マイクロプラスチックと歯科治療

相談者: コンキチさん (70歳:女性)
投稿日時:2024-04-21 16:29:26
最近、マイクロプラスチックが血液中や血栓で見つかったりという情報が出ています。
また、それを異物と認識して炎症性の疾患も考えられるようで心配です。


歯科治療で使うプラスチック系の詰め物や入れ歯の土台部分などは、大丈夫なのでしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-04-21 20:41:40
こんにちは。

歯並びよく育って虫歯に全くならず、ご自身の歯で一生困らず過ごされるのが一番良いと思いますから、歯科治療が必要ない健康なお口でお過ごしください。
そうすると人工物の助けを借りる必要はありませんから安心ですね。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-04-22 14:38:04
東京新聞にも載ってたんで何か変だなと思って調べてみたら、マイクロプラスチックではなくて、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレン、スチレンポリマーなどみたいですね。

一般の人はイメージできないかもしれませんが、マイクロプラスチック(ナノとかピコなら話はわかりますが)ってものすごく大きいんでそのまんまの大きさでは吸収なんでできないですよね。


血中で見つかったものも、普通に売ってるペットボトルの飲料から溶出された成分を吸収したのかもです。

そういった観点からは歯科材料から吸収されるのはまちがいないですが、要は吸収される量です。

ごく微量なら考えても意味ないです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コンキチさん
返信日時:2024-04-22 16:28:39
ありがとうございました。

「そういった観点からは歯科材料から吸収されるのはまちがいないですが、要は吸収される量です。
ごく微量なら考えても意味ないです。」

について、よくわからないので、もう少し教えてください。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-04-22 17:52:39
基本的にどんな物質でも吸収され体内に入ります。

どんなに硬くても金属であってもそうです。
安定している物質はその量が極端に少ないだけです。

また、どんな物質も大量に摂取すれば害があります(≒毒と同じです)水であろうが酸素であろうがそうです。

またその逆にいかなる物質であろうと微量であれば害はありません。
どんな猛毒であろうと(極論ですが)分子1個くらい体に入っても何もおきません。


歯科材料だとビスフェノールAという物質が以前話題になりました。
この相談室でもいくつかあったと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コンキチさん
返信日時:2024-04-22 23:26:38
色々ありがとうございます。

プラスチック系の詰め物や入れ歯の土台は、削れても便と一緒に体外へ出ると思っていました。

ポリエチレンテレフタレート等と違うのであれば、血液や血栓の中に入り込むことはないと考えてよいのでしょうか。
回答 回答4
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-04-23 10:46:46
歯科材料の利用はリスクとメリットを勘案して使用メリットの方が大きいと国が判断して利用許可が出ています。

歯科医院側は国を信じて利用しているに過ぎません。

時代が進んで別の材料が開発されたら保険適用から外されて行った歯科材料もあります。


ペットボトル飲料からのマイクロプラスチックの体内動向に注目が集まっていますが、食品業界からペットボトルもなくなりませんし、様々な業界からプラスチック利用を無くす動きは進まないですよね。

すでに日常生活にプラスチック製品は欠かせないものになっていますから歯科材料だけを憂いてもしょうがないと思います。


虫歯を作らず、歯を折らないように抜かずにすむようにお手入れをしっかりしてください。

回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2024-04-23 14:19:43
>プラスチック系の詰め物や入れ歯の土台は、削れても便と一緒に体外へ出ると思っていました。

大部分は排出されます。


>ポリエチレンテレフタレート等と違うのであれば、血液や血栓の中に入り込むことはないと考えてよいのでしょうか。

分子量さえ小さければ、いかなる物質も吸収されます。
ただ検出限界を下回っているから測定できないだけです。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コンキチさん
返信日時:2024-04-23 22:14:45
難しい内容で、完全に理解出来ていませんが、ありがとうございました。


私の場合、小さい頃から朝、晩、本当に一生懸命歯を磨いていました。
それでも虫歯になりました、歯医者さんに聞いたら、普通の人より唾液の酸性度が高いとも言われました。

歯の状態は余り良くなく、50才頃、歯槽膿漏と言われショックを受けました。

「こんなに一生懸命磨いているのに」

と言ったら

「磨けていませんよ」

と言われ、染め出しをされました。
本当にビックリしました。
磨けていなかったのです。

それからは染め出しで赤かったところを頭に思い浮かべながら、力を入れすぎないように磨き、状態が良くなりました。
でも知るのが遅すぎました。
つくづく、子供の時期に染め出しをやることの重要性を感じました。
回答 回答6
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2024-04-23 22:39:58
〉子供の時期に染め出しをやることの重要性を感じました。

染め出しは保険診療の基本です。
また、歯磨きをどんなに一生懸命しても自分だけでは磨き残しが生じることはよく知られた事実です。

子どもの頃から歯科医院に継続通院してくださいますと、虫歯ゼロも可能になりますが、子どもの頃と大人、さらに加齢してきますと歯と歯茎の位置関係がどんどん変化して行きますから歯磨きの難易度もどんどん変化して難しくなって行きます。

ですからずーっと染め出しして定期的に磨き残しのチェックをしてもらい、さらに磨き残しが染め出してはっきりわかる状態にした上で歯科衛生士にきちんと磨き上げてもらうことが大切だと思います。


通常歯磨き指導だけでも15分必要という事で時間設定がされています。
さらに歯石を取ったり磨き上げるには歯科衛生士でもかなりの時間を要します。

それをご自身だけで数分で終わっていたら磨き残しは当たり前ですから、通常保険の範疇で構わないと思いますから歯科医院を上手く活用してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: コンキチさん
返信日時:2024-04-28 09:22:22
私の若い頃は、「歯の染め出し」などと言うことは聞いたこともありませんでした。
だから私の年代は入れ歯銀歯の方が多いのだと思います。

その後、磨き方指導や染め出し指導が行われるようになって良かったと思いました。
ありがとうございました。



タイトル マイクロプラスチックと歯科治療
質問者 コンキチさん
地域 東京都下
年齢 70歳
性別 女性
職業 その他
カテゴリ その他(歯科治療関連)
その他(その他)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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