歯周ポケットが深い場合に矯正治療が可能かどうかの判断

相談者: メタボさん (34歳:女性)
投稿日時:2023-01-14 09:47:16
度々申し訳ありません。
以前も相談させてもらった者です。

通ってる歯医者インビザライン、専門医でブラケットを勧められ相談をしてきました。

歯周病がある場合の矯正について質問したところ、歯医者では安定してるから大丈夫、専門医では3ミリ以内であれば大丈夫とのことでした。

歯周病の治療は終わり、二、三ヶ月に一回の通院でいいですよと言われています。
前回矯正の相談をした時に衛生士さんの書いている紙を全部ではありませんが見たところ、ほとんど4と書いてあり、3ミリ以下にはなっていませんでした。
もしかしたらもっと深いところもあるかもしれません。

専門医の先生には、元が6ミリありこれ以上歯周ポケットを浅くできないなら矯正できますと言われましたが、数ヶ月前に今の歯医者に移っており以前のポケットの深さがわかりません。

歯茎下りについて相談した時、歯医者では矯正では下がらない、専門医では全体的に下がりますと言われており、通っている歯医者では矯正についてあまり詳しく無いのでは?と疑問に思っており、歯周病も安定してるから大丈夫と言われたが、不安に思ってます。


以前通っていた歯医者では全部の歯が456ミリだったので、歯周病の悪化が怖く矯正に踏み切れません。

元々歯周ポケットが深い場合は、何を基準に矯正出来ると判断できるのか教えていただきたいです。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-15 13:15:45
こんにちは。

ご相談された歯科医院では、どの程度本気で検査と診断をしてくれたのでしょうか?

例えば、歯茎下りで気になられる多くのケースで、唇側や頬側の歯茎の位置を気にされる事になると思いますが、それぞれの歯の唇側、頬側の骨レベルが今どのくらい保存されているのか?を調べるには、CTで見るしかないと思いますが、CT検査の結果はどうだったのでしょうか?

また、開咬を治す際は多くのケースで全ての歯の位置を変えることになるのですが、骨レベルや骨ボリュームを事前に調べておく必要があると思いますが、それもやっぱりCT検査がないとわからないと思います。

納得いく治療を受ける為には、必要な事前検査を丁寧に行ってもらいきちんと説明を受けることが大切だと思います。
中等度から重度歯周病矯正ケースというのは、とりあえずやってみてから考えましょうとか、一般的にはというのが通用しがたいケースになっている可能性があると思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: メタボさん
返信日時:2023-01-15 22:32:12
船橋先生 
こんにちは。
お忙しい中回答くださりありがとうございます。

CT検査をしないと骨の状態が分からないのですね。
初回相談だったので、パノラマレントゲンを撮りCT検査は行なっていません。

矯正専門医では精密検査の内容に各種レントゲンチェックがあるので、その中に含まれているのか、相談の時に聞いてみればよかったです。

矯正をする場合、CT検査をしない場合もあるのでしょうか?
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-16 00:59:38
矯正をする場合CT検査をしない場合もあるのでしょうか?

CTは比較的最近普及した装置ですが、矯正認定医制度はそれ以前からありますから、矯正認定医でCT検査をする歯科医院はまだ少ないように想像します。

矯正治療の王道といえば歯列の中間の小臼歯抜歯して歯の移動スペースを確保して行う方法ですから、健康な歯を抜いた後の高い骨レベルへの歯の移動が主になる為、ほとんどCT検査はいらないと考える若くて健康な方を対象にした矯正がメインだと思います。

歯周病が進行していたり歯茎下りがすでにあったり、歯茎が薄い方の矯正治療では骨レベルとボリュームがどれくらいあるのか?を断面で確認しながら治療計画を立ててもらうか、歯周再生療法歯冠修復治療と併用して矯正治療を行った方が良い場合がしばしばあると思います。

相談は歯科医院の雰囲気を見ていただくためには有用ですが、精密な検査がなければ治療に関して実際のところはわかりません。

きちんとした歯周組織検査の結果を持参されると、多少は具体的な話になるかもしれませんね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: メタボさん
返信日時:2023-01-18 07:51:09
船橋先生
いつもありがとうございます。

CT検査は行なっていない所が多いのですね。

元々歯茎も薄く歯茎下りもあるので、船橋先生が仰るような矯正を行なってもらえればいいのですが、歯周病がある状態でそこまで考えてもらえるのか難しい気がしてきました。

以前通っていた歯医者歯周ポケット全体456ミリで中度歯周病と言われ治療し、転院した所では4ミリになって骨は溶けてるけどそこまでひどく無いと言われたのですが、歯周ポケットが深くても中度まで骨が溶けてないというのはあるのでしょうか?

パノラマしか撮影してないので、CTを撮ると骨が思ったより無いということもあるのでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-01-18 11:15:06
歯周組織歯根の外側のセメント質にはくっついていますから、歯周ポケットの測定だけでは不十分な場合があると考えています。

矯正治療歯茎を下げずに行うには、ある程度の厚みの歯槽骨の裏打ちがある必要があると考えます。
CTの断層を観察すると歯槽骨の裏打ちの有無がわかります。

歯茎が下がっても良いという場合や矯正治療後に歯冠修復を受け入れると言われる場合や、歯周再生療法を受け入れると言われる場合はまだ気楽に矯正に着手しやすいように思います。

成人矯正により歯茎下がりが増えて悩まれる方は多くおられますから、歯周病でどこまで歯槽骨を失っているか?の把握は、大切だろうと思っています。




タイトル 歯周ポケットが深い場合に矯正治療が可能かどうかの判断
質問者 メタボさん
地域 非公開
年齢 34歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯周病(歯槽膿漏)治療
歯周病に関するトラブル
歯列矯正の治療法
歯列矯正のトラブル
回答者




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