上前歯インプラントの不快感
相談者:
フロスで血だらけさん (59歳:男性)
投稿日時:2019-11-11 18:31:26
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2019-11-12 07:18:22
フロスで血だらけさんこんにちは。
上前歯インプラントの不快感が取れず困っているのですね。
舌で触ったりしてしまったり、舌の歯で削るような行為を頻回に行ってしまうのは形態に問題があるかもしれませんね。
1度仮歯で、どのような形態が舌に対して気にならないようなのか調べて調整して、それを最終的に置き換えてみると良いかもしれません。
頭痛い関しては歯科的要因で2次性のTCHが原因の可能性がありますね。
参考:TCH、歯列接触癖
上前歯インプラントの不快感が取れず困っているのですね。
舌で触ったりしてしまったり、舌の歯で削るような行為を頻回に行ってしまうのは形態に問題があるかもしれませんね。
1度仮歯で、どのような形態が舌に対して気にならないようなのか調べて調整して、それを最終的に置き換えてみると良いかもしれません。
頭痛い関しては歯科的要因で2次性のTCHが原因の可能性がありますね。
参考:TCH、歯列接触癖
回答2
松元教貢歯科医院(大田区山王)の松元です。
回答日時:2019-11-12 13:30:51
インプラントの埋入された位置が気持ちが悪い原因なのでは、と思います。
その場合、残念ですが、そのインプラントの位置を変えることは難しいので、インプラントの撤去と新しいインプラントを舌の邪魔にならない位置へ埋入すること、だと思います。
前歯のインプラントが何本埋まってるのか、どう言う口腔内の状況なのかが分かりませんが、少なくとも今ある前歯の口蓋の形態が舌には気持ちが悪い、気になって仕方がない、と言うことだと思いますので。
頭痛に関しては、専門外ですので、解決して差し上げられるかどうかは分かりませんが、口腔内の不具合が切っ掛けになっているのだとしたら、舌の気持ち悪さを治すことが出来れば、軽くなるのかも知れませんね。
口腔容積、舌の機能、動きを精査して、それに合うように治されることをお勧めします。
今のインプラントと上部構造では、多分舌に当たらないように削ることができない状況なのだろう、と思われますので、そこを解決されることが良いと思います。
追加ですが、今後益々同じような悩みを抱えられる患者さんが増えるだろう、と思います。
世界レベルでの学会AAPやAO、国内のでのとか国内外のセミナーとかでプレゼンされる症例を見ていると、残念ながらこの先生は舌のこと考えてない、と思わされることが増えているからです・・・
業界人としてお恥ずかしい話ですが、このような問題が大きく取り上げられるようになるには、まだまだ時間が掛かるだろう、と思います。
舌のことも考えて、その先の咀嚼、嚥下機能のことまで考えてインプラント治療する時代は、まだ先のようです・・・
その場合、残念ですが、そのインプラントの位置を変えることは難しいので、インプラントの撤去と新しいインプラントを舌の邪魔にならない位置へ埋入すること、だと思います。
前歯のインプラントが何本埋まってるのか、どう言う口腔内の状況なのかが分かりませんが、少なくとも今ある前歯の口蓋の形態が舌には気持ちが悪い、気になって仕方がない、と言うことだと思いますので。
頭痛に関しては、専門外ですので、解決して差し上げられるかどうかは分かりませんが、口腔内の不具合が切っ掛けになっているのだとしたら、舌の気持ち悪さを治すことが出来れば、軽くなるのかも知れませんね。
口腔容積、舌の機能、動きを精査して、それに合うように治されることをお勧めします。
今のインプラントと上部構造では、多分舌に当たらないように削ることができない状況なのだろう、と思われますので、そこを解決されることが良いと思います。
追加ですが、今後益々同じような悩みを抱えられる患者さんが増えるだろう、と思います。
世界レベルでの学会AAPやAO、国内のでのとか国内外のセミナーとかでプレゼンされる症例を見ていると、残念ながらこの先生は舌のこと考えてない、と思わされることが増えているからです・・・
業界人としてお恥ずかしい話ですが、このような問題が大きく取り上げられるようになるには、まだまだ時間が掛かるだろう、と思います。
舌のことも考えて、その先の咀嚼、嚥下機能のことまで考えてインプラント治療する時代は、まだ先のようです・・・
回答3
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2019-11-12 13:58:41
フロスで血だらけさん、こんにちは。
私はインプラントも行いますが、補綴といってブリッジや義歯などがもともと専門です。
歯は基本的に舌と頬、口唇お互いの圧のバランスのある位置に並んでいたはずです。
義歯の場合もそうですが、義歯によって歯の位置が変わっても、、口唇、舌は筋肉ですから、そう簡単に形は変わりません。
なので、義歯、特に総義歯の歯をならべるときは、舌とのバランスはとても気にします。
舌は非常に強い筋肉の塊ですので、この場所を侵害すると、舌のおさまりが非常に悪くなってしまいます。
また、滑舌に関しては、上の前歯の内側の部分の義歯の形態は非常に気にします。
今の状態は、舌の居場所を侵害しているのかもしれません。
ご自身でまず少しさぐってみたいというのであれば、参考になるのは、昔のご自身の前歯や口元の写っている写真があれば、今の状況と見比べてみることです。
できれば正面から、横顔、歯が全部見えているものや半開きのものなど、いろんな角度のものがあるといいかと思います。
前歯の先端の見え具合はどうか、横から見た前歯の角度はどうか、下の前歯と上の前歯の長さ、見え具合、位置関係、唇の張りはどうか、赤唇縁の形はどうか、等です。
もし奥歯もほとんど治療済みということであれば、鼻の下からオトガイまでの距離が伸びたり短くなったりしていないか、なども参考になるかもしれません。
このあたり、総義歯を作るときに実際に昔の写真を見せてもらって参考にしたりする場合もあります。
そのあたりが大きく変わっているようであれば、インプラントの歯がもとの歯とはかなり違う位置にあるのではと思います。
まずは加藤先生がおっしゃるように、上部構造を仮歯にかえてみて、形態をさぐってみてはいかがでしょうか?それだけで解決するのだとしたらそれで良いと思います。
それで調整しても無理なようであれば、松元先生のおっしゃるような大掛かりな方法もやむを得ないのではと思います。
もし前歯を失ってから長い時間がたってからインプラントを行ったのであれば、抜歯後の骨の吸収パターンを考えると、埋入方法によっては最初の歯の位置よりも内側に入っている可能性も大きいかと思います。
ご参考になれば幸いです。
私はインプラントも行いますが、補綴といってブリッジや義歯などがもともと専門です。
歯は基本的に舌と頬、口唇お互いの圧のバランスのある位置に並んでいたはずです。
義歯の場合もそうですが、義歯によって歯の位置が変わっても、、口唇、舌は筋肉ですから、そう簡単に形は変わりません。
なので、義歯、特に総義歯の歯をならべるときは、舌とのバランスはとても気にします。
舌は非常に強い筋肉の塊ですので、この場所を侵害すると、舌のおさまりが非常に悪くなってしまいます。
また、滑舌に関しては、上の前歯の内側の部分の義歯の形態は非常に気にします。
今の状態は、舌の居場所を侵害しているのかもしれません。
ご自身でまず少しさぐってみたいというのであれば、参考になるのは、昔のご自身の前歯や口元の写っている写真があれば、今の状況と見比べてみることです。
できれば正面から、横顔、歯が全部見えているものや半開きのものなど、いろんな角度のものがあるといいかと思います。
前歯の先端の見え具合はどうか、横から見た前歯の角度はどうか、下の前歯と上の前歯の長さ、見え具合、位置関係、唇の張りはどうか、赤唇縁の形はどうか、等です。
もし奥歯もほとんど治療済みということであれば、鼻の下からオトガイまでの距離が伸びたり短くなったりしていないか、なども参考になるかもしれません。
このあたり、総義歯を作るときに実際に昔の写真を見せてもらって参考にしたりする場合もあります。
そのあたりが大きく変わっているようであれば、インプラントの歯がもとの歯とはかなり違う位置にあるのではと思います。
まずは加藤先生がおっしゃるように、上部構造を仮歯にかえてみて、形態をさぐってみてはいかがでしょうか?それだけで解決するのだとしたらそれで良いと思います。
それで調整しても無理なようであれば、松元先生のおっしゃるような大掛かりな方法もやむを得ないのではと思います。
もし前歯を失ってから長い時間がたってからインプラントを行ったのであれば、抜歯後の骨の吸収パターンを考えると、埋入方法によっては最初の歯の位置よりも内側に入っている可能性も大きいかと思います。
ご参考になれば幸いです。
回答4
クレア歯科クリニック(杉並区阿佐谷北)の平岡です。
回答日時:2019-11-12 14:48:12
フロスで血だらけさん、再びこんにちは。
上記の投稿はこの質問だけしか見ていなかったのですが、前の投稿も読んでみました。
いろいろ上部構造は試してみたのですね。
それならば、もう上部構造の変更だけでは難しい状況なのではないかと推察します。
いきなりインプラントの除去もいいかと思いますが、仮にブリッジにする場合、インプラントを除去するとその部分の歯茎(顎堤)のボリュームが減って審美的に難しいブリッジになる可能性もあるかもしれないのと、インプラント除去自体でまた外傷的なものが加わるのも今の状況どうかと思いますので、まずは上部構造を除去して、インプラントをスリープさせて、もしもうブリッジにしようと決まっているのならブリッジの仮歯を入れて、決まっていなければ接着ブリッジなり義歯で仮歯を作り、しばらく様子をみるという方法も考えてもいいかと思います。
(義歯は主訴を考えるとあまり適切ではないかもしれませんが)
それで原因がとれるならそのままインプラントはスリープでもいいかもしれないですし、それで原因が取れないのなら、または原因はとれたけどインプラントをそのままスリープにするのに抵抗があるのなら、その時にインプラントを除去しても遅くないような気がします。
ご参考になれば幸いです。
上記の投稿はこの質問だけしか見ていなかったのですが、前の投稿も読んでみました。
いろいろ上部構造は試してみたのですね。
それならば、もう上部構造の変更だけでは難しい状況なのではないかと推察します。
いきなりインプラントの除去もいいかと思いますが、仮にブリッジにする場合、インプラントを除去するとその部分の歯茎(顎堤)のボリュームが減って審美的に難しいブリッジになる可能性もあるかもしれないのと、インプラント除去自体でまた外傷的なものが加わるのも今の状況どうかと思いますので、まずは上部構造を除去して、インプラントをスリープさせて、もしもうブリッジにしようと決まっているのならブリッジの仮歯を入れて、決まっていなければ接着ブリッジなり義歯で仮歯を作り、しばらく様子をみるという方法も考えてもいいかと思います。
(義歯は主訴を考えるとあまり適切ではないかもしれませんが)
それで原因がとれるならそのままインプラントはスリープでもいいかもしれないですし、それで原因が取れないのなら、または原因はとれたけどインプラントをそのままスリープにするのに抵抗があるのなら、その時にインプラントを除去しても遅くないような気がします。
ご参考になれば幸いです。
タイトル | 上前歯インプラントの不快感 |
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質問者 | フロスで血だらけさん |
地域 | 東京23区 |
年齢 | 59歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 専門職(医師・弁護士・会計士) |
カテゴリ | インプラントに関するトラブル |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。