歯肉を切開して虫歯を治療(韓国)

相談者: 海外在住者さん (41歳:女性)
投稿日時:2021-01-03 15:42:49
先日、歯医者歯肉歯茎の間の虫歯を診断してもらったら、歯茎を切開して見ないと、つめるだけでいいのか、場合によっては神経治療してクラウンも必要だと言われた。

まだ痛みもでていないのに、神経治療も必要だと理解できないのですが、レントゲンだけでは判断が難しいのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-01-03 15:54:53
歯牙の前と後ろの歯との間(隣接面)の虫歯は、レントゲンで深さが判断できる場合があると思います。

反対に歯のと外側(ホホ側)と内側(舌のある側)は、レントゲンで深さが判断できないことが多いと思います。

またハンドルネームから現在は海外なんでしょうか?
治療方針はお国柄ということもありますし、日本でも歯科医によってかなり治療方針が違ってくると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海外在住者さん
返信日時:2021-01-03 16:15:10
ありがとうございます。

あとは、痛みが出ていないのに、場合によっては神経治療も必要だというのに納得がいかないのですが、なぜでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-01-03 18:39:21
症状と歯髄の状態が中々うまく合致しないからだと思います。
無症状でも歯髄に感染を起こしている場合があるからだと思います。

特殊な方法以外では、虫歯を全部取る方法が一般的だと思います。
その場合、全て取った時点あるいは取り切れていなくても露髄(歯髄が露出してしまうこと)がしばしば起こるからです。
露髄した場合選択肢は三つあると思います。

1 直接覆髄
2 断髄 (生切
3 抜髄

の三つだと思います。

この中で、どれを選ぶかはその時の判断が優先されると思います。
また考え方の違いによって、最初から1や2を選択しない歯科医もいると思います。

露髄には、目に見える露髄と目に見えない露髄(不顕性露髄)があり、後者の場合、後から痛くなったり知らない間に歯髄壊死歯髄壊疽に移行することがあると思います。
ですから積極的に抜髄を選択する場合があると思います。

特殊な方法は歯髄温存療法という方法がありますが、選択する歯科医は極少数だと思います。
毎月数十万本の歯が抜髄されていますが、歯髄温存療法の保険請求は2000本前後の月があると思います。
歯髄温存療法についてはすごく内容が専門的ですが、以下のページを参考にされていください。

https://minds.jcqhc.or.jp/n/cq/D0003327

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海外在住者さん
返信日時:2021-01-04 13:23:58
ご丁寧に説明してくださりありがとうございます。

専門的なことはわからないのですが、おそらく根っ子の方が虫歯なので、それを削ると神経に近い分、歯髄が露出しやすいということなのですね。

ただ、歯肉を切開して抜髄まですると、根っ子の土台が細く削れてしまうのに、クラウンまで被せることは可能なのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-01-05 14:10:51
こんにちは。

>歯肉を切開して抜髄まですると、根っ子の土台が細く削れてしまうのに、クラウンまで被せることは可能なのでしょうか?

歯肉の下まで虫歯になることは、なかなか年月の必要なことだと思います。

つまり、現状のままでは十分な維持が困難な人だろうと考えることが、しばしばなされると思います。

そういう判断をしたうえで、抜髄してクラウンにすることを提案されることはしばしばあるように思います。

抜髄する際には、冠側に大きな穴を開けますから(根管治療用の器具の到達を確実にし可及的によい根管治療にするために)、歯質を多く失うことにつながる場合が多々あります。

クラウンにするためには、心棒状に形成が必要になりますから、その心棒を維持するためにファイバーコアレジンコアを利用することも多くあります。

充填と 抜髄してクラウンの処置では、治療の方向が大きく異なりますから、ご自身がどの程度の管理力があるのか?も含めて、長期的に安定するような治療法を歯科医とよく話し合って決定してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海外在住者さん
返信日時:2021-01-05 14:50:38
アドバイスありがとうございます。

昨日歯医者で処置してもらったところ、歯肉の下というより、歯の内側に虫歯が進行しており、歯肉は切開せずにすみました。

とりあえず、レジンより固いボンドで穴をつめたのですが、今後痛みが出るようであれば、抜髄をしないとならないが、現状では以前に日本で部分的な抜髄の処置をしてあった歯で、下半分の神経はあるそうですが、根っ子の歯の管がまるく二本の根がくっついている。

抜髄まですると処理が難しいケースになるので、今日はしませんので、様子を見ましょうと言われました。

こんなことになるなら、親不知を抜かないでとっておけばよかったと涙目に後悔しながら治療を受けていたのですが、今日は痛みがでておらず、このまま大丈夫そうです。

きちんと今後管理をして虫歯が再発しないよう気を付けようと思います。
アドバイスありがとうございました。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2021-01-06 02:42:16
どうやら落ちつきそうですね。

海外での歯科治療は大変でしょうね。

多分樋状根、あるいはC状根と呼ばれる形の歯根だと思います。
結構難しいですね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: 海外在住者さん
返信日時:2021-01-06 11:43:18
今日もまだ痛みもないので、来週1度だけ確認チェックのため予約が入ってますが、このまま治療は終わりになりそうです。
何度もアドバイスをくださり本当にありがとうございました。

そういえば、以前に日本でも、根っこが丸く2本の根が繋がっているように見えるので、できれば治療したくないようなことを日本の歯医者さんでも言われた記憶があります。

もし今後虫歯が再発して治療してもうまくいかない場合は、抜歯になるのかと想像するだけで怖いので、きちんと管理をしていこうと思います。

今回、韓国での治療は初めてでしたが、日本に比べて、抜髄後は、必ずクラウンを被せるよう勧める歯医者が多いけれど、日本よりも保険が適用にならない治療も多いと聞かれるので、できるだけかかりたくなかったのですが、治療自体は、親切に対応してもらえたのでよかったです。

海外ですと説明のやり取りがどうしても簡単になってしまうので、こういった掲示板で質問させていただけるのは本当にありがたいです。



タイトル 歯肉を切開して虫歯を治療(韓国)
質問者 海外在住者さん
地域 非公開
年齢 41歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
韓国
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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