銀インレーをレジンに交換、古いインレーを残すことはあるか?
相談者:
あやまさん (39歳:女性)
投稿日時:2018-12-23 23:37:49
はじめまして。
よろしくお願いします。
20年程前、関東の歯科医院で右左上下奥歯の計6本(いずれも6番と7番です)、虫歯のため噛み合わせ部分の表面を削って保険治療で銀の詰め物をしていました。
その後、北陸地方に引っ越し、新しい歯科医院(A歯科医院とします)を見つけ、そこに5年ほど通っていました。
古い金属製の詰め物はアレルギーなど引き起こすことがあると聞いたたため、2年前、A歯科医院に相談したところ、希望なら詰め替えましょうということになりました。
新しい親知らずの虫歯も含めたのか計7本の奥歯の噛み合わせの部分を保険治療で白いプラスチックの詰め物に交換しました。
よく見ると白い詰め物から黒い色が覗いていましたが、着色が残っているだけなので心配ない、と説明を受けていました。
現在、色々あって別の矯正認定医のいるB歯科医院に行き始めました。
そこで、A歯科医院で受けた詰め物の中に虫歯がある可能性を指摘されました。
(着色が残っていると説明されたことは話しました)
外してみないとわからない、ということで先日、右上7番の歯の詰め物を取ったところ、中に銀の詰め物が残っていると言われました。
接着が不安定になるからと、残っていた銀の詰め物を削ってプラスチックを詰めなおしてもらいました。
治療後、こうなっていた、と詰め物が残っている写真を私に確認させてくださいました。
確かにわずかに銀の金属塊が残っていました。
虫歯ではなかったようです。
詰め物を削る際にはツンとシミてやはり多少なりと歯を削るのだなと思いました。
これから、他の歯も中を確認していくと、B歯科医院から治療方針の説明を受けています。
少し心配だったので歯科医師会の相談受付をしていらっしゃる歯医者さんに
「前の詰め物を残してプラスチックを被せることがあるか」
と尋ねてみましたが、
「治療の方針は歯科医によって違う、実際に見てみないと何とも言えない
と言われてしまいました。
一般的にプラスチックの詰め物に交換する際に以前の銀の詰め物を残すことはあり得ますか?
B歯科医さんの言う通り1つ1つ診てもらった方がいいですか?
歯を削られ、耐久度が下がってしまわないかと心配です。
長文ですみません。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
20年程前、関東の歯科医院で右左上下奥歯の計6本(いずれも6番と7番です)、虫歯のため噛み合わせ部分の表面を削って保険治療で銀の詰め物をしていました。
その後、北陸地方に引っ越し、新しい歯科医院(A歯科医院とします)を見つけ、そこに5年ほど通っていました。
古い金属製の詰め物はアレルギーなど引き起こすことがあると聞いたたため、2年前、A歯科医院に相談したところ、希望なら詰め替えましょうということになりました。
新しい親知らずの虫歯も含めたのか計7本の奥歯の噛み合わせの部分を保険治療で白いプラスチックの詰め物に交換しました。
よく見ると白い詰め物から黒い色が覗いていましたが、着色が残っているだけなので心配ない、と説明を受けていました。
現在、色々あって別の矯正認定医のいるB歯科医院に行き始めました。
そこで、A歯科医院で受けた詰め物の中に虫歯がある可能性を指摘されました。
(着色が残っていると説明されたことは話しました)
外してみないとわからない、ということで先日、右上7番の歯の詰め物を取ったところ、中に銀の詰め物が残っていると言われました。
接着が不安定になるからと、残っていた銀の詰め物を削ってプラスチックを詰めなおしてもらいました。
治療後、こうなっていた、と詰め物が残っている写真を私に確認させてくださいました。
確かにわずかに銀の金属塊が残っていました。
虫歯ではなかったようです。
詰め物を削る際にはツンとシミてやはり多少なりと歯を削るのだなと思いました。
これから、他の歯も中を確認していくと、B歯科医院から治療方針の説明を受けています。
少し心配だったので歯科医師会の相談受付をしていらっしゃる歯医者さんに
「前の詰め物を残してプラスチックを被せることがあるか」
と尋ねてみましたが、
「治療の方針は歯科医によって違う、実際に見てみないと何とも言えない
と言われてしまいました。
一般的にプラスチックの詰め物に交換する際に以前の銀の詰め物を残すことはあり得ますか?
B歯科医さんの言う通り1つ1つ診てもらった方がいいですか?
歯を削られ、耐久度が下がってしまわないかと心配です。
長文ですみません。
よろしくお願いします。
回答1
坂寄歯科医院(茨城県取手市藤代)の三木です。
回答日時:2018-12-24 10:18:34
あやまさん、こんにちは。
>一般的にプラスチックの詰め物に交換する際に以前の銀の詰め物を残すことはあり得ますか?
歯科医師会の相談の方に言われた通り、「歯科医師の考え方次第」です。
私個人としては、その銀の下に虫歯が取り残されている可能性や、接着力の問題などの点から必ず前の修復物は除去しきるようにしています。
>B歯科医さんの言う通り1つ1つ診てもらった方がいいですか?
そもそも他の歯はレントゲンや視診で虫歯が認められたのでしょうか?
もし虫歯でなかったとしたら健康な歯が無くなっていくだけになりますので、むやみに削るべきではないと思いますし・・・
そもそも虫歯という診断がついていないのであれば保険での診療ではなく自費での診療となるかと思いますが、その辺の説明はされているでしょうか?
ご参考程度にしていただければと思います。
>一般的にプラスチックの詰め物に交換する際に以前の銀の詰め物を残すことはあり得ますか?
歯科医師会の相談の方に言われた通り、「歯科医師の考え方次第」です。
私個人としては、その銀の下に虫歯が取り残されている可能性や、接着力の問題などの点から必ず前の修復物は除去しきるようにしています。
>B歯科医さんの言う通り1つ1つ診てもらった方がいいですか?
そもそも他の歯はレントゲンや視診で虫歯が認められたのでしょうか?
もし虫歯でなかったとしたら健康な歯が無くなっていくだけになりますので、むやみに削るべきではないと思いますし・・・
そもそも虫歯という診断がついていないのであれば保険での診療ではなく自費での診療となるかと思いますが、その辺の説明はされているでしょうか?
ご参考程度にしていただければと思います。
相談者からの返信
相談者:
あやまさん
返信日時:2018-12-24 15:42:19
三木先生、ご回答ありがとうございます。
とても勉強になります。
Bの先生が言うには「虫歯の可能性がある(断定ではない)」「外してみないとわからない」だそうです。
保険治療の説明はありませんでしたが、領収書では保険治療になってました。
実はB歯科医院へ転院した理由は歯周病の治療だったんです。
痛みの原因として詰め物の中の虫歯の可能性を指摘されました。
≪2年前詰め物交換≫
・A歯科(一般)…5年前、虫歯治療で受診。
定期的にクリーニングに通う。
・2年前、詰め物交換。
4回に分け施行。
黒く透けるのは着色が残っているためと説明される。
・4回目でひどい違和感を感じる。申告し、高さを調整してもらう。
・ひどい違和感は治まるが、わずかな違和感が取れず再度相談。
これ以上は矯正歯科に行ってくださいと言われる。
≪B歯科医に噛み合わせを相談≫
・B歯科(矯正認定医在中)…4年前に矯正を視野に入れた歯並びの相談に受診。矯正はしなかった。
・A歯科での経緯を話し、相談。噛み合わせは問題なさそうとの事。
≪1年ほど前〜最近 A歯科から転院を考える≫
・問題ないとわかり、A歯科への定期クリーニングにその後も通う。
・1年程前、口臭が気になる。
クリーニング後1週間ほどで出血があり数日で治まる。
・A歯科で口臭、出血を相談。
…口臭は気になるほどじゃない。
定期的にクリーニングしてもらえば早期発見もできる。大丈夫と言われる。
・その後2回クリーニングに行く。たまの出血続く。
2か月前、出血回数が増え、痛みも出るようになりました。
ネットで歯周病の怖さを知って、怖くなり、地域の歯科医をまわって、すぐに対応してくれたB歯科に泣きつきました。
B歯科最初の受信時には、
・左上6番の歯茎が少し下がり、腫れて常に痛みがある。
・4か所の奥歯から歯磨きのたびに出血がある。
・慢性的に歯茎にじわじわした違和感がある
状態でした。後の検査で4か所8番に5oポケット、奥歯8か所4oのポケットがあるとわかりました。
B歯科の先生は、私の不安感がかなり強かったため、予定を早めに調整し、歯周病検査を進めてくださいました。
衛生士さんの検査と歯磨き指導、先生の写真と視診での診察、表面のクリーニングとポケットの水圧洗浄…と施行してもらいました。
現在は痛みも出血もなくなっています。
このような経緯なので、やや突貫治療になった感があります。
新しいレントゲンは撮っていません。
(平成28年当時の物はあります)
痛みの原因として
「詰め物の中に虫歯が残ったまま埋めた可能性があるかも」
と先生はおっしゃってました。
黒い着色が透けていたせいもあるかもしれません。
先生が「外してみないとわからない」とおっしゃっていたので「そういうものかしかたない」と思っていました。
けれど、レントゲンなどであらかじめ虫歯がわかれば、削る歯は最低限で済みますね。
もし、先生にうまく伝える方法があれば教えてもらえませんでしょうか。
とても勉強になります。
Bの先生が言うには「虫歯の可能性がある(断定ではない)」「外してみないとわからない」だそうです。
保険治療の説明はありませんでしたが、領収書では保険治療になってました。
実はB歯科医院へ転院した理由は歯周病の治療だったんです。
痛みの原因として詰め物の中の虫歯の可能性を指摘されました。
≪2年前詰め物交換≫
・A歯科(一般)…5年前、虫歯治療で受診。
定期的にクリーニングに通う。
・2年前、詰め物交換。
4回に分け施行。
黒く透けるのは着色が残っているためと説明される。
・4回目でひどい違和感を感じる。申告し、高さを調整してもらう。
・ひどい違和感は治まるが、わずかな違和感が取れず再度相談。
これ以上は矯正歯科に行ってくださいと言われる。
≪B歯科医に噛み合わせを相談≫
・B歯科(矯正認定医在中)…4年前に矯正を視野に入れた歯並びの相談に受診。矯正はしなかった。
・A歯科での経緯を話し、相談。噛み合わせは問題なさそうとの事。
≪1年ほど前〜最近 A歯科から転院を考える≫
・問題ないとわかり、A歯科への定期クリーニングにその後も通う。
・1年程前、口臭が気になる。
クリーニング後1週間ほどで出血があり数日で治まる。
・A歯科で口臭、出血を相談。
…口臭は気になるほどじゃない。
定期的にクリーニングしてもらえば早期発見もできる。大丈夫と言われる。
・その後2回クリーニングに行く。たまの出血続く。
2か月前、出血回数が増え、痛みも出るようになりました。
ネットで歯周病の怖さを知って、怖くなり、地域の歯科医をまわって、すぐに対応してくれたB歯科に泣きつきました。
B歯科最初の受信時には、
・左上6番の歯茎が少し下がり、腫れて常に痛みがある。
・4か所の奥歯から歯磨きのたびに出血がある。
・慢性的に歯茎にじわじわした違和感がある
状態でした。後の検査で4か所8番に5oポケット、奥歯8か所4oのポケットがあるとわかりました。
B歯科の先生は、私の不安感がかなり強かったため、予定を早めに調整し、歯周病検査を進めてくださいました。
衛生士さんの検査と歯磨き指導、先生の写真と視診での診察、表面のクリーニングとポケットの水圧洗浄…と施行してもらいました。
現在は痛みも出血もなくなっています。
このような経緯なので、やや突貫治療になった感があります。
新しいレントゲンは撮っていません。
(平成28年当時の物はあります)
痛みの原因として
「詰め物の中に虫歯が残ったまま埋めた可能性があるかも」
と先生はおっしゃってました。
黒い着色が透けていたせいもあるかもしれません。
先生が「外してみないとわからない」とおっしゃっていたので「そういうものかしかたない」と思っていました。
けれど、レントゲンなどであらかじめ虫歯がわかれば、削る歯は最低限で済みますね。
もし、先生にうまく伝える方法があれば教えてもらえませんでしょうか。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2018-12-24 17:09:10
38歳で歯周病にかかり始めていると問題が大きいですから早く歯周治療を受けられてよかったですね。
継続して進行を止めておく必要があるでしょうからしっかり歯周治療とメンテナンスを行ってもらってください。
5mm、4mmの歯周ポケットがあると細菌叢のコントロールはご自身だけでは困難になってきていますから、歯科医院と2人3脚でコントロールし続けておく必要があるでしょう。
通院しやすく歯周管理に熱心な歯科医院をかかりつけ歯科医院にされておくとよいでしょう。
定期的な経過観察による評価が必要でしょう。
>レントゲンなどであらかじめ虫歯がわかれば、削る歯は最低限で済みますね。
レントゲンではすでに樹脂に置き換えてあればわかりにくくなっていると思います。
金属の取り残しはわかります。
(レントゲン透過性がまったく異なるため)
>「外してみないとわからない」はそのとおりでしょう。
痛みや違和感がないのに虫歯の再治療を受けるのはリスクのほうが大きい場合も多々あるでしょう。
ただ、歯周治療歯磨きに問題を生じる詰め方になっているならば、積極的に詰めなおしてもらい歯周管理がしやすい状態にしてもらうというのはありだと思います。
>現在は痛みも出血もなくなっています。
定期的なメンテナンスに移行してもよいのかもしれませんね。
転院を繰り返すと前医の治療のやり直しを進められやすくなりますから、かかりつけ歯科医院をできればお決めになって管理してもらうほうがよいのかもしれませんね。
継続して進行を止めておく必要があるでしょうからしっかり歯周治療とメンテナンスを行ってもらってください。
5mm、4mmの歯周ポケットがあると細菌叢のコントロールはご自身だけでは困難になってきていますから、歯科医院と2人3脚でコントロールし続けておく必要があるでしょう。
通院しやすく歯周管理に熱心な歯科医院をかかりつけ歯科医院にされておくとよいでしょう。
定期的な経過観察による評価が必要でしょう。
>レントゲンなどであらかじめ虫歯がわかれば、削る歯は最低限で済みますね。
レントゲンではすでに樹脂に置き換えてあればわかりにくくなっていると思います。
金属の取り残しはわかります。
(レントゲン透過性がまったく異なるため)
>「外してみないとわからない」はそのとおりでしょう。
痛みや違和感がないのに虫歯の再治療を受けるのはリスクのほうが大きい場合も多々あるでしょう。
ただ、歯周治療歯磨きに問題を生じる詰め方になっているならば、積極的に詰めなおしてもらい歯周管理がしやすい状態にしてもらうというのはありだと思います。
>現在は痛みも出血もなくなっています。
定期的なメンテナンスに移行してもよいのかもしれませんね。
転院を繰り返すと前医の治療のやり直しを進められやすくなりますから、かかりつけ歯科医院をできればお決めになって管理してもらうほうがよいのかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
あやまさん
返信日時:2018-12-24 21:27:33
Dr.ふなちゃん先生、ありがとうございます。
かかりつけ医はB歯科になっていくのかなと思います。
自分で歯周病を疑って、歯科医を探し回ったときに<予防歯科・歯周病治療>をうたっている所にはじめは行きました。
設備もよく、衛生士さんとも疎通ができ、3回ほど通院したので続けて通いたかったのですが、先生と意思疎通のトラブルがあり、先生からの診察拒否に近い状態になりました。
そこでの通院は断念し、以前の歯の状態を知っているB歯科医に行きました。
「A歯科では改善しない」と最初に疑ったのが始まりで、大丈夫かなと必要以上に不安になってしまったのが原因だったと思います。
今も治療中の先生に「疑われた」とマイナスイメージを持っていただきたくはないし、でも不安はあるしで辛かったです。
お二方の先生の回答で少しずつ考え方の取っ掛かりがつかめています。
本当にありがとうございます。
現在、痛みがないことと、歯を削ることのリスクを不安に思う旨を、B歯科先生に相談してみようと思います。
かかりつけ医はB歯科になっていくのかなと思います。
自分で歯周病を疑って、歯科医を探し回ったときに<予防歯科・歯周病治療>をうたっている所にはじめは行きました。
設備もよく、衛生士さんとも疎通ができ、3回ほど通院したので続けて通いたかったのですが、先生と意思疎通のトラブルがあり、先生からの診察拒否に近い状態になりました。
そこでの通院は断念し、以前の歯の状態を知っているB歯科医に行きました。
「A歯科では改善しない」と最初に疑ったのが始まりで、大丈夫かなと必要以上に不安になってしまったのが原因だったと思います。
今も治療中の先生に「疑われた」とマイナスイメージを持っていただきたくはないし、でも不安はあるしで辛かったです。
お二方の先生の回答で少しずつ考え方の取っ掛かりがつかめています。
本当にありがとうございます。
現在、痛みがないことと、歯を削ることのリスクを不安に思う旨を、B歯科先生に相談してみようと思います。
タイトル | 銀インレーをレジンに交換、古いインレーを残すことはあるか? |
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質問者 | あやまさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 39歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
レジン(白いプラスチック) 保険のインレー(銀・金属) 詰め物、インレーのトラブル 歯周病(歯槽膿漏)治療 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。