10歳、6歳臼歯の異所萌出に伴う矯正方法について

相談者: べろべろばあさん (10歳:女性)
投稿日時:2024-03-23 21:25:49
10歳2ヶ月の男児です。

右上6歳臼歯が、前に傾斜して生えてきたため、隣の乳歯5番目(E)の根を吸収し最終的には割れたため乳歯抜歯となりました。
その後、ループの保隙装置をつけたため、少し隙間は保てている状態ですが、左と比べると随分狭い状態です。


かかりつけに相談したところ、1年後くらいに通常のワイヤー矯正の開始を提案されました。

比較的生えるスペースはある方らしく、前歯から犬歯までなど他の場所で隙間があり、それを詰めることで、永久歯5番が生えてくるスペースを確保できるということでした。


私としては、子供の歯並び自体は良いので、全顎矯正をするのではなく、右上6歳臼歯の一本を本来生えてくるはずだったくらいの位置まで後ろに下げ、5番永久歯が無事生えてくることができればそれで一旦よいと思っていたのですが、医師曰く子供はインプラントを埋め込むことも難しいため、一本だけの遠心移動はできないと言われました。

現在永久歯は上下1番2番、上3番は両方乳歯が抜け片方は永久歯が生えかけの状態、乳歯で他にぐらついている歯は現在ありません。



質問
インターネットを見ると、GMDやペンデュラムなど臼歯を遠心移動ができる装置もいくつかあるようですが、10歳男児への適応は難しいのでしょうか?

その他に6歳臼歯を後ろに移動させる良い方法はありますでしょうか。
その方法のメリットとデメリットを教えていただけると幸いです。


よろしくお願いいたします。


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-03-24 11:54:47
こんにちは。


GMDやペンデュラムのように複雑な装置をつけなくても上顎第一大臼歯の近心傾斜または、近心位を修正可能な装置は複数あるように思いますが、やっぱりおかかりの歯科医がそれぞれの装置に習熟していなければ使うことが出来ませんから、おかかりの歯科医の説明に従うしかないと思います。

ただ、第一大臼歯の位置は大切で、通常アングルクラスTを目指すのが一般的だと思いますから、現在どういう噛み方で落ち着いているか?は大切だろうと思います。

そのあたりのもう少し詳しい説明を受けられたら安心できるし、将来的な治療方針に納得できるのかもしれないと思いました。



〉GMDやペンデュラム

装置の構造が複雑ですよね。
そんな装置をご自身の口に固定されたら嫌じゃないですか?

将来より単純に治療できるならば、それを待つこともお子様の成長にプラスになると考える歯科医はいるだろうと思います。

もちろん、そういう装置を好んで使用する歯科医もいますから、それを強くご希望であればそれを沢山使っていてそれの習熟度の高い歯科医院でご相談(各種検査と診査診断がないと具体的なお話しは聞けないと思いますから費用はかかりますよね)してみることになるように思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: べろべろばあさん
返信日時:2024-03-24 15:00:19
ふなちゃん先生
コメントありがとうございます。


『GMDやペンデュラムのように複雑な装置をつけなくても上顎第一大臼歯の近心傾斜または、近心位を修正可能な装置は複数あるように思いますが』とのことですが、GMDやペンデュラム以外の装置となりますとなんという装置が候補となるか、教えていただけますでしょうか?

先生おっしゃる通り、もし装置を用いて治療を進めるのであれば熟練度の高い歯科医院を探してご相談に伺おうと思っております。
回答 回答2
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-03-24 21:05:30
装置は色々ありますよ。

成長期の矯正はかなり多くの一般歯科でもされていますが、それぞれの歯科医が卒後勉強を追加して習ったシステムを習熟して提供されるのが一般的だと思います。

例えばインビザラインファーストという海外のマウスピース矯正システムや、類似のマウスピース矯正類がありますし、リンガルアーチやナンスホールディングアーチにつけた補助断線で7番ぐらいの位置からエラスティックで遠心に引くとか、保隙までは保険治療で可能かもしれませんが、きちんとアングルクラスTに噛ませておくなら自費矯正治療が必要と考え矯正的介入をすることもあると思います。

ただ、親御さんはそこだけ悪いからそこが治ればと単純に考えがちですが、多分そんなに単純な問題ではない為、最終的にマルチブラケットで本格矯正することになりますよとお伝えされているのではないか?と思います。


治療介入により今しっかり噛んでいる山と谷を1箇所だけ変える途中に噛み合わせがどんどん変わるのが成長期ですから、結構大変なんですよね。

ダラダラ固定式装置をつけ続けると虫歯リスクが上がりますし、本人も大変で機能が育ちませんから、ある程度はコントロールしておいて最終的にマルチブラケットで治そうと提案してもらうのはよくあるパターンだと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: べろべろばあさん
返信日時:2024-03-25 22:48:49
ふなちゃん先生

ありがとうございました。
理解しました。



タイトル 10歳、6歳臼歯の異所萌出に伴う矯正方法について
質問者 べろべろばあさん
地域 非公開
年齢 10歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 歯列矯正の治療法
小児矯正(子供の矯正)
子供の歯並び
子供の歯列矯正
回答者




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