インレーやクラウンに使う金属の成分(金属アレルギー)

相談者: あひるとこねこさん (40歳:女性)
投稿日時:2018-12-21 11:11:28
例えばクラウンやコアに使用される金属の種類は決まっているのでしょうか?
作られる場所によって銀歯でも使われる材料は違うのでしょうか?

パッチテストで金属アレルギーの検査をしました。
なんという種類に反応が出たら歯科金属の除去を考えるべきでしょうか?


同じ銀歯でも技工所によって違うのであればわからないのですが、基準など決まりがあるのなら除去の目安にしたいです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2018-12-21 12:01:07
保険で使われるクラウンの材質は金銀パラジウム合金がほとんどだと思います。
ただ各社から何種類も出ていますので微妙に成分は違うかもしれないと思います。
石福というメーカーの成分表です、

https://www.ishifuku.co.jp/dental/pdf/catalog3.pdf


金、銀、パラジウム、銅、錫、インジウムなどが対象になると思います。
亜鉛はヒトの必須元素ですから亜鉛アレルギーの可能性は低いと思います。

仮にパッチテストで亜鉛に反応が出たら再検査も考えられてください。


日本JIS規格にある程度決まりが乗っていると思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あひるとこねこさん
返信日時:2018-12-21 18:11:52
お答えありがとうございます。

今のところ亜鉛とマンガンとニッケルか出てます。

再検査。。。でしょうか?


ちなみに上記三種は心配ない範囲でしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2018-12-21 19:02:21
あひるとこねこさん、こんにちは。

>再検査。。。でしょうか?

パッチテストでは偽陽性(本当は陰性だけど陽性っぽく見えてしまう)が出てしまう事が多々あります。
人間が診査を行っている以上、100%の検出率がある検査などはありませんので、再検査を行っても結果は同じかもしれません。
ただ、行えば、今度は正しい結果が出てくるかもしれません。

やるかどうかはあひるとこねこさん次第といった所でしょうか。


>ちなみに上記三種は心配ない範囲でしょうか?

金属アレルギーには「交叉反応」というものもあり、ニッケルにアレルギーを持っている方の45%がパラジウムにもアレルギーを持っていることがあります。

柴田先生の書かれている通り「保険で使われるクラウンの材質は金銀パラジウム合金がほとんど」ですので、そういう意味ではハイリスク群に分類されるかと思います。


ちなみに、パッチテストは7日目まで行いましたでしょうか?
実はパラジウムは金属アレルギーを起こすリスクが非常に高いのですが・・・反応が出るまで7日ほどかかります。
その為、パッチテストで7日目までしっかりと行わないとハッキリと分からないことが多いです。

もし7日目まで行っていないのであれば、そういう意味では再検査を行ったほうが良いかもしれません。


ご参考程度にしていただければと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あひるとこねこさん
返信日時:2018-12-21 20:15:12
48時間、72時間が終わったところです。
塩化マンガンと塩化亜鉛?の所はすぐにチクチクし始め、1番強く出ている感じなのです。。。


一週間後にあたる日まで安心はできないのですね。パラジウムの場所、聞いておけばよかったです(>_<)
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2018-12-21 21:03:44
どんなテストでも100%正確なものはほとんどなく、アレルギーがないのにアレルギーがあるように出ることは考えておかなければならないと思います。

特に私の回答にあるように亜鉛アレルギーは少ないそうです。
ニッケルは義歯のバネや矯正装置に使われている可能性がかなり高いと思います。


保険のルール上はニッケルにアレルギーがあれば金銀パラジウム合金製のクラウン等を除去して、非金属の被せ物臼歯部の非金属ブリッジが製作できると思います。

ただかなり大掛かりになることと皮膚症状が必ず良くなるという保証がないこと、金属製クラウンに比べて非金属製の被せ物が弱いことなどが問題点としてあげられると思います。

またインレータイプの場合適当な保険の非金属製ができる保証がなく、運が悪いと全て自費になる可能性があると思います。

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相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あひるとこねこさん
返信日時:2018-12-21 21:54:57
思った以上に難しそうですね。。。

クラウンの金属が一本(5番)インレーアンレーで他の全ての臼歯は埋まってます。
これら全てを除去となるとかなりかかりますね。。。

柴田先生の仰る通り、必ず症状がなくなるとは言えないので諦めるしかないかもしれないですね。


せめて。。これから入るものは非金属にはしていこうと思いますが、意味のない事なのでしょうか?



5番は保険で白い被せものにできるようですが、現在のクラウンを外してアレルギーを理由に白いのに変えるのは可能ですか?

他のメタルまでは変える事ができないのでアレルギーを理由にするのはルール違反なのでしょうか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2018-12-22 21:23:57
>これから入るものは非金属にはしていこうと思いますが、意味のない事なのでしょうか?

皮膚症状が出るときは急に出ることがあると思います。
今何も症状がなくても急変することがあると思います。
ですから意味はあると思います。


パッチテストを行なった医師から歯科医への診療情報提供書があれば当然可能だと思います。
いわゆるクラウンブリッジ維持管理の期間内であっても外して非金属の被せ物にできると思います。

もちろん自費オールセラミックにすることも可能です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: あひるとこねこさん
返信日時:2018-12-25 11:42:50
お答えありがとうございます。

既に症状がある状態です。これ以上酷くならないようにと思ってしまうのですが、これから治療する歯で保険でメタルフリーの治療ができる部分だけはそうしていこうかなと考えておりました。

でも少しでも金属が入っているなら、減らそうがどうにもならないのかもしれないとおもいました。


自分が悪いのですが、現在ついてる金属全てを変えるには予算がたちそうにないので残念です。。



タイトル インレーやクラウンに使う金属の成分(金属アレルギー)
質問者 あひるとこねこさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 詰め物、インレーその他
クラウン(差し歯・被せ)その他
材料・機材関連
歯科金属アレルギー
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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