上顎大臼歯の内側の根の炎症、まだ治療できるか?

相談者: さきへさん (40歳:男性)
投稿日時:2019-08-03 21:45:49
20年程前に抜随した右上大臼歯(6番)が数ヶ月前から痛みだし、根幹治療が必要と思い、専門医のいる歯科を訪ねた所。

画像診断の結果ではかなり状態が悪く、レントゲンでは根の周りに黒い陰が大きく写っており、歯科CTでは炎症上顎洞にまで及んでいて歯性上顎洞炎になっておりかなり悪い状態と告げられました。

周囲の骨は溶けているし、炎症が大きく広がっていて、すぐに抜歯ともいえないが、今後歯を残せたとしても数年単位であろうとの事で加えて根の周囲の炎症は歯を残す場合歯肉を削って病巣を取り除くか、抜歯してそこから取り除くかの2択のようで、前者は3本ある根のうち、私の場合運悪く内側の歯根に病巣があり、その場所が神経や血管が通っている場所の近くで、麻痺や大量出血等かなりのリスクを伴い、熟練の専門医でも難しいとの事でした。

それでは後者の方はリスクが低くできるのか訪ねた所、それも抜歯部から鼻と通じる穴?と交通してしまう恐れがあるし、病巣が大きいため取りきれないとの事です。


この結果を聞くまでは抜歯しなければならないかもしれない事で頭がいっぱいでしたが、それ以上に根尖周囲の炎症の方が深刻でどうしたら良いのか検討もつかず目の前が真っ暗です。



質問1

結局の所前者後者ともにリスクが高く、かといってどちらも選択せず放置すれば隣接歯の骨も溶けていくのだろうし、膿が脳にまで達するとどこかで聞いた事があるので放置するわけにもいかず悩んでいます。

このような症例ではどうするのが賢明でしょうか?
他に手だてはあるのでしょうか?
また、溶けた骨はどのようにすれば再生するのでしょうか?



**********

また、こんなに状態が悪くてもまだ抜歯はしたくない、という未練はあります。

当初は、再根幹治療は予後が悪いと予備知識としてあったので、抜歯はなんとか間逃れるよう、自費診療でもマイクロスコープ下で詳細に診てもらえれば救える可能性はあるかと思い、設備の整った今回の歯科を受診するに至りましたが、医師には今後の治療法として、ひとまず再根幹治療を行うが救える可能性が低い歯に対してマイクロスコープを使用した自費診療で綿密に行うか、それとも保険治療で手探り状態で行うかどちらを選ぶか次回までによく考えてきてください、と告げられました。

私も金銭的に余裕があるわけではなく、残せる可能性にかけて貯金を切り崩して自費診療を受ける事を考えていましたが、お金をかけてもすぐに抜歯では悔やんでも悔やみきれません。



質問2.
このような場合、マイクロスコープ下で詳細に診て頂ければ、炎症は少しでも治まるんでしょうか?
また、少しでも歯を残せる可能性はあるのでしょうか?

もしくはひと思いに抜歯するのが賢明でしょうか?
(抜歯すれば炎症は完全に治まる?)



質問3
根幹治療の結果もし歯根が破折していた場合は接着治療が可能か訪ねた所、他院ではそのような治療法もあるが、その歯科では乾いた環境下でなければできないとの事でした。

いったん抜歯してから乾いた環境下で接着して戻す方法と、悪い根だけを抜歯する方法では予後はどちらが良いでしょうか。
また、接着法以外で歯を残せる方法はあるでしょうか?



質問4
抜歯後の処置について、インプラントにするのは金属を体に埋め込んだりするリスクや金銭的な問題もあり、かといってブリッジにするのは隣接する健康な歯を削らないといけないのがどうしても納得がいかないので、入れ歯にしたいと言ったところ、入れ歯でも両隣の歯を多少は削る必要があると言われました。

知人が部分入れ歯でも削ってはいないと言っていたのですが、少しも削らないで済む方法あるでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2019-08-04 07:28:18
>こんなに状態が悪くてもまだ抜歯はしたくない、という未練はあります。

気持ちが分からなくもありませんが、現状を精査し、冷静に判断する必要があると思います。


>ひと思いに抜歯するのが賢明でしょうか?

そうですね、「歯科CTでは炎症上顎洞にまで及んでいて歯性上顎洞炎になっておりかなり悪い状態」「運悪く内側の歯根に病巣があり、その場所が神経や血管が通っている場所の近くで、麻痺や大量出血等かなりのリスクを伴い」という文面から察すると、素直に抜歯していただくのが賢明なのかもしれません。

他の施設を自主的に受診し相談してみる、或いは、経過や現状についての資料を借りるなどしてセカンドオピニオンを求める、等を検討してみるのも一法かもしれません。


入れ歯にしたいと言ったところ、入れ歯でも両隣の歯を多少は削る必要があると言われました。

5番や7番にガイドプレーンやレストを付与することを予定しているのかもしれませんが、それを、それぞれに状態が異なる他の人と比べてみても、大して参考にはなりません。




タイトル 上顎大臼歯の内側の根の炎症、まだ治療できるか?
質問者 さきへさん
地域 非公開
年齢 40歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の治療法
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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