[写真あり] 歯茎にフィステルがある(カナダ)

相談者: マヤ03さん (64歳:女性)
投稿日時:2021-04-12 06:48:46
7年ほど前に、根幹治療済みの右上5番目の歯のはぐきにフィステルができたので、レントゲンをとって診てもらいました。

先生の見立ては歯茎炎症が少しあるだけということで、根幹治療は大丈夫ということでした。

ネットで調べると、こういう場合は根っこの先に炎症が起きていて、再治療が必要とあります。

歯茎の症状は典型的なフィステルで、歯周病による歯茎からの膿ではありません。
フィステルはここ数カ月、毎日のように見られます。

こういう場合でも、レントゲンに異常が見られないことはあるのでしょうか。
診察に行った日は、たまたまフィステルが目視できませんでした。

フィステルの出ている日に、もう一度見てもらったほうがよいのでしょうか。

ご意見、よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-04-12 10:27:42
こんにちは。

レントゲンはデンタルのような2次元のものでしょうか?
その場合、1枚だけの撮影では見逃しを生じることがしばしばあります。

ちょうどレントゲンで像が重なる頬側と口蓋側に、根管がある断面がひょうたん型のような形の歯根が多いためです。
2次元で撮影したレントゲンでは、像が重なって映るので、不十分な根管治療を見逃す可能性が高くなります。

CTで撮影してもらうと、確実な診断が可能になるでしょう。

海外では日本ほどCTが普及していませんから、歯内療法の専門医を受診して診断を受けてはいかがでしょうか?

歯茎炎症であれば歯周病ということでしょうか?
その場合は診断に歯周組織検査が必要です。

口内炎と見誤られたのかもしれませんから、同じ歯科医に診断を受けたい場合はフィステルがあるときに受診が最低でも必要でしょう。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2021-04-12 11:59:26
こんにちは。

フィステルができていて、レントゲンに異常はないという事は考えにくいと思います。

>行った日は、たまたまフィステルが目視できませんでした。

フィステルが目視できなかったという事なら、フィステルではない可能性も考えられます。

通常フィステルがあれば、フィステルからガタパーチャポイントを挿入してレントゲン撮影をして、原因部位の特定をします、またフィステルが縮小しても、何らかの処置をしていなければ跡形は残ります、見逃すことはないでしょう。

いずれにしても確定診断ができるような検査が必要だと思います。

フィステル http://yamadashika.jugem.jp/?search=%A5%D5%A5%A3%A5%B9%A5%C6%A5%EB&x=0&y=0

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マヤ03さん
返信日時:2021-04-13 01:34:38
船橋先生、山田先生、早速の丁寧なご回答、誠に有難うございました。

両先生ともフィステルがあれば根に異常がみられるはずというお考えで、再検査の必要性が理解できました。

カナダで専門医にかかるには、一般医の紹介が必要ですが、一般医でCTを持っているところはほとんどないように思います。
今回、診療を受けたところのレントゲン写真は他のところより小さくて、見えにくかったのかもしれません。

両先生とも丁寧な診断をされるようですが、こちらでは基本的にあまり歯の保存に熱心ではなく、今回も、いずれ抜くようになる歯だから(少し動揺があるので)という言い方をされ、ぎょっとしました。

どこか、他にもう少し丁寧にみてくれるところを探していくことにします。
このたびは、貴重なご意見、有難うございました。
回答 回答3
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-04-13 11:43:57
上の5番ということですから、上顎洞などと重なり、レントゲン上でははっきりしない場合もあるでしょうから、日本ならばCTを撮影し診断するということになると思います。

日本では保険治療の根管治療が世界基準からみると極めて安価に行えますが、海外ではそうはいきませんね。

また再根管治療は治療すれば必ず成功するというたぐいの治療ではありませんから、高額な費用を払っても再発する可能性も承知の上で治療を受け入れるかどうかは、国民性や歯科医師の考え方によって変わってくるだろうと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マヤ03さん
返信日時:2021-04-13 13:04:39
滝野先生、ご回答いただき誠に有難うございます。

じつは本日、医院からレントゲン写真を入手できましたので、掲載させていただきます。
もし、ご覧いただいて追加のコメントがあるようでしたら、厚かましいようですが、先の船橋先生と山田先生もよろしくお願いいたします。

たしかに、滝野先生のおっしゃるように、上顎洞がじゃまをして、やや見えにくくなっているのかもしれません。

滝野先生のご指摘のように、カナダでは歯科医療は公的保険に含まれておらず、高額です。
歯の保存よりもお金の節約を考えて、抜歯するケースも多いです。

根幹治療はやり直しとなると、2000ドルくらいにはなるでしょう。
難しい選択になると思います。


山田先生のフィステルの治療についての記事を読ませていただきましたが、あのように何度も丁寧にしてもらうことは、こちらでは夢のような気がします。
患者は歯を失い、お医者さんも腕をふるう機会を奪われているかもしれません。

いつも歯が悪くなるたび、日本に帰りたいと思ってしまいます。

画像1画像1
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2021-04-13 15:42:42
カナダ歯科医院を受診される際には、フィステル(fistula,fistulae)よりも、sinus tractの方が通じやすいと思います。

カナダ、ニュージーランドから一時帰国して歯科治療される方は、以前はおられました。
新型コロナ以降、私のところではゼロになりましたが。

回答 回答5
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-04-13 16:03:38
根尖病巣が明らかという感じではないのかもしれませんが、根尖が湾曲しているためか根尖には根管充填材が入っていない部分があるようですから、再根管治療の余地はあるように思います。

ただ、主治医の見立てとしては歯茎炎症が少しあるとのことでしたが、歯槽骨の吸収が確かにあるようですね。

ポケットが深いと、そちらからきている可能性もあるでしょうし、もしも歯根にヒビが入っていれば歯根の途中からきているということもありえます。

そうした確定診断にはサイナストラクトができている時に、ガッタパーチャポイントを挿入してレントゲンを撮るか、CT撮影となると思います。

回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-04-13 16:04:41
歯が重ならないように歯列に対して垂直に撮影されていますから、先に書いた通り頬側と口蓋側は重なりよくわからない2次元画像になります。

1枚だけならばそういう撮影が正攻法ですから、この撮影だけでは致し方ないという事になります。

CTから得られる情報量は全く違いますから、日本は大変恵まれた環境にあると思います。

フィステルがある時に行かれたら、ガッタバーチャポイントを入れて撮影してもらえるでしょう。

タイミングを違えて受診されてはいかがでしょうか?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マヤ03さん
返信日時:2021-04-13 16:33:29
藤森先生、コメントをいただき、誠に有難うございます。

そうですか、サイナストラクトといった方が通じるのですね。
フィステルより発音もしやすそうですし、そのように呼ぶことにいたします。

こちらの友人は、日本に身寄りがある人は必ずといっていいくらい、帰国して歯医者さんに駆け込んでいます。
お金のこともありますが、何より、言葉が通じるし、親切だし安心できるんです。
早くコロナが収まってほしいです。


滝野先生、船橋先生、再度コメントをいただき大変感謝しています。

今回はたまたま予約のときにサイナストラクトが消失してしまっていて、次回はどうなるかわかりませんが、がんばって再診することにいたします。(予約はドタキャンするとキャンセル料がかかりますし、タイミングが難しいところです)


船橋先生、山田先生、滝野先生、そして藤森先生、この度は大変お世話になりました。
丁寧なご説明と親身なご助言を下さいましたことに、心からお礼申し上げます。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マヤ03さん
返信日時:2021-04-13 17:12:31
御礼の追伸です。(しつこいようで、申し訳ありません。)

船橋先生、二次元画像の限界について、詳しく教えていただき有難うございました。
大変勉強になりました。
今後に役立たせていただきます。


滝野先生、この画像だけで、さまざまな可能性をご指摘いただき有難うございました。
お察しのとおり、この歯のポケットは4ミリと言われましたので、かなり深いです。
先生のご洞察力に敬服いたします。
回答 回答7
  • 回答者
回答日時:2021-04-13 19:37:04
正放線だけではなくて、レントゲンの入射角度を変えた偏心投影という撮影方法があると思います。
そちらを加味するとみえてくるものもあるかもしれないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: マヤ03さん
返信日時:2021-04-14 08:21:13
柴田先生
レントゲン撮影法についてより詳しいご説明を有難うございます。

カナダの一般歯科医はCTを持っていない方がほとんどなので、再度のレントゲン撮影となりましたら、入射角度を変えてもらえるよう、お願いしようと思います。


余談ですが、先生方にレントゲンの限界についてご教授いただいているうち、進行した肺がんをレントゲンで見落とされて(見えないところに隠れていた)、半年後に40歳の若さで亡くなった後輩のことを急に思い出しました。

今回、この歯のことに限らず、レントゲンで何も見えなくても、すっかり安心してしまってはいけないという、大きな教訓を先生方からいただきました。
本当に有難うございました。

コロナの収束がまだ未知数の今、先生方のご健勝とご活躍を遠くから願っております。



タイトル [写真あり] 歯茎にフィステルがある(カナダ)
質問者 マヤ03さん
地域 非公開
年齢 64歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ その他(診断)
その他(写真あり)
カナダ
レントゲン写真
歯茎の婁孔(ろうこう・フィステル)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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