[写真あり] 6歳、歯列矯正の方向性について
相談者:
りちこさん (42歳:女性)
投稿日時:2022-04-05 08:06:24
よろしくお願いいたします。
今日で6歳になった娘です。
昨日矯正もしている一般歯科でレントゲンを撮りました。
上E左右欠損
しかし、上下前歯がつまっているので、早めに拡大装置をすすめられました。
@現在、下前歯1本しか抜けていないのですが、早めに拡大するべきですか?
ブラケットできるまで待った方がよろしいですか?
A上下の本数が合わなくなりますが、昨日受診した際は、かみ合わせはなんとかなりますとの事。
下の歯を抜くことも想定した方がよろしいですか?
B下の左右の犬歯の向きについて、歯根吸収等は問題ないですか?
昨日質問したのですが返答いただけませんでした。
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
今日で6歳になった娘です。
昨日矯正もしている一般歯科でレントゲンを撮りました。
上E左右欠損
しかし、上下前歯がつまっているので、早めに拡大装置をすすめられました。
@現在、下前歯1本しか抜けていないのですが、早めに拡大するべきですか?
ブラケットできるまで待った方がよろしいですか?
A上下の本数が合わなくなりますが、昨日受診した際は、かみ合わせはなんとかなりますとの事。
下の歯を抜くことも想定した方がよろしいですか?
B下の左右の犬歯の向きについて、歯根吸収等は問題ないですか?
昨日質問したのですが返答いただけませんでした。
お忙しいところ申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。
相談者からの返信
回答1
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2022-04-05 15:43:05
こんにちは
Eではなくて第2小臼歯でしょうか。
ただ、左上は歯があるように見えなくもないように思います。
骨の中にある歯は、みえにくい場合もありますので、必ずしもないとは限らないかもしれません。
現在レントゲンで確認できる部分で見ますと、ほとんど犬歯の萌出スペースが無いように思えます。
これを拡大してスペースを作るためには、相当の量が必要になるでしょう。
犬歯は幅が8ミリ程度ありますので、左右で16ミリの拡大という計算になります。
その際、上下の歯はかみ合うのかという疑問はわいてまいります。
また、仮に第2小臼歯が欠損しているのであれば、その分のスペースがあるわけですので、拡大してスペースを作る必要はないという事にもなるのではないでしょうか。
また、6歳という事からすれば、今後永久歯列の完成までには数年間が必要となり、その間定期的に通院する必要が出てまいります。
お子さんのみならず親御さんも同伴が必要になりますので、それはそれで負担になるものと思います。
また、装置をつけるのがいやだといったようなことがあれば、治療自体が継続できないという事もあるでしょう。
こういったことを勘案して、治療をするかどうかをお決めいただく必要はあるでしょう。
Eではなくて第2小臼歯でしょうか。
ただ、左上は歯があるように見えなくもないように思います。
骨の中にある歯は、みえにくい場合もありますので、必ずしもないとは限らないかもしれません。
現在レントゲンで確認できる部分で見ますと、ほとんど犬歯の萌出スペースが無いように思えます。
これを拡大してスペースを作るためには、相当の量が必要になるでしょう。
犬歯は幅が8ミリ程度ありますので、左右で16ミリの拡大という計算になります。
その際、上下の歯はかみ合うのかという疑問はわいてまいります。
また、仮に第2小臼歯が欠損しているのであれば、その分のスペースがあるわけですので、拡大してスペースを作る必要はないという事にもなるのではないでしょうか。
また、6歳という事からすれば、今後永久歯列の完成までには数年間が必要となり、その間定期的に通院する必要が出てまいります。
お子さんのみならず親御さんも同伴が必要になりますので、それはそれで負担になるものと思います。
また、装置をつけるのがいやだといったようなことがあれば、治療自体が継続できないという事もあるでしょう。
こういったことを勘案して、治療をするかどうかをお決めいただく必要はあるでしょう。
相談者からの返信
相談者:
りちこさん
返信日時:2022-04-05 16:10:40
回答2
月島矯正歯科(中央区月島)の今村です。
回答日時:2022-04-06 11:55:14
こんにちは
欠損しているのは、やはり第2小臼歯という事ですね。
CTを撮った上でそう判断されたのなら、おそらくそうなのでしょう。
下顎の犬歯も、上顎ほどではなくともきつそうには見えます。
もちろん、はえてみなければ分からない部分はあります。
パノラマ写真では、拡大されたり縮小されて映るため、実際の歯とはかなりかけ離れた像としてあらわされることになります。
その上で、矯正科の見方としては、分からないものに闇雲に手をつけるのはいかがなものかという事です。
拡大すればそれなりにスペースはできますが、それではいったいどこまでやればいいのかという事になります。
歯列は無限に広がるわけではありませんので、どこかで限界が来るでしょう。
そういった状況で延々と装置をつけ続けるという事は、かなりの負担になるでしょう。
ひいては、やったけれども治らなかったという事にもなりかねません。
また、無理やり並べようとして、歯並びのいい出っ歯を作る恐れもあります。
早く始めれば早く終わるというわけには参りません。また、早く始めるほどいい結果が出るという事にもならない場合もあります。その点もよくお考えいただければと思います。
欠損しているのは、やはり第2小臼歯という事ですね。
CTを撮った上でそう判断されたのなら、おそらくそうなのでしょう。
下顎の犬歯も、上顎ほどではなくともきつそうには見えます。
もちろん、はえてみなければ分からない部分はあります。
パノラマ写真では、拡大されたり縮小されて映るため、実際の歯とはかなりかけ離れた像としてあらわされることになります。
その上で、矯正科の見方としては、分からないものに闇雲に手をつけるのはいかがなものかという事です。
拡大すればそれなりにスペースはできますが、それではいったいどこまでやればいいのかという事になります。
歯列は無限に広がるわけではありませんので、どこかで限界が来るでしょう。
そういった状況で延々と装置をつけ続けるという事は、かなりの負担になるでしょう。
ひいては、やったけれども治らなかったという事にもなりかねません。
また、無理やり並べようとして、歯並びのいい出っ歯を作る恐れもあります。
早く始めれば早く終わるというわけには参りません。また、早く始めるほどいい結果が出るという事にもならない場合もあります。その点もよくお考えいただければと思います。
相談者からの返信
相談者:
りちこさん
返信日時:2022-04-06 12:29:01
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-04-07 10:55:20
こんにちは。
矯正歯科の考え方と、小児歯科の考え方は相入れないものがあり、学会で時々話題になったりしています。
立場が変われば考えもやり方も変わるという感じでしょうか。
小児期の顎の発育が悪いお子さんは、たくさんおられます。
また、後続永久歯の歯胚を作れなかったというお子さんも割とおられます。
本来ならば、順次永久歯に変わっていけば6歳臼歯がきちんとI級という要の噛み合わせになり、乳歯の側方歯群(C、D、E)の幅径の総和と後続永久歯群(3.4.5)の幅径の総和の差であるリーウェイスペースを利用して綺麗に成長と共に生え変わらせるのが理想になります。
これにバーティカル(垂直方向)の咬合平面のコントロールと、顎の成長方向のコントロールが追加されて、上手く生え変わりをサポートするのが成長期を分担する小児歯科医の腕といわれています。
日本の場合、保隙までは保険治療で可能ですが、咬合平面のコントロールも矯正も保険適用外になっていますから、日本の歯科保険医療のサポートは受けられません。
自費診療になりますと、統一した考えがない為様々な考えに基づき様々な治療が提供されています。
そして、親御さんがしっかりリサーチして選択する必要が生じます。
拡大だけで上手く並ぶのか?いつまで拡大装置を付けるのか?まだ未萌出の歯の形や大きさをどうやって予測し拡大量を決めるのか?咬合平面や顎の成長はどうやってコントロールできるのか?など、様々な問題があります。
更に本来の望ましい幅径ではないEと5の差を、どう考えて処理するのかも追加しますよね。
疑問な事はしっかり契約前に歯科医に確認しておくのが良いでしょう。
更に顎の発育が理想と程遠く育ってしまった原因への、アプローチが必要かもしれません。
きちんと飲み込みを上手くできている子なのか?鼻呼吸ができているのか?睡眠の質に問題はないのか?扁桃腺の腫れはないのか?滑舌に問題はないのか?などなど、小児期に必要となる発育の評価はやっぱり小児歯科(これらは保険適用されました)が専門分野だろうと思います。
数軒の歯科医院でよく診てもらい、よく相談される必要があるのかもしれませんね。
矯正歯科の考え方と、小児歯科の考え方は相入れないものがあり、学会で時々話題になったりしています。
立場が変われば考えもやり方も変わるという感じでしょうか。
小児期の顎の発育が悪いお子さんは、たくさんおられます。
また、後続永久歯の歯胚を作れなかったというお子さんも割とおられます。
本来ならば、順次永久歯に変わっていけば6歳臼歯がきちんとI級という要の噛み合わせになり、乳歯の側方歯群(C、D、E)の幅径の総和と後続永久歯群(3.4.5)の幅径の総和の差であるリーウェイスペースを利用して綺麗に成長と共に生え変わらせるのが理想になります。
これにバーティカル(垂直方向)の咬合平面のコントロールと、顎の成長方向のコントロールが追加されて、上手く生え変わりをサポートするのが成長期を分担する小児歯科医の腕といわれています。
日本の場合、保隙までは保険治療で可能ですが、咬合平面のコントロールも矯正も保険適用外になっていますから、日本の歯科保険医療のサポートは受けられません。
自費診療になりますと、統一した考えがない為様々な考えに基づき様々な治療が提供されています。
そして、親御さんがしっかりリサーチして選択する必要が生じます。
拡大だけで上手く並ぶのか?いつまで拡大装置を付けるのか?まだ未萌出の歯の形や大きさをどうやって予測し拡大量を決めるのか?咬合平面や顎の成長はどうやってコントロールできるのか?など、様々な問題があります。
更に本来の望ましい幅径ではないEと5の差を、どう考えて処理するのかも追加しますよね。
疑問な事はしっかり契約前に歯科医に確認しておくのが良いでしょう。
更に顎の発育が理想と程遠く育ってしまった原因への、アプローチが必要かもしれません。
きちんと飲み込みを上手くできている子なのか?鼻呼吸ができているのか?睡眠の質に問題はないのか?扁桃腺の腫れはないのか?滑舌に問題はないのか?などなど、小児期に必要となる発育の評価はやっぱり小児歯科(これらは保険適用されました)が専門分野だろうと思います。
数軒の歯科医院でよく診てもらい、よく相談される必要があるのかもしれませんね。
相談者からの返信
相談者:
りちこさん
返信日時:2022-04-07 20:44:42
相談者からの返信
相談者:
りちこさん
返信日時:2022-04-11 10:48:46
タイトル | [写真あり] 6歳、歯列矯正の方向性について |
---|---|
質問者 | りちこさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 42歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
小児矯正(子供の矯正) 子供の歯並び その他(写真あり) 子供の歯列矯正 |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。