[写真あり] 上前歯インプラントのための骨補填後の歯茎のくぼみ (南アフリカ)

相談者: タンダーツさん (49歳:女性)
投稿日時:2008-08-23 07:03:52
前歯歯根破折と南アフリカでのインプラント治療について質問した者です。
その節はお世話になり、ありがとうございました。


参考:過去のご相談

海外でインプラントのメーカーや歯医者を選ぶ基準について

歯根破折の症状と、インプラントを考えている場合の抜歯の時期




次の段階に移るに当たり、担当医との話し合いを持ち、自分で調べてもまだよくわからないので、再度相談することにしました。



<経緯>
上左前歯1番を5月21日に抜歯したところ、慢性炎症で骨吸収が事前にレントゲンで見た以上に進んでいたため、その場で骨補填をしました。

2週間後の別のの治療時に抜歯したところ、翌日正面から見える部分の歯茎がへこんでいるのに気付き、DR.と電話で話したところ、

「それは経過なので心配ない」

とのこと。



4ヶ月後にフィクスチャー埋入の予定と言われましたが、へこみが気になるのと、急きょ日本に3週間替えることになり、数日前に診察してもらいました。
その際にレントゲン撮影(一枚)しました。


A.この程度のへこみはよくあること。
(つまり「妥協しなさい」という意味だと思います)

後ろの方に埋入すれば問題ない。
そうすればたぶん再度の骨補填は必要ないだろう。
経過は順調に見える。



B.心配なら費用は高くなるけれど「ノーベル・ガイド」を使えばどの位置に埋入するか前もって見せてあげられる。
フラップレスで、補綴物も前もって作っておける。



C.ノーベルの新製品を使えばへこみが解消される。
(角度をつけて埋めるような動作をしました)

まだ使ったことがないけれど、君が望むなら使ってみよう。
長い臨床研究があっての製品だから、きっといい結果が出るだろう。

のようなオプションを示されました。
そこで、


A.「レントゲンの結果だけでは、前回のようにフラップしてみたら骨が思ったよりないかも」

の質問に対し、

「そうしたらもう一度骨補填しよう。
そうだな、フラップならもう一度骨補填」



B.「CTの結果骨が足りないとわかったら?」

の質問に対し、

「そうしたらフラップして再度骨補填しよう」
(フラップレスでないなら高いお金出して「ノーベル・ガイド」にする意味が半分なくなるような気がします)



Cについては、1と2の話の中に埋もれて何と言う製品なのか聞けませんでした。
ノーベル・バイオケア・ジャパンの製品サイトを見てみましたが、わかりません。



いろいろなオプションが口頭で示されたのと、今言ったことがちょっと質問すると全く反対の答えになり、最後には、

「君が安心できるなら日本でやったらいい。
でもまた骨吸収が始まるから、すぐやらないと。」

(今回日本には3週間しか居られません。本帰国するのは2010年の1月です)



「もっと早く抜いて即時埋入すればよかったのに。」
フィステルができてすぐ行ったのに)

とどうしようもないことを言われ、私は混乱してしまいました。


CTを撮っていないので、フラップしない限りはっきりした状況が分からずこういう対応になってしまうのではないかと思います。



<質問>
質問1.
この程度のへこみは実際よくあるもので前歯だから目立つだけで、結果妥協する人が多いのでしょうか。

私がインターネットで見た日本の歯科では、この前の部分に骨補填をしています。
モンゴロイドは特に薄いそうです。

ブリッジでへこんだケースでも同様の治療をしますね。

最初の骨補填でこの部分の欠損は予想できなかったのでしょうか。
その時ここにもしてくれていればよかったのに、と思ってしまいました。


Dr.は、

「別の部分に大きな欠損があったんだ。
たくさん骨を入れた。
だから多少は沈む」

と言いました。



質問2.
へこみに妥協して「ノーベル・ガイド」でフラップし、何年か経ってどうしてもへこみが気になる場合にフィクスチャー、アバットメント上部構造を犠牲にしないでへこみを治療できますか。

(たぶん骨補填か歯茎の組織移植のようなことなのかと思いますが)

私の希望としては、この国で治療を受けざるを得ないのなら、できる限り確実で安全性の高い手段を選択したいです。
そういう意味では「ノーベル・ガイド」はいいかもしれません。

一方、フラップで手術すればDr.が直接骨を見ることができて、むしろいいかもしれません。



質問3.
もう一度フラップすると、もっとへこんだり歯茎が後退するリスクが高くなるでしょうか。



Dr.は、今のところ3か月前に作った部分入れ歯もずれていないし、たぶん隣の右1番と同じ高さを保つことができるだろうと言っています。

このDr.は、通常は単独歯の場合患者の強い希望がない限りはフラップでやるようです。
臨機応変な対応ができるという自信があるのかもしれません。


かなり審美性にこだわるDr.なのですが、今回の骨のへこみは

「この程度沈むことはよくあることだよ。
笑った時歯茎が見えないから大丈夫」

程度で、歯間乳頭がなくなったことに関しても

「Processだから」

…ということは回復は期待しない方がよさそうですね。




せっかく書き上げたものがインターネットの接続不調で消えてしまい、もう一度書きましたが、ちょっとまとまりのない文章になってしまい、すみません。


わかりづらいかもしれませんが、参考までに写真を添付します。

このDr.のお話にあったノーベルの新製品の情報を含め、一般にどんな状況なのかなど、アドバイスいただければ幸いです。

どうぞよろしくお願いします。

画像1画像1 画像2画像2


回答 回答1
  • 回答者
回答日時:2008-08-23 22:23:33
歯茎がくぼんでしまい、見た目が悪くお困りのようですね。


私の見解を述べますと、残念ながら、長期的に安定してダンダーツさんの希望をかなえることは不可能かと思います。


歯茎がくぼんだ原因はをなくしたことにあります。

歯を支える歯槽骨は、顎の骨(顎骨)の外側に乗っています。
歯が生えるとできてきて、歯がなくなると歯槽骨もなくなります。

日本人の場合、特に前歯では、顎骨よりも歯槽骨がかなり外側にあり、人によっては歯が抜けると相当大きく引っ込んでしまいます。



私の見解として、歯槽骨がなくなったところに骨補填を行っても、長期的には、骨補填剤が異物として残るか、吸収して顎骨だけ残るかになると思います。

私がもしインプラントを入れるなら、今ある顎骨(内側のほう)に埋入して、上部構造で前のほうに作ります。

したがって、歯茎のくぼみはわずかにしか改善せず、長い歯になってしまいます。


見た目ではブリッジのほうが、勝っているように思います。


結合組織移植歯肉整形を行って、オオイドポンティックという形体にすれば、かなり改善が見込めます。

この場合も、長期的には歯肉が上がってきますが、オボイドポンティックにしておけば、歯肉が変化しても歯が少し長くなってきますが、審美的にはある程度維持できるかと思います。




質問1.
>この程度のへこみは実際よくあるもので前歯だから目立つだけで、結果妥協する人が多いのでしょうか。

顎骨と歯槽骨(歯)の位置関係によって個人差があります。
妥協するかは、その方の審美的な要求度によって違います。


質問2.
>へこみに妥協して「ノーベル・ガイド」でフラップし、何年か経ってどうしてもへこみが気になる場合にフィクスチャーアバットメント、上部構造を犠牲にしないでへこみを治療できますか。
>(たぶん骨補填か歯茎の組織移植のようなことなのかと思いますが)

どの程度の審美性を要求するかにもよりますが、たぶん無理でしょう。



>一方、フラップで手術すればDr.が直接骨を見ることができて、むしろいいかもしれません。

そう思います。



質問3.
>もう一度フラップすると、もっとへこんだり歯茎が後退するリスクが高くなるでしょうか。

多少はあるかも知れませんが、さほど大きくないと思います。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-08-24 04:17:51
小牧先生、答えにくい質問だったかもしれませんが、そんな質問に対しての回答ありがとうございます。


抜歯からたった2週間で歯槽骨がこんなになくなってしまうものだとしたら、驚きの速さです。 

回答を読んでいて、想像していたより難しいケースだったように感じます。
医師によっては「予後が悪いのでインプラントは不可能なケース」と診断されていたかもしれませんね。



>私がもしインプラントを入れるなら、今ある顎骨(内側のほう)に埋入して、上部構造で前のほうに作ります。

もしかしたら私のかかっているDR.が考えているのもこれかもしれません。
顎骨とは言いませんでしたが。

私はインプラントは歯槽骨に打つものとばかり思っていました。
顎骨に打つ方がしっかりしそうですね。



結合組織移植歯肉整形を行って、オオイドポンティックという形体にすれば、かなり改善が見込めます。
>この場合も、長期的には歯肉が上がってきますが、オボイドポンティックにしておけば、歯肉が変化してもが少し長くなってきますが、審美的にはある程度維持できるかと思います。

「オオイドボンティック」?「オボイドボンディック」?を検索してみましたが、見つかりませんでした。
どのような形態なのでしょうか…。

そして、もしこれを行うとなると、どの段階でするものなのでしょうか。



>>質問2.
>>へこみに妥協して「ノーベル・ガイド」でフラップし、何年か経ってどうしてもへこみが気になる場合にフィクスチャーアバットメント、上部構造を犠牲にしないでへこみを治療できますか。
>>(たぶん骨補填か歯茎の組織移植のようなことなのかと思いますが)

>どの程度の審美性を要求するかにもよりますが、たぶん無理でしょう。

先生のご提案の結合組織移植や歯肉整形で「ある程度の改善」を見込むとすれば、この時点でそれを行うことは可能でしょうか。

引き続きアドバイスをお待ちしております。
回答 回答2
  • 回答者
回答日時:2008-08-24 10:12:22
僕も基本的には小牧先生と同じです。

インプラントにするなら少し中(上顎側)に埋めて、上部構造で高さをあわせるようにすると思います。

ブリッジの方が審美的な改善には良いような気がします。

ただ「両側のは削りたくない‥」と言う事であれば、審美性をある程度犠牲にしてインプラントと言う選択肢もアリかな?と。


>「オオイドボンティック」?「オボイドボンディック」?を検索してみましたが

小牧先生お得意のミスタイプですね(笑)。
(または発音の違いか?)

「オベイドポンティック

で検索してください。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-08-24 14:56:18
タイヨウ先生、日曜日にもかかわらず回答ありがとうございます。

ブリッジの方が審美的な改善には良いような気がします。

>ただ「両側のは削りたくない‥」と言う事であれば、審美性をある程度犠牲にしてインプラントと言う選択肢もアリかな?と。

そうですね、審美的に相当大きな犠牲と言うなら多少は考えますが、基本的に両側の歯を削りたくないので、インプラントの線で考えています。

その「審美的な犠牲」の程度がカギです。

今の段階では、このくぼみ程度は受け入れられます。
右に比べると5ミリも長くなってしまうようであるのは、厳しく感じますが
(笑っても歯茎が見えないのが救いです)。



だとしたら、小牧先生のご提案になるインプラント後(?このタイミングが分かりません)の歯茎の処理を考えたほうがよさそうです。

それより機能的に将来簡単に脱落するようでは困ります。



●お二人の一致した点「内側の方に埋入する」には、「ノーベル・ガイド」とフラップのどちらが確実性が高いと考えられますか。


●タイヨウ先生も小牧先生同様、最終的に上部構造の上辺は右側に比べてくぼみの上辺と同じ高さくらいになると思われますか。


歯肉整形のタイミングを教えてください。



「オベイドボンティック」…まだ出てきません…もう少し検索してみます。

できれば日本でCTを撮ってカンドオピニオンを求めようとも考えています。

どうしたらいいのか本当に悩んでいるので、回答いただけて本当にうれしいです。
引き続きの回答をお待ちしております。
助言 助言1
助言者: Y.Kさん
助言日時:2008-08-24 15:55:50
ダンダーツ様、こんにちは。
横から失礼します。

>「オベイドボンティック」…まだ出てきません…もう少し検索してみます。

「ボ」ではなく「ポ」です。『pontic』ですね。

ポンティック〕 

パソコンだと濁点と半濁点は見分けがつかないんですよね!!
私もよく間違えちゃいます。「
プ」と「ブ」とか

たぶんこれで検索すれば、いくつかひっかかると思いますよ。
がんばって下さい!

では、お邪魔しました。
回答 回答3
  • 回答者
回答日時:2008-08-24 16:33:39
こんにちは。
お久しぶりです。

おっとY.Kさんも、よく気付かれましたね^^
不思議に思ってたところです。。

「オベイドポティック」や、「オベードポンティック」でも少し出てきますね。
Y.Kさんも類似ケースでしょうから、引き続き助言があれば、お願いしますね。



>●お二人の一致した点「内側の方に埋入する」には、「ノーベル・ガイド」とフラップのどちらが確実性が高いと考えられますか。

どうなんでしょう・・ガイドはあくまでガイドですから、フィクスチャーを埋入する方向を、案内(ガイド)してくれるだけの存在です。

費用分の価値があるかどうかは別問題として、ないよりはあった方が正確かも知れませんし、とっさの場合
(※CTで見ていたよりも骨質がもろかったとか薄かったとか・・)
に応用がやや効きにくいという難点もあるかも知れません。


「ノーベル・ガイド」+「フラップ」が一番念入りな方法かも知れませんが、担当医のお勧めで良い様な気もします。



ただガイドシステムの利点は、CT画像上でかなり精密にシュミレーションをして、それを実際の手術でその通り再現出来る、という一連の流れに価値があると思います。

近年はノーベルガイドを始めとしてかなり精度が上がってきている様で、それで

「フラップを起こしても起こさなくても結果は同じ・・ならフラップレスの方が・・」

みたいな流れになってきている様な感じです。
(ただ賛否両論はありますよ)


私も他社のシュミレーションソフトをケースによっては使用することがあるのですが、CTの画像を見ただけの場合と、実際にシュミレーションを行った場合とでは、色々発見がある場合がありますね。

レントゲンだけを見て施術に踏み切る先生も多いのですが、私ならどんな「楽勝ケース」でも、安全の為にもCT画像だけは欲しいです。

でそれを見てこれは難症例だ・・と思えば、シュミレーションソフトの活用も考える様にしています。

更に難症例中の難症例と判断したら、オペをお断りするか、患者さんと相談の末、ノーベルガイドの様な高価(高精度)なガイドを発注します。

フラップまでするかどうかは術者の考え方次第でしょうね。



>●タイヨウ先生も小牧先生同様、最終的に上部構造の上辺は右側に比べてくぼみの上辺と同じ高さくらいになると思われますか。

タイヨウ先生ではないですが・・
やってみないと分かりませんが、大体その辺りではないでしょうか。

ただ画像を見た感じでも、タンダーツさんはかなり無理して歯ぐきを見せている様に思えます。

普段見えないのなら、あまり気にしなくて良い様な気はしますよ。



>●歯肉整形のタイミングを教えてください。

んー、どうなんでしょう。
術式にもよりますし、決まった答えはないと思いますよ。




>できれば日本でCTを撮ってカンドオピニオンを求めようとも考えています。

CTデータは、世界共通で「DICOM」と言う形式で圧縮されてやりとりがされます。

多少手数料がかかるかも知れませんが、撮影して頂いた施設でCD-Rに焼いて貰って持ち歩けば、他の施設でも見れると思いますよ。

ただ機種等によって写り具合の差がかなりありますから、その画像を見た先生が不十分と感じれば、それから再撮影すれば良いと思います。



実際に拝見してみないと分かりませんが、今回の問題点の大きな部分は、「審美性の確保が困難」なところで、「タンダーツさんの妥協点がどこか」が大きなウエイトを占めている様に思います。

(※骨量そのものがフィクスチャーを埋入するのに全然足りないとなれば、それも大きな問題になりますが)

であれば、「審美性はどうでもいい」ともし割り切れるのであれば、結構すっきり考えれそうな気がしますよ。


お大事にどうぞ。


(それにしても小牧先生の誤字は、芸術的ですね 笑)

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-08-26 22:43:07
Y.Kさん、渡辺先生、お返事ありがとうございました。


「オベイドポンティック」、おかげさまでたどり着きました。


>パソコンだと濁点と半濁点は見分けがつかないんですよね!!

本当にそうですね。
原語の綴りが分からないとありがちですね。
ありがとうございました。


それでその意味というかなんですが、なんとなく分かったような、分からないような。

もしかしたら私の部分入れ歯は「オベイドポンティック」なのかしらと思い、入れ歯と入れ歯をはずした様子を写真に撮って添付してみようと思ったのですが、あいにく手元に機材がないため今は出来ません。

調べた範囲では、入れ歯のケースは見つかりませんでしたが。
もしトンチンカンなことを言ってたとしたら、すみません。



さて、日本に帰ってきました!
まさに家を出る直前にお二人のお返事を読み、また少し覚悟ができたと言うか、元気が出てきました。

かかりつけ医の診察を金曜日に予約したのですが、そこにはCDはなく、外部で撮るみたいです。

話してみた様子で、紹介してもらうか、他を探して、渡辺先生のアドバイスどおりとりあえずCD-Rに焼いてもらい、セカンドオピニオンでは

1.埋入に十分な骨があるかどうか
2.中に炎症がないかどうか
膿瘍はとったはずですが、何かまたしょっぱいような気がして気になります)
3.今後の展開予想
4.オベイドポンティックの確認と歯肉整形の術式など

など聞いてみたいと考えています。


>CTで見ていたよりも骨質がもろかったとか薄かったとか・・

なるほど、そういうことがあるんですね。
他の相談で読みましたが、レントゲンと違ってそのままを映し出すのではなく、コンピューターが作った画像だからですかね。


>フラップまでするかどうかは術者の考え方次第でしょうね。

本当にケース・バイ・ケースなんですね。
それが良い結果に出るかどうかも断言できないと認識しました。


>>歯肉整形のタイミングを教えてください。

>んー、どうなんでしょう。
>術式にもよりますし、決まった答えはないと思いますよ。

…ということは、逆に考えると「どの段階でも可能」ととってもよいのでしょうか。

私は、上部構造をつけてしまったらもう出来ないか、もしくはもちろんその上部構造は使えなくなると思っていました。
だとしたら、どんな結果になるかを見てからの方がよさそうに感じます。


>「審美性はどうでもいい」ともし割り切れるのであれば、結構すっきり考えれそうな気がしますよ。

いろいろ伺ってきて、妥協は必要と思いました。
が、「どうでもいい」と言い切るところまではまだちょっと…。
確かに機能が失われるよりはマシでしょうね…。


皆さまのおかげでちょっとばかり勇気が出てきました。



ところで、私の南アの担当医の言っていたノーベルの商品って、「ザイゴマ・インプラント」なのですか?

でもそれは単独用ではないようなのですが、やっぱり違うものなのでしょうか。



それから、Y.Kさんのご相談を見てみようと思って検索するのですが、なぜか見つかりません。
以前お名前を見かけた気がしますし、歯チャンネル殆んど毎日読んでるので、きっと読んだと思いますが、類似ケースなんですよね、また時間を見つけて探してみます。

お返事を読んで頭をよぎったことなど質問してみました。
引き続きどうぞよろしくお願いします。
回答 回答4
  • 回答者
回答日時:2008-08-26 23:59:03
オベイドポンティックは、文章で説明するとややこしいのですが・・ブリッジのポンティックを、長細い形にしたものです。

基底面を通常より凸状にして、歯ぐきの中に食い込ませて・・という方法のことで、入れ歯とは関係ありません。

一応それで歯肉を盛り上げたり、審美改善を狙う方法なのですが、私の経験ではそれほどうまく行きませんね。。
オオイドポンティックなら可能かも??(嘘です)

雰囲気だけ理解して下さい^^;



>1.埋入に十分な骨があるかどうか
>2.中に炎症がないかどうか
>(膿瘍はとったはずですが、何かまたしょっぱいような気がして気になります)
>3.今後の展開予想
>4.オベイドポンティックの確認と歯肉整形の術式など

1.ぐらいはともかく、3.や4.あたりはかなりハイレベルな問答になりそうです。
相当症例数をこなしていそうな先生を選んで相談して下さいね。

現在でも、日本でインプラントを行える医院が10%台、その中でもこの問答に耐えられそうな医院は、更に10%ぐらい??かも知れません。

因みに私も詳細な明言は出来ないです。


2.についてはCTを見ても分からないと思います。



>…ということは、逆に考えると「どの段階でも可能」ととってもよいのでしょうか。
>私は、上部構造をつけてしまったらもう出来ないか、もしくはもちろんその上部構造は使えなくなると思っていました。
>だとしたら、どんな結果になるかを見てからの方がよさそうに感じます。

そうとも言える様な言えない様な・・ここは一般論で話していても意味がないですから、実際に施術する可能性のある先生に相談された方が良いでしょうね。



>私の南アの担当医の言っていたノーベルの商品って、「ザイゴマ・インプラント」なのですか?

ザイゴマはまだ刺激が強すぎる様な・・。
とりあえず今回は全然関係ありませんよ。



>類似ケースなんですよね、また時間を見つけて探してみます。

あ、すみません。
部位が同じというだけで、悩みのレベルは超贅沢です^^;





と言う感じですが、文章での説明はそろそろ限界が来てるかも・・。
頑張って日本にいるうちに、どこかで良い先生を見つけて相談してきて下さい。

南アの先生も、とても良さそうな雰囲気は感じますよ。
あくまでも雰囲気ですが。。

お大事にどうぞ。

助言 助言2
助言者: Y.Kさん
助言日時:2008-08-27 01:24:05
ダンダーツ様、こんばんは!
私はダンダーツさんと同じ患者ですので、雑談と思って読んで下さいね。


>Y.Kさんのご相談を見てみようと思って検索するのですがなぜか見つかりません。
>以前お名前を見かけた気がしますし、歯チャンネル殆んど毎日読んでるので、きっと読んだと思いますが、類似ケースなんですよね、また時間を見つけて探してみます。

私は歯根破折で左右2番にインプラントを入れました。
最近はインプラントとは関係ない相談ばかりしてます(笑)


破折なので歯槽骨を失った場合、半分地盤沈下した土地に家を建直すと思った方が良いと思います。

インプラントにする場合、残っている固い土地に建てるのが安全です。
この場合、土地が少ないので隣近所の豪邸と比べるとどーしても見劣りしてしまいます。

無理をして地盤沈下した土地を埋め立ててまで豪邸を建てたところで、最初は良くてもまた地盤沈下する可能性は高いです。


ブリッジにする場合、浮いてますので映画のセットのような家を建てる事ができます。
その代わり、両隣の家に支えてもらわなければいけません。

豪邸を建てる事はできますが、支えてくれてる隣の家が耐えられずつぶれてしまう可能性もあります。


どちらにしても、地盤調査や設計が大事です。



>いろいろ伺ってきて、妥協は必要と思いました。が、「どうでもいい」と言い切るところまではまだちょっと…。
>確かに機能が失われるよりはマシでしょうね…。

これは良くわかります。私もどこで妥協するかはとても悩みました。
ネットで見るようなキレイな症例は「一瞬の輝き」と思うぐらいの方が良いかもしれません。


CTを撮っても、直接目で確認する事には劣ります。
金属探知機で反応があっても実際掘ってみないと埋蔵金なのか、ただの鉄クズなのかはわかりません。

撮影して1ヶ月も経てば、状態は変わっててもおかしくありませんし。

私の場合はCT撮影時より手術時の方が状態が良くなっていました。
悪い事ばかりではないようです。


術前の計画も大事ですが、臨機応変に対応できる事も必要かと思います。


オベイドポンティックは砂の山に卵を立てたようなの感じですね。
(砂が歯肉で卵が



なんか、変な例え話ばかりですいません・・・・(;´∀`)
もしこんな雑談程度でよければ、歯チャンメルマガ第11回で紹介してる場所にいつも入り浸ってますので、お話できると思います。

こちらは相談室なので私はこれで最後の投稿にさせてもらいますね。
回答 回答5
  • 回答者
回答日時:2008-08-27 09:11:15
前歯に対するインプラント治療は、骨や歯茎の薄い人には不向きです。

結果、大半の東洋人には不向きですので審美的な回復を目指すのであれば、ブリッジ治療になります。


ただ、痩せてしまった歯茎の部分が非常に審美的に問題がありますので

●オペにより上皮下結合組織移植手術GBR

を行い、骨の幅と歯茎の厚みを再生させてやります。
私の場合、条件が悪い人の場合にはこのオペを二度行います。

その後
ブリッジ治療を行います。



オベイトポンティクは数年前に流行りましたが、ポンティク基底部の研磨を徹底して行わないとすぐに失敗し、歯肉の退縮がおきてしまうことから最近ではあまり行われなくなってきております。

オベイトポンティクにしなくても、充分に審美的に回復することは可能です。

相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-08-29 00:43:32
★渡辺先生
再度回答いただいて、ありがとうございました!


オベイドポンティックについて、そのあとのY.Kさんやタカタ先生の投稿も含め、おかげさまでかなり理解できました。

ザイゴマ・インプラントは、東南アジア某国にある日本人歯科のHPで見つけました。


回答1にあった

>私がもしインプラントを入れるなら、今ある顎骨(内側のほう)に埋入して、上部構造で前のほうに作ります。

「顎骨」と、ザイゴマのHPにあった「頬骨」、どちらも出来るのかと期待しました。
それとも「顎骨に埋入」は、「顎骨の近くに埋入」といったニュアンスなのかもしれませんね。

さておき、


>>1.埋入に十分な骨があるかどうか
>>2.中に炎症がないかどうか
>>(膿瘍はとったはずですが、何かまたしょっぱいような気がして気になります)
>>3.今後の展開予想
>>4.オベイドポンティックの確認と歯肉整形の術式など

>1.ぐらいはともかく、3.や4.あたりはかなりハイレベルな問答になりそうです。

1は、「骨の質までは分からない」ということが他の質問の回答その他から理解できました。

でも3次元的に見たら、レントゲンでは見えなかった骨の薄い部分などが探せるかもしれませんね。

3も、担当医によってさまざまな答えになるだろうということが予想されます。



>2.についてはCTを見ても分からないと思います。

それはちょっと困りましたね。
やっぱりフラップしてもらうしかないですかね。
どうしたら分かるんだろう…。


>実際に施術する可能性のある先生に相談された方が良いでしょうね。

行き着くところはこれでしょうかね。
(彼は相談されるより、任せてもらいたいみたいです。)



★Y.Kさん、こんにちは。
過去の相談を読みました。
いい先生を見つけられたようで、本当によかったですね。
結果が楽しみです。

>ネットで見るようなキレイな症例は「一瞬の輝き」と思うぐらいの方が良いかもしれません。

そうなんですか?! 
いやぁ、そういうことを聞きたかったです。

まれに長持ちしてる人もいる程度に思った方がいいのでしょうか?
同じ医師にかかっても、そうじゃない結果の人もいると思った方がいいかもしれませんね。


>CTを撮っても、直接目で確認する事には劣ります。
>金属探知機で反応があっても実際掘ってみないと埋蔵金なのか、ただの鉄クズなのかはわかりません。

金発掘で有名な南アにからめた(わけじゃないでしょうが)分かりやすい例えをありがとうございます。
つまり骨補填した部分も質のよい骨になっているかどうかもCTでは分からないってことなんでしょうね。


>術前の計画も大事ですが、臨機応変に対応できる事も必要かと思います。

南アにはそのタイプの医師が多いように感じます。
何事にも綿密なのは日本人です。
計画性もずば抜けていると思います。
それぞれ国民性を感じます。



★タカタ先生
先生にご登場願えるとは…、ありがとうございます(涙)。

先生の他の前歯インプラント関連の回答も、もう一度読んでみました。
先生の見解は、全くだと思います。


そして他の回答にあったブリッジのための歯茎の処置、「秋に始めて春ごろ完成」でしたっけ、そこまでやるなんてすごいなあと感じ入りながら読みました。

でもそうして得た歯茎の審美性が、どれくらい続くかはまだはっきり結論付けられないといった回答も読みました。

それでもそういう方法が、危険性がそれほど高いわけでなく、ある程度の結果を得られ、それに代わるもしくはそれ以上の方法がないという現状で行われているというのは、ある意味インプラントと同じなんですね。
(厳密に言って違っていたら、生意気な言い方をしてすみません)

歯科治療に限らず、よく考えてみれば世の中そのように進められていることはいろいろあります。


過去のインプラント関連の相談を読み返し、他の先生方の回答も含め、改めてインプラント治療の方法はまだ完全に確立されたものではないということを認識しました。

結果、ケース・バイ・ケースということで…。


他の治療でも同じですが、「もしかしたら駄目かもしれないなあ。そうしたら他の方法を考えよう」程度に期待して臨んだ方がいいのかもしれません。
南アの担当医もそういうスタンスなんでしょう。

何か一瞬「それならもうどうでもいいや、したいようにして」とさえ感じてしまいました。

いやいや、どうでもいいことはありませんね。
あれこれ聞いたり調べたりしてこそ、結果に納得出来るのだと思います。

ご回答いただいた先生がた及びY.Kさんにここで改めて感謝申し上げます。



さて、最後に私の最初の質問の一部ですが、
>>最後には、

>>「君が安心できるなら日本でやったらいい。でもまた骨吸収が始まるから、すぐやらないと」

>>と言われ、混乱してしまいました。

過去の相談のやり取りに、「骨補填は一年位おいた方がいい、時間をかけた方がいい」とありました。
私もそう思っていました。

このDr.の話とは反対です。
これもいろいろな説があるのでしょうか?

機会があったらご説明いただければ幸いです。
相談者からの返信 相談者からの返信
相談者: タンダーツさん
返信日時:2008-09-10 01:21:59
8月末にかかりつけの歯科で検診を受けました。

その際に昨年11月に問題の根管治療やり直しとファイバーコアクラウンの治療をした先生がレントゲンを撮り、十分骨ができているように見えるので

「このままインプラント治療を続けても大丈夫でしょう」

と言われました。


更におととい都内の某歯チャンネル回答者ハンサム先生(最近は機械のようなお顔になってしまいましたが)のオフィスでCT撮影をし、セカンドオピニオンを受けたところ、3ヶ月前の骨補填により骨様のものが必要程度確認されるので「僕的にはこのままインプラントいきます」とのご意見を頂きました。

どちらの先生も、「この程度のくぼみは程度としては重くない」ということでした。


そこで初めて「ピンク・ポーセリン」といって、長くなる歯の上部を歯茎に似せた色で作る補綴例を紹介されました。


その写真は仮歯状態で精密な出来には見えませんでしたし、南アの先生になじみのあるものかどうか分かりませんが、一つのオプションとして参考になりました。


南アに戻ったら、例のDR.に

「先生が一番いいと思われる方法で治療を続けたい」

と伝えるつもりでいます。

そもそも私のケースは歯根破折に気づくのが遅れ、かなり骨が溶けていたようです。
それでも大きな骨移植はまぬがれました。

何より、破折していたことに気づかずにクラウンを作りなおした先生方を、責めたり恨んだりするような気持ちがまるで起こらないでよかったと感じています。


それは歯チャンネルでいろいろ勉強して、症状のない破折の有無を肉眼やレントゲンだけで確実に診断するのは無理であるということ、治療の結果が一時的なものに終わる可能性もあるということを理解し、また、それぞれの先生が、治療前の説明をはじめベストを尽くしてくださったこともわかって十分に感謝しているからです。


経験的勘から今回の抜歯を後押ししてくれた南アの先生にも、このような気持ちを持てるようになれるといいなと思っています。


インプラント治療が初めての上、事前に示された雑誌の例の出来はえがパーフェクトで、自分で調べたインターネットの写真も美しい例ばかりで現実がわからず、混乱してしまいました。

このような情報・知識不足、CT映像などの資料不足や困難なコミュニケーションによる不安を取り除く助言をくださった回答者の皆さま、ありがとうございました。



タイトル [写真あり] 上前歯インプラントのための骨補填後の歯茎のくぼみ (南アフリカ)
質問者 タンダーツさん
地域 海外
年齢 49歳
性別 女性
職業 主婦
カテゴリ インプラント治療法
インプラントに関するトラブル
審美歯科治療(歯茎)
その他(写真あり)
アフリカ
回答者




  • 上記書き込みの内容は、回答当時のものです。
  • 歯科医療は日々発展しますので、回答者の考え方が変わることもあります。
  • 保険改正により、保険制度や保険点数が変わっていることもありますのでご注意ください。

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