[写真あり] 左下奥歯の再根管治療について
相談者:
フィットさん (53歳:男性)
投稿日時:2021-07-02 00:23:29
15年以上前にの左下奥歯の神経を抜いています。
昨年4月に痛んで膿が出たので、大学病院で診てもらいました。
レントゲンでは左下奥歯の根の下に、ぼやっと大きな黒っぽい病巣らしき(1CM程度)ものがあるとのことでした。
しばらく何もしないで経過観察ということになりました。
4か月後に再度痛みが出て、9月に大学病院の歯内療法科(保険治療)で被せもの、コアを外し、11月から再根管治療を始めました。
11月の治療後、3日ほど経って、再度痛み(フレアップかも?)が発生しました。
その後は8か月程度経過していますが、痛みは発生していません。
治療間隔は1〜2か月程度で、4回程行い、毎回、古い薬剤や汚染物を取り除き、次亜塩素酸ナトリウムではなく、ヨードチンキ、ヨードホルムの薬を使用したようです。
現在、ガッタパーチャを詰めて、仮蓋をしている状態です。
ガッタパーチャを詰めた時にレントゲンを撮りましたが、鮮明に写っていないので患部が小さくなっているかよくわからないとのことです
。
そこで質問です。
1.保険外になりますが、CT検査をして嚢胞かどうかはっきりしてもらうべきでしょうか?
2.最後に痛んでから8か月程度、痛みがありませんが、完治しているのでしょうか?
3.この状態で、コアや被せものを付けてもらってもいいのでしょうか?
デンタルエックス線撮影
なお、添付の写真はパノラマですが、手元にはありませんがデンタルエックス線撮影もして頂いています。
画像1
昨年4月に痛んで膿が出たので、大学病院で診てもらいました。
レントゲンでは左下奥歯の根の下に、ぼやっと大きな黒っぽい病巣らしき(1CM程度)ものがあるとのことでした。
しばらく何もしないで経過観察ということになりました。
4か月後に再度痛みが出て、9月に大学病院の歯内療法科(保険治療)で被せもの、コアを外し、11月から再根管治療を始めました。
11月の治療後、3日ほど経って、再度痛み(フレアップかも?)が発生しました。
その後は8か月程度経過していますが、痛みは発生していません。
治療間隔は1〜2か月程度で、4回程行い、毎回、古い薬剤や汚染物を取り除き、次亜塩素酸ナトリウムではなく、ヨードチンキ、ヨードホルムの薬を使用したようです。
現在、ガッタパーチャを詰めて、仮蓋をしている状態です。
ガッタパーチャを詰めた時にレントゲンを撮りましたが、鮮明に写っていないので患部が小さくなっているかよくわからないとのことです
。
そこで質問です。
1.保険外になりますが、CT検査をして嚢胞かどうかはっきりしてもらうべきでしょうか?
2.最後に痛んでから8か月程度、痛みがありませんが、完治しているのでしょうか?
3.この状態で、コアや被せものを付けてもらってもいいのでしょうか?
デンタルエックス線撮影
なお、添付の写真はパノラマですが、手元にはありませんがデンタルエックス線撮影もして頂いています。
画像1
[過去のご相談]
回答1
小林歯科クリニック(渋谷区神宮前)の小林です。
回答日時:2021-07-02 07:00:22
>保険外になりますが、CT検査をして嚢胞かどうかはっきりしてもらうべきでしょうか?
基本的なことになりますが、嚢胞かどうかについて、CTの撮影では判明しません。
病理検査のみで判明します。
時折、根管治療で歯根嚢胞が消失するなどと発言する歯科医師がいますが、そのようなことは有り得ません。
外科的処置ではなく、通常の根管治療で治癒に向かうことが出来るのは、歯根肉芽種と称します。
>最後に痛んでから8か月程度、痛みがありませんが、完治しているのでしょうか?
何をもって完治と判断するのかということに依るかと思います。
将来にわたって痛みが発現しないと確約できる歯科治療はありませんね。
>この状態で、コアや被せものを付けてもらってもいいのでしょうか?
添付されているのは、術前のものでしょうか。
治療の進行については、実際の状態を知る担当医に判断していただきましょう。
基本的なことになりますが、嚢胞かどうかについて、CTの撮影では判明しません。
病理検査のみで判明します。
時折、根管治療で歯根嚢胞が消失するなどと発言する歯科医師がいますが、そのようなことは有り得ません。
外科的処置ではなく、通常の根管治療で治癒に向かうことが出来るのは、歯根肉芽種と称します。
>最後に痛んでから8か月程度、痛みがありませんが、完治しているのでしょうか?
何をもって完治と判断するのかということに依るかと思います。
将来にわたって痛みが発現しないと確約できる歯科治療はありませんね。
>この状態で、コアや被せものを付けてもらってもいいのでしょうか?
添付されているのは、術前のものでしょうか。
治療の進行については、実際の状態を知る担当医に判断していただきましょう。
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-02 08:31:47
小林先生
お忙しいところご回答ありがとうございます。
1.CTでは嚢胞かどうか判明しないということであれば、CT検査で何が分かるのでしょうか?
2.「完治と判断」については、将来、再発(痛み)が出ないということになります。
3.添付されているのは、術前のものです。
お忙しいところご回答ありがとうございます。
1.CTでは嚢胞かどうか判明しないということであれば、CT検査で何が分かるのでしょうか?
2.「完治と判断」については、将来、再発(痛み)が出ないということになります。
3.添付されているのは、術前のものです。
回答2
山田歯科医院(兵庫県姫路市)の山田です。
回答日時:2021-07-02 09:19:06
こんにちは。
根管充填が終って半年以上経過していれば、治癒したかどうか評価できると思います、術前のデンタルレントゲンと現在のレントゲンと比較して歯根嚢胞が消失していれば治癒したと判断できます。
主治医に尋ねてみてください。
根管充填が終って半年以上経過していれば、治癒したかどうか評価できると思います、術前のデンタルレントゲンと現在のレントゲンと比較して歯根嚢胞が消失していれば治癒したと判断できます。
主治医に尋ねてみてください。
回答3
船橋歯科医院(岡山市北区)の船橋です。
回答日時:2021-07-02 12:19:08
こんにちは。
パノラマを貼ってくださったのですが、7番の根管が不十分な根管充填で終わっているのではないか?という事がわかる程度でこれで診断を下すわけではないでしょう。(歯科医からも説明があったはずです)
基本的に根管治療時には、何枚か必要に応じてデンタルを撮影するはずです。
根尖病巣は歯根膜炎から始まって歯根肉芽腫、歯根嚢胞となりますが(肉芽腫のままもある)、歯内療法や口腔外科ではその鑑別をあまり重要視する必要がないため(行える治療法は限られるため)、病理に組織を出して鑑別診断を依頼することは滅多にないと思います。(病理組織を出すには抜歯したり歯根切除する必要があります)
レントゲン検査でその鑑別が可能なのか?というと、あいにくよくわからないので推測しかできません。(好発部位や大きさやコントラス比が多少違う事からの推測程度)
小林先生が回答されたのは、そういう事でではないかと思いました。
>1
歯根の断層撮影が可能ですから、根管のイメージを得ることが可能です。
また通常のレントゲンでは2次元の影絵(複数の物体が重なって見えている)ですから、ぼんやりとして重なった部分の情報はあまり頼りにならないのですが、CTは3次元ですからより多くの情報を得ることができ、条件により保険適用も可能です。
すでに根管充填まで終わっていて痛みもないのであれば、保険適用はできないでしょう。
>2
完治しているか?はわかりませんが、咬合圧をかけて問題なく機能できるのであれば使われたらよいのではないかと思います。
>3
それは主治医にお尋ねください。
根管内の状態をもっともよくご存知なのは、実際に治療を行った歯科医のみです。
パノラマを貼ってくださったのですが、7番の根管が不十分な根管充填で終わっているのではないか?という事がわかる程度でこれで診断を下すわけではないでしょう。(歯科医からも説明があったはずです)
基本的に根管治療時には、何枚か必要に応じてデンタルを撮影するはずです。
根尖病巣は歯根膜炎から始まって歯根肉芽腫、歯根嚢胞となりますが(肉芽腫のままもある)、歯内療法や口腔外科ではその鑑別をあまり重要視する必要がないため(行える治療法は限られるため)、病理に組織を出して鑑別診断を依頼することは滅多にないと思います。(病理組織を出すには抜歯したり歯根切除する必要があります)
レントゲン検査でその鑑別が可能なのか?というと、あいにくよくわからないので推測しかできません。(好発部位や大きさやコントラス比が多少違う事からの推測程度)
小林先生が回答されたのは、そういう事でではないかと思いました。
>1
歯根の断層撮影が可能ですから、根管のイメージを得ることが可能です。
また通常のレントゲンでは2次元の影絵(複数の物体が重なって見えている)ですから、ぼんやりとして重なった部分の情報はあまり頼りにならないのですが、CTは3次元ですからより多くの情報を得ることができ、条件により保険適用も可能です。
すでに根管充填まで終わっていて痛みもないのであれば、保険適用はできないでしょう。
>2
完治しているか?はわかりませんが、咬合圧をかけて問題なく機能できるのであれば使われたらよいのではないかと思います。
>3
それは主治医にお尋ねください。
根管内の状態をもっともよくご存知なのは、実際に治療を行った歯科医のみです。
回答4
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-07-02 13:36:07
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-02 14:08:41
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-02 14:10:03
船橋先生
ご回答ありがとうございました。
ご回答ありがとうございました。
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-02 14:13:39
回答5
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-02 23:08:05
山田先生
ご回答ありがとうございました。
ご回答ありがとうございました。
回答6
藤森歯科クリニック(兵庫県西宮市)の藤森です。
回答日時:2021-07-03 11:02:31
相談者からの返信
相談者:
フィットさん
返信日時:2021-07-05 06:46:10
タイトル | [写真あり] 左下奥歯の再根管治療について |
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質問者 | フィットさん |
地域 | 非公開 |
年齢 | 53歳 |
性別 | 男性 |
職業 | 非公開 |
カテゴリ |
根管治療に関するトラブル その他(写真あり) |
回答者 |
- 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
- 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
- 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。