歯内療法を上手くやってくれる歯科医を探している

相談者: こころうさん (37歳:女性)
投稿日時:2019-02-05 16:04:17
治療済みの歯の根先がレントゲン上で黒く写り、病巣があるといわれました。
ラバーダムマイクロスコープを使い、歯の根の治療を丁寧にやってくれる歯科医を探しています。

ネットで調べてみると、日本歯内療法学会とPESCJという団体を見つけました。
現在歯科医は掃いて捨てるほどいるといわれていますが、この2つの団体に所属している歯科医は少なく、私のいる県には一人いるかいないかのレベルでした。

歯の治療の中で歯内療法根管治療などはなかり重要なものだと思っていますが、なぜこのような団体に所属している歯科医はこんなにも少ないのでしょうか?

それとも、ラバーダム マイクロスコープなど必要な物品を使って丁寧に治療をすれば、このような学会に所属している歯科医の治療でなくても、歯の予後にそれほど差はでないのでしょうか?

もし差があるとするなら、根管の再治療で歯科医にかかる際は日本歯内療法学会とPESCJ、どちらの所属の歯科医にかかるとよいと思いますか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-02-05 17:47:41
過去にも似たような質問がありますよ。

参考⇒日本歯内療法学会認定の専門医と、PESCJ認定の専門医の違い

根管治療などはなかり重要なものだと思っていますが、なぜこのような団体に所属している歯科医はこんなにも少ないのでしょうか?

端的にいえば、儲からないからでしょうね。

インプラント治療は、歯内療法の30〜40倍治療費が頂ける治療法である為、インプラント学会歯内療法学会の約5倍の会員数があります。

医療といえど経済活動の1つですから、儲かるものほど力を入れるのは仕方がない部分はあります。

個人的には安過ぎる歯科保険治療の弊害の1つかと思っています。


ラバーダム マイクロスコープなど必要な物品を使って丁寧に治療をすれば、このような学会に所属している歯科医の治療でなくても、歯の予後にそれほど差はでないのでしょうか?

道具や設備、学会や団体よりは個人のスキルが結果には大きく影響するとおもいますが、一般の方からすれば学会や団体は1つの先生探しの指標にはなると思いますよ。


おだいじに

3人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2019-02-05 20:28:18
井野先生に同意です。

ラバーダムマイクロスコープを使い歯の根の治療を丁寧にやってくれる歯科医を探しています。

ラバーダムを使って歯内療法をやってほしい、と言う事であれば

日本歯内療法学会 専門医・指導医
http://www.jea.gr.jp/ippan/index-6.shtml

から、

マイクロスコープを使って歯内療法をやってほしい、と言う事であれば

日本顕微鏡歯科学会 指導医・認定医
http://kenbikyoshika.jp/ninteii.html

から探されてみてはいかがでしょう。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2019-02-05 20:38:35
>>根管治療などはなかり重要なものだと思っていますが、なぜこのような団体に所属している歯科医はこんなにも少ないのでしょうか?
>端的にいえば、儲からないからでしょうね。

全くその通り儲からないつまり不採算部門だからだと思います。
初回はともかく、2回目となると大臼歯で460円しか収入にならないことがあると思います。
受付一名アシスタント一名歯科医一名の三人分の時給を出そうとすると、五分間の根管治療でも赤字かもしれません。

前歯だとなんと280円ですから。

2人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2019-02-06 12:33:06
先生方、お忙しい中回答していただき感謝致します。

根管治療はそんなにも採算のとれないものなんですね…
自費でやろうとすると10万円を超えるものがほとんどなのに、保険治療だと500円にも満たないなんて…衝撃でした。

ちなみに、根管治療は自費でやって、被せ物は保険内で、ということは一般的にできるのものなのでしょうか?

また、根管治療は自費オンリーの歯医者でやり、他の治療は保険の使える歯医者でやるというのを患者から提案してみるのは、それぞれの歯医者の先生に失礼にならいでしょうか?

何度もすみませんがよろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2019-02-06 16:20:21
根管治療自費でやって、被せ物保険内で、ということは一般的にできるのものなのでしょうか?

同一の医療機関で「自費の根管治療→保険の被せ物」をこなってしまうと「混合診療」と言う事になり、ルール違反となります。

転院して別の医療機関で行えばルール違反にはなりません。


>それぞれの歯医者の先生に失礼にならいでしょうか?

どうでしょう?
失礼だと感じるかどうかはその先生のキャラ次第だと思います。
(当院でもそういう方は多くいらっしゃいますので、特に失礼とは感じません)

ただ、責任の所在はハッキリさせておいた方がよろしいかと思いますので、どちらの先生とも連携を取っていただける方がよろしいかと思います。

回答 回答5
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-02-07 10:24:46
保険の被せを行ってもらう歯科医院から、自費根管治療を行っている歯内療法専門医を紹介してもらうをという流れがよいのではないでしょうか?

自費の根管治療と被せどちらもされている歯科医院では、自費の根管治療後支台築造と被せも自費治療でという流れになるので、結局かなり高額治療になるでしょう。

ですから保険医から自費の歯内療法専門医に紹介してもらい、根管治療と支台築造まで自費で行ってもらい、保険医に戻って被せの治療をしてもらうというのが望ましいかもしれません。

問題は首都圏や都市部では自費の歯内療法専門医は見つかるが、地方や田舎ではそれだけで開業している先生が見つからない事でしょうか。

日本では根管治療は安いというのが保険治療では当たり前になっているので、最も大切な治療をきちんと受けたいならばその後の治療も保険外になりやすいシステムしかないエリアが多いというのは問題です。

保険治療費の設定に問題があると言われていると思います。

安すぎる治療費は採算が取れませんから、結果患者さんの選択肢の制限に繋がっています。
出来れば保険の再根管治療費全体を、歯科医院が採算が取れる程度に妥当な額に引き上げるようにして欲しいですよね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: こころうさん
返信日時:2019-02-08 01:09:23
櫻井先生

やはり混合診療はできないのですね。
被せ物は別の歯科医で、と言うのは患者としては言いにくいですが、先生のキャラを考えてつつそうだんしてみたいと思います。


Dr.ふなちゃん先生

>出来れば保険再根管治療費全体を、歯科医院が採算が取れる程度に妥当な額に引き上げるようにして欲しいですよね。

ほんとその通りだと思います。
診療報酬改定の動きはないのでしょうか…
国の方針にモヤモヤしてしまいます。

根管治療にベストを尽くすなら、今は自費でお金をかけるしかないのですね(涙)

先生方お忙しい中ありがとうございました!



タイトル 歯内療法を上手くやってくれる歯科医を探している
質問者 こころうさん
地域 非公開
年齢 37歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根管治療の専門医
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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