左上6番、歯根嚢胞の手術について
相談者:
葉木さん (38歳:女性)
投稿日時:2019-09-07 01:36:33
こんにちは。
歯根嚢胞の手術に関する質問です。
副鼻腔炎の治療を耳鼻科で受けていたのですが、CTの結果、左上6番に歯根嚢胞が原因の歯性上顎洞炎と診断されました。
(左上6番は数年前に根管治療しています)
私の場合、左上6番の歯根が上顎洞に突き出ており、そこに15mm位の嚢胞が出来ているそうです。
左の上顎洞内には膿がたまっています。
口腔外科で、歯茎を切開して嚢胞と不要な骨を除去、可能なら歯根端切除、無理なら抜歯、更に上顎洞根治術を行う必要があるとの診断でした。
そこでご質問なのですが、
@別の歯医者では奥歯の歯根端切除は無理と言われましたが、左上6番で上顎洞内に嚢胞がある場合も難しいのでしょうか?
よく使う歯なので抜歯は避けたいのですが…。
A歯茎を切開すると麻痺が残ると聞いたことがあるのですが、最近の手術でもそうなのでしょうか?他にも後遺症の可能性はありますか?
B抜歯になった場合、私のように上6番が上顎洞と繋がっているような場合でもインプラントは可能でしょうか?
将来インプラント体が、上顎洞に落ちる可能性が高いということになりますか?
お手数ですがよろしくお願いします。
歯根嚢胞の手術に関する質問です。
副鼻腔炎の治療を耳鼻科で受けていたのですが、CTの結果、左上6番に歯根嚢胞が原因の歯性上顎洞炎と診断されました。
(左上6番は数年前に根管治療しています)
私の場合、左上6番の歯根が上顎洞に突き出ており、そこに15mm位の嚢胞が出来ているそうです。
左の上顎洞内には膿がたまっています。
口腔外科で、歯茎を切開して嚢胞と不要な骨を除去、可能なら歯根端切除、無理なら抜歯、更に上顎洞根治術を行う必要があるとの診断でした。
そこでご質問なのですが、
@別の歯医者では奥歯の歯根端切除は無理と言われましたが、左上6番で上顎洞内に嚢胞がある場合も難しいのでしょうか?
よく使う歯なので抜歯は避けたいのですが…。
A歯茎を切開すると麻痺が残ると聞いたことがあるのですが、最近の手術でもそうなのでしょうか?他にも後遺症の可能性はありますか?
B抜歯になった場合、私のように上6番が上顎洞と繋がっているような場合でもインプラントは可能でしょうか?
将来インプラント体が、上顎洞に落ちる可能性が高いということになりますか?
お手数ですがよろしくお願いします。
回答1
メイクスマイル歯科(東京都文京区)の森田です。
回答日時:2019-09-07 11:05:14
葉木さん こんにちは。
>@別の歯医者では奥歯の歯根端切除は無理と言われましたが、左上6番で上顎洞内に嚢胞がある場合も難しいのでしょうか?
現在ではCTによる画像診断の技術が進歩しましたので、奥歯だからと言って、全ての歯根端切除が無理だとはならないと思います。
歯根の形と上顎洞底部骨の関係性や嚢胞の大きさなどの要素によって、手術の規模と難易度が変わってきます。
>よく使う歯なので抜歯は避けたいのですが…。
上顎洞炎の原因が左上6であって、嚢胞と上顎洞炎が繋がってしまっている場合は、やむ負えず抜歯となることも考えられると思います。
>A歯茎を切開すると麻痺が残ると聞いたことがあるのですが、最近の手術でもそうなのでしょうか?
>他にも後遺症の可能性はありますか?
切開をすると麻痺が起きる可能性はありますが、切開だけで麻痺が起きるような手術は普通計画しないと思います。
私事ですがいままで随分と歯茎に切開をしてきましたが、それで麻痺を訴えられた方に当たったことはありません。
手術の後遺症や合併症は、避けられないものもありますので、その点は担当の先生に良くお尋ねになってみてください。
>B抜歯になった場合、私のように上6番が上顎洞と繋がっているような場合でもインプラントは可能でしょうか?
>将来インプラント体が上顎洞に落ちる可能性が高いということになりますか?
最近では骨を再生させたり、新たに作る方法などが進歩しています。上顎洞炎が治癒して骨を作れる環境が整えば、インプラント治療ができないことはまずありません。
少し先の話になると思いますが、骨造成ができる歯科医院を探して、ご相談されてみたらいかがでしょうか。
>@別の歯医者では奥歯の歯根端切除は無理と言われましたが、左上6番で上顎洞内に嚢胞がある場合も難しいのでしょうか?
現在ではCTによる画像診断の技術が進歩しましたので、奥歯だからと言って、全ての歯根端切除が無理だとはならないと思います。
歯根の形と上顎洞底部骨の関係性や嚢胞の大きさなどの要素によって、手術の規模と難易度が変わってきます。
>よく使う歯なので抜歯は避けたいのですが…。
上顎洞炎の原因が左上6であって、嚢胞と上顎洞炎が繋がってしまっている場合は、やむ負えず抜歯となることも考えられると思います。
>A歯茎を切開すると麻痺が残ると聞いたことがあるのですが、最近の手術でもそうなのでしょうか?
>他にも後遺症の可能性はありますか?
切開をすると麻痺が起きる可能性はありますが、切開だけで麻痺が起きるような手術は普通計画しないと思います。
私事ですがいままで随分と歯茎に切開をしてきましたが、それで麻痺を訴えられた方に当たったことはありません。
手術の後遺症や合併症は、避けられないものもありますので、その点は担当の先生に良くお尋ねになってみてください。
>B抜歯になった場合、私のように上6番が上顎洞と繋がっているような場合でもインプラントは可能でしょうか?
>将来インプラント体が上顎洞に落ちる可能性が高いということになりますか?
最近では骨を再生させたり、新たに作る方法などが進歩しています。上顎洞炎が治癒して骨を作れる環境が整えば、インプラント治療ができないことはまずありません。
少し先の話になると思いますが、骨造成ができる歯科医院を探して、ご相談されてみたらいかがでしょうか。
相談者からの返信
相談者:
葉木さん
返信日時:2019-09-07 11:24:11
森田先生
早速のご回答ありがとうございます。
>現在ではCTによる画像診断の技術が進歩しましたので、奥歯だからと言って、全ての歯根端切除が無理だとはならないと思います。
そうなのですね、少し希望が持てました。
>上顎洞炎の原因が左上6であって、嚢胞と上顎洞炎が繋がってしまっている場合は、やむ負えず抜歯となることも考えられると思います。
これは上顎洞内に嚢胞がある場合、歯根端切除できる可能性は薄いということでしょうか?
嚢胞が大きめなので抜歯の可能性はあると説明されましたが、上顎洞が絡むとさらに可能性が上がるということでしょうか。
>私事ですがいままで随分と歯茎に切開をしてきましたが、それで麻痺を訴えられた方に当たったことはありません。
ありがとうございます。
少し安心しました。
昔の副鼻腔炎の手術は術後が大変だったと聞いたことがあって、上顎洞根治術までやるとなると相当切らないといけないだろうし、かなり違和感が残るのかなと危惧しております。
重ねてのご質問になりますがよろしくお願いいたします。
早速のご回答ありがとうございます。
>現在ではCTによる画像診断の技術が進歩しましたので、奥歯だからと言って、全ての歯根端切除が無理だとはならないと思います。
そうなのですね、少し希望が持てました。
>上顎洞炎の原因が左上6であって、嚢胞と上顎洞炎が繋がってしまっている場合は、やむ負えず抜歯となることも考えられると思います。
これは上顎洞内に嚢胞がある場合、歯根端切除できる可能性は薄いということでしょうか?
嚢胞が大きめなので抜歯の可能性はあると説明されましたが、上顎洞が絡むとさらに可能性が上がるということでしょうか。
>私事ですがいままで随分と歯茎に切開をしてきましたが、それで麻痺を訴えられた方に当たったことはありません。
ありがとうございます。
少し安心しました。
昔の副鼻腔炎の手術は術後が大変だったと聞いたことがあって、上顎洞根治術までやるとなると相当切らないといけないだろうし、かなり違和感が残るのかなと危惧しております。
重ねてのご質問になりますがよろしくお願いいたします。
回答2
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2019-09-07 11:38:01
相談者からの返信
相談者:
葉木さん
返信日時:2019-09-08 09:27:16
藤森先生
ご回答ありがとうございます。
やはり難易度は高いのですね。
担当の先生を信頼して手術を頑張ろうと思います。
ご回答ありがとうございます。
やはり難易度は高いのですね。
担当の先生を信頼して手術を頑張ろうと思います。
タイトル | 左上6番、歯根嚢胞の手術について |
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質問者 | 葉木さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 38歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 上顎洞炎(蓄膿症) 根の病気・異常その他 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。