歯科医による虫歯の判断、見解の違いについて
相談者:
鯛鯉さん (51歳:男性)
投稿日時:2019-06-25 22:57:15
虫歯で根幹治療や神経を抜かれることだけは避けたいので、ここ数年は定期的に歯の清掃を複数の歯科医院でやってもらってます。
清掃の際に虫歯のチェックもしてもらってますが、各歯科医院で指摘される虫歯本数が全く違い、どこを信じて良いのかわけがわからなくなってます。
具体的には、A歯科医院では0本、B歯科医院では1本、C歯科医院では1本、D歯科医院では7本、E歯科医院では5本、F歯科医院では3本という具合に。
@歯科医によって虫歯の判断、見解が違うのは、何故なのでしょうか?
昔にレジン充填した箇所の淵の部分が黒く変色してるのは、目視出来ました。
この箇所を虫歯と判断されてる歯科医もいれば、ただの変色と判断してる歯科医もいました。
漢方煎じ薬を毎日服用してるので、黒く着色しやすい土壌はあるかと思ってます。
Aこの黒い変色は、実際の所虫歯なのでしょうか?
痛みも何もありません。
いつ治療をしたかも覚えていません。
30年前か、20数年前か、10数年前かの、どれかだと思いますが。
B脳梗塞や癌でさえも、専門医は見落とすことがあります。
歯科医も目視で虫歯の見落としはありますか?
あくまで見解の違いでしょうか?
C虫歯治療でう蝕探知液を一般的に使うようになったのはいつ頃でしょうか?
3年前の奥歯7番の治療ではう蝕探知的を歯科医は使用してましたが、それ以前の虫歯治療では使ってた記憶がありません。
Dベテランの歯科医であれば、う蝕箇所の柔らかさで判断すればう蝕探知液を使う必要は特にないのでしょうか?
以上5点、愚問かと思いますが、お答えいただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。
清掃の際に虫歯のチェックもしてもらってますが、各歯科医院で指摘される虫歯本数が全く違い、どこを信じて良いのかわけがわからなくなってます。
具体的には、A歯科医院では0本、B歯科医院では1本、C歯科医院では1本、D歯科医院では7本、E歯科医院では5本、F歯科医院では3本という具合に。
@歯科医によって虫歯の判断、見解が違うのは、何故なのでしょうか?
昔にレジン充填した箇所の淵の部分が黒く変色してるのは、目視出来ました。
この箇所を虫歯と判断されてる歯科医もいれば、ただの変色と判断してる歯科医もいました。
漢方煎じ薬を毎日服用してるので、黒く着色しやすい土壌はあるかと思ってます。
Aこの黒い変色は、実際の所虫歯なのでしょうか?
痛みも何もありません。
いつ治療をしたかも覚えていません。
30年前か、20数年前か、10数年前かの、どれかだと思いますが。
B脳梗塞や癌でさえも、専門医は見落とすことがあります。
歯科医も目視で虫歯の見落としはありますか?
あくまで見解の違いでしょうか?
C虫歯治療でう蝕探知液を一般的に使うようになったのはいつ頃でしょうか?
3年前の奥歯7番の治療ではう蝕探知的を歯科医は使用してましたが、それ以前の虫歯治療では使ってた記憶がありません。
Dベテランの歯科医であれば、う蝕箇所の柔らかさで判断すればう蝕探知液を使う必要は特にないのでしょうか?
以上5点、愚問かと思いますが、お答えいただければ幸甚です。
よろしくお願いいたします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2019-06-26 00:59:42
こんにちは。
残念ですが虫歯の診断については歯科医によって見解が異なります。
特に詰め物を既にしていればその詰め物への評価も入る為歯科医によりかなりバラツキが生じると思います。
例えばレジン充填ですが、縁が着色していれば詰め替えた方が良いだろうと考える歯科医もいれば経過観察で良いと考える歯科医もいれば詰め替えではなく研磨でよいと考える歯科医もいるでしょう。
また、裂溝虫歯の着色に対しても治療対象とするのか?しないのか?は分かれるでしょう。
本来は分かれない方が良いのですが、虫歯か虫歯でないかを目視で見分けるのはかなり難しいのでそのようになってしまうと思います。
A実際どうなのか?はわかりませんが色素が留まっているのですから清掃ができていない部位と考える事はできるでしょう。
色素が留まるということはシーリングが破綻していると考えるならば虫歯の原因となる細菌や酸が留まるだろうと考えてもおかしくないかもしれません。
段差があれば研磨してあげれば色素滞留や色素沈着部位を取り除く事ができるかもしれません。
かなり古い詰め物であれば進化したレジンで詰め直しておくよう勧められるかもしれません。
B虫歯は目視だけではわかりません。
特に隣接面虫歯はレントゲン検査を併用する事で発見できる場合もあります。
Cいつからか?はわかりませんが30年以上前から使われていたと思います。
D赤いう蝕検知液は染まりすぎるので使わない先生は多いと思います。
深い虫歯の境はわかりにくく再石灰化可能な部位もあるので赤色では取り除き過ぎる事が分かっています。
色素の落ち込みを頼りに虫歯を削り取るより硬さを頼りに取り除く方が良いという歯科医もいますから、必ず使用しなければいけないという決まりはありません。
虫歯を機械的に取り除いた後薬液で更に取り除く治療法もあり自費治療で高価な薬をその為に使用する事もあります。
残念ですが虫歯の診断については歯科医によって見解が異なります。
特に詰め物を既にしていればその詰め物への評価も入る為歯科医によりかなりバラツキが生じると思います。
例えばレジン充填ですが、縁が着色していれば詰め替えた方が良いだろうと考える歯科医もいれば経過観察で良いと考える歯科医もいれば詰め替えではなく研磨でよいと考える歯科医もいるでしょう。
また、裂溝虫歯の着色に対しても治療対象とするのか?しないのか?は分かれるでしょう。
本来は分かれない方が良いのですが、虫歯か虫歯でないかを目視で見分けるのはかなり難しいのでそのようになってしまうと思います。
A実際どうなのか?はわかりませんが色素が留まっているのですから清掃ができていない部位と考える事はできるでしょう。
色素が留まるということはシーリングが破綻していると考えるならば虫歯の原因となる細菌や酸が留まるだろうと考えてもおかしくないかもしれません。
段差があれば研磨してあげれば色素滞留や色素沈着部位を取り除く事ができるかもしれません。
かなり古い詰め物であれば進化したレジンで詰め直しておくよう勧められるかもしれません。
B虫歯は目視だけではわかりません。
特に隣接面虫歯はレントゲン検査を併用する事で発見できる場合もあります。
Cいつからか?はわかりませんが30年以上前から使われていたと思います。
D赤いう蝕検知液は染まりすぎるので使わない先生は多いと思います。
深い虫歯の境はわかりにくく再石灰化可能な部位もあるので赤色では取り除き過ぎる事が分かっています。
色素の落ち込みを頼りに虫歯を削り取るより硬さを頼りに取り除く方が良いという歯科医もいますから、必ず使用しなければいけないという決まりはありません。
虫歯を機械的に取り除いた後薬液で更に取り除く治療法もあり自費治療で高価な薬をその為に使用する事もあります。
回答2
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2019-06-26 01:20:56
@ それは歯科医が人間だからです。
考え方、研修歴等々全然違うので同じ答えにならない事があっても不思議ではないと思います。
C 1984年には確実に存在しましたね。
最初の勤務先で院長からう蝕検知液の使いすぎだと怒られましたので。
ネットで調べると1978年6月発売のようです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/う蝕検知液
昔はちゃんと点数算定できたのですが、その10点がなくなりましたね。
さていつだったかな?
多分グローバルスタンダードは硬さだと思います。
よく切れるエキスカで削れるか削らないかだと思います。
使わないからダメではないと思います。
当院の根管治療のほとんどは再根管治療です。
ほぼこの時にう蝕検知液を使いまくります。
一昨日の講演でもほぼ同じような話を聞いてきました。
D 上記のように硬さが一番正確なように記憶しています。
ですからベテランとか関係なくてちゃんと切れるエキスカを使うかどうかだと思います。
考え方、研修歴等々全然違うので同じ答えにならない事があっても不思議ではないと思います。
C 1984年には確実に存在しましたね。
最初の勤務先で院長からう蝕検知液の使いすぎだと怒られましたので。
ネットで調べると1978年6月発売のようです。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/う蝕検知液
昔はちゃんと点数算定できたのですが、その10点がなくなりましたね。
さていつだったかな?
多分グローバルスタンダードは硬さだと思います。
よく切れるエキスカで削れるか削らないかだと思います。
使わないからダメではないと思います。
当院の根管治療のほとんどは再根管治療です。
ほぼこの時にう蝕検知液を使いまくります。
一昨日の講演でもほぼ同じような話を聞いてきました。
D 上記のように硬さが一番正確なように記憶しています。
ですからベテランとか関係なくてちゃんと切れるエキスカを使うかどうかだと思います。
回答3
美江寺歯科医院(岐阜県瑞穂市)の小牧です。
回答日時:2019-06-26 11:37:34
鯛鯉 さん、こんにちは
他の先生が答えられているところと重複するところがあると思いますが。
@診断基準の差です。
健康な歯から虫歯へは突然になるのではなく、徐々に虫歯になっていきます。
例えば、「甘いりんご」と「甘くないりんご」を分ける場合、誰が食べても「甘い」ものと「甘くない」ものの他に、人によっては意見が分かれるものがあります。
糖度計を使用して数値化しても、どの数値から「甘い」とするのかも違うでしょう。
また、酸味のある無しでも甘味の感じ方が違ってきます。
理論的には、どのような臨床医学的検査も100%計画な検査は一つもありません。
A黒変は虫歯の場合と、着色変色の場合があります。
判別には丹念に検査する必要があります。
ただ、この場合も100%正確に診断できるというわけれはありません。
また、黒色の虫歯は、一般的には進行が緩やかで、注意が必要なのは進行が早いことが多い茶褐色の虫歯です。
B見落としと、診断基準の差の両方だと思います。
目視のみでの診断の正確さはあまり高くないです。
C私がインターンだった1979年にはすでに大学病院では使用していました。
Dベテランか新人かではなく、世界的な基準として、硬さで見るのが主で、補助としてう蝕検知液を用いるとなっています。
他の先生が答えられているところと重複するところがあると思いますが。
@診断基準の差です。
健康な歯から虫歯へは突然になるのではなく、徐々に虫歯になっていきます。
例えば、「甘いりんご」と「甘くないりんご」を分ける場合、誰が食べても「甘い」ものと「甘くない」ものの他に、人によっては意見が分かれるものがあります。
糖度計を使用して数値化しても、どの数値から「甘い」とするのかも違うでしょう。
また、酸味のある無しでも甘味の感じ方が違ってきます。
理論的には、どのような臨床医学的検査も100%計画な検査は一つもありません。
A黒変は虫歯の場合と、着色変色の場合があります。
判別には丹念に検査する必要があります。
ただ、この場合も100%正確に診断できるというわけれはありません。
また、黒色の虫歯は、一般的には進行が緩やかで、注意が必要なのは進行が早いことが多い茶褐色の虫歯です。
B見落としと、診断基準の差の両方だと思います。
目視のみでの診断の正確さはあまり高くないです。
C私がインターンだった1979年にはすでに大学病院では使用していました。
Dベテランか新人かではなく、世界的な基準として、硬さで見るのが主で、補助としてう蝕検知液を用いるとなっています。
相談者からの返信
相談者:
鯛鯉さん
返信日時:2019-06-27 02:48:17
タイトル | 歯科医による虫歯の判断、見解の違いについて |
---|---|
質問者 | 鯛鯉さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 51歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯予防 虫歯その他 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。