POICウォーターは、本当に安心できるものでしょうか?

相談者: もるぎふさん (47歳:男性)
投稿日時:2023-03-30 01:09:59
最近、歯科に伺うと、POICウォーターなる口内洗浄液を推奨されました。
ホームケアの現場や全国の歯科3000軒以上に導入されているものらしく、水と塩で電気分解して次亜塩素酸水(酸性)を作成するものらしいのですが、味はハイターを相当希釈したような味でした。

本当に信用できる代物でしょうか?

後味の悪さから本当に口内に良い影響があるものなのか疑問がわきまして、調べてみると、次亜塩素酸水(酸性)生成器は、雑品という扱いであり、千葉県の阿左見歯科のblogを拝見すると、私の疑念を裏付けるような次亜塩素酸水と謳いながらも次亜塩素酸ナトリウムを希釈したものと変わらないようなことも記載されていました。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-03-30 10:46:02
こんにちは。

1槽電気分解水ですから不安定でしょうから、歯科医院でも長期間作り置きできないと思います。
(置いておくと殺菌効果がほぼなくなる)

お口に含んでも害がないとしてメーカーが販売しています。

販売の仕方がご不安であれば消費者庁にご相談してみる事はできるかもしれませんね。

歯科医院で勤務している歯科医はメーカー販売品を一々テストする機関を持たない為、大学や研究機関が検証することになります。検証もお金がかかりますから検証する側にメリットがなければされません。
使用にメリットがなく害や健康被害の報告があれば国が販売を中止させたり販売業務を停止させるでしょう。

先般、電気分解水と思われるものを歯科医が通信販売していて逮捕されています。
POIC水はなぜ3,000円以上の金額でエピオスという会社から通信販売可能なのか?差は何か?も私はわかりません。
会社からの説明か、国からの説明を聞きたいものです。


〉本当に信用できる代物でしょうか?

何も使わないで他人の口を触れたり飛沫を浴びることのリスクは術者側にとり高い為、歯科医院では大抵まず何らかの薬液で洗口してもらいます。
歯科医院を受診される際は最低でも歯磨きをして来て欲しいです。

口の中を綺麗に保つ事は健康に繋がりますから、様々な薬剤を害がない程度で利用しつつ歯面は擦過して汚れを落としておくことは常に推奨されています。
歯面汚れはご存知の通りバクテリアバイオフィルムという粘性の高い取れにくい汚れと細菌がこびりついていますから、アルカリ性に振りバイオフィルムを破壊しやすくしてくれる害がほぼない電解水は役に立ちます。
バイオフィルム破壊後酸性になり殺菌力を期待できるとされる為歯科では利用者が広がったと思います。

ポイック水を含んだ後、歯垢染色液を使用して歯磨きしていただくと固着していた歯垢が非常に簡単に取れますから、誰かの役に立ちたいならその後のPHも測るべきだったのかもしれませんね。




タイトル POICウォーターは、本当に安心できるものでしょうか?
質問者 もるぎふさん
地域 非公開
年齢 47歳
性別 男性
職業 非公開
カテゴリ 材料・機材関連
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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