差し歯にしている部分に変な修復物が入っていれば一旦除去して仮歯にしてブラケットがつけられるようにした上で矯正治療を行うことになるように思います。

お手入れが十分に出来ないように歯冠修復されていて歯根まで使用できない状態になっていれば変則的な仕上げにすることになるのですが、その場合でも歯根の平行性を作っていきますから抜歯部位に変更が出るかも知れないが予後は術前矯正をしないよりはよいということになる場合が多いように思います。

(矯正治療後、審美的な問題によって一部歯冠修復や歯冠形態修正が必要になるでしょう)

@八重歯を治すのは矯正治療の場合は必要部位を抜歯してスペースを作って行う場合とIPRや歯列の拡大、臼歯の後方移動、臼歯の回転の修正、過度のスピーカーブの修正、ウィルソンカーブの修正など複数の修正を加えていって行うことになるでしょう。

すべての歯を3次元的に位置移動dさせることが出来るのが矯正治療のよいところで可能性が広がる治療法ということになります。
歯冠修復だけで治そうとしてもそこまでのことは望めません。


Aセラミック矯正は矯正の名を騙った詐欺商標みたいなものです。正しくは複数のセラミックによる歯冠修復治療ということになります。

矯正治療は本来歯根の位置や骨の位置を変えて行う治療法になりますからセラミック矯正は問題がある歯根の位置を変えませんからまったく矯正とは似て非なるものということになります。

6本の歯を一度に歯軸が悪いまま無理な歯冠修復物を入れますから入れた当初5年くらいは綺麗なのが普通だと思いますが、下手な治療や安い治療の場合は入れた直後からご不満を生じることになるでしょう。

その場合、治療法を選択されたのは患者さんですから別の方法での再治療を望まれても保証の対象外ということになるでしょうから低いグレードの治療の歯冠が欠けたり割れたりという技工物上の問題にしか応じてくれないので困るということがよくあるようです。

術前矯正を伴わない無理なセラミック矯正はお勧めできないと思いますのが、行っている歯科医院でよくお話をお聞きになり決めてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こーちさん
返信日時:2018-08-28 17:01:16
>今村先生
ありがとうございます。
セラミックはやめておきたいと思います。


>藤森先生
ありがとうございます。
いずれの場合も抜歯は必要ということですね。



タイトル 八重歯・乱杭歯で悩む。2番が差し歯でもセラミック矯正は出来るか
質問者 こーちさん
地域 非公開
年齢 33歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正(矯正歯科)その他
審美歯科・美容歯科その他
矯正関連
クイック矯正(セラミック矯正、補綴矯正)
叢生(ガタガタの歯並び)
回答者




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