膿が溜まっている左上5番のメタルボンドをすぐに根管治療すべき?
相談者:
斬鉄さん (32歳:男性)
投稿日時:2021-12-14 22:00:49
左上5番の歯について相談です。
2017年7月頃に、象牙質がかなり出るまで削り、抜髄はせずにメタルボンドを装着した箇所になります。
1か月ほど前に、上記の歯の周りの歯茎がかなり大きく腫れあがることがあり、腫れが潰れてしまったあとには大量の血が出ました。
その数日後には、口の中(左の頬)に大きな血豆ができました。
現在は血豆はありませんが、同じ歯の近くで軽度の腫れが何度か発生しています。
先週末に歯科医でレントゲンを撮ってもらったところ、歯の周りの歯茎が黒くなっており、膿が溜まっているとのことでした。
院長さん(メタルボンドの治療をした人とは別人)からは、
「このままでは抜歯になる可能性が高い。
今回はすぐに感染根管治療をするべきだ。
おそらく前回治療時の刺激により、メタルボンドを被せたあとに神経が死んでしまっている。」
と言われています。
感染根管治療をするのであれば、できるだけ早く開始するほうがメリットが大きいと思います。
しかし、神経を失うデメリットを考えると、安易に感染根管治療を開始したくないと思い、迷っている状態です。
※現在、冷たいものを飲んだ際や食事の際に、歯の痛みはありません。
※歯磨きやフロスをしている際には、その感触があるため、歯の神経が死んでいるようには思えません。(メタルボンド装着当初からですが、フロス時は他の歯に比べるとわずかに痛みが強いです。)
※歯茎の腫れが初めてできる少し前の頃に、メタルボンドの金属の箇所が気になって、指で触る癖がありました。
※時折歯を食いしばる癖があります。
以下、4点ご質問させていただきます。
(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
2017年7月頃に、象牙質がかなり出るまで削り、抜髄はせずにメタルボンドを装着した箇所になります。
1か月ほど前に、上記の歯の周りの歯茎がかなり大きく腫れあがることがあり、腫れが潰れてしまったあとには大量の血が出ました。
その数日後には、口の中(左の頬)に大きな血豆ができました。
現在は血豆はありませんが、同じ歯の近くで軽度の腫れが何度か発生しています。
先週末に歯科医でレントゲンを撮ってもらったところ、歯の周りの歯茎が黒くなっており、膿が溜まっているとのことでした。
院長さん(メタルボンドの治療をした人とは別人)からは、
「このままでは抜歯になる可能性が高い。
今回はすぐに感染根管治療をするべきだ。
おそらく前回治療時の刺激により、メタルボンドを被せたあとに神経が死んでしまっている。」
と言われています。
感染根管治療をするのであれば、できるだけ早く開始するほうがメリットが大きいと思います。
しかし、神経を失うデメリットを考えると、安易に感染根管治療を開始したくないと思い、迷っている状態です。
※現在、冷たいものを飲んだ際や食事の際に、歯の痛みはありません。
※歯磨きやフロスをしている際には、その感触があるため、歯の神経が死んでいるようには思えません。(メタルボンド装着当初からですが、フロス時は他の歯に比べるとわずかに痛みが強いです。)
※歯茎の腫れが初めてできる少し前の頃に、メタルボンドの金属の箇所が気になって、指で触る癖がありました。
※時折歯を食いしばる癖があります。
以下、4点ご質問させていただきます。
(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
回答1
加藤デンタルクリニック(横浜市中区)の加藤です。
回答日時:2021-12-15 07:36:10
斬鉄さんこんにちは。
左上5番ですが先週末に歯科医でレントゲンを撮ってもらったところ、歯の周りの歯茎が黒くなっており、膿が溜まっていおり、「このままでは抜歯になる可能性が高い。今回はすぐに感染根管治療をするべきだ。おそらく前回治療時の刺激により、メタルボンドを被せたあとに神経が死んでしまっている。」と言われているのですね。
歯の神経は死んでおり、根の治療をする感染根管治療をすすめられていますね。
>(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
放置したら抜歯になると言われているようですが、その可能性が高いのであれば、早く根の治療をされた方が、歯が温存できるのではないかと思います。
>(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
既に神経は生きていないので、取ることはありません。
虫歯で神経が感染を起こして死んでいるので、感染根管治療になります。
>(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
既に診てくれた先生が、早くと言っているのであれば、早くしないと歯がグラグラして抜歯になる可能性が高いと思います。
>(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
放置して治ることはありません。原因である感染源を絶たない限り改善しないと思います。
個人的には、放置する理由がありませんので、お早めに感染根管治療を受けられると良いと思います。
その時に、噛む面から小さな穴で治療をして頂ければ、被せ物を壊して治療をせずにすみます。
また、今では保険で5番はCAD/CAM冠の治療が届け出をしている保険医療機関であれば可能です。
参考までに。
左上5番ですが先週末に歯科医でレントゲンを撮ってもらったところ、歯の周りの歯茎が黒くなっており、膿が溜まっていおり、「このままでは抜歯になる可能性が高い。今回はすぐに感染根管治療をするべきだ。おそらく前回治療時の刺激により、メタルボンドを被せたあとに神経が死んでしまっている。」と言われているのですね。
歯の神経は死んでおり、根の治療をする感染根管治療をすすめられていますね。
>(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
放置したら抜歯になると言われているようですが、その可能性が高いのであれば、早く根の治療をされた方が、歯が温存できるのではないかと思います。
>(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
既に神経は生きていないので、取ることはありません。
虫歯で神経が感染を起こして死んでいるので、感染根管治療になります。
>(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
既に診てくれた先生が、早くと言っているのであれば、早くしないと歯がグラグラして抜歯になる可能性が高いと思います。
>(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
放置して治ることはありません。原因である感染源を絶たない限り改善しないと思います。
個人的には、放置する理由がありませんので、お早めに感染根管治療を受けられると良いと思います。
その時に、噛む面から小さな穴で治療をして頂ければ、被せ物を壊して治療をせずにすみます。
また、今では保険で5番はCAD/CAM冠の治療が届け出をしている保険医療機関であれば可能です。
参考までに。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2021-12-15 09:28:59
おはようございます。
歯髄壊死を来してそれが原因で歯槽膿瘍に至った状態です、この場合歯髄はすでに死んでいるわけですからすでに歯髄は失われています。
>(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
現在小康状態のようですから、直ちにはというわけではありませんが放置せず治療を開始するのが一般的です。
>(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
歯髄は壊死しているわけですから、壊死した歯髄組織を取らないという選択はありません。
>(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
病状が進行するというデメリットでしょうか。
>(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
そう考えてもらっていいと思います。
歯髄壊死を来してそれが原因で歯槽膿瘍に至った状態です、この場合歯髄はすでに死んでいるわけですからすでに歯髄は失われています。
>(1)一般的に上記のようなケースでは、感染根管治療をすぐに実施したほうが、歯の寿命が長くなると思われますか?
現在小康状態のようですから、直ちにはというわけではありませんが放置せず治療を開始するのが一般的です。
>(2)神経を取らずに、歯の根の膿を解消する治療法(生活歯髄療法?)などはないでしょうか?
歯髄は壊死しているわけですから、壊死した歯髄組織を取らないという選択はありません。
>(3)膿がさらに広がるまで様子見してから感染根管治療を開始する場合、早めに感染根管治療を開始したケースと比べてどのようなデメリットがございますか?
病状が進行するというデメリットでしょうか。
>(4)念のためお聞きしたいのですが、歯の根の膿は放置すると100%進行するものでしょうか?
そう考えてもらっていいと思います。
相談者からの返信
相談者:
斬鉄さん
返信日時:2021-12-18 18:57:41
加藤さん、山田さん
ご回答ありがとうございました。
他のサイトなどの情報も参考にし、感染根管治療すべき状況だと理解しました。
かかりつけの院長さんからまだ明確な返事はもらえていないのですが、おそらく歯髄組織は取ることになると思います。
一旦、来年2月中旬で感染根管治療の予約しました。(それより早く予約が取れなかったのですが、遅すぎるなどの懸念ありましたらご指摘ください)
治療をやりやすくするために、メタルボンドは一旦外してもらい、新しくオールセラミッククラウンを付けようと思っています。
ご回答ありがとうございました。
他のサイトなどの情報も参考にし、感染根管治療すべき状況だと理解しました。
かかりつけの院長さんからまだ明確な返事はもらえていないのですが、おそらく歯髄組織は取ることになると思います。
一旦、来年2月中旬で感染根管治療の予約しました。(それより早く予約が取れなかったのですが、遅すぎるなどの懸念ありましたらご指摘ください)
治療をやりやすくするために、メタルボンドは一旦外してもらい、新しくオールセラミッククラウンを付けようと思っています。
回答3
タイトル | 膿が溜まっている左上5番のメタルボンドをすぐに根管治療すべき? |
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質問者 | 斬鉄さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 32歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療の治療法 根の病気(根尖病変・根尖病巣) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。