歯医者が変わると技術などの差で噛み合わせが狂いやすい?
相談者:
ギッチョさん (35歳:男性)
投稿日時:2021-11-03 23:48:00
こんにちは。
以前こちらで、転勤に伴って歯医者が変わる事での差での歯への影響で質問させていただきました。
その説はありがとうございました。
いくつか教えてほしいことがあります。
1.以前こちらで、「ダイレクトボンディング治療は、咬合圧のかかる噛み合わせに影響してくる様な歯にはしない」と教えていただきました。
私の歯は、上下6番臼歯の咬合部、上5番咬合部、その他の咬合部も複数箇所ダイレクトボンディング治療をしています。
実際に見ていない&写真もないので判断できないと思うのですが、上記を見て噛み合わせ等ズレやすい可能性はありますか?
これから通う歯医者にも聞こうと思うのですが、このサイトでの先生方の意見は大変ためになるので、可能性の話でも良いので意見を聞かせていただければと質問しました。
2.前の歯医者があらゆる部位(咬合圧のかかる部位含め)にダイレクトボンディング治療をしています。
歯医者を変えてダイレクトボンディング治療をした場合(咬合圧のかかる部位含め)、同じダイレクトボンディング治療でも、歯医者が違うと先生の技術、ダイレクトボンディングのメーカー、その他の材料など全てが前の歯医者と違うので、その差から治療後、噛み合わせがズレる、ズレやすい等の可能性は考えられますか?
3.同じ歯医者で治療を続けるより、色んな歯医者で治療をした方が噛み合わせがズレやすいなどありますか?
4.同じ硬さの詰め物や補綴物で複数の歯を治療するのと、ダイレクトボンディングやセラミックなど、様々な硬さの詰め物や補綴物で複数の歯を治療するのでは、後々噛み合わせに差がでる可能性がありますか?
口腔内に様々な硬さの治療歯があったら、噛み合わせが狂い易いのでしょうか?
よろしくお願いします。
以前こちらで、転勤に伴って歯医者が変わる事での差での歯への影響で質問させていただきました。
その説はありがとうございました。
いくつか教えてほしいことがあります。
1.以前こちらで、「ダイレクトボンディング治療は、咬合圧のかかる噛み合わせに影響してくる様な歯にはしない」と教えていただきました。
私の歯は、上下6番臼歯の咬合部、上5番咬合部、その他の咬合部も複数箇所ダイレクトボンディング治療をしています。
実際に見ていない&写真もないので判断できないと思うのですが、上記を見て噛み合わせ等ズレやすい可能性はありますか?
これから通う歯医者にも聞こうと思うのですが、このサイトでの先生方の意見は大変ためになるので、可能性の話でも良いので意見を聞かせていただければと質問しました。
2.前の歯医者があらゆる部位(咬合圧のかかる部位含め)にダイレクトボンディング治療をしています。
歯医者を変えてダイレクトボンディング治療をした場合(咬合圧のかかる部位含め)、同じダイレクトボンディング治療でも、歯医者が違うと先生の技術、ダイレクトボンディングのメーカー、その他の材料など全てが前の歯医者と違うので、その差から治療後、噛み合わせがズレる、ズレやすい等の可能性は考えられますか?
3.同じ歯医者で治療を続けるより、色んな歯医者で治療をした方が噛み合わせがズレやすいなどありますか?
4.同じ硬さの詰め物や補綴物で複数の歯を治療するのと、ダイレクトボンディングやセラミックなど、様々な硬さの詰め物や補綴物で複数の歯を治療するのでは、後々噛み合わせに差がでる可能性がありますか?
口腔内に様々な硬さの治療歯があったら、噛み合わせが狂い易いのでしょうか?
よろしくお願いします。
回答1
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-11-05 12:44:50
こんにちは。
ダイレクトボンドは他の修復治療よりも物性が劣りますから、噛み合わせが変化する可能性が高いでしょうが、逆に調整要らずで生体の衰えに応じてすり減る事を期待できるかも知れませんね。
流石に歯質が全くない歯にオールダイレクトボンドで修復治療(テーブルトップのような)はされていないはずですから、何処かに天然歯の接触ポイントがあるんじゃないでしょうか?
〉2
何処かは天然歯が残っているはずですから、そんなに気にされなくて良いかもしれませんね。
〉3
その時その時の噛み合わせ、歯の当たり具合に応じて治療するのが常ですから、全顎的な治療を受けられる訳ではないでしょうから気にされなくて良いです。
〉4
一気に複数本治療しなければ、まず滅多に噛み合わせは狂わないでしょう。
コンポジットレジンは歯磨き圧でも摩耗する事が前提ですが、昨今は樹脂に混ぜるセラミック細粒の形状や表面性状を徐々に進化させて来ており臼歯咬合面に広めに利用する事が可能になって来たものもあります。
まだまだ材料学的には弱いですが、それを前提とした治療がされているはずですからあまり気にされなくて良いと想像します。
摩耗したら容易に継ぎ接ぎできる材料でお気軽ですから、定期検査ですり減ってますからやりかえたらいかがですか?と提案された際、随時やり直ししていただけばよいのではないでしょうか?
侵襲少なくやり替え可能な治療法ですね。
ダイレクトボンドは他の修復治療よりも物性が劣りますから、噛み合わせが変化する可能性が高いでしょうが、逆に調整要らずで生体の衰えに応じてすり減る事を期待できるかも知れませんね。
流石に歯質が全くない歯にオールダイレクトボンドで修復治療(テーブルトップのような)はされていないはずですから、何処かに天然歯の接触ポイントがあるんじゃないでしょうか?
〉2
何処かは天然歯が残っているはずですから、そんなに気にされなくて良いかもしれませんね。
〉3
その時その時の噛み合わせ、歯の当たり具合に応じて治療するのが常ですから、全顎的な治療を受けられる訳ではないでしょうから気にされなくて良いです。
〉4
一気に複数本治療しなければ、まず滅多に噛み合わせは狂わないでしょう。
コンポジットレジンは歯磨き圧でも摩耗する事が前提ですが、昨今は樹脂に混ぜるセラミック細粒の形状や表面性状を徐々に進化させて来ており臼歯咬合面に広めに利用する事が可能になって来たものもあります。
まだまだ材料学的には弱いですが、それを前提とした治療がされているはずですからあまり気にされなくて良いと想像します。
摩耗したら容易に継ぎ接ぎできる材料でお気軽ですから、定期検査ですり減ってますからやりかえたらいかがですか?と提案された際、随時やり直ししていただけばよいのではないでしょうか?
侵襲少なくやり替え可能な治療法ですね。
相談者からの返信
相談者:
ギッチョさん
返信日時:2021-11-09 20:31:16
ふなちゃん先生、回答ありがとうございます。
最後の質問させてください。
1.回答にある全顎的な治療とは何でしょうか?
2.1つの歯医者を通い続け、虫歯があれば治療する場合と、転勤に伴い歯医者を点々として虫歯があれば治療して結果的に色んな歯医者で虫歯の治療(様々な種類の硬さの異なる詰め物を使って)した場合を比べると、歯のあたり具合や噛み合わせ等が酷くなる、ズレやすい等の差が少しでもある可能性は考えられますか?
それとも全く関係ないと考えてもよろしいのでしょうか?
3. 1つの歯医者を通い続け虫歯があれば治療する場合と転勤に伴い、歯医者を点々として虫歯があれば治療して結果的に色んな歯医者で虫歯の治療(様々な種類の硬さの異なる詰め物を使って)した場合を比べると、経年変化や劣化でどちらが噛み合わせがズレやすい、変化しやすいなど可能性はあるのでしょうか?
4.2の回答にある「どこかに天然歯があるから大丈夫」というのは、違う部位に歯があるからという意味でしょうか?
それとも治療した歯の咬合面でも、どこかに接触する天然歯の部位があるという事でしょうか?
またその天然歯の部分がないと、同じ歯医者で治療を続けるより違う歯医者で治療した際に噛み合わせがズレやすい、変化しやすいという事でしょうか?
以上です。
全く気にしないで良いのか、少しでもリスクはあるのか教えてください。お願いします。
重複してる質問のようで申し訳ないのですが、噛み合わせ等の歯の機能はものすごく大切という気持ちからか、歯医者が変わる事で先生や使う詰め物の材料などが全て変わり、その差から噛み合わせ等が少しでもズレやすい、酷くなりやすくないかとにかく心配で質問しました。
最後の質問させてください。
1.回答にある全顎的な治療とは何でしょうか?
2.1つの歯医者を通い続け、虫歯があれば治療する場合と、転勤に伴い歯医者を点々として虫歯があれば治療して結果的に色んな歯医者で虫歯の治療(様々な種類の硬さの異なる詰め物を使って)した場合を比べると、歯のあたり具合や噛み合わせ等が酷くなる、ズレやすい等の差が少しでもある可能性は考えられますか?
それとも全く関係ないと考えてもよろしいのでしょうか?
3. 1つの歯医者を通い続け虫歯があれば治療する場合と転勤に伴い、歯医者を点々として虫歯があれば治療して結果的に色んな歯医者で虫歯の治療(様々な種類の硬さの異なる詰め物を使って)した場合を比べると、経年変化や劣化でどちらが噛み合わせがズレやすい、変化しやすいなど可能性はあるのでしょうか?
4.2の回答にある「どこかに天然歯があるから大丈夫」というのは、違う部位に歯があるからという意味でしょうか?
それとも治療した歯の咬合面でも、どこかに接触する天然歯の部位があるという事でしょうか?
またその天然歯の部分がないと、同じ歯医者で治療を続けるより違う歯医者で治療した際に噛み合わせがズレやすい、変化しやすいという事でしょうか?
以上です。
全く気にしないで良いのか、少しでもリスクはあるのか教えてください。お願いします。
重複してる質問のようで申し訳ないのですが、噛み合わせ等の歯の機能はものすごく大切という気持ちからか、歯医者が変わる事で先生や使う詰め物の材料などが全て変わり、その差から噛み合わせ等が少しでもズレやすい、酷くなりやすくないかとにかく心配で質問しました。
回答2
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-11-10 01:38:32
大変ご不安がお強い事がよく伝わって来ました。
〉1
歯科治療により噛み合わせを一気に変える治療で、大変大掛かりで高額な治療です。
〉2、3
全く関係ないと言ってあげたいところですが、多少は関係するかもしれません。
ただ、虫歯治療は、一度に噛み合わせが狂うほど沢山の歯を同時に治療しないのが一般的です。
同じ歯科医院に通っていても、歯科医が変わったり、歯科医のマイブームが変わったり、歯科医の技術が変わったり、歯科材料が進化したりは必ずするものでしょう。
治療した時期により、同じ歯科医院での治療でも差が出る事はありがちでしょうから、さほど気にされなくても良いのではないでしょうか?
また、製品の保存期間もバラバラの時期に治療を受けるでしょう。
細かい事を考えていたらキリがありません。
〉4
〉治療した歯の咬合面でもどこかに接触する天然歯の部位があるという事でしょうか?
こちらの意味です。
そもそも咬合面に全く歯質が残っていない修復は、ダイレクトボンドでは推奨されないでしょう。
加齢と共に噛み合わせはすり減るのが一般的です。
歯と歯が当たっていない開咬の場合はすり減らないですが、通常の歯列の方は何処かの歯のポイントは当たり合いしています。
その咬合は、最初ポイントでも加齢により面になって来てより安定してきます。
過度に面接触が進むと歯への負担が過大になり過ぎます。
どこで治療してもらっても、定期的に歯へ負担過剰になっていないか?フレビタスや歯周組織の状態や、ヒビやカケの有無を定期的にチェックしてもらう必要があります。
転院されたら前後比較が不能になりますから、現状だけからの判断になりますから時間経過による変化度の評価がなくなり、過剰診療を勧められやすくなる傾向があります。
それだけは理解されておき、現状だけからの判断で治療をしてもらう事になります。
〉1
歯科治療により噛み合わせを一気に変える治療で、大変大掛かりで高額な治療です。
〉2、3
全く関係ないと言ってあげたいところですが、多少は関係するかもしれません。
ただ、虫歯治療は、一度に噛み合わせが狂うほど沢山の歯を同時に治療しないのが一般的です。
同じ歯科医院に通っていても、歯科医が変わったり、歯科医のマイブームが変わったり、歯科医の技術が変わったり、歯科材料が進化したりは必ずするものでしょう。
治療した時期により、同じ歯科医院での治療でも差が出る事はありがちでしょうから、さほど気にされなくても良いのではないでしょうか?
また、製品の保存期間もバラバラの時期に治療を受けるでしょう。
細かい事を考えていたらキリがありません。
〉4
〉治療した歯の咬合面でもどこかに接触する天然歯の部位があるという事でしょうか?
こちらの意味です。
そもそも咬合面に全く歯質が残っていない修復は、ダイレクトボンドでは推奨されないでしょう。
加齢と共に噛み合わせはすり減るのが一般的です。
歯と歯が当たっていない開咬の場合はすり減らないですが、通常の歯列の方は何処かの歯のポイントは当たり合いしています。
その咬合は、最初ポイントでも加齢により面になって来てより安定してきます。
過度に面接触が進むと歯への負担が過大になり過ぎます。
どこで治療してもらっても、定期的に歯へ負担過剰になっていないか?フレビタスや歯周組織の状態や、ヒビやカケの有無を定期的にチェックしてもらう必要があります。
転院されたら前後比較が不能になりますから、現状だけからの判断になりますから時間経過による変化度の評価がなくなり、過剰診療を勧められやすくなる傾向があります。
それだけは理解されておき、現状だけからの判断で治療をしてもらう事になります。
相談者からの返信
相談者:
ギッチョさん
返信日時:2021-11-10 02:36:17
ふなちゃん先生、回答ありがとうございます。
リスクを知ってだいぶ楽になりました。
本当にありがとうございます。
2と3の質問に「多少は関係するかもしれません」との事ですが、それは前の歯医者と新しく通う歯医者に差がある時点で、悪い意味での「多少は関係する」なのでしょうか?
例えば、前の歯医者と今の歯医者を比べると、治療の材料ややり方が違うのですが、今の歯医者の方が技術面で優れている場合だと歯医者が変わって治療した事で、逆に噛み合わせのズレが生じにくいようになる等の考えは都合が良いでしょうか?
それとも十分に考えられる事なのでしょうか?
前の歯医者も新しく通う歯医者も、しっかりとした技術を持っている前提です。
技術面もある一定基準を超えると、治療後にそんなにどの歯医者も差はなく、ただ歯医者を変えた事での差が、噛み合わせなどにリスクをもたらす可能性があるのでしょうか?
歯医者を変える事はしょうがないし、もし悪いリスクがあるならそれを受け入れますが、歯医者を変える事でそれを更なる好機と受け取って逆に噛み合わせなどズレにくくする方向に持っていきたいです。
先生が歯医者を変え新しく歯医者を選ぶとしたら、どの様な基準で選びますか?
リスクを知ってだいぶ楽になりました。
本当にありがとうございます。
2と3の質問に「多少は関係するかもしれません」との事ですが、それは前の歯医者と新しく通う歯医者に差がある時点で、悪い意味での「多少は関係する」なのでしょうか?
例えば、前の歯医者と今の歯医者を比べると、治療の材料ややり方が違うのですが、今の歯医者の方が技術面で優れている場合だと歯医者が変わって治療した事で、逆に噛み合わせのズレが生じにくいようになる等の考えは都合が良いでしょうか?
それとも十分に考えられる事なのでしょうか?
前の歯医者も新しく通う歯医者も、しっかりとした技術を持っている前提です。
技術面もある一定基準を超えると、治療後にそんなにどの歯医者も差はなく、ただ歯医者を変えた事での差が、噛み合わせなどにリスクをもたらす可能性があるのでしょうか?
歯医者を変える事はしょうがないし、もし悪いリスクがあるならそれを受け入れますが、歯医者を変える事でそれを更なる好機と受け取って逆に噛み合わせなどズレにくくする方向に持っていきたいです。
先生が歯医者を変え新しく歯医者を選ぶとしたら、どの様な基準で選びますか?
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-11-10 15:32:47
ダイレクトボンドは、自費のレジンでの治療というのが前提ですよね?
保険ではレジン充填になります。(CR. コンポジットレジン)
どちらにしても全てお口の中だけで治療をするので、細かい事はなかなか難しいでしょう。
特に咬合は上下の歯をカンカン噛んでもらったり、ギリギリしてもらい当たりが強いところを充填後咬合調整される程度でしょう。
歯列の後ろ側や裏側から噛み合う状態を、3次元で確認する訳ではありませんし、できません。
ですから、通常は虫歯の穴を補う形での充填治療になります。
噛んで無い歯があれば、ある程度は咬ますように盛り上げて調整することはできます。
不調であれば調整してもらってください。
何度でも気楽にやり変えてもらえるでしょう。
保険ではレジン充填になります。(CR. コンポジットレジン)
どちらにしても全てお口の中だけで治療をするので、細かい事はなかなか難しいでしょう。
特に咬合は上下の歯をカンカン噛んでもらったり、ギリギリしてもらい当たりが強いところを充填後咬合調整される程度でしょう。
歯列の後ろ側や裏側から噛み合う状態を、3次元で確認する訳ではありませんし、できません。
ですから、通常は虫歯の穴を補う形での充填治療になります。
噛んで無い歯があれば、ある程度は咬ますように盛り上げて調整することはできます。
不調であれば調整してもらってください。
何度でも気楽にやり変えてもらえるでしょう。
タイトル | 歯医者が変わると技術などの差で噛み合わせが狂いやすい? |
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質問者 | ギッチョさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 35歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
噛み合わせ(咬合)その他 補綴関連 |
回答者 |
|
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。