根管内の破折ファイル除去後の土台及び仮歯の際の消毒について
相談者:
杉くんさん (58歳:女性)
投稿日時:2020-09-22 12:56:03
お世話になります。
質問させていただきます。
地元歯科で仮歯まで入れたのちファイル破折が見つかり、歯科大学病院で破折ファイルが入っている根管の土台部分に1か個所穴をあけて除去しました。
歯内科では根管治療中はラバーダムを付けて3月に充填がおわり仮蓋をしました。
仮蓋をしたまま期間が過ぎ、今月から補綴科に通っています。
一旦地元歯科で仮歯までいれた歯なのに再び、歯の形を整えるということで歯をけづられました。
もうけづらないと思ってたのでそのことをドクターに伝えると、
「前の歯科でどのくらいけづったか知らないので」
といわれました。
1.こんなに何回もけづるものなのでしょうか?
また補綴課ではラバーダムを使用しません。
元々ある土台はファイバーで固めたものです。
穴が開いている1か所にレジンを入れました。
その際に、根管の充填剤の部分まで少しけづったようです。
2.ラバーダムなしに、充填剤が入っている部分までけづったときに口内細菌は入らなのでしょうか?
その後、すぐに接着剤をぬってレジンを流し込みましたがこの過程で消毒は必要ないのでしょうか?
根管の根元の先の部分が塞がれていれば歯冠方向からの細菌は入ってもレジンで固めてしまえば細菌も固まって滅菌されるのでしょうか?
3.次に土台のあとすぐに仮歯をはめましたが、その際にも全く消毒はしませんでした。
自分の歯とかぶせの歯の間には細菌は入らないのでしょうか?
以上ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします
質問させていただきます。
地元歯科で仮歯まで入れたのちファイル破折が見つかり、歯科大学病院で破折ファイルが入っている根管の土台部分に1か個所穴をあけて除去しました。
歯内科では根管治療中はラバーダムを付けて3月に充填がおわり仮蓋をしました。
仮蓋をしたまま期間が過ぎ、今月から補綴科に通っています。
一旦地元歯科で仮歯までいれた歯なのに再び、歯の形を整えるということで歯をけづられました。
もうけづらないと思ってたのでそのことをドクターに伝えると、
「前の歯科でどのくらいけづったか知らないので」
といわれました。
1.こんなに何回もけづるものなのでしょうか?
また補綴課ではラバーダムを使用しません。
元々ある土台はファイバーで固めたものです。
穴が開いている1か所にレジンを入れました。
その際に、根管の充填剤の部分まで少しけづったようです。
2.ラバーダムなしに、充填剤が入っている部分までけづったときに口内細菌は入らなのでしょうか?
その後、すぐに接着剤をぬってレジンを流し込みましたがこの過程で消毒は必要ないのでしょうか?
根管の根元の先の部分が塞がれていれば歯冠方向からの細菌は入ってもレジンで固めてしまえば細菌も固まって滅菌されるのでしょうか?
3.次に土台のあとすぐに仮歯をはめましたが、その際にも全く消毒はしませんでした。
自分の歯とかぶせの歯の間には細菌は入らないのでしょうか?
以上ご回答いただければ幸いです。
よろしくお願いいたします
回答1
顕微鏡歯科シバタ(名古屋市守山区大森)の柴田です。
回答日時:2020-09-23 22:24:15
> 1.こんなに何回もけづるものなのでしょうか?
同じ歯科医であればあり得る話だと思います。
補綴物の種類によって必要とされる削除量は違いますので。
> 補綴課ではラバーダムを使用しません
まあ補綴科だとそうかもしれませんね。
できればあった方が良いとは思います。
Q2 削った部分が唾液で汚染されなければ、口腔細菌は侵入しにくいと思います。
消毒剤の種類によってはレジンの重合阻害になったり、接着阻害因子になったりすることもあると思います。
Q3 あまり問題にならないと思います。
同じ歯科医であればあり得る話だと思います。
補綴物の種類によって必要とされる削除量は違いますので。
> 補綴課ではラバーダムを使用しません
まあ補綴科だとそうかもしれませんね。
できればあった方が良いとは思います。
Q2 削った部分が唾液で汚染されなければ、口腔細菌は侵入しにくいと思います。
消毒剤の種類によってはレジンの重合阻害になったり、接着阻害因子になったりすることもあると思います。
Q3 あまり問題にならないと思います。
相談者からの返信
相談者:
杉くんさん
返信日時:2020-09-23 23:12:46
柴田先生
ご丁寧にわかりやすくご回答いただきましてありがとうございます。
>同じ歯科医であればあり得る話だと思います。
>補綴物の種類によって必要とされる削除量は違いますので。
私は単純に考えて地元の歯科ですでに自分の歯をけづってしまっている歯なのに転院した大学病院の補綴科でさらにけづられてしまったので不思議に思っていました。
結局、大学病院通院ごとに(すでに地元の歯科で削られて小さくなっている歯)をさらに計3回削られました。
初回は歯の前後をさらに短くされ、あと2回は根元を調整されました。
補綴課の先生からは的確な答がいただけなかったのでこの掲示板でお聞きしました。
今は仮歯がはいっています。
次回銀歯を入れる予定です。
柴田先生の同じ歯科医の先生ならあり得るとのお答えを拝見し、わたくしの場合、歯科医の先生が異なってますのでレアなケースであると理解しました。
また、消毒に関しても、詳しく教えていただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
ご丁寧にわかりやすくご回答いただきましてありがとうございます。
>同じ歯科医であればあり得る話だと思います。
>補綴物の種類によって必要とされる削除量は違いますので。
私は単純に考えて地元の歯科ですでに自分の歯をけづってしまっている歯なのに転院した大学病院の補綴科でさらにけづられてしまったので不思議に思っていました。
結局、大学病院通院ごとに(すでに地元の歯科で削られて小さくなっている歯)をさらに計3回削られました。
初回は歯の前後をさらに短くされ、あと2回は根元を調整されました。
補綴課の先生からは的確な答がいただけなかったのでこの掲示板でお聞きしました。
今は仮歯がはいっています。
次回銀歯を入れる予定です。
柴田先生の同じ歯科医の先生ならあり得るとのお答えを拝見し、わたくしの場合、歯科医の先生が異なってますのでレアなケースであると理解しました。
また、消毒に関しても、詳しく教えていただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-09-24 01:38:31
こんにちは。
基本的に補綴科は歯を削りますよ。
その代わり綺麗な補綴物で削った部分を頑丈に補ってくれるでしょう。
保存科はできるだけ歯を残そうとしてくれると思います。
健康で頑丈な歯質が残っていなくても充填で何とか治療しようとしてくれるのが保存修復ですが、根管治療で問題を抱えた歯は頑丈に人工物で覆ったほうが予後がよいとの判断でしょうから補綴科の歯科医が必要量削ってくれたのでしょう。
基本的に意味がない事はしないと思いますから心情は十分理解出来ますが、削ってもらったことで頑丈でメリハリのある補綴物になりそうですね。
基本的に補綴科は歯を削りますよ。
その代わり綺麗な補綴物で削った部分を頑丈に補ってくれるでしょう。
保存科はできるだけ歯を残そうとしてくれると思います。
健康で頑丈な歯質が残っていなくても充填で何とか治療しようとしてくれるのが保存修復ですが、根管治療で問題を抱えた歯は頑丈に人工物で覆ったほうが予後がよいとの判断でしょうから補綴科の歯科医が必要量削ってくれたのでしょう。
基本的に意味がない事はしないと思いますから心情は十分理解出来ますが、削ってもらったことで頑丈でメリハリのある補綴物になりそうですね。
相談者からの返信
相談者:
杉くんさん
返信日時:2020-09-24 14:53:09
タイトル | 根管内の破折ファイル除去後の土台及び仮歯の際の消毒について |
---|---|
質問者 | 杉くんさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 58歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根管治療中の仮歯・仮の詰め物 リーマー・ファイルが折れた |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。