緑茶に含まれるフッ化物とフッ素洗口剤との虫歯予防比較

相談者: ビー玉さん (43歳:女性)
投稿日時:2024-11-21 10:15:37
あるサイトの記事で、

【飲むお茶の中には、比較的多くのフッ化物が含まれています(0.5〜0.7 ppm)。しかし、通常のフッ化物洗口溶液のフッ化物濃度 (225〜900 ppm)と比べると、その濃度は低く、ほとんどむし歯予防効果を期待することはできないでしよう。 】

と書かれていました。

が、また他のサイトではフッ素洗口後に口に残るフッ素の量は緑茶一杯分と同じと書かれています。
上記では、緑茶では効果がないと言っていますが、残量は緑茶と同じと言っているサイトがあり意味が分かりません。
どういう意味なのでしょうか?
[過去のご相談]


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2024-11-21 18:38:23
ライオン歯科材株式会社の説明による

@ 洗口後微量のフッ素口腔内にのこり、再石灰化に有効な濃度は唾液中で0.05ppmF以上とされている

A フッ素1450ppm配合歯磨剤を0.5g使用し3分間ブラッシングをして15mlのお水で5秒間1回洗口後は約120分この有効濃度0.05ppmF維持される

という研究結果を引用していると思います。

あくまでもフッ素濃度であり残留量ではないと思います。

ですから

>飲むお茶の中には、比較的多くのフッ化物が含まれています(0.5〜0.7 ppm)

日本歯科医師会のHP

https://www.jda.or.jp/park/prevent/index05_04.html

中の「緑茶の葉にはとくに例外的に多く、200〜400ppmもあって、抽出したいわゆる飲用のお茶にも、0.5〜2.0ppmくらいは浸出しているようです。」に近似した数字だと思います。

ただ唾液中にどれだけ残留するかは期待できなさそうです。

回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2024-11-22 16:14:04
柴田先生の書かれているライオンのデータ通りだとすると、「2〜3回お茶でうがいして、そのまま寝る」 は有効かも。

ただお茶のデータはおそらくないので、効果があるとまでは言えませんけどね。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ビー玉さん
返信日時:2024-11-26 11:05:17
先生方ありがとうございます。

度々すみません。
450ppmのフッ化物洗口で1日1回うがいするのは、緑茶をコップ一杯飲むより有効という事でいいのでしょうか?

1450ppmのフッ素ジェルを仕上げにささーっと塗って唾を一回吐くとかの方がいいでしょうか?
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2024-11-26 13:32:00
Q1 有効だと思います。

Q2 フッ素洗口歯磨剤との比較はあまり論文がないように思います。

ですから好きな方やりやすい方法で良いかと思います、

当然きちんと歯磨きができていて、糖分の摂取が少ない食生活が前提ですが。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ビー玉さん
返信日時:2024-11-26 18:16:59
ありがとうございます!
とても参考になりました!



タイトル 緑茶に含まれるフッ化物とフッ素洗口剤との虫歯予防比較
質問者 ビー玉さん
地域 非公開
年齢 43歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯予防
予防関連
子供の虫歯予防
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
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