根管治療で完全に膿を除去しないままジルコニアを仮留め

相談者: 権三郎さん (47歳:男性)
投稿日時:2020-10-25 15:52:05
下の6番と7番を治療中です。

7番は細根管治療で膿を除去し何度か治療してましたが、あと数回はかかると言われてたのに、ある日突然、いつまで治療しても仕方ないから、もう薬を入れましょうと言われ土台をしジルコニア(10万円)を仮止め中です。



6番は、なかなか痛みが治まらないので、根の専門医で治療を続ける事にしました。

初回の診断で、叩いて痛みがあるか、綿を噛み痛みが出るかの診断で6
番、7番の両方痛みがありました。

CTを撮り7番に膿が黒く残っていて、噛んで痛いのは、これが原因では?このままだと膿が骨に広がり溶かす可能性があるので、再度治療した方がいいと言われました。



6番は、根の専門医に診て貰う予定です。

7番は、根の膿を完全に除去しないで、ジルコニアを仮止めされた事になります。
あと数回かかると言われてた治療を突然止め薬を入れたので、疑問に思ってましたが、完全に膿を除去せず、この様な行為をする歯科医は居るんですか?


信用してたので、裏切られて気分で非常に悲しい気持ちです。
今後、この事実を歯科医に告げるべきでしょうか?
今までの時間と治療費が全くの無意味な事になりました。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2020-10-25 16:40:17
こんにちは。

残念ですが歯科医院の選択を誤ったように思います。
症状が消えない場合は無理に歯冠修復に進まず先に歯内療法専門医に診てもらったほうがよかったのでしょう。


根管治療は技術勝負ですからこれ以上治療をしても仕方ないと言われたら、それはそこの歯科医にはこれ以上の治療は無理ですという宣告になると思います。

流石に膿が出ている最中に、これ以上は無理ですから自費の歯冠修復物を入れちゃいましょう、という歯科医はいないよう思いますから、膿と言われたかもしれませんが滲出液がまだでていたのかな?と想像しました。

歯科医の技術の範囲ではこれ以上何かするよりもさらなる感染の可能性を低くする為に根管充填して様子を見るという選択をする方が良いと考えられたのではないでしょうか。

身体のほうが頑張って時間をかけて炎症を現局させることで使用に差し支えない程度の状態に落ち着けるという事を期待するしかないと判断される場合もあるでしょう。



歯内療法専門医に転院すると症状があれば手をつけず放置することはないでしょうから、再治療を試みてみましょうという事になることは多いように思います。

が、それでぴたりと症状がなくなるかことを保障できるのか?といえばそれは別物だと思います。


それぞれの歯科医が最善を尽くしてみてダメか治るか?は運という側面があるのが根管治療ではないかと思います。

再根管治療がなされたという事は、少なくとも治療前に何らかの治療を必要とする病態があったのでしょう。

膿が出ましたよと言われた場合、本当に膿だった場合と浸出液の場合があるのではないかと思います。



CTで膿が黒く映っていてと説明を受けたようですが、CTで膿の有無を確認することはできません。
骨に炎症があったり歯根嚢胞という軟組織がある(骨の透過性が高い部位)ことがわかる程度です。


どちらの歯科医も説明がうまく理解されていないので誤解を生んでいるのでしょう。
割とよくあることだと思います。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2020-10-25 20:50:16
権三郎さん

>CTを撮り7番に膿が黒く残っていて、(中略)完全に膿を除去せず

CTでは、歯槽骨が吸収した透過像はわかりますが、膿が残っているのかどうかはわかりません。

また、再感染根管治療では完全に骨が回復するのを待っていては徒らに期間が延びてしまい、またその間に再感染を起こすリスクがありますから、根管が綺麗になったと判断される時点で根管充填へ進むことはあると思います。

根管治療専門医でも、それは同様だと思います。


後から行った根管治療専門医では、根尖に透過像があることは判断できるでしょうが、膿があるのかどうかは判断しようがありません。

また、根尖に透過像があっても、受診しレントゲン撮影をした瞬間のことしかわかりません。


例えば、現在、根尖に半径5mmの根尖透過像が確認できるとします。
このことは、レントゲンを撮影すればわかります。

ただ、これは数ヶ月前もほぼ同程度の状態だったのかもしれません。

あるいは、数ヶ月前には半径3cmにもなるような大きな病巣だったものが、劇的に回復しつつあり、それでもまだ根尖透過像は認められるという状況なのかもしれません。

逆に、数ヶ月前にはほとんど透過像が無かったものの、根尖病巣が広がってきている可能性もあります。


以前の状況はわからなければ、現在の状況、また打診があることから再根管治療を判断されたのだろうと思います。



根管治療専門医、そうでなくともラバーダムマイクロスコープ を使い丁寧な治療をしてもらえる医院であれば、そうでない医院とはできる治療、ゴールが違ってくるでしょうから、治療介入の判断も変わってくるだろうと思いますが、前医が根充した時点でその判断が誤りだったとは断言できないでしょう。

ただ、不安のある状況であればジルコニアを作らずに仮歯で様子を見ても良かったのかもしれませんね。




タイトル 根管治療で完全に膿を除去しないままジルコニアを仮留め
質問者 権三郎さん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 根管治療の失敗・再治療
ジルコニアクラウン
痛みがある状態での治療終了
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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