| 質問 |
もなこ 2025/10/20(Mon) 16:56
お世話になります。
2ヶ月前に自発痛のない打診痛のある左上5番、インレーの歯の小さな虫歯を治療済み。
4番にも虫歯が移っていたとのことでその歯も治療済み。
その後も5番の打診痛は治らず医師に相談しましたが、小さな虫歯で削り残し無しで神経までいってないとのご回答。
2ヶ月目の先日、冷たいものにしみたことがない5番が熱いものにしみるようになりました。
(4~5年ほど前に冷たいものに5日間ほどしみたことがありましたが、打診痛もなく歯か歯茎かわからずでした)
これはどういう状態で、どうすれば良いでしょうか?
また診断にCTとマイクロスコープは必要ですか?
神経を残すにはMTAが有効ですか?
宜しくお願い致します。 |
| 回答1 |
Dr.ふなちゃん 2025/10/21(Tue) 11:52
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
こんにちは。インレーは金属製のものですか?裏装の仕方によるとは思いますが、熱伝導が良い材料ですから治療時の刺激とともに歯髄の炎症が酷くなってしまった可能性があるかもしれませんね。
しばらく様子見して酷くなる場合があると思います。(というかその確率の方が高いように思います)
歯髄処置に移行していくことがほとんどではないかと思いますので、一般的な保険の根管治療で良いのですが、ご希望ということであれば期待を込めてマイクロスコープを使って根管治療をしてくれる歯科医院を選ぶという方もおられると思います。そういう歯科医院ではラバーダム防湿とセットが基本になっていると思いますが念のために両方治療中ずっと使ってくれるのか?尋ねてみられると良いのかもしれませんね。(通常よりも治療時間が長くなることが予想できるため保険外診療にしてある歯科医院が多いような印象があります。根管治療後の処置も保険は使えなくなりますから総額かなりかかると思っておかれると良いように思います)
上の歯髄を切り取って下の方の神経を残せるのか?はマイクロスコープで強拡大して見た方が確実に判断できると思います。いずれにしろそういう治療時にはラバーダム防湿をしてもらっておくと安心できそうですね。
歯髄炎の段階ではCTは役に立たない場合が多いと思いますが、ない歯科医院よりある歯科医院の方が期待が高いでしょう。
|
| 返信1 |
もなこ 2025/10/21(Tue) 16:47
ふなちゃん先生
ご回答ありがとうございます。
元々銀インレーの歯に小さな虫歯ができてレジン充填していただきました。
打診痛が治らず治療していただいた医師に相談すると、「虫歯の取り残し無し、小さな虫歯で神経までいってない、かみあわせも問題ない」
とのことでわからないご様子でした。
それから2ヶ月後、熱いものがしみ、今日は冷たいものも少ししみました。
2ヶ月前に医師は原因がわからないとのことでしたが、レジンを除去してマイクロで神経を見ていただくのがベストですか?
その医院はマイクロは保険でも使用可能で、ラバーダムは自費のみです。
宜しくお願いいたします。
|
| 回答2 |
Dr.ふなちゃん 2025/10/21(Tue) 23:20
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
マイクロは難しい限定的な根管治療時に保険の加算があるため結構多くの歯科医院が導入していると思いますが、単なる虫歯治療では加算がありません。ラバーダムはおかしな事に日本では再診料に含まれるとされてしまったので加算や保険点数がないのだから保険で行わないと割り切る歯科医院が増えたと思います。材料費も手間暇もかかるし、手間暇がかかるとなると人件費もかかるのにラバーダムの上手い下手で効果が大きくと言われるほどラバーダムは治療の成功を高めるために必要と歯科医の多くが言う割に赤字に直結してしまうとは、全く保険診療の点数を考える人は何を考えているのやらですね。赤字になる事は歯科医院に誰も強要出来ないのにです。
さて、症状があってお困りならば何かしてもらったほうが良いのかもしれませんが、経過観察というのも一法だったりしますから何とも言えませんが、案外歯科医院を変えてみると新たな保険点数が取れますから再治療対象にしてもらえるのかもしれませんね。
今の歯科医では手詰まりなのかなと思いました。
|
| 返信2 |
もなこ 2025/10/22(Wed) 00:57
ふなちゃん先生
ご回答をありがとうございます。
保険点数の問題なのですね。
点数を決める方に改善していただきたいものです。
しみた後も強い痛みが持続してきましたので、
ご助言いただいたように転院も検討してみます。
神経までいってるか見分けるにはマイクロとCTは必須ですか?
必須ならそれのある医院を探します。
度々恐れ入ります。
宜しくお願いいたします。
|
| 回答3 |
Dr.ふなちゃん 2025/10/22(Wed) 11:25
|
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
|
持続痛に進んで参りますと、歯髄処置に進むことになってくるものと想像されます。歯髄処置に進むことは同じ歯科医院でも保険点数がありますので無問題で治療に着手してもらえるものと思います。経過観察の期間が終了し、歯髄炎の診断がつくようになり、治療着可能になっていると判断されるのではないかと想像します。おかかりの歯科医院に症状が悪化していることをお伝えください。
歯髄をどうしても一部でも残してもらいたいなど特別なご希望をお持ちになられますと、色々特別な治療をしてくれそうな歯科医院をお探しになることになってしまうと想像します。ただ転院先をすぐに見つけられて、すぐに精密な診療のための十分な時間を確保された予約が取れるという場合は少ないのではないかと想像します。とはいえ、選択されるならばマイクロとラバーダムをしてくれてC Tもある歯科医院でMTAも持っている歯科医院を探したいとお考えになられる方が増えていると思いますので、その需要に応える歯科医院も増えてきていると思います。
|
| 返信3 |
もなこ 2025/10/22(Wed) 16:39
ふなちゃん先生
ご多忙なところ丁寧なご回答をありがとうございました。
助かりました。
|