2次齲蝕予防の視点からのセラミックインレーは意味がないのか?

相談者: すずきさくらさん (27歳:女性)
投稿日時:2020-05-18 19:08:59
ご質問させて頂きたいことは、2時齲蝕予防としてセラミックインレーを入れる意味はないのかどうか、ということです。


以下が詳しい説明になります。
私は看護師として働いており、先日受け持った患者さんが歯科医師の方でした。その方が会話の中で

「セラミックインレー虫歯予防の観点で使用するメリットはあまりない」

とおっしゃっており、少しだけ 深く伺ったところ、

"セラミックと歯は接着剤無しには結合しない。
その接着剤がレジンセメントであり、水分を吸収しないセラミックをいくら上に被せたところで、下にあるセラミックは水分を吸収してしまうから、辺縁からレジンがやられ、結果 セラミックの下にも進出していく。

だから、上にセラミックをのせようが、コンポジットレジンをのせようが 大差はない。
レジンコーティングをすればどちらも一緒のようなもの"

というような説明でした。


ご本人の治療とは関係の無い話題だったため、これ以上 深く伺うことができず、恥ずかしながら 看護学部を卒業してから 歯の治療に関しては一切勉強していなかったため、よくわかりませんでした。



そのため、家に帰ってから、看護学部時代に授業で使用していた保存修復学の教科書を見てみました。

教科書には、"CR修復の際に使用されるフィラー配合型であるコンポジット系レジンセメントは、充填用CRに類似し接着性が低いが、セラミックなどを接着させる際に使用される フィラーを含まないMMA系レジンセメントは、高い接着性を有し、さらに粘り強いという特徴を有す"などの記載があり、患者さんがおっしゃっていたことと 少し矛盾しているのではないかと思ってしまったんです。


さらに、レジンコーティングの記載が教科書に数行しかないのですが、ダイレクトボンディングとは違うのでしょうか?



今は 脳神経外科にいますが、将来的には口腔外科に行きたいと思っているため、知識はないですが、歯関連のことにとても興味があります。

教えていただけると とてもありがたいです。
よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2020-05-18 20:41:17
?その歯科医の先生は、セラミックをあまり手掛けておられないんでしょうかね?

個人的には、そんなことはない、と確信しています。


やはりセラミックは、歯垢プラークが付きにくいので、清掃予防効果が高いと私は思っています。

と言うのも、私は勤務医時代特別養護老人ホームとかに往診に行っていましたが、天然歯とかよりもセラミックの被せてある歯の方が綺麗で、残ってることが多かったですよ。


残念ながら、歯根が露出して、そこが虫歯になってしまうと、天然歯もセラミックの歯もダメになってしまってましたが、そこに行くまでの途中ではセラミックに分がある、と感じていました。

レジンコーティングは、歯髄を保護するためにレジンで一層覆うことです。

更に言えば、最近の製品は菌を寄せ付けないようになっていたりしますので、良い筈です。

回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-05-18 21:50:52
二次う蝕予防の為にセラミックインレーを入れるという考えがありますか?

セラミックインレーはメタルインレーより強度が劣るのでインレー用に少し大きめに削る必要があります。

詳しく言うとセラミックインレーと言われる素材には何種類もあるのでそれぞれ作り方が違うので精度も削り方も物によって違いますし、接着に使うレジン系セメントとの接着力も違います。



ジルコニアは硬いですから金属と同じような強度を期待したいのですが、金属の方が割れにくく欠けにくい材料になります。

結構扱いは難しいのでよく使われるのはセラミックの細粒を沢山混和した樹脂を工場で作ったハイブリッドセラミックになります。

これも樹脂ではなくセラミックと言う事もあります。
こちらは割れにくいですし扱いも簡単なのでCAD/CAMインレーとしてよく使われています。


樹脂ベースのものは別ですがセラミックは帯電しないので細菌はつかないと言われていますね。

ですから金属よりは細菌はつかないでしょうし汚れないので審美的に綺麗ですね。
特にジルコニアはとても綺麗だと思います。


ただ、歯とはくっつきませんから間にセメントが必要になります。

セメントはレジン系セメントを使う事が多くなったと思います。
それはレジン系セメントが歯と接着するので象牙質をしっかり塞いで防御してくれるからでしょう。

ちょっと前は象牙質にはレジンはあまりつかなかったのですが接着システムの進化で象牙質にも接着するようになりました。

まだどれくらいの期間安定して接着しておいてくれるのか?はわかりませんが接着するようになってくれただけでも本当に素晴らしいと思います。


ダイレクトボンドは悪くないですがテクニカルセンシティブな治療になるので材料のいいとこ取りをしてセラミックを上手く使うというのが一番良い治療とされているのではないかと思います。

審美的にもとても綺麗ですから患者さんの評価も高いですね。



口腔外科は修復を行う所ではなく外科治療が主になると思います。
看護師さんにもお世話になる事が多い科だと思います。

私がいた頃(大昔は)大学病院歯科では看護師さんが一般歯科にも配属されていましたが、一般歯科の担当になられたら色々詳しい事を学ばれると良いだろうと思います。
近年は材料の進化も著しいです。

回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2020-05-19 09:50:08
>2次齲蝕予防の視点からのセラミックインレーは意味がないのでしょうか?

「意味がない」というのが理解できないのですが。
 
2次カリエスが出来るかどうかは修復材料というより患者さんの歯みがき能力に大きく依存しているので、ゴールドインレーだろうが、セラミックインレーだろうが磨き残しが多ければ人工物と歯の継ぎ目から虫歯が出来てしまいます。

  
後、多いのは虫歯の取り残しによる2次カリエスですね。
 
長期的に虫歯をみれば噛み合わせの問題も1つの因子として挙げられます。



材料的にはセラミックの表層は非常に滑沢で細菌などが付着しにくいというメリットがありますが、反面セラミックインレーは適合をよくするにはある程度健康な部分をがっつり削らないと適合良くSetできない治療法です。
 
⇒ http://eedental.jp/ee_diary/2019/10/post-1971.html
 
各修復法メリット、デメリットが存在し、この材料にすれば2次カリエスにならないなどは存在しません。

 
もう1つ重要なのは「術者の腕とその材料にどの程度慣れているか」です。
(材料を生かすも殺すも術者次第です)

私も昔はセラミックインレーなどをやっていましたが、歯を大きく削るというデメリット、私の腕では適合が悪くそれが気になり、同時にレジン充填の経験値が上がった為セラミックインレーは辞めてしまいました。


>さらに、レジンコーティングの記載が教科書に数行しかないのですが、ダイレクトボンディングとは違うのでしょうか?

レジンコーティングというのは削った面にレジンを詰め象牙質を隠すことですね。
昔でいう「ベース」や「裏層」というセメントなどで行う行為ををレジンを使用して行うことです。

 
『ダイレクトボンディング』はレジン充填のことで、自費化する為に出来た名称の1つです。
 
レジンを他の修復物の中に使えばレジンベースやレジンコーティング
レジンだけで詰めることをレジン充填やダイレクトボンディングといいます。


日本の歯科保険治療と自費治療の2つの基準があり、自費治療を保険治療と差別化を図りたい為に名称だけが増えております。


この辺りも一般の人には分かりにくいですよね。


>将来的には口腔外科に行きたいと思っているため、知識はないですが、歯関連のことにとても興味があります。

頑張ってください!




タイトル 2次齲蝕予防の視点からのセラミックインレーは意味がないのか?
質問者 すずきさくらさん
地域 東京都下
年齢 27歳
性別 女性
職業 会社員(技術系)
カテゴリ レジン(白いプラスチック)
セラミックインレー(陶器の詰め物)
詰め物の下の虫歯(二次カリエス)
二次カリエス(2次的な虫歯)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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