治療途中なのですが、土台をファイバーコアに変更することは可能?

相談者: るなさん (38歳: )
投稿日時:2007-05-27 13:44:00
はじめまして、こんにちは。

昨日、抜髄根管治療の後、土台を作るのに型をとりました。
材料は保険内の銀だそうです。

でも、ここのHPで土台が予後に関係する事を知りました。

そこの医院に尋ねると、保険以外の土台はないと言われました。

まだ、作成段階に入っていないと思うので、お願いするとファイバーコアに変更は可能でしょうか?

それが出来ないのなら、転院したいのですが、この時点での転院は可能でしょうか?


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2007-05-27 14:12:00
はじめまして。

保険銀のコアしかないのですか?

フェルール”というのがきっちり確保出来ているのなら必ずしも悪いとは言えませんが、患者さんに選択肢がないというのは考えものですよね。

参考⇒無髄歯の寿命について

お話からするとおそらくそちらの医院ではファイバーコアは取り扱ってない様ですし、何かお考えもあるのかも知れませんね。

私はファイバーコアが好きな方ですけど、嫌いな先生も大勢いらっしゃいますから。

よく検討した結果で、もしも転院ということでしたら、治療の段階としては特に問題はないと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るなさん
返信日時:2007-05-27 17:20:00
早々にご返答頂きありがとうございました。

フェルールがきっちり確保できているかどうかといえば、下左5番のブリッジ隣接部からの虫歯で今は仮詰めの状態ではっきりと中は見る事ができせんが、少なくとも4番の側の高さと厚みは充分あるように(約3mm程)見えるのですが、6番の側の高さは2mmぎりぎりとい言ったとこでしょうか。

厚みは確認できません。斜めになっています。
虫歯はC3の状態でした。

土台の質よりフェルールの確保の方が重要だったみたいですね。

でも、既に7番が悪い状態なので(抜歯しないかもしれない)この5番はとにかく再発しないようにリスクを抑えたいと思っています。

仮にフェルールが確保出来たとしても、土台は金かファイバーにした方が良いのでしょうか?

もうこの歯まで抜歯になるのは嫌なので、出来るだけ良い治療をしたいと思っています。

それと、もうひとつ型を取る時に再度削られたのですが、普通は削られるのでしょうか?

土台の話の時も、そんなものは銀しかないと言われました。

でも、再発した時の再治療の際のリスクがあるのですよね?
出来ればずっと持たせたいと思っております。

よろしくお願い致します。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2007-05-29 13:16:00
5番〜7番(6番欠損)のブリッジの予定なのですか?

で両方とも神経を抜かれているとなると、歯根破折は比較的起きやすいかなぁ、とは思います。

ただこれは天気予報みたいなものですから、必ずどうなる、とかは分かりませんけど。。リスクを抑える、という意味では私なら一応ファイバーコアか柔らかめの金にしたいところですね。

根管治療の再治療が必要になる可能性もあるでしょうし、メタル(銀)だと外すのも大変なんですよね。

でも出来ればインプラントでしょうか。
それなら繋がなくて済むので。

型を取る時に再度削る・・というのは全く異常ではありませんけど、治療の内容や選択肢について、出来るだけの説明は求められた方がいいかなと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るなさん
返信日時:2007-05-29 14:20:00
渡辺先生、ご返答ありがとうございました。

7番の状態が非常に悪く根っこの先に黒い病巣があり、歯茎に膿の袋が出来ています。こんな状態なので、ブリッジは無理だと思います。

それに、5番のにも負担をかける事になりますよね?

一応、インプラントも選択肢にはあるのですが、自分の歯を使えるのが一番いいと思いますので、成功率は低くても噛み合わせのない親知らずが2本ありますので、これを使ってみたいと思っています。

現在通ってる歯科は、移植もインプラントも出来ないみたいなので、転院を考えています。そこであと3つ程質問なのですが・・・


1、型を取ったって事は根管治療は終わってると思うのですが、念の為次の医院に行った時に治療が終わってるという事の確認はレントゲンとかで可能ですか?


2、土台を保険外にするとクラウン保険外になるとルールがあるらしいですが、それは例えば将来的にクラウンをやりかえる時も同じなのでしょうか?


3、移植は根が単数根でないと出来ないと言うのを聞きましたが、歯の大きさは関係あるのでしょうか?

よろしくお願い致します。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2007-05-29 16:01:00
1)
レントゲンで解ります。
しかし、前の歯医者さん根管治療を信じるかどうかは別問題です。

僕は、よっぽど、レントゲン的に見て「ドンピシャ!!」と感動するレベルでない限りは(失礼ながら)前の歯医者さんの根管治療は信じない事が多いです。ハイ。


2)
これは「継続した治療の中で、1本の保険外の処置をした場合に、保険に戻る事はできない」と言うルールであって、例えば3年後に同じ歯を保険で治したいと言う事であれば、全く問題はありません。


3)
複雑な根だと神経治療も煩雑になりますし、移植窩の形態も複雑になります。

ですから、単根が望ましいのですが、複根であっても理論的には移植は不可能ではありません(僕はやりたくありませんが‥)。

できるできないは担当の先生次第ですから、直接相談されると良いと思いますよ。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るなさん
返信日時:2007-05-29 22:00:00
タイヨウ先生ご回答ありがとうございました。

大変わかりやすい説明で納得致しました。
先生のお答えを読んでいて、また疑問がわいてきましたのでよろしくお願い致します。


1)についてなのですが、レントゲンで確認出来ると言う事なのですが、転院して新しい医院で土台とクラウンをお願いしようかと思ってるのですが、タイヨウ先生の場合は「ドンピシャ!!」と感動するレベルでない限りはやり直す?って事だと理解しましたが、ここのサイトで根管治療は最初が肝心!と書いてありましたが、最初というのは、一番初めに神経を切り取る時が一番重要なポイントだと思っておりました。

それとも、この最初の一連の根管治療自体の事も指すのでしょうか?

私のケースでは不十分な根管治療だと思われた場合、もう一度やり直す事で、再治療のリスクを抑える事が出来ると考えていいのでしょうか?

もうひとつ、治療にあたって感染などのリスクはありますか?
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2007-05-30 06:12:00
根管治療は最初が肝心!」の「最初」とは、以下のことを指します。


深い虫歯になる



神経を取る



根の詰め物根管充填剤ガッタパーチャなど)を詰める



詰め物を詰めたり、被せ物クラウン)を被せる。


以上が、「根管治療の初回治療」です。

一度この作業を完了した後に、再度詰め物を取って根管治療を行うような場合は「再治療」となります。

初回治療の時にラバーダムを使って細菌感染を極力防いでいれば、再治療の際の成功率も比較的高くなるのですが、初回治療が適当で細菌感染を起こしてしまった場合には、後はどんなに良い治療を行ったとしても、治療の成功率は低くなってしまいます。

これが、「根管治療は最初が肝心!」だという理由です。

また、歯科治療を行うにあたって感染のリスクは常にありますので、治療を行うことによるメリットが感染を起こすリスクを上回ると思われた場合のみ治療に踏み切るというのが、基本的な考え方だと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るなさん
返信日時:2007-05-30 14:10:00
田尾先生、ご返答頂きありがとうございました。

わかりやすく説明をしてくださったので、初回治療が大切な事は理解いたしました。そこで、新たな疑問なのですが・・・(毎回細かい事ばかりですみません^^;)

細菌感染が起こってしまったとわかる状態はどういう状態で、どれぐらいの期間でわかるのでしょうか?(再発と確認できる時期)

よろしくお願い致します。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2007-05-30 15:47:00
それについては、こちらをどうぞ。

⇒参考:根管治療の「成功」と「失敗」は、いつ分かる?

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: るなさん
返信日時:2007-05-30 23:23:00
田尾先生、渡辺先生、タイヨウ先生、今回色々と教えて頂きました事、大変感謝しております。

土台の話や根幹治療の初回の処置の大切さ等、知らなかったら、後でまた泣いていたと思います。

ありがとうございました!



タイトル 治療途中なのですが、土台をファイバーコアに変更することは可能?
質問者 るなさん
地域  
年齢 38歳
性別  
職業  
カテゴリ 根管治療その他
ファイバーコア(プラスチックとファイバーの芯の土台)
回答者




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  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
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