右上6番、骨が溶け鼻に貫通している可能性。抜歯後の治療について

相談者: ねこきちさん (42歳:女性)
投稿日時:2025-03-05 20:21:27
右上6番はかなり前に根管治療を受けましたが、再根管治療は難しいとのことで、抜歯か様子を見るかの2択になりました。

年に1回程度、浮く感じやうずき、噛むと違和感があり、薬で炎症を抑えつつ対応してきましたが、症状が頻繁に出るようになり、抜歯を視野に入れることにしました。

骨が溶けていて、鼻と貫通するかもしれないとのことで、口腔外科を紹介してもらうことになりました。


その際には何となく理解したつもりでしたが、いくつか疑問が出てきました。
口腔外科受診までに時間があるため、事前に勉強を含めて教えていただきたいです。


1. 骨が溶けていて鼻と繋がっているとは、どのような状態を指すのでしょうか?

3. 保険治療を希望しています。ブリッジ入れ歯のメリットとデメリットを教えていただけますか?


回答 回答1
  • 回答者
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2025-03-06 11:55:51
こんにちは。


上の6番の歯の根の上には副鼻腔がありますから、それを鼻と説明することがしばしばあります。

抜歯の際には抜くだけではなく不良な肉芽や炎症でグズグズに壊れた組織を掻爬して綺麗な創面を出してあげないと治りが悪くなるのは、他の部位の創と同じ理由です。

掻爬する際に組織が炎症でグズグズに壊れていると副鼻腔の粘膜まで傷ついていることもあったりして、それを鼻と繋がっていると言ったりします。


ですから何度も炎症を繰り返しているのに無理して残している歯をいざ抜く際には、抜歯の専門家である口腔外科で安全を期して抜いてもらってきてくださいと紹介されることが多くなります。



〉2
ブリッジは前後の歯で抜いた歯の隙間分の咬む力を負担刺せる必要がありますから、前後の歯を通常冠の形態にするために大きく削り取り3本分を頑丈に一体化させた構造の修復物をはめることになります。

歯と近似した一体構造のものが固定されるのでほぼ元の歯と同じような修復後の感覚に仕上げることができます。


保険入れ歯を選択されますと、前後の歯にバネを引っ掛けて落ちないように安定させるのですが、外すことが前提の構造物のため違和感が強いものしかできません。

また固定されていないため多少グラグラ動いたりしますからあまり噛めないと感じられることになるかもしれません。
またそのグラつきが前後の歯の動揺につながっていき、前後の歯の寿命も縮めるかもしれません。

お掃除は毎食後に外してお手入れしていただいたり、部分入れ歯専用の入れ歯洗浄剤というものを使っていただきカビの繁殖を防止する必要が生じる材料を使うことになります。


ですから、前後の歯がある方であればブリッジを選択されるのが一般的だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: ねこきちさん
返信日時:2025-03-07 22:09:02
こんにちは。
回答ありがとうございます。


とても分かりやすい解説で大変感謝しております。
部分入れ歯ブリッジの違いもよく分かりました。

抜歯は怖くてこれまで踏み切れませんでしたが、主治医と紹介先のドクターの話をよく聞いて抜歯に備えたいと思います。



タイトル 右上6番、骨が溶け鼻に貫通している可能性。抜歯後の治療について
質問者 ねこきちさん
地域 非公開
年齢 42歳
性別 女性
職業 非公開
カテゴリ 虫歯、根の病気で抜けた・抜く予定
ブリッジ治療法
部分入れ歯 その他
上顎洞炎(蓄膿症)
根の病気(根尖病変・根尖病巣)
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

歯磨きをしても虫歯になる原因 デンタルフロスは効果無し? 歯ブラシとデンタルフロスどっちが先? 歯科衛生士が就職前に絶対に知っておきたい