生え始めた6歳臼歯側面を虫歯にしてしまった

相談者: ななめさん (36歳:女性)
投稿日時:2023-12-23 06:28:40
6歳年長の子供です。


)11月ごろから、下の6歳臼歯が生えてきました。

その頬面の溝に、穴がありました。
気がついたのはまだ、その部分が歯肉の中にある時です。

生えてきている頬面の溝(歯茎の際)に、多めによだれが溜まっていたことがあり、溝が深いのかな、よく磨かないといけないなと思って通常の歯磨きに加えてワンタフトブラシを当てて磨いていたときに穴の先のようなものが微かに見えました。


診察で、

「生まれつきの形成不全ではない、虫歯です。」

と言われ、死にたくなりました。

自分が苦労したこともあり、子供には虫歯がないように、日々頑張ってきました。
お菓子も与えず、飲料も制限し、飲食の時間も考え、定期的に歯磨き指導を受け、仕上げも丁寧に行い、間隔は半年に一度ではあるものの(口腔内の状態がいいからそれでよいと言われました。)フッ素処置を受け、、、乳歯にも虫歯は一本もありません。


まず、6歳臼歯生え初めて(穴の頭が見え始めてからは1週間程度)1ヶ月程度で、虫歯になるのでしょうか?

「よくあることだから気にし過ぎないように」

と言われましたが…


過去の投稿を読ませていただくと、先天的であれ後天的であれ、穴がある以上はシーラント以上の治療を受け、ひどい虫歯になることがないように、一生使っていけるように処置をすることが大切なのは理解しているつもりです。

いまは、グラスアイオノマーセメントが応急処置で詰めてあり、萌出後削ってレジンを詰めると言われて、涙が止まりません。
それ自体はそんなおかしな処置ではないことも、自分なりにいろいろ検索して理解しているつもりです。


私は、子供を、虫歯の子にしてしまいました。
厳しく仕上げをしてきて、自分での歯磨きも、仕上げ磨きをされるのもとても上手で、歯医者さんで褒められたことしかない子に、頑張って我慢して虫歯にならないように協力してくれていた我が子に、私は何てことをしてしまったのか。

こんなことなら好きにお菓子を食べさせてあげれば良かった。
お菓子を食べていてもジュースを飲んでいても、虫歯がない子は周りにたくさんいます。


なぜ虫歯になってしまったのか。
ここまでして虫歯になるなら、これからも虫歯になるリスクはあるのだろうと怖くてたまりません。

歯科医院の受付の方は次回(1ヶ月後)、先天的な形成不全か、虫歯か、セメントを外してもう一度チェックします。と言ってくださいましたが、先生は、虫歯です。削りますとおっしゃいました。


どうにも気持ちの整理がつかなく私のような失敗ばかりする母親がいることがかわいそうで、情けないです。
申し訳ないです。

私はどうすれば良かったのでしょうか。


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2023-12-23 09:14:49
おはようございます、

お子様のむし歯予防に細心の注意を払ってきたにもかかわらずむし歯だと言われてしまい落ち込んでいるようですね、お気持ちお察しいたします。

文面から推測すると盲孔(先天的)のような気がしてなりません。


6歳臼歯生え初めて(穴の頭が見え始めてからは1週間程度)1ヶ月程度で、虫歯になるのでしょうか?

ここまで配慮されていてむし歯にはならないように思います。

盲孔 http://yamadashika.jugem.jp/?search=%CC%D5%B9%A6&x=0&y=0

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2023-12-23 15:30:31
>私はどうすれば良かったのでしょうか。

裂溝が深いのは先天的な問題なので対策のしようがありません。
ななめさんの責任ではないですよ。
これは明確に言えます。


ただ、そういった先天的な理由でむし歯になりやすい歯に対しては治療を早めに行うのは一般的な判断かと思います。
放置して虫歯が進んでしまってから治療を行うと削る量がものすごく増えてしまいますので。

治療に関しては萌出途中でシーラントを行い、歯の萌出を待って必用ならさらにレジン充填を再度行うというのも妥当な考え方かと思います。


あと、シーラントに関してなのですが、まだ萌出途中の段階でラバーダムを装着してきちんと行うのは相当難易度が高いです。
自分には不可能ですね。

(完全に予防処置であるにもかかわらず)麻酔はもちろん、電気メスで歯肉をある程度除去して、クランプ(ラバーダムを装着する器具)をかなり深く歯肉に食い込ませないと無理です。

しかもこの発想から行くと上下左右の第1大臼歯第2大臼歯の合計8回この処置が必要となります。

適切な時期に行わないとベストではありませんので、歯が完全に萌出してからでは遅すぎます。


というわけで、ななめさんの努力では避けられなかった状況だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななめさん
返信日時:2023-12-23 22:36:30
山田先生、森川先生
お忙しい中、ご回答くださり、本当にありがとうございます。

また、気持ちの面で不安が強い質問に寄り添ってくださり、感謝申し上げます。




山田先生
HP拝読いたしました。
先天的なものではないかといってくださり、御心遣いありがとうございます。

この盲孔であれば良いのにと考えてしまうほど、娘のそれと似ています。
シーラントされている場合と、レジン処置を行っている場合がありましたが、おそらくうちの子どもも後者になるのかなと考えておりました。

「磨けてなかったから虫歯になったんでしょう。頰面の溝は仕上げがむずかしいから」

と言われて、私がどこかで慢心していたのかなと恥ずかしく思っています。


子どもは待合室に戻るなり、

「ごめんなさい、お母さん。
ご飯の前、お腹すいたってチーズ欲しがってごめんなさい」

と大泣きしてしまい、切なくなりました。


保育園から帰ってきてご飯を作るのに、いただきます、の数分前の甘くないチーズや調理途中の野菜くらい、食べさせてやりたかったんです。
今後はそれもやめた方が良いのでしょうか・・・

そして、1月の診察で、どのように虫歯と診断されたのかをもう一度聞くことはしても良いのでしょうか。
それが気になっています。




森川先生

私の不安が強いために、細かくお返事くださり、ありがとうございます。

先生のご説明を聞いて、やはり今ある穴には、それなりの治療が必要なのだとか分かりました。
実は乳歯には上の子もこの子もシーラントをしています。

ただシーラントしてから今日までで、上の子のシーラントには気泡が入っていたことがあり、ブロッコリーなどの粒がはまっていたこともありました。
やり直していただきました。

この子は、かけてしまった箇所があり、こちらもやり直して頂いた経緯があります。
どちらも幸い、虫歯にはなっていませんが、大学病院のため、予約も取りづらく、診療時間も短いため、なかなか維持が難しいのだなと実感していたところでした。


虫歯だと診断されているのでレジンはもちろんですが、もしシーラントでもいいような進行度だとしても、今後の維持管理、治療の難易度で考えると削ってレジンで詰めてしまった方が良いこともあるのかなと拝読しながら考えていました。
合っているでしょうか・・・


また、今回は

「いい仕事をしてくれるフッ素の出る薬」

だからとグラスアイオノマーセメントで埋めていますが、虫歯になっていたと診断を受けた歯を1ヶ月後まで待っても良いものでしょうか。
1週間ごとに診てもらう必要などはないのでしょうか。
磨いて?埋めたと聞いております。


この子に生涯自分の歯で楽しく食事をして欲しいと切に願っています。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2023-12-25 09:31:08
>いただきます、の数分前の甘くないチーズや調理途中の野菜くらい、食べさせてやりたかったんです。今後はそれもやめた方が良いのでしょうか・・・

そこまで心配しなくてもいいように思います。


>1月の診察で、どのように虫歯と診断されたのかをもう一度聞くことはしても良いのでしょうか。

いいと思います。

回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-12-25 11:12:25
こんにちは。

親子関係に信頼は大切ですが、多少の挫折も必要でしょう。
失敗はある程度はあるものと割り切られ、今後悪くならないように長い目で頑張っていただくとプラスに働くのだろうと思いました。



〉なぜ虫歯になってしまったのか。
〉ここまでして虫歯になるなら、これからも虫歯になるリスクはあるのだろうと怖くてたまりません。

お母さんまたはお父さんが虫歯があれば、お子さんも虫歯になりやすいように思います。
(過去に小児歯科から論文が出ている)

それで、食事内容やとり方に配慮されたり、歯磨きを頑張ったり、フッ化物を使ったり、定期的歯科管理に入られたり、頑張ってこられた結果が、多分、お母さんの子ども時代との変化なのでしょう。素晴らしいです。


〉子供には虫歯がないように、日々頑張ってきました。
〉お菓子も与えず、飲料も制限し、飲食の時間も考え、定期的に歯磨き指導を受け、仕上げも丁寧に行い、間隔は半年に一度ではあるものの(口腔内の状態がいいからそれでよいと言われました。)フッ素処置を受け、、、乳歯にも虫歯は一本もありません。

永久歯は生えたての時はまだ石灰化が充分ではありませんから、残念ながら1箇所虫歯にしてしまったのでしょう。
致し方ないでしょう。

溝が深い方は深いので、そこは遺伝的に虫歯の起点になりやすいですから処置が早めに必要でしょう。
おかかりの歯科医もきちんと治療をしてくれるようですからとりあえず安心でしょう。


日本人の虫歯の罹患率は世代間格差が著しく、親御さんに虫歯治療痕がたくさんあってもお子さんには虫歯が全くないという小学生がとても増えました。

日本の歯科は素晴らしい成果をあげたと言われています。
啓蒙が行き届いたのは良い事ですが、弊害は神経質になりすぎる人を生み出している事でしょうか。

とはいえ、親子で頑張ってある程度の成果を上げる事は今後の親子関係にプラスに働くはずです。
6歳臼歯が生えて来たら、次は歯並びをよく育てていく事が目標になると思います。

今の歯科の目標は虫歯から歯並びや口腔機能にシフトして来ています。
よいかかりつけ歯科医院と一緒に頑張ってください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2023-12-25 11:20:50
>虫歯だと診断されているのでレジンはもちろんですが、もしシーラントでもいいような進行度だとしても、今後の維持管理、治療の難易度で考えると削ってレジンで詰めてしまった方が良いこともあるのかなと拝読しながら考えていました。
>合っているでしょうか・・・

そうですね。詰めたほうが良いこともありますし、詰めなくてもよいこともありますね。


>また、今回は「いい仕事をしてくれるフッ素の出る薬」だからとグラスアイオノマーセメントで埋めていますが、虫歯になっていたと診断を受けた歯を1ヶ月後まで待っても良いものでしょうか。

担当医がそう判断したのであれば、(次回受診までの期間は)適切な間隔であると思われます。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななめさん
返信日時:2023-12-25 14:36:05
山田先生

度々ありがとうございました。
もうそこまで神経質にならずに、適切に(できるか分かりませんが)おやつを与え始めようかと思います。

また、次回の診察で歯科医院の迷惑にならない程度にどのように虫歯と診断されたのかお伺いして、今後の育児の糧にしたいと思います。



森川先生

度々ありがとうございました。
かかりつけ医の判断に信頼を寄せて治療を受けられるように、1月まで待ちたいと思います。

先生、私の責任ではないと言ってくださり、ありがとうございました。
諦めずにこれからも子どもにできることをしていきたいと思います。



船橋先生

ご回答くださり、ありがとうございました。
先生には、4年前にフッ素の使いすぎで怖くなった時にも、お返事をいただいております。

あの時に相談させて頂いた、上の子どもの前歯が生えてきている途中で、今のところ、目立った白濁はありません。
立派な大人の歯が無事に萌出してきており、成長をありがたく思っています。
同時に悩んでふさぎ込んでいたその節はお世話になりました。


今回、下の子どもは残念ながら、虫歯を作ってしまい、親として、また子どもに過剰に我慢させてきたことを、恥ずかしく思います。
まだ消えてしまいたい気持ちは拭えませんが、子どもに嫌われないように、おおらかな親を少しずつ目指していきます。
温かい励ましをありがとうございました。



最後に質問させてください。

>お母さんまたはお父さんが虫歯があれば、お子さんも虫歯になりやすいように思います。(過去に小児歯科から論文が出ている)

程度問題かもしれませんが、これはやはり歯の質、なのでしょうか。
それとも習慣なのでしょうか。


私の母は、育児期になるまでは虫歯とは無縁で(残念ながら老齢の今は多少あります)、私の兄も、小さな虫歯2本だけです。

私の父は、今ではほとんど入れ歯です。
私は(父のせいではなく、自己管理と思っています)虫歯が多いです。

いずれにせよ、歯を大切にしていくための知識経験にさせていただきたいです。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2023-12-25 15:46:12
〉程度問題かもしれませんが、これはやはり歯の質、なのでしょうか。
〉それとも習慣なのでしょうか

論文では細菌叢が似るという事だったと思います。
細菌だって住みやすい環境に住むでしょうから住みやすい環境が遺伝や環境因子になるのでしょう。


お手入れにより虫歯の罹患率を下げる事ができた事は統計からわかりますから、お手入れをきちんとされるのは良い事だと思います。

40年物のレジン治療が場所により未だ機能していたりするような治療法の進化の恩恵も多々ありますから、小さな虫歯ならばレジンで充填治療可能なうちにさっさと治してもらうと良いでしょう。

大きくなった虫歯を治すと難易度が高くなり長持ちしにくいです。
早期発見を可能にしたのも、お母様の日頃の賜物でしょう。


仕上げ磨きを永年続けることはできませんから、お子さんに如何に良い習慣づけを出来るか?少しずつ頑張ってみてください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ななめさん
返信日時:2023-12-25 17:57:56
船橋先生


なるほど・・・歯の質というより口腔内やもはや体質のようなものなのですね。
歯磨きで今回食い止められなかったのはやはりまだ悔しいです。

ですが、もしかしたら乳歯虫歯がなかったことも、お手入れでどうにか食い止められただけで、当たり前ではなかったのかもしれません。

いずれにせよこれからどうするかに目を向けて、

>早期発見を可能にしたのも、お母様の日頃の賜物でしょう。

こう言っていただけたことを、希望にできるように日々家庭でできることをすすめていきます。




ご回答くださった先生方、みなさま良いお年をお迎えください。
この度は本当にありがとうございました。



タイトル 生え始めた6歳臼歯側面を虫歯にしてしまった
質問者 ななめさん
地域 非公開
年齢 36歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯治療
フッ素
シーラント
子供(子ども)の虫歯
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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