クラウンが外れたら抜歯を前提にした選択肢も示された(海外)

相談者: ゆうこ0123さん (36歳:女性)
投稿日時:2021-06-29 18:58:19
こんにちは、海外在住のものです。
左上5番の根管治療後のクラウンについて相談させていただきます。

10年ほど前に日本のかかりつけの歯科医に根管治療をしていただいた際に上に被せていただいたクラウンがはずれてしまいました。
今回はとりあえず、同じクラウンを接着していただきましたが、今後の治療について悩んでいます。

今回見ていただいた歯科医の方からの説明では、どれぐらい持つかはわからないけれど、またそのうち外れるだろうとのことで、今後の治療に関していくつかの提案をいただきました。

1. 同じクラウンをまた接着する
2. デンチャーを作成する
2. ブリッジにする
4. 根を抜いてインプラントにする

との選択肢で、私としてはブリッジは健康な歯を削らなければならないため出来れば避けたいと考えています。
また、インプラントの場合、せっかく根管治療をしていただいた根を抜かなければならないのは気が進みません。
私としては、また取れた場合でも問題が生じるまで、同じクラウンを接着し続けたいと考えているのですが、そうすることで長期的に生じる問題はあるのでしょうか。

また、今回みていただいた歯科医の方は、同じようなクラウンをまた作ることはしないとのことでした。
歯科医ごとに考え方が違うのでしょうが、私の日本の歯科医の方は、出来るだけ根を残すように努力していただいているような印象があるのに対して、こちらの歯科医の方は、根を残すことはあまり重要だと考えていないようで、値段は高くなるけれど、インプラントがお勧めで、安く済ませたいならデンチャーといった感じでした。
私としては、値段よりも根を残したいことを考えると、どちらかを選ぶならデンチャーの方が魅力的に感じます。

日本に帰るまで待って、日本で治療をお願いした場合、同じような選択肢になるのでしょうか。
私の理想としては、同じクラウンもしくは新しいクラウンを作成し、長くクラウンを使い続けたいのですが、歯があまり残っていない状態では難しいのでしょうか。

長文になってしまい、申し訳ありません。
アドバイスをいただけると幸いです。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2021-06-29 19:18:22
ゆうこ0123 さん、こんにちは。

>今後の治療に関していくつかの提案をいただきました。

クラウンが脱離したのに対し、「デンチャーを作成する」「ブリッジにする」「根を抜いてインプラントにする」と、抜歯を提案されたということは、例えば、コア(支台)ごと脱離した、歯根破折や、虫歯歯根部にまで広がっている等、よほど状態が良くないのではと推測できます。

一般的に鑑みると、単にクラウンが脱離したのであれば、抜歯に関する提案を受けることはありません。


>私の理想としては、同じクラウンもしくは新しいクラウンを作成し、長くクラウンを使い続けたいのです

気持ちが分からなくもありませんが、実際の状態を診査できないインターネット上の歯科相談掲示板では、ゆうこ0123 さんの希望を請け負ってくださる歯科医師を探してみてくださいというより他の回答は無いように思います。


>日本に帰るまで待って、日本で治療をお願いした場合、同じような選択肢になるのでしょうか。

日本だから、海外だからではなく、ちゃんと診査が出来る歯科医師に診ていただきましょう。

今月の内にでも帰国できる見込みが無い状況なのでしたら、滞在地での治療を勧めます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆうこ0123さん
返信日時:2021-06-29 20:12:15
小林先生、ご返信いただきありがとうございます。


クラウンが脱離したのに対し、「デンチャーを作成する」「ブリッジにする」「根を抜いてインプラントにする」と抜歯を提案されたということは、例えば、歯根破折や、虫歯歯根部にまで広がっている等、よほど状態が良くないのではと推測できます。


とのことですが、実はクラウンが離脱したのみで、歯根部分には問題がありませんでした。
先日の検査の際に取っていただいたレントゲンでも問題なく、今回もクラウンの接着剤取れたため外れたものの、それ以外は問題がないとのことでした。
そのため、今回は外れたクラウンを再度接着していただいたのみです。
しっかりとした説明が出来ず、申し訳ありません。

クラウンは、差し込むタイプのもので、クラウン自体にも今のところ問題はないようですが、歯科医の方がおっしゃるには、今回外れたので、どのくらい長く持つかはわからないけれど、またいつか外れるだろうとのことでした。
根の部分は特に問題がないので、デンチャーの場合は、そのままの状態で、クラウンの代わりにデンチャーを装着するようになるようです。
なので、問題のない根の部分を抜いてインプラントということには疑問があります。

日本で作成していただいたタイプのクラウンは、こちらでは一般的でないのかもしれませんが、日本で治療していただいた時と根の状態は変化がないようなのに、こういったクラウンは一度だけのもので、また作ることはないという、よくわからない説明でした。
もしまた取れてしまった場合は、もっと掘り下げて話を聞いてみて、場合によっては他の歯科医師の方にも診ていただくことを考慮したいと思います。
回答 回答2
  • 回答者
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2021-06-29 22:41:57
ゆうこ0123さん、こんにちは。

私も、小林先生と同様に、あまり状態の良くない歯根の状況を想像しました。

>実はクラウンが離脱したのみで歯根部分には問題がありませんでした。

とのことですが

>差し込むタイプのもので

歯冠継続歯といい、クラウンとコアを一体とした設計なのかもしれませんね。
現在ではあまり行われていない治療だと思います。
歯根の状況があまり良くないのかもしれません。
保存を希望される場合、例えばエクストルージョンを行いフェルールを確保する。
などの方法があるかもしれません。


>デンチャーの場合は、そのままの状態で、クラウンの代わりにデンチャーを装着するようになるようです。

根面板や残根義歯として上から義歯を入れるということでしょうか。
歯をなるべく残したいというお気持ちはわかります。
しかし、歯としての機能を果たしているのでしょうか。


>問題のない根の部分を抜いてインプラントということには疑問があります。

クラウンを被せられない状況なのであれば、問題はあると思います。


>日本で作成していただいたタイプのクラウンは、こちらでは一般的でないのかもしれませんが

歯冠継続歯であれば、過去には行われていましたが、現在では一般的ではないと思います。


>日本で治療していただいた時と根の状態は変化がないようなのに

経年的な変化はあるでしょう。


>もっと掘り下げて話を聞いてみて

そうですね。じっくりとディスカッションを行い、コミュニケーションをとり治療方針を決めると良いと思います。

お大事にしてください。

1人の専門家がこの回答を支持しています  
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ゆうこ0123さん
返信日時:2021-06-30 07:14:20
滝野先生、返信と前回の治療に関するご説明もいただき、ありがとうございます。
小林先生が歯根の状態が良くない時推察された理由がわかりました。

前回行っていただいた歯冠継続歯という治療は現在は一般的ではないものなのですね。

歯としての機能は果たしているのでしょうかとのことですが、今回治療してきただいた先生と話した感じでは、機能は果たしていない状態なのではないと感じます。
デンチャーの場合は歯根はそのままでデンチャーを作成すると言われたのは、歯を残すためというよりも、特に問題がある訳ではないからそのままでも良いかというような印象でした。

前に他の歯のインプラントが必要になった時は、歯根に炎症が起き、膿がたまり、抜歯せざるを得なかったため、特に問題がないのならそのままでも良いのではないかと感じていましたが、滝野先生のおっしゃるように歯としての機能を果たしていないならば、大きな問題の無い今のうちに抜いてインプラントにするのも良いのかもしれませんね。

今回診ていただいたクリニックではインプラントはやっていないとのことだったので、インプラント専門のクリニックにも相談をしつつ考えてみたいと思います。

小林先生、滝野先生、おかげさまで現在の歯の状態が少し理解できため、今後の方針を立てることが出来そうです。
ありがとうございました。



タイトル クラウンが外れたら抜歯を前提にした選択肢も示された(海外)
質問者 ゆうこ0123さん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 海外その他
クラウンが取れた・外れた
回答者




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