10年前に神経近くまで削った歯に温冷痛、抜髄したほうがいいか?
相談者:
sakurannboさん (42歳:女性)
投稿日時:2020-08-11 17:06:08
お世話になります
抜髄についてご教示ください。
10年ほど前、右上4番の歯を虫歯で神経近くまで削りました。
その歯が最近になり、冷たいもの、熱いものがしみるようになりました。
じーんとじわじわしみる感じが10分ぐらい続きます。
我慢できないほどの痛みではありません。
毎回冷たいもの、熱いものがしみるわけではありません。
普段は痛みもありません。
治療した下で虫歯が進行しているのかと思い、歯科に行ったところ、虫歯はないが神経が死にかけているのだろうと抜髄を進められました。
このような状態であれば抜髄する方がよいのでしょうか?
また、抜髄後はやはりクラウンをすることになるのでしょうか?
今行っている歯科では、詰め物だけでもいけるが、抜髄後の歯はもろく、欠けたりしやすいので歯を保護する意味でもクラウンにした方がいいと言われました。
初めての抜髄で、何が一番良いのかわからず相談させて頂きました。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
抜髄についてご教示ください。
10年ほど前、右上4番の歯を虫歯で神経近くまで削りました。
その歯が最近になり、冷たいもの、熱いものがしみるようになりました。
じーんとじわじわしみる感じが10分ぐらい続きます。
我慢できないほどの痛みではありません。
毎回冷たいもの、熱いものがしみるわけではありません。
普段は痛みもありません。
治療した下で虫歯が進行しているのかと思い、歯科に行ったところ、虫歯はないが神経が死にかけているのだろうと抜髄を進められました。
このような状態であれば抜髄する方がよいのでしょうか?
また、抜髄後はやはりクラウンをすることになるのでしょうか?
今行っている歯科では、詰め物だけでもいけるが、抜髄後の歯はもろく、欠けたりしやすいので歯を保護する意味でもクラウンにした方がいいと言われました。
初めての抜髄で、何が一番良いのかわからず相談させて頂きました。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願いいたします。
回答1
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2020-08-11 17:37:05
こんにちは。
>虫歯はないが神経が死にかけているのだろうと抜髄を進められました。
抜髄になる可能性つまり回復が望めない歯髄炎も考えられますが慎重な診断が求められます。
>抜髄後はやはりクラウンをすることになるのでしょうか?
残存歯質の量と咬合様式の評価が必要です、これも慎重な判断が必要です。
>虫歯はないが神経が死にかけているのだろうと抜髄を進められました。
抜髄になる可能性つまり回復が望めない歯髄炎も考えられますが慎重な診断が求められます。
>抜髄後はやはりクラウンをすることになるのでしょうか?
残存歯質の量と咬合様式の評価が必要です、これも慎重な判断が必要です。
相談者からの返信
相談者:
sakurannboさん
返信日時:2020-08-11 23:32:45
山田先生
早々にご回答頂き、誠にありがとうございます。
山田先生のご回答に「回復が望めない歯髄炎」とありますが、回復が望める、望めないはどのように判断するのでしょうか?
今回抜髄を進められている歯は、10年ほど前に治療をして頂いた際も熱いものがしみる症状が1か月ほど続きました。
その後、症状がなくなり今に至るのですが、今回は特に思い当たることもなく、熱いものがしみるようになりました。
虫歯かと思えば虫歯でもなかったようですし、原因としてはどういったことが考えられますか?
2度も歯髄炎の症状が出ているので、自分でももう神経がダメなんだろうなとは思っていたのですが、やはり回復を望むのは難しいでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、ご回答頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
早々にご回答頂き、誠にありがとうございます。
山田先生のご回答に「回復が望めない歯髄炎」とありますが、回復が望める、望めないはどのように判断するのでしょうか?
今回抜髄を進められている歯は、10年ほど前に治療をして頂いた際も熱いものがしみる症状が1か月ほど続きました。
その後、症状がなくなり今に至るのですが、今回は特に思い当たることもなく、熱いものがしみるようになりました。
虫歯かと思えば虫歯でもなかったようですし、原因としてはどういったことが考えられますか?
2度も歯髄炎の症状が出ているので、自分でももう神経がダメなんだろうなとは思っていたのですが、やはり回復を望むのは難しいでしょうか?
質問ばかりで申し訳ありませんが、ご回答頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-12 02:00:10
こんにちは。
一般的に歯科治療は刺激を伴いますから治療前に痛んでいる歯の歯髄は救い難くなると思います。
ただ冷たい物で痛む程度の場合はまだ救える可能性が高いど思います。
熱い物がジーンとしみ始めると救い難くなり、ズキズキ痛むようになると即抜髄が必要ということになると思います。
治療は歯髄への刺激が大きい為、何も症状が無かった歯でも治療直後はしばらく痛む事があります。
治療後10年経って急に痛むようになったのは、修復物の劣化を疑う事が多いと思います。
または噛み合わせによる場合もありますから噛み合わせの調整をしたり修復物のやり直しをする事になるのではないかと思います。
今回は温かい物がしみているので治療のダメージに歯髄が耐えられないだろうと考えて抜髄を勧められたのかもしれませんね。
以前の虫歯の修復物が多く劣化も考えられ更に歯髄を取り除く処置の為の大きな穴まで開ければ健康な歯冠歯質は頼りなくなると判断されたのではないかと思います。
そういう場合はクラウンでの治療を勧められる事になると想像出来ます。
ただ、診断には診査が必要ですから実際の事はおかかりになった歯科医に直接お尋ねください。
一般的に歯科治療は刺激を伴いますから治療前に痛んでいる歯の歯髄は救い難くなると思います。
ただ冷たい物で痛む程度の場合はまだ救える可能性が高いど思います。
熱い物がジーンとしみ始めると救い難くなり、ズキズキ痛むようになると即抜髄が必要ということになると思います。
治療は歯髄への刺激が大きい為、何も症状が無かった歯でも治療直後はしばらく痛む事があります。
治療後10年経って急に痛むようになったのは、修復物の劣化を疑う事が多いと思います。
または噛み合わせによる場合もありますから噛み合わせの調整をしたり修復物のやり直しをする事になるのではないかと思います。
今回は温かい物がしみているので治療のダメージに歯髄が耐えられないだろうと考えて抜髄を勧められたのかもしれませんね。
以前の虫歯の修復物が多く劣化も考えられ更に歯髄を取り除く処置の為の大きな穴まで開ければ健康な歯冠歯質は頼りなくなると判断されたのではないかと思います。
そういう場合はクラウンでの治療を勧められる事になると想像出来ます。
ただ、診断には診査が必要ですから実際の事はおかかりになった歯科医に直接お尋ねください。
相談者からの返信
相談者:
sakurannboさん
返信日時:2020-08-12 09:35:44
船橋先生
お忙しいなか、ご回答ありがとうございます。
熱いものがしみ始めた歯髄はいずれ抜髄が必要になることが多いのですね。
回復を期待して歯髄を残した場合、状況が悪化し処置が難しくなることもあるのでしょうか?
クラウンでの治療を勧められるのは、歯根抜折のことを考えてのことだと理解しています。
ですが、ある歯科医のホームページで
「以前は神経を取ってから長く経過した歯は水分量が少なくなっており、歯根自体が脆弱になっているため割れやすいと考えられていました。
しかし、複数の研究から水分量の変化がないことが報告されており、現在は、残存歯質の量が少ないことが歯根破折の主な原因と考えられるようになりました。」
との記載があるのを見つけました。
この記載にある残存歯質というのは、歯根部分のことでしょうか?
歯冠部分もそうであるなら、クラウンでなくてもレジン充填でも大丈夫なのではないかと思ってしまいます。
今治療中の歯は隣接面も削られていますが、レジン充填です。
できることなら抜髄後もレジン充填が良いのですが、やはり抜髄した歯で、隣接面の歯冠がないとなるとクラウンでの治療の方が良いのでしょうか?
レジン充填で治療した場合、歯根破折し抜歯になる可能性が高くなるのであれば、クラウンでの治療を選択したいと思います。
お忙しとは思いますが、再度ご回答頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
お忙しいなか、ご回答ありがとうございます。
熱いものがしみ始めた歯髄はいずれ抜髄が必要になることが多いのですね。
回復を期待して歯髄を残した場合、状況が悪化し処置が難しくなることもあるのでしょうか?
クラウンでの治療を勧められるのは、歯根抜折のことを考えてのことだと理解しています。
ですが、ある歯科医のホームページで
「以前は神経を取ってから長く経過した歯は水分量が少なくなっており、歯根自体が脆弱になっているため割れやすいと考えられていました。
しかし、複数の研究から水分量の変化がないことが報告されており、現在は、残存歯質の量が少ないことが歯根破折の主な原因と考えられるようになりました。」
との記載があるのを見つけました。
この記載にある残存歯質というのは、歯根部分のことでしょうか?
歯冠部分もそうであるなら、クラウンでなくてもレジン充填でも大丈夫なのではないかと思ってしまいます。
今治療中の歯は隣接面も削られていますが、レジン充填です。
できることなら抜髄後もレジン充填が良いのですが、やはり抜髄した歯で、隣接面の歯冠がないとなるとクラウンでの治療の方が良いのでしょうか?
レジン充填で治療した場合、歯根破折し抜歯になる可能性が高くなるのであれば、クラウンでの治療を選択したいと思います。
お忙しとは思いますが、再度ご回答頂ければ幸いです。
よろしくお願いいたします。
回答3
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2020-08-12 10:45:22
>「回復が望めない歯髄炎」とありますが、回復が望める、望めないはどのように判断するのでしょうか?
温痛、夜間痛、拍動痛があれば回復は望めないと思います、判断に迷うのは一過性の痛み、歯髄炎以外の痛み、などでしょうか。
>今回は特に思い当たることもなく、熱いものがしみるようになりました。
以前の痛みについては治っていると考えていいと思います、したがって今回の痛みの原因について考察することになると思います。
>原因としてはどういったことが考えられますか?
よくわかりません。
温痛、夜間痛、拍動痛があれば回復は望めないと思います、判断に迷うのは一過性の痛み、歯髄炎以外の痛み、などでしょうか。
>今回は特に思い当たることもなく、熱いものがしみるようになりました。
以前の痛みについては治っていると考えていいと思います、したがって今回の痛みの原因について考察することになると思います。
>原因としてはどういったことが考えられますか?
よくわかりません。
相談者からの返信
相談者:
sakurannboさん
返信日時:2020-08-12 11:37:48
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-12 15:28:54
〉歯冠部分もそうであるなら、クラウンでなくてもレジン充填でも大丈夫なのではないかと
うーん。どうでしょうか。
歯冠部分も半分既になくなっていて一部内部空洞を充填剤で塞いであるのですよね?
更に抜髄をうまく行うには歯髄腔に向かって大きな穴を開けます。
そして天蓋除去を行い歯髄腔へ出来るだけまっすぐ根幹治療用の道具を挿入できるように歯質の多くを失う事になります。
虫歯で歯を失っていた+抜髄の為に歯を失うのダブルですから割れやすくなる可能性が高い状態になるのかもしれませんね。
今回は小臼歯のようですから根尖までのアクセスが単純であればファイバーコアで補強してもらいレジン充填やインレーまたはアンレーが可能かもしれませんね。
アクセスのとり方も歯科医の手技のうちですからよく診てもらってください。
うーん。どうでしょうか。
歯冠部分も半分既になくなっていて一部内部空洞を充填剤で塞いであるのですよね?
更に抜髄をうまく行うには歯髄腔に向かって大きな穴を開けます。
そして天蓋除去を行い歯髄腔へ出来るだけまっすぐ根幹治療用の道具を挿入できるように歯質の多くを失う事になります。
虫歯で歯を失っていた+抜髄の為に歯を失うのダブルですから割れやすくなる可能性が高い状態になるのかもしれませんね。
今回は小臼歯のようですから根尖までのアクセスが単純であればファイバーコアで補強してもらいレジン充填やインレーまたはアンレーが可能かもしれませんね。
アクセスのとり方も歯科医の手技のうちですからよく診てもらってください。
相談者からの返信
相談者:
sakurannboさん
返信日時:2020-08-12 22:44:08
回答5
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-08-12 23:46:29
CAD/CAM冠は保険治療で可能ではないかと思います(登録施設である必要がありますが)
限られた者の中からの選択になります。
自費診療になるとかなりのバリエーションからの選択が可能になります。
取り扱いの有無が各医院で異なりますから実際おかかりの歯科医院で説明を受けられてはいかがでしょうか?
限られた者の中からの選択になります。
自費診療になるとかなりのバリエーションからの選択が可能になります。
取り扱いの有無が各医院で異なりますから実際おかかりの歯科医院で説明を受けられてはいかがでしょうか?
相談者からの返信
相談者:
sakurannboさん
返信日時:2020-08-13 12:22:55
タイトル | 10年前に神経近くまで削った歯に温冷痛、抜髄したほうがいいか? |
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質問者 | sakurannboさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
虫歯、知覚過敏の痛み 虫歯治療 根管治療の治療法 根管治療後の詰め物・被せ物 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。