嚢胞摘出手術、埋伏歯摘出手術を同時に行うことについて
相談者:
にじいろの木さん (46歳:女性)
投稿日時:2018-12-17 09:31:57
右上1番の歯茎前側が膨らみ、やや硬めでした。(痛みなし)
レントゲンを撮ったところ、丸く黒い影があり、嚢胞だろうということでした。
その上の方(鼻の始まりのあたり)には埋伏歯があって、嚢胞に接しているとこのとでした。
埋伏歯と嚢胞を摘出する手術を予定し、その前に歯科で1番の根の治療をしてくるよう言われ治療したところ、1か月で腫れがなくなり膨らみが平らになりました。
更に、CTで左下6番の下に8ミリの嚢胞がみつかり、こちらも摘出することになりました。
こちらは確かに歯槽膿漏のような痒みがずっとありました。
(神経に近いかもしれないので全身麻酔だそうです)
担当の先生は、どうせ全身麻酔でするなら両方摘出した方がよいのではと勧め、それを承諾しすべきかどうか悩んでします。
なぜなら、今のライフスタイルを考えると二カ所同時の手術は時間的にも体力的にもとても負担なのです。
周囲の協力体制も万全でありません。
私としては、左下の摘出手術をし、右上1番は様子見にしたいような気がします。
特に、鼻に近い埋伏歯は技術のいる難しいものではないのですか?
先生は、埋伏歯が膿の袋に入っている「かもしれない」と仰いました。
素人なので、緊急性や優先性などが分からず、また、失礼で申し訳ないのですが、とてもお若い先生なので、安心して両方をお願いする決心がつきません。
先生方からのご助言、アドバイスなどいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
レントゲンを撮ったところ、丸く黒い影があり、嚢胞だろうということでした。
その上の方(鼻の始まりのあたり)には埋伏歯があって、嚢胞に接しているとこのとでした。
埋伏歯と嚢胞を摘出する手術を予定し、その前に歯科で1番の根の治療をしてくるよう言われ治療したところ、1か月で腫れがなくなり膨らみが平らになりました。
更に、CTで左下6番の下に8ミリの嚢胞がみつかり、こちらも摘出することになりました。
こちらは確かに歯槽膿漏のような痒みがずっとありました。
(神経に近いかもしれないので全身麻酔だそうです)
担当の先生は、どうせ全身麻酔でするなら両方摘出した方がよいのではと勧め、それを承諾しすべきかどうか悩んでします。
なぜなら、今のライフスタイルを考えると二カ所同時の手術は時間的にも体力的にもとても負担なのです。
周囲の協力体制も万全でありません。
私としては、左下の摘出手術をし、右上1番は様子見にしたいような気がします。
特に、鼻に近い埋伏歯は技術のいる難しいものではないのですか?
先生は、埋伏歯が膿の袋に入っている「かもしれない」と仰いました。
素人なので、緊急性や優先性などが分からず、また、失礼で申し訳ないのですが、とてもお若い先生なので、安心して両方をお願いする決心がつきません。
先生方からのご助言、アドバイスなどいただけたらと思います。
よろしくお願いいたします。
[過去のご相談]
回答1
歯科医師の松山です。
回答日時:2018-12-17 10:25:30
>埋伏歯が膿の袋に入っている「かもしれない」と仰いました。
診なければわかりませんが、症状からは可能性はかなり低いはずです。
>CTで左下6番の下に8ミリの嚢胞がみつかり
これも診なければわかりませんが、経験上は少ないです。
歯根肉芽腫の方が多いはずで、厳密には、組織検査をしなければ確定診断とは言えません。
嚢疱は、レントゲンでは円形状透過像で(黒く映る)・骨との境界が明瞭です。
肉芽腫はもやもやとした感じです。
嚢疱らしき場合はこのような説明を私は50年間必ずしてきました。
レントゲンを見てもらいながらです。
このような説明、レントゲン提示がなければ、?となります。
歯根肉芽腫ならば、根管治療で治癒せしめる可能性が高いですから、何処かでセカンドオピニオンを得られることをお勧めします。
入院、全身麻酔、手術となれば大ごとですから、まずセカンドオピニオンでしょう。
下顎第一大臼歯部で歯根嚢疱であったという記憶がいま思い出してみても、(忘れているのかもしれませんが、)ほとんどありません。
歯根嚢疱ならばは大きくなる可能性がありますから、きちんと定期健診をしたうえでのことです。
顎骨嚢疱には、開窓療法というものもあります。
診なければわかりませんが、症状からは可能性はかなり低いはずです。
>CTで左下6番の下に8ミリの嚢胞がみつかり
これも診なければわかりませんが、経験上は少ないです。
歯根肉芽腫の方が多いはずで、厳密には、組織検査をしなければ確定診断とは言えません。
嚢疱は、レントゲンでは円形状透過像で(黒く映る)・骨との境界が明瞭です。
肉芽腫はもやもやとした感じです。
嚢疱らしき場合はこのような説明を私は50年間必ずしてきました。
レントゲンを見てもらいながらです。
このような説明、レントゲン提示がなければ、?となります。
歯根肉芽腫ならば、根管治療で治癒せしめる可能性が高いですから、何処かでセカンドオピニオンを得られることをお勧めします。
入院、全身麻酔、手術となれば大ごとですから、まずセカンドオピニオンでしょう。
下顎第一大臼歯部で歯根嚢疱であったという記憶がいま思い出してみても、(忘れているのかもしれませんが、)ほとんどありません。
歯根嚢疱ならばは大きくなる可能性がありますから、きちんと定期健診をしたうえでのことです。
顎骨嚢疱には、開窓療法というものもあります。
相談者からの返信
相談者:
にじいろの木さん
返信日時:2018-12-17 11:19:01
松山先生、お忙しいところ、ご助言ありがとうございます。
@右上1番のレントゲンは、歯茎の膨らみの消えた最新のものはまだ見せてもらっていません。
夏に撮ったCTは見せてもらいましたが、素人にはよく分からないもので、説明も曖昧で、今後また摘出するとなるよりも、そばにある埋伏歯ごととってしまったほうがいいのでは?というご意見でした。
A左下6番については、レントゲンの提示で説明があり、だ円形状で濃いグレーに写っていました。
大きさは?と聞くと、8.6ミリだそうです。
症状としては、@は腫れも痛みも痒みもない。
Aは痒みに似た症状がなくもない、少し重く感じなくもない、といった軽いものです。
@の歯根治療をしていただいた歯科の先生に意見を伺ったところ、Aはここまで大きいと摘出した方がいいのかもね、と仰っていました。
そちらの先生に@について、腫れが引いた報告はしていないので、ご意見を聞くことができませんでした。
口腔外科の主治医の「どうせやるなら、、、」といった言葉がとても気になりりますし、忙しい主人にはそもそもやる必要があるのかと言われる始末で、とても困ってしまいました。
@右上1番のレントゲンは、歯茎の膨らみの消えた最新のものはまだ見せてもらっていません。
夏に撮ったCTは見せてもらいましたが、素人にはよく分からないもので、説明も曖昧で、今後また摘出するとなるよりも、そばにある埋伏歯ごととってしまったほうがいいのでは?というご意見でした。
A左下6番については、レントゲンの提示で説明があり、だ円形状で濃いグレーに写っていました。
大きさは?と聞くと、8.6ミリだそうです。
症状としては、@は腫れも痛みも痒みもない。
Aは痒みに似た症状がなくもない、少し重く感じなくもない、といった軽いものです。
@の歯根治療をしていただいた歯科の先生に意見を伺ったところ、Aはここまで大きいと摘出した方がいいのかもね、と仰っていました。
そちらの先生に@について、腫れが引いた報告はしていないので、ご意見を聞くことができませんでした。
口腔外科の主治医の「どうせやるなら、、、」といった言葉がとても気になりりますし、忙しい主人にはそもそもやる必要があるのかと言われる始末で、とても困ってしまいました。
回答2
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2018-12-17 12:37:28
こんにちは。
文面からでは1番の嚢胞が歯根嚢胞のような感じがします、その前提でお答えします。
一般に大きな歯根嚢胞は抜歯になることが多いのですが個人的には嚢胞の摘出ができれば抜歯は避けられると考えています。
口腔外科で抜歯との診断があった歯根嚢胞の摘出と根管治療をしている症例があるので参考になさってください。
大きな歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3601
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C7%B9%CB%A6&x=65&y=13
文面からでは1番の嚢胞が歯根嚢胞のような感じがします、その前提でお答えします。
一般に大きな歯根嚢胞は抜歯になることが多いのですが個人的には嚢胞の摘出ができれば抜歯は避けられると考えています。
口腔外科で抜歯との診断があった歯根嚢胞の摘出と根管治療をしている症例があるので参考になさってください。
大きな歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?eid=3601
歯根嚢胞 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%BB%F5%BA%AC%C7%B9%CB%A6&x=65&y=13
相談者からの返信
相談者:
にじいろの木さん
返信日時:2018-12-17 13:10:24
タイトル | 嚢胞摘出手術、埋伏歯摘出手術を同時に行うことについて |
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質問者 | にじいろの木さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 46歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
口腔外科関連 根の病気(根尖病変・根尖病巣) 歯が骨に埋まっている(埋伏歯) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。