歯列矯正のアンカースクリューの原理について
相談者:
peach9641さん (31歳:女性)
投稿日時:2022-10-12 14:25:50
回答1
相談者からの返信
相談者:
peach9641さん
返信日時:2022-10-13 10:14:06
回答2
回答3
あすとら歯科クリニック相模原(神奈川県相模原市)の滝野です。
回答日時:2022-10-13 21:19:29
歯列矯正で、歯牙が移動する原理は理解されていますか。
アンカースクリューでの圧下を理解するには、まずは通常の歯列矯正での骨のリモデリングによる移動を理解している必要があります。
歯に力を加えることで、片側では骨の吸収、反対側では骨の添加が起こることで、歯が移動します。
ただ、歯の圧下をするには力を加える固定源に苦労しますから、(力の作用反作用で、固定となる歯にも反対向きの力がかかりますから)旧来の矯正では圧下はほぼ不可能、あるいは極めて難しい移動様式でした。
スクリューインプラントにより歯槽骨に固定を得ることができるようになり、圧下も可能になりました。
原理としては通常の歯列矯正と同じですが、移動様式から、根尖側での骨の吸収が主になります。
また、歯槽骨の側の吸収だけで済めば良いのですが、船橋先生の回答にあるように歯根の側にも吸収してしまうケースは多いです。
アンカースクリューでの圧下を理解するには、まずは通常の歯列矯正での骨のリモデリングによる移動を理解している必要があります。
歯に力を加えることで、片側では骨の吸収、反対側では骨の添加が起こることで、歯が移動します。
ただ、歯の圧下をするには力を加える固定源に苦労しますから、(力の作用反作用で、固定となる歯にも反対向きの力がかかりますから)旧来の矯正では圧下はほぼ不可能、あるいは極めて難しい移動様式でした。
スクリューインプラントにより歯槽骨に固定を得ることができるようになり、圧下も可能になりました。
原理としては通常の歯列矯正と同じですが、移動様式から、根尖側での骨の吸収が主になります。
また、歯槽骨の側の吸収だけで済めば良いのですが、船橋先生の回答にあるように歯根の側にも吸収してしまうケースは多いです。
相談者からの返信
相談者:
peach9641さん
返信日時:2022-10-13 22:49:18
回答4
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2022-10-14 10:20:21
圧下しても、半年はアンカーで止めておく必要があるでしょう。
後戻りは、下顎とセットで咬合を作るわけですから、下顎が崩れなければサポートしてくれるでしょう。
変な癖があると崩れやすいでしょう。(リテーナーは一生するものと覚悟しておくと良いでしょう)
歯根吸収は矯正治療ではセットで起こりやすいでしょう。
柔らかい骨内で歯を動かしておればまだしも、解剖学的な骨ボリュームを超えて硬い部位まで動かそうとすると起きます。
ガミーは薄い骨内で歯をめりこましますから、大抵アンカーを使って過大な移動をかけると歯根吸収が起こりますから、根が短くなりますけど(歯自体の歯周病や加齢に対する予備力が少なくなる)それでもしますか?と確認した上で行っています。
加齢すると骨ボリュームがなくなっていきますが、アンカースクリューによる矯正治療がメジャーになって間がないため、その後どうなっていくのか?はわかりません。
外科で骨切りしてガミースマイルを解消するよりマシと考えて選択される人が多いと思います。
侵襲は外科矯正より低いですからね。
生体が成長という長いサイクルを使って周囲組織と調和しながら作り上げた成人固有咬合を、見た目重視で作り替えるわけですから、リスク無し、失うも無しでは無理ですね。
重度ガミースマイルではない方でも、アンカーで圧下を希望されますが、ほどほどでと個人的には常にお伝えしています。
上も下もかなりの量圧下しますが、その分歯根は短くなっている事が多いです。
狭いスペースを上手く使って施術してもらってください。
抜髄して根尖端まできちんと根管充填してある歯の圧下は、方向が限られそうですね。
程度によると思いますが、歯槽骨整形術と歯冠修復治療を考えるか?外科矯正も考慮する必要が生じるかもしれませんね。
色々できる歯科医院できちんと検査して考えてもらうか?
複数の歯科医に連携してもらい考えてもらうか?
ケースバリエーションが沢山ありますから相談してみて下さい。
後戻りは、下顎とセットで咬合を作るわけですから、下顎が崩れなければサポートしてくれるでしょう。
変な癖があると崩れやすいでしょう。(リテーナーは一生するものと覚悟しておくと良いでしょう)
歯根吸収は矯正治療ではセットで起こりやすいでしょう。
柔らかい骨内で歯を動かしておればまだしも、解剖学的な骨ボリュームを超えて硬い部位まで動かそうとすると起きます。
ガミーは薄い骨内で歯をめりこましますから、大抵アンカーを使って過大な移動をかけると歯根吸収が起こりますから、根が短くなりますけど(歯自体の歯周病や加齢に対する予備力が少なくなる)それでもしますか?と確認した上で行っています。
加齢すると骨ボリュームがなくなっていきますが、アンカースクリューによる矯正治療がメジャーになって間がないため、その後どうなっていくのか?はわかりません。
外科で骨切りしてガミースマイルを解消するよりマシと考えて選択される人が多いと思います。
侵襲は外科矯正より低いですからね。
生体が成長という長いサイクルを使って周囲組織と調和しながら作り上げた成人固有咬合を、見た目重視で作り替えるわけですから、リスク無し、失うも無しでは無理ですね。
重度ガミースマイルではない方でも、アンカーで圧下を希望されますが、ほどほどでと個人的には常にお伝えしています。
上も下もかなりの量圧下しますが、その分歯根は短くなっている事が多いです。
狭いスペースを上手く使って施術してもらってください。
抜髄して根尖端まできちんと根管充填してある歯の圧下は、方向が限られそうですね。
程度によると思いますが、歯槽骨整形術と歯冠修復治療を考えるか?外科矯正も考慮する必要が生じるかもしれませんね。
色々できる歯科医院できちんと検査して考えてもらうか?
複数の歯科医に連携してもらい考えてもらうか?
ケースバリエーションが沢山ありますから相談してみて下さい。
タイトル | 歯列矯正のアンカースクリューの原理について |
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質問者 | peach9641さん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 31歳 |
性別 | 女性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ | 歯列矯正の治療法 |
回答者 |
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- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。